マンションの内覧会立会いでは、依頼者の方にどういったところを
チェックしているかご紹介していますが、チェック箇所の中で特に依頼者が
「自分だけでそんなところ見ることなんて無いです!」と
おっしゃる部分のひとつがココ。
 |
浴室(ユニットバス)天井にある
点検口内部。
いわゆる「天井裏」です。 |
ココでチェックしていることはいくつかあるのですが、
今日はご自身でもチェックできるモノをひとつご紹介。
(脚立が必要です。脚立から落下しないようご注意ください!)
 |
点検口から見えるモノのひとつに
浴室換気乾燥機があります。
(黒い塊が機械です)
機械で浴室・洗面室・トイレの
空気を吸い、銀色のダクト(筒)で
外部まで空気を運びます。 |
ではどんなところをどんなふうにチェックしているか。
 |
こんなところをこんなふうに
チェックしています。 |
???ナニシテルノ?
解説すると、機械とダクトの接続部から、空気が漏れ出していないか
手を近くに当ててチェックしているのです。
もし、手に風が当たるのであれば、機械が吸った空気が
ダクトから漏れ出していることになります。
浴室が蒸気でいっぱいのとき、換気扇は蒸気を吸い、
吸われた蒸気はダクトを通って外部に吐き出されるはずですが
機械とダクトの間に隙間があると、蒸気が天井裏に漏れ出す可能性も。
隙間の大きさによっては、漏れ出す蒸気の量が多くて
天井裏に湿気が溜まり、ひどい場合はカビが生えます。ああコワ・・・
そして、指摘の例。
本来風が流れているはずのない天井裏なのに
接続部付近に手を当てたら手の平に微風を感じました。
 |
隙間発見。
ダクトと機械の接続部に
万が一隙間ができた場合でも
ダクトには接続部固定用の
アルミテープが巻かれるため
普通は隙間を塞いで
いてくれることが多いのですが・・・
このお部屋はアルミテープにも
隙間が空いている残念な状態。 |
管をしっかり差し込み、アルミテープをきちんと巻いてもらうという
比較的容易な手直しで済みますので、入居までにはまず直る指摘。
手直しは簡単な部類なのですが、もし気付いていなければ
少なからず蒸気が天井裏に漏れ出ていたかもしれません。
内覧会立会いでは我々インスペクターがこれをチェックしていますが
ご自身だけで内覧会時にお部屋をチェックする方は
こんなところも確認してみましょう。
以前にも日記に書いたと思いますが、私は今自宅マンションの
管理組合の理事をやっています。
(しかも2年目任期で副理事・・・)
他の住民の方よりは、マンションについて詳しいものの
居住者の生活をもとにルールを決めていく以上
書籍で集めた知識だけでは、理事会運営はなかなかできません。
『コレをやると、他の住民の方は気分を害してしまうかも』
『今これをやっておかないと、数年後の理事が困るかもしれない』
等々、自分達の家に関することなので、そんなに「高度な情報」は
必要無いものの、コミュニティを円滑に進めるための
「知恵」と
「配慮」が間違いなく必要となります。
そんな理事経験中の私の今
イチオシのセミナーがコレ。
さくら事務所のマンション管理コンサルティングの責任者
土屋さんの知識と知恵と経験がゴッソリ詰まった1日。
マンションデベロッパーさんや不動産仲介会社さんの営業社員向けの
研修を一緒にやっていて、いつも土屋さんの講義の回を聞きながら
私も勉強させてもらっていますが、とってもわかりやすいので
本当にお勧めです。
ただ、少人数制で質疑ができるようにしてあるので
定員が少なく、本当にすぐ埋まってしまうと思いますので、
お申し込みの方はいますぐどうぞ!!
内覧会の指摘は、だいたい過去に経験しているものに
繰り返し物件を変え部屋を変え、出会うことがありますが
コレは先日、初めての出会いでした。
もともと外れる製品のロックの掛け忘れなので
補修も何もなく、単純に窓枠に取り付けて
室内側からロックを掛けるだけの簡単是正ですので
施工会社さんは特にあわてることなく取り付け直していました。
ただ、すぐに直せる取り付け忘れであっても、知らずに住んでいたら
どこか入れる家を探している犯罪者に見つけられて
不在時に入られた可能性も否定できず。
住宅侵入盗は何十軒、何百軒と試してたまたま入れそうな家を
偶然見つけたときに発生するのですから。
指摘は「大小」の問題ではないのです。
先日、会社にかかってきたご相談の電話をそばで聞いていると・・・
刀根さん:「明日の・・・契約立会いですか?」(すでに前日夕方)
うう・・・さすがに今日の明日なのでスケジュールが空いてません。
刀根さん:「契約書や重要事項説明書の写しはもらえて・・・ナイんですか?」
“非常にお安い物件なので、契約書は事前に用意できない”
といったようなことを、不動産会社から言われているんだそうで・・・
・・・ ・・・ ・・・ え?
価格の高い安いで契約書を事前に見せるか見せないかが決まるってーの?
そんなワケないでしょー明日契約だってのにー!
実際の物件はおかしなものではないかもしれないので、
売買自体に問題があるのかないのかはわかりませんが、
話を傍らで聞きながら、ついつぶやいてしまいました。
『日本の不動産業界って、なんでこんなに適当なんでしょう』
ルールとモラルを守らない業者がいることで、まだまだ消費者が
危険な売買現場にさらされていることがあると痛感。
昔から知ってはいることだったはずですが、いまもってこんな状態に
置かれている一般消費者がいることを聞くとやっぱり
個人向けコンサルティング業って必要とされてる!!と実感するのでした。
と手前味噌。
分譲マンションの
「共用部チェック」に行ってきました。
(過去の共用部チェックは
ココと
ココとココに)
このマンションでは、もうすぐ引渡しから2年を迎えるにあたり
居住者の誰もまだ見たことがない
「地下ピット」(最下階住戸下にはる配管メンテナンススペース)
や外壁を第三者に依頼してチェックし、アフターサービス規準で
無償補修してもらえる部分は売主に補修してもらおうということになったようです。
当然の権利。
マンションを契約された方は、契約書とともに
「アフターサービス規準」を
渡されているはずですから、一度内容をチェックです。
アフターサービス規準についてはこちら
さて、今日はチェックそのものではありませんが、調査前の風景を紹介。
ちょっと怪しげな姿ですが、至ってまじめ。
調査に必要な
「衣装」です。
 |
取調べ中・・・ではありません。
地下ピットの点検に行く前のすーさん。
地下ピットでは、水や泥で服が汚れるので
使い捨ての防護服を着て入っています。 |
お次は、防護服に透けて見える背中の文字泡盛うっすらから出身地がわかれば
さくら事務所フリーク?にはすぐわかるこの方。
 |
「Tシャツあげても、この文字じゃ
誰も着てくれないから自分で着てる」
とのこと。 |
最後は、さくら事務所きっての体育会系のはずなのに「太ももが痛くってさー」と
連日の地下ピットでの「運動」量にちょっと疲れ気味なこの方。
 |
水が溜まっているところもあるので
長靴は必須アイテム。
肩から掛けているのはライト。
地下ピットは真っ暗なので
広域を照らせるライトが無いと
コンクリート躯体のひび割れなどが探せません。 |
マンションは、住んでから「共用部分」が気になりはじめることがほとんど。
管理組合によっては、共用部分の一部を自分達でチェックしているというところも
ありますが、さすがに鉄筋コンクリートのひび割れなどを自分達で
「問題ない程度」「補修が必要な程度」などと分類するのは難しいと思います。
コンクリートのひび割れはすべてが「悪い」わけではないんです。
必要に応じて、プロにご相談くださいませ。
先日、
日本ホームインスペクターズ協会技術班の勉強会がありました。
会社の垣根を越えて、技術者同士が集まる協会の勉強会はこれで2回目です。
協会理事のホームドクターさんのご協力で解体予定の一戸建てをお借りしました。
解体予定の家なので、一部壊しながら築30年近い一戸建ての劣化状況などを
みんなで観察。
コレ、2階の天井を一部解体したお部屋です。
 |
屋根の裏側や梁が直接見ることができるので
家のつくりがよーくわかるのではないでしょうか。
通常は←から登って「小屋裏」内部を見ています。
押入れ天井の板を動かすと内部に
入れるようになっている家が多いです。
|
インスペクターズ協会技術班の別名は、「マニアの会」。
一部解体してもいいおうちなんて、好奇心の赴くままに見まくりです。
 |
1階床の板を外して、床下をチェック。
通常は寝そべった状態じゃないと
床下は見られないのですが
この状態だとラク〜に基礎の状態などが
見られます。 |
協会では、全国のインスペクターに参考にしてもらえる調査方法や
調査機材の紹介などを行なう予定です。
協会が出来て他の会社と勉強会ができると
井の中の蛙にならないで済むのがとってもありがたいです。
「どれが正解」と言い切れない、技術者ごとの考えがいろいろありますから
それらの見解を聞けることで自分達のスキルアップになります。
あと何年もすれば、仲介会社さんに
「インスペクション?そんなのやったら売主さんに煙たがれますよ!」
なんて言われることが無くなるんだと・・・信じてます。
こう言われたことのある買主さん、結構多いみたいです。
私の目の前に『癒し系コンサル』というのがいます。
パソコンに集中して向かいすぎたときに
「ちょっと休憩しなさいね〜」と言って?くれる
コです。
まだ会ったことはありませんが。
先週、松本さんのおうちに来たばかりの
黒いラブラドールレトリバーです。
重ねて言いますが、会ったことありません。
犬好き、というか黒ラブ好きの私のリクエストにより
写真を送ってくださるのですが、あまりのカワイさに
私のパソコンの背景に即採用。
こちらがその写真。

かわいい・・・。ヨダレが出そう。私の
写真が送られてくるたび、もだえているので
周辺にいる方々も「まただよ」というかんじだと思いますが
もうしばらく続くと思いますので、ご辛抱くださいませ。
あ〜カワイイ〜!会いたい(;ー;)
内覧会で指摘した部位の是正確認をするために再内覧会が設けられますが
再内覧会では指摘箇所の是正だけでなく
二次災害についても
注意してチェックしておきましょう。
 |
先日ご依頼いただいた再々内覧会で
あらたにかなり目立つ床のへこみを発見。
今回は、内覧会ご依頼者に再内覧会立会いを
ご依頼いただきお伺いしたものの
指摘した箇所に直っていないところがあり
再々内覧会立会いになってしまいました。 |
「再々内覧会だから、これで全部指摘が直っているはず!」指摘箇所を確認。
確かに指摘した箇所は概ね手直しされていました。
が・・・。
修繕した場所の近くに、こういった床のへこみがあったり、
壁に黒く擦れたような跡が大きくついていたりと、また修繕依頼をすることに。
指摘箇所を直した職人さんが、作業用の荷物を置いてキズをつけてしまったり
手の汚れをつけてしまったりという二次災害です。
●内覧会では再内覧会時のアドバイスをしていますが、再内覧会での
新たな指摘は、内覧会当日よりも「ハードル」を少し下げたほうがいいですよと
ご説明しています。
ご自身で入居後に拭けば取れそうな汚れや、もう一度見たら気付かないかも
しれない程度のキズなのに、そこを直しにきた職人が新たなキズを
付けていってしまうということが起き得るからです。
もちろん、そういったキズや汚れも施工会社が最終点検して、手直ししてから
再内覧会を迎えて欲しいのですが、実際は手直し時についた傷は
気付かれないまま再内覧会を迎えるのがほとんど。
ここで新たな指摘をすると、その指摘を直す職人が傷をつけたりしないか
またリスクが発生するのです。
職人じゃないと直せないもの以外は、人が荷物を持って室内に入ることによる
キズ発生リスクと補修をしてもらう効果を天秤に掛けるようになります。
●今回のご依頼者のお部屋では、職人さんじゃないと直せない指摘ばかりが
何度も残ってしまっているため「もうこれでいいです」と言うわけにもいかず、
ご自身の努力では二次災害を防げなかったケース。ちゃんと直ってることをお祈りしてます。
「指摘箇所だけ直ってればいいもんじゃないでしょ、ちゃんと見直せ〜」
と皆さんお考えになると思いますが、指摘箇所の修繕ができているか
どうかしかチェックしてくれないゼネコンのほうがまだまだ多数・・・。
女性による、マンション内覧会、内覧会立会い、女性コンサルタント、マンション、女性、チェック、女性一級建築士によるマンション内覧会立会い、女性のためのマンション内覧会立会い、女性コンサルタントによる内覧会立会い