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水永浩一郎
水永浩一郎の 「 ジャン・レノ・ブルース」

 ジャン・レノ似。かなり熱めの建築設計士。

1960.11.8生まれ ねずみ年 A型 さそり座

不動産の達人サービスはこちら
※感想・激励などお待ちしております!! mizunaga@sakurajimusyo.com

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 HOME所員の不定期日記水永浩一郎の 「 ジャン・レノ・ブルース」

2004.05.30

「今日は何の日?」

4者揃い踏み!
売り主、設計者、施工者、仲介者の4人が内覧会に業者側として
立ち会うことが戸建の場合時々あります。

質疑をしますとそれぞれの立場から専門的な回答や説明が出てきますので
出来るだけ参加していただきたいのですが、「仲介者」だけはあまり
コメントがありません。

特別建築に詳しいわけではありませんし、かといってその物件の仕様を
隈なく熟知しているわけでもありませんので仕方ないでしょうか・・・。
3時間前後の内覧会は苦痛でしかないらしく、
いつの間にか外で携帯をいじくっているのが一般的な姿でしょうか。
「呼ばれたから来たけど、居てもしょうがないし、かといって帰るわけにも・・・」
それが本音でしょうね。

今日の内覧会の立会いはその「仲介者」のみ!
売り主、設計者もいない上、施工者もいないらしい。
10時からの内覧で12時から13時の間だけ立ち会うとの事。
依頼者の話だと、元々内覧会なるものも設定していないと言うし。

・・・ふう〜ん・・・そうきたか!

12時を過ぎチェックも終わっているがその「仲介者」は来ない。
12時20分過ぎに依頼者が電話をかけるとまだ会社に居ると言う。

・・・へぇ〜・・・やりますなぁ・・・お食事中だったんでしょうかぁ?

「すみません、約束はしていたのですが・・」と依頼者が私に謝っている。
そのうち、そんなこと知ってか知らずか、のこのこ参上!
でもって、付箋もテープもチェックシートもノートも筆記用具も持っていない!

手ぶらである。腕組みをして「どうぞ!」である。

内容は書かないのか?と聞くと「書かなくてもちゃんと施工者に伝える」ときた!
私のチェック用紙を見て「それをくれないか?」ときた!
今回は「さくら事務所」が依頼を受けて立ち会ったが、
付箋もテープも持っていないのが当たり前の購入者にはどう対応しているのだろうか?
よほど記憶力がいい方なのだろうが、私にはその能力はない、うらやましい限りだ。

依頼者が質問すると、「私は建築のことは解らないので(施工者に)聞いておきます」
ときた!・・・メモもとらないで!
結局、私が質疑に答えることとなったが、横で感心されていても困るのだ!

誤解されるといけないので言っておくが、
仲介者はいらないとか、嫌いとか言っている訳ではない!
彼らには別のところで能力を発揮して欲しいし、違う業務では必要な業者だと思う。
が、彼らは内覧会で立会い者としてはほとんど能力を出せないのである。
もちろん以前に施工に携わっていた方や、売り主として仕事をしていた人は別だが。

仲介料を払っているんだからと売り主に立会い者にされたのであろうが、
売り主は能力を考えて立会い者を決めるべきです。
自分で首を絞めていることに気付かないのも哀れなものですが、
二度手間、三度手間では依頼者がかわいそうです。

依頼者が今回、なぜさくら事務所に立会いを求めたのか、よ〜くわかりました!

■一口メモ■(大橋許可済み?)
折りたたみ式コンパクトちゃぶ台

たいがいのことは感情に出さず、やさしく話し合うよう心がけているが、
どうにも耐え切れないとき、依頼者を愚弄している場合に使う。
調査員が内覧バッグからこれを取り出し、組み立てだしたら要注意!


2004.05.29

「ああ!気づかれたか!」

もちろんそうは言ってはいませんが・・・。

今日の戸建の内覧会で、ある部屋にロフトが設置されていました。
見ると、そのロフトに上がる階段が部屋に入る入り口のまん前に。
おかしなところにつけるもんだなって思い図面を見ると、
階段は反対側に付くようになっているではありませんか!

2時間ほどのチェックを終え、私と担当者と依頼者とで指摘の確認を。
図面ではそうなっていても事前に協議して
依頼者が変更をお願いしているケースもありますので確認をします。

依頼者に「階段の位置が図面と違いますがご存知でしたか?」と質問すると
「いえ、今初めて気が付きました」と、そして説明もなかったらしい。

担当者に「どうして変えたんでしょう?」と質問すると
「私もこちらに来て気づいたのですが・・・理由はわかりません・・・」と。

担当者が理由がわからないのもどうかと思うが、それより気づいていたのなら
なぜこの2時間の間に確認しないのか、どうして違っていると依頼者に
言わないのか、そっちのほうが重要な気がします。

とても対応のいい担当者で、他の指摘事項も素直に認める、
いや、よく判っている方だけにちょっと残念でした。
この件に関しては使い勝手を再度依頼者に確認してもらい、
判断は依頼者に任せることになりました。
「ああ!気づかれたか」とは思っていないでしょうが、
そうとられるように思われるのは問題だと思いますよ!

全体の仕上がり具合はまずまずでしたがこんな問題もありました。

和室の畳を上げてみるとこの状態。畳の下の合板がじっとり濡れています。
これでは合板はすぐに腐ってきます。
合板が腐れば根太や大引きもダメに・・・。
すでに一部ではカビも生えてきています。
濡れた畳の下の合板
ふさがれた通気部分 もう一つは基礎の立ち上がり部。
基礎の立ち上がりをモルタルで化粧仕上げにしていますがモルタルで仕上げる際、基礎パッキンの 通気部まで塗り上げてふさいでいます。
これでは床下の通気が十分とは言えません。
小さなことですが大きな問題になることもあるのですから・・・。



2004.05.25

「老後の楽しみ!?」

先日の講演会での話。 安藤氏の話では、美術館や映画館に行くと女性の数が多いという。
時間やお金があるからというのも理由だが、どうやら意識の違いだという。

確かにこの講演会でも女性の参加者が目につきます。
ちょっと前までは建築の講演会というとほとんど男性の参加者でした。

「勉強する」という意識もあるのでしょうが、
「楽しむ」事に重点を置いて参加されている方のほうが多いのかもしれません。
そういった人生の楽しみ方をよく知っているのは女性のほうかもしれませんね。

仕事で定年を向かえ、仕事だけに時間を割いてきた男性には、
余った時間で何をすればいいのかわからない方も多いことでしょう。

人生を楽しく過ごせるのは「お金」だけじゃない!
人生を楽しく過ごす方法を知っている人は「人生の達人」じゃないだろうか!
「楽しいことは自分で見つける」そう話していた安藤氏は達人なんだな、スゴイな。

「もし、お前が先に逝っても大丈夫だよ!」って言えるようになりたい・・・。


2004.05.21

「力」

今日は世田谷の区民センターで安藤忠雄氏の講演会がありました。
18:30の始まりだったのですが、区役所に用件があり17:00過ぎには会場へ。
さすがに人気者ですねぇ・・・1,000人の定員に対しすでに7,8百人は並んでいたでしょうか。
あっという間に定員オーバー状態です、18:00頃のこのこ行ってたんじゃあダメでしたね。

建築の話も面白かったのですが、彼の人生観、生き方もすばらしい!
安藤氏の話の中で「今の人、今の子供には力がない!」という話。
受験勉強で精魂尽き果て、エネルギーが残っていない、
だから高い学歴を持っても「生きる力」「考える力」「判断力」がまったくない!など・・・

そう、工夫をしなくても、マニュアルがあれば事足りる時代。
大事に、いや甘やかされて育ってきたのかも・・・。
今まではそれでうまくいけたけど、これからはそれでは生き残れない。

経験や知識はもちろん大切だが「判断力」と「理念」はコンサルの命!
昨日や今日で培われるものではない!と自分にも問い直す。

講演会の最後に質問コーナーがあり、建築の学生がこう質問していました。
「これから建築を始めようとするものは何を学んだら良いでしょうか?」と。
これには私にも安藤氏がどう答えるか、判りましたね!

「自分で考えろ!!」


2004.05.18

「普段の心がけ」

先日、長男の剣道の試合を見てきました。
私も子供の頃少し剣道を習っていたこともあり、多少はわかるつもりです。
剣道に限らず武道は瞬時で勝負がついてしまいます。
実力が互角の試合などは、少しの油断も出来ません。
全神経を竹刀の先に集め、相手の呼吸や視線、筋肉の動きまで読み取り
瞬間にしかも冷静に判断し、技をかけていくスポーツなのです。

試合でそれを行おうとしても日々の練習でやらなければ
そう簡単にできるものではありません。

不動産購入も同じことです。
業者が賢く立ち回る時代ではいけません、購入者が賢くなる時代です。
そのためには普段から勉強していかなければならないのです。

剣道の試合みたいに次があればいいのですが、不動産の場合ほとんどの方は
「最初で最後の試合」みたいなものですから・・・。

子供の試合を見て、私にもこれほど緊張することがあったのか考えてみました。
五感を研ぎ澄ませ、指先に集中し、瞬時に判断・・・

ん〜、ありました!
随分前ですが、プレステの「バイオハザード」!
もうコントローラーなんて汗でびっしょり!・・・
(仕事で汗をかけってか!)


2004.05.15

「地味ですが・・・」

仕事柄、外を歩くとどうしても戸建の現場や建物に注目してしまいます。
デザインや使っている材料もとても気になりますが、
一番気になるのがメンテに対する仕様です。

床下・小屋裏の点検口、床下・小屋裏の通気口、基礎の水抜きパイプ、
バルコニーのオーバーフロー管、などなど・・・。

外部からすべてわかるわけではありませんが、何項目かはチェックできますね。
もちろん上記の仕様がなされていないとダメというわけではありません。

最近の住宅には10年保証などの保証制度もありますが、
きちんとした施工がされていれば10年程度で大きな問題はおきません。
問題は20年、30年後の雨漏りや設備の配管の腐食などでしょう。

人の身体も同じで、どれだけ丈夫な身体を持ってしても、
老化や病気、不慮の事故は起こるものです。
そのために保険に加入したり、健康診断を受け、早期発見・早期治療に
努めているはずです。
上記の仕様はその「保険」や「健康診断」に当たるものといえるでしょう。

そのような仕様がされている建物を見ると、売り主や施工者の姿勢が伺えます。
とても地味であまり目立たないものですが、とっても大事な仕様なのです。

後で出来ないことではありませんが、とても大変なことです。
出来ることなら、どうせ家を建てるのならそのような配慮のある家を選ぶべきですね。

今日の戸建の内覧会はまさにその仕様の住宅でした!


2004.05.11

「水なす漬」

今日、「水なす漬」が宅急便で届きました。
ある方から送られてきたのですが、
正直この「水なす漬」を大阪に11年住んでいて知りませんでした。

ぬかみその苦手な私でもおいしくいただけました。
ぬかみそ臭くなく、フルーティーなこの「水なす漬」は
水洗いしたあと、ワイルドに裂くようにちぎって食べるとおいしいと
書かれていました。Kさん、ご馳走様でした!

この「水なす漬」を送ってくれたKさん、以前、お仕事でお世話になった方でした。
造園の設計をお手伝いしていた頃、晴海のプロジェクトで
造園監理の手伝いをしてくれないか、と言われそれ以来のお付き合いです。
私は本来、造園の専門ではありませんが、大きな建築が関連していたこと、
図面の書き手が欲しかったことでの依頼でしたが、とても楽しく
仕事が出来たことを覚えています。
Kさんは、当時大手造園会社の工事部長にあった役職も
支店長まで出世しました。
現在大阪と離れてはいますが、今も変わりなく声をかけてもらっています。

Kさんが私に興味を持った一つに「福祉住環境コーディネーター」がありました。
元々設計に携わっていたKさんも同じ思いだったのでしょう。
依頼者のために、施主のためにという思いはあの頃と少しも変っていません。
地位も肩書きもない私の考えをじっと聞いてくれ、大きくうなづいてくれたことが
現在、大きな自信になっていることは言うまでもありません。

現在は違う会社で活躍しておられますが、この「福祉住環境コーディネーター」を
目指しておられるとの事、がんばってください!
陰ながら応援しております・・・。


2004.05.05

「ウクレレ」

皆さんの連休はいかがでしたでしょうか?

今年も我が家は恒例のキャンプ!
今年は4家族が集まってのキャンプで大盛り上がりでした。

夜のキャンプファイヤーでは、妙に子供たちは興奮して
マキを炊くことに熱中していました。
時間がゆっくり過ぎていくのがわかります。

ウクレレ持参の家族もあり、少し教えてもらいましたが
ギターとはコードもまったく違う為、戸惑ってしまいました。
それでも、火を囲みながらウクレレを聴き、お酒を飲みながら
夜の澄み切った星空を見上げるのはまた格別なものでした。

私もウクレレ始めようかな?

方向性としては「エルビス」なのだが現実は「牧 信二」なのかも・・・。


2004.05.01

「コミニュケーション」

今日は「品質チェック」の引渡し日でした。
指摘箇所の手直しの確認を行い、帰る際に現場監督さんから
感謝の言葉を頂きました。

これには訳があるのです。
工事途中にあるトラブルがあり、その対処に不満を覚えた依頼者が
施工者に対し工事の中断を求めました。
対処の内容は悪くないのですが、説明を十分にせず、社内の意見もバラバラで
十分な調査もしていない為、依頼者は不信感しか持てなかったのです。
この現場に限らずよく聞く話しです。

施工者にとっては依頼者は「過敏」にも映り、
依頼者にとっては施工者は「怠慢」に見え、こじれていく一方です。
せっかくいい建物が出来ていてもお互いのコミニュケーションがとれず、
理解されていないのは残念で仕方ありません。

今回ははっきり言って施工者のコミニュケーションの失敗です。
毎日施工に携わっていると、つい素人に対して説明を怠ってしまいがちです。

今回はそのわだかまりを解くことが出来て信頼関係を取り戻せました。
依頼者と施工者が信頼関係にあることが全てと言ってよいでしょう。
監督さんはいい家を提供できたこともうれしいのでしょうが、
何より依頼者とのよい関係を保てたことがうれしかったに違いありません。
もちろん、依頼者にとっても同じことです。

家は完成してから長い月日の間にはいろんな問題が出てくるでしょう。
我々さくら事務所もバックアップは怠りませんが、
施工者と良い関係にあれば大きな問題にはならず解決できるでしょう。
そういった関係を保つのも我々さくら事務所の使命なのです。

引渡しの際、監督さんが事細かく説明をして、
依頼者がそれをうれしそうにうなずいています。

その光景をそばで見ていて、一番喜んでいるのは私かな・・・


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