~言った言わないの泥沼~
契約後のトラブルで一番多いのが、「言った、言わない」の問題です。
何故このようなことが起こるのでしょう?
原因は三つあります。
一つは、立場による受取り方の違い。
売主・買主・業者それぞれの立場の人間が、ものを言ったり聞いたりすれば微妙なニュアンスなどで
見解が異なってくるのは当然のことです。
「あなたは確かにそう言ったじゃないか!」
と言う時は
「あなたの言葉を私はこのように受取ったじゃないか!」
と言っているに等しい場合が多いのです。
二つ目の原因は、人間の、人間らしさからくるもの。
人間は、忘れやすい動物です。確かにそう言ったのに、
「自分はそのようなことは言っていない」
と、本気で信じ込んでいる場合も多いのですが、
不動産という大きな取引では、これでは洒落にもなりません。
三つめは悪意からくるもの。
この悪意は、書面が残っていない、証拠が残っていないから発露します。
いずれにせよ「言った、言わない」を防ぐには、面倒でも、小さな事でも書面を残しておくに限るのです。