2004.4.26
「自己責任」
最近この言葉がマスメディアを賑わしています。
これはイラクでの5人の人質問題から大いに語られているようです。
イラク問題はいろんな意見があるので、ここでは
書きませんが、自己責任とは本来西欧のアングロサクソンの
狩猟民族の中で根付いた契約社会で発した考え方だとおもいます。
日本のような農耕民族の社会では馴染まなかった考え方だったのですが!
いつからこんなに大騒ぎするようになったのでしょう。
自己責任とは本来対等な立場での契約行為の中で求められる
物だと思うのですが。
経済のグローバル化と高度消費社会では当然求められるのですが
それには対等の立場でなければなりません。
そしてそのためには弱者である一般消費者は大いに勉強し、
又専門家の助けを借りて理論武装し戦わなければならないのでしょう。
自己責任と言う言葉で強者が弱者を攻め立てる構図は日本社会では無かったし、
もっと強者は弱者に優しい社会であったような気がするのですが。
日本人の気質が変わってしまったのかしら。。。
本当の意味をわからずに経済合理性だけを追求する社会に変貌
してしまったと思うと末恐ろしい気がします。
かっての日本人の持っていた、やさしさ、まじめさ、責任感と
いったすばらしさを取り戻すにはまず教育からなのでしょうか。
ここ何日間か考えさせられました。
2004.4.14
昨日私の前勤務先のゼネコンの後輩達と久しぶりに会食しました。
その折、私の仕事の話になりさくら事務所の仕事内容が話題になりました。
具体的な名前は別として、一般消費者の立場に立ってアドバイスする専門家集団が
あることは皆知っていました。
彼らもこの仕事の重要性と必要性を感じているようでした。本来ゼネコン自体が解決
しなければいけない問題もあるのですが!
建設市場において民間設備投資が冷えている中で住宅建設は大きな部分を占めて
いるのですが、デベロッパーからのコストの締め付けが厳しく、結局現場への
人的資源の投入も減らし、かつ協力業者への低コストの押し付け等と
とてもいい仕事が出来る環境に無いのが実情のようです。
そして、こんな実情を企業トップも営業担当者も知らないか、知っていても
頬かむりし、発注者であるデベロッパーの方を向いたまま、品質管理を
二の次にして、ますます現場のコスト管理を厳しくしています。
これは構造的問題であると思いませんか。その中でも彼らはがんばっている
ようでしたが、彼らもこんな実情がわかっているから、さくら事務所の達人の
サービスの必要性を感じているのだとおもいます。
これからもまだまだ各デベロッパーが、マンションの供給を同じように続ける限り、
また構造的問題が解決されない限り同じことが続くでしょう。
そして、さくら事務所の活動の必要性が益々増えていくのではないかと感じています。
2004.4.5
先日内覧同行させていただいた方よりメールをいただきました。
お礼と結果報告の内容でした。
検査の結果は戸境のコンクリート壁がはらんでいました。
それ以外大きい問題は無かったのですが。
ゼネコンおよびデベに改修する方向で交渉しました。
フローリングの割付で誰が見ても明らかです。
本来ならフローリングを貼った段階でわかることですから、
顧客に言われる前に修正するか、まず先に報告すべきことですよね。
最終的には改修した上で、謝罪として食器洗い機をサービスする
ことで決着したとのことです。
フォローはよかったと思うのですが、見つからなければ
そのままにしようとした姿勢は許せませんね。
車のリコール問題が騒がれていますが、一品生産の不動産・建設業界も
本来ならリコールとなる内容があふれています。
内部告発が出ないのが不思議ですね。
人間が作るわけですからミスが起こる可能性は十分ありえます。
しかし、ミスはミスとして適切に対応処置をとることが
消費者の信頼を得られる道だとおもいます。
不動産業者や施工業者は、消費者の利益が自社の利益につながることを
理解してください。