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神尾 和秀 神尾 和秀の 「建物はこうして調べなさい」

建物調査(インスペクション)のプロフェッショナル
仕事の事も、関係ない事もここにぶちまけまっせ!!
1970.6.2生まれ いぬ年 A型 ふたご座 

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※感想・激励などお待ちしております!! kamio@sakurajimusyo.com

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 HOME所員の不定期日記神尾 和秀の「建物はこうして調べなさい」

2005.2.25

去年スウェーデンでお会いした「無暖房住宅」の設計者、
ハンス・エークさんが東京でセミナーを開催。

知ってましたか?
人や家電製品の熱までエネルギーに変えるという発想の家。
こんなことを実践している人が世界にはいるという事を。

今日改めて感じた事。どうでしょう、日本人みんなで考えませんか。
イニシャルコストとか、坪単価とか、
きっとこれからは、こんな事ばっかりいってる場合じゃないですよ。

ハンスさん曰く、「京都議定書のCo2削減レベルは手ぬるい」
スウェーデンはそんなレベルじゃないそうです。

ようやく、日本の住宅の世界にも省エネルギーの波が押し寄せそうな気配です。
この国の住宅事情からも、個人がその役割を果たすだけでは
限界があります。そこでデベロップ(開発)する人が考えなくてはダメなのです。

「京都議定書」 京都ですよ。
この議定書には日本の地名がついていることを忘れてはいけません。
日本がやれなくてどうしますか。
今までのレベルじゃダメだったことは早晩明白になります。
住宅に携わる全ての人が考えなくてはならない問題といえるでしょう。

私たちの子どもの世代のためにもぜひ。

2005.2.23

品質チェックの現場がある国分寺へ。

現場の朝は早い。なので私もちょっと早起き。
物件の前にはコンクリートを流し込むポンプ車がすでに待機。

ポンプ車
ウチのセガレの愛読書
「はたらくくるまずかん」に載ってるやつだ。

今日は春一番が吹くらしいが、朝8時の気温はまだ5.3度。
「まだまだ寒いやね」っと車の前で上着を着込み、現場を見るとそこには・・
Tシャツ姿
ポンプ屋さんのアニキはTシャツだ。確かにポンプ屋さんの作業は重労働。
しかしまだ始まってないのに・・・若いとはいえすごい気合だ。

手際よくホースの口先を操作し、正確にコンクリートが流されていく様は見事。
こういう仕事は見ていて気持ちがいい。
上面を慣らす基礎屋さんも実に丁寧だ。前日イソップ大下が、
「あそこの基礎屋さんはすごく仕事が丁寧です」と言ってたとおり、
なるほど、うわさ従わぬ仕事ぶりだね。

今日の職人さんたち、この現場は今日が最後。もう来る事はないでしょう。
表にはなかなか評価されない仕事。だが、一生懸命やっている姿はキチンと
記録したからね。私達がちゃんと知らせます。購入者はきっと喜んでくれるでしょう。
作業終了

基礎が終われば次は大工さんかな。
現場の流れはここにも載ってます。(今流行のブログ書いてみました)

もっと詳しく知りたい方、いい本がありますぜ。

戸建住宅を検討するなら必読です。詳しくはこちら。

2005.2.22

不動産業界の方々と
第1回「人と不動産について熱く語る会(仮称)」を開催。
ご参加された多くのデベロッパー、ゼネコン様、
今日はたいへん有意義な会でした。ご足労いただきありがとうございました。

会合名はカタイが、会場は居酒屋さん。
皆さんのざっくばらんな
「人と不動産の関係をさらに良いものにしたい」
といった意識は十分に感じられましたよ。

思えば2001年、
当時1人でやっていた代表の長嶋さんと出会い、サービスを始めたときには、
こんな会が開かれる事など夢にも思っていませんでした。
当時現場では、睨まれ、さげすまれ、時には罵声を浴びたり
なんてことはしょっちゅうありました。
ですが、私たちがやっていることはいつか必ず理解されると
信じてやってきてホントよかった。
会場の熱気に浸りながら、もう感激。

私たちの理念
「人と不動産のより幸福な関係を追求し、その思想を世の中に広めること」
これに賛同してくれる方なら、本来売り手と買い手の壁なんてないのです。
敵とか味方とか、誰かの利益不利益で業界に線を引きたがる人は多いが
そんなことはどうでもいい。みんながハッピーになる方法を考えていきたい。
私たちはみんな不動産、建設業界が好きで携わっているんですから。

2005.2.20

自宅のパソコン1号機が不調のため、イソップ大下先生に修理を依頼。
会社に持ち込んだ我が家のパソコンは彼の手によって
あっという間にバラバラにされた。
さすが自作で何台ものパソコンを作った経験の持ち主。
しっかしパソコンってこんなにバラバラになる物なのね。

手ほどきを受けて私も手伝ってみる。(自分のなのに手伝うってのもおかしな話だが・・・)
おお!こりゃー意外と楽しいぞ。意味もなくキーボードもバラしてみた。

イソップ@「そこまでバラしたなら洗っちゃいますか」

キーボードって洗っていいものなんでしょうか・・・
まあ彼が大丈夫って言うんだからとりあえず洗ってみた。
キーボードを洗っているところ
おお!スゲーきれいになりますよ先生!

夕方、彼の案内で秋葉原に部品調達。1本入った路地にこんなにも
部品屋さんがあるとはわたくし知りませんでした。
無駄のない動きでピンポイントで店をハシゴしていくと、店員さんから
「ああどうも!」なんて声を掛けられてるイソップ大下先生。
(おまえはこの町を牛耳ってるのか?)

やはりただものではない。しかし彼に任せておけば完璧に直ると確信したよ。

2005.2.19

今日はさくら不動産アカデミー第三回。講師はわたくしが担当。

「いかにわかりやすく」をテーマに前日の夜中まで
作りこんでしまった今回のレジュメ。(当日の朝方?)
膨大な枚数がコピー機のトレイから出てきたのを見て、
私と刀根っち「皆さん熱が出てしまうんじゃないか?」

設計図書の見方を極力わかりやすくお教えしたつもりだが・・・
受講者のKさん、Mさん曰く、「明日にでも実物の図面を見に行きたい」と。

他の受講者のみなさんもキチンと理解してくれたようだ。いやーヨカッタ!

いい物件を買うためだけを目的に、図面の見方をお教えしてるのではありません。
自分が住まう物件をもっと知り、理解し、より好きになって欲しい。
そんな願いも込めて約4時間、お話させていただいた。

受講者のみなさんは図面の見方を知ってしまいました。
卒業後自身で物件を検討する時には、
もう図面を見ずにはいられない体?になった事でしょう。

すべて話しきれず、次回加藤さんの時間をちょこっともらうことに・・・
次回もお楽しみに!

2005.2.17

桶川市で丸ごとパックの内覧会立会い。

毎年2月の中旬にもなると、とかく雑然とした状態で
内覧を開催するデベロッパーが多い中、今回はすばらしい出来。
別の部屋の立会いに来ていたウチのスタッフ全員
「すっごいいい出来!」と、みんな絶賛していた。

内覧中に依頼者の営業担当さんが顔を出してくれた。
すごくいいとです。売りっぱなしであとはゼネコン任せじゃないんだね。
笑顔の訪問に、仕上がりに自信があったことを感じさせた。

思えばこの営業さん、去年私が設計図書を見にモデルルームに
行ったときは、なんとも面白くない表情を浮かべ、
「何しに来た」「身分を証明しろ」なんて言われましたっけね。

デベロッパーさんの今日の笑顔で、
今は私たちのような第三者を理解してくれたんだと信じたい。
またどこかでお会いすることでしょう。
そのときはもう怖い顔しないでくださいね。

2005.2.14

●丸ごとパックの再内覧で江東区へ。
前回、大きな指摘事項はなかったが、トイレとリビングの床不陸が
どこまで直してくれたのか、そこが最大のポイント。

部屋に入るまでの道中、二週間前と同じ若い監督さんに
「バッチリ直っていますか?」との問いに、
「バッチリです」との答え。いいねぇ。

仕上がりはホントに?まあまあほぼバッチリ。
いくつかあった新たなクロスの修繕は、職人さんたちが
すっ飛んできてくれてその場で解決。
依頼者のご夫婦は、「いいもの見せてもらえました!」と。

その依頼者の奥様、動きが少々たどたどしい。
「どうかしましたか?」の私の問いに、「週末スキーに行ってまして・・・」
おっ、もしや筋肉痛ですね。
実は私も週末草野球に誘われてしまいましてね・・・

平静を保っていましたが、私も肩と足が上がらない状態だったんですよ。

思わぬ【筋肉痛つながり】 奥様、チョコレートありがとうございました。

●会社に戻るとスーパーハイテンション三上氏がやってきた。
手にはチョコレート。聞くと奥さんから朝もらったそうだ。
持ってこなくてもいいような気が・・・嬉しくて会社に持ってきちゃったのね。
私の机の包みに気付くと、「だっ誰からもらったんですか〜!」だって。
誰からだっていいだろう。オジサンは意外とモテるのだよ。
(レベルの低い今年35歳のふたり)

2005.2.12

先日建物チェックの報告を終えた依頼者からのメール。


3日の調査報告、大変参考になりました。どうもありがとうございました。夫婦で話し合い、結局購入することにいたしましたので、ご報告いたします。

結露や換気口の騒音に対しては、後付の対策をしていくつもりです。スラブ階高や可変性がよくない点に関しては、目をつぶることにしました。

やはり価格と南向きで目の前に3階以上の建物が建たないという環境、あとは子供を育てる環境で決めました。

いままでに、事前相談やセミナー、本などでせっかくマンションに関して少しばかり知るようになったんだから、もっといいマンションが探せるのではないかと悩みましたが、やはり予算があることですので、最終的には穏やかに納得の購入、という感じです。

いやぁ、マンション購入って、結婚に似てますねぇ。身の程を知らずに理想ばかり追っていてもダメなんですよね。(あ、私は妻の方です。)住んでいれば、愛着も湧いてくるでしょう。

キチンと納得されての契約。これです。これが本来の姿。
いいんです、良くないところがあったって。知って購入するのですから。

マンション購入って、結婚に似てますねぇ。

名言ですね。確かにそうかもしれません。
ある程度のところで妥協とか、そのうち愛着・・・・

いやいや、ウチの奥さんは完璧です。
私の方はどう思われているのか定かではありませんが・・・

2005.2.10

マンションで生活していて、何か不備な点があった場合
多くの場合はそこの施工会社(ゼネコン)との折衝になる。
特に技術的な問題の場合、
売主が常に間に立って問題を解決するケースは少ない。

こんなときの居住者の声はざっくり分けて2通り。
●「何を言ってものらりくらり。やる気はマッタク感じられない」

●「意外と誠心誠意。しかし腹の内はどう思っているか判らないが・・・」

意外とって・・・
どのみちゼネコンには大した期待は持っていないということか?
「どうせ技術屋。私たち居住者なんてお客だと思ってないんでしょ」

この、冷え切った信頼関係は何とかならないものか。
ゼネコンの方々も、「どうせ私たちは良く思われていない」とか。
お互いがこんな気持ちじゃあ、これからの長い期間憂鬱でしょう。

それを打開するチャンスは内覧会だと思う。

自分たちの造った建物に絶対の自信があるなら、もっと堂々と
入居者と接して欲しい。ミスがあったときはしょうがない。
全力で挽回すればいいじゃないですか。

私たちから見て、多くのゼネコンさんたちは入居者に対して、
変にへりくだり過ぎ。避け過ぎ、恐れ過ぎ。
そんな雰囲気が、「何か重大な問題を隠してるんじゃないか?」
なんて思われるんですよ。きっと。

さくら事務所の内覧会立会いは、作り手の声を聞きだして、
お互いに気持ちいいスタートが切れるよう、そんな願いも込められています。

2005.2.8

私の自家用車、今月の課題(故障)はオートマ。今回はでかい。
なんか変速のタイミングがおかしい!と、下回りをのぞいてみると
オイルがドバドバ漏れている。尋常じゃない。
見た瞬間、即工場行き決定を確信した。
ここ最近月の半分は入院しているような気が・・・

車屋の友達に、
最悪の場合は如何ほどの修理費がかかるのか聞いてみたところ、
いささか天文学的な金額。お友達価格でもこんなにかっ!て感じだ。

彼も「もう新しいの買ったら?」的な表情だ。

どうしてそこまでこだわるかって?

理由 それはベンチシートのワゴンだから
前に3人座れるのが最大の理由。(大人3人はきついが)
ないんですよ、今はそういう車って。
子どもを前に2人乗せたいんです。それで出掛けたい。
私が子どものころ、親父の仕事用の車で、弟と並んで出掛けた思い出を
ウチの子ども達にも経験させたいんだよね。

理由 ワゴンだと釣竿が真っ直ぐ積める

理由 アメリカかぶれだから

ダメか、ダメなのか愛車フォード。もう少しがんばってくれ・・・

2005.2.6

年度末。毎年この時期は、
それはもうたくさんの方からの依頼&質問メールが届いています。
特に深夜着の依頼メールを見てると、
皆さんのご自宅での情景が浮かんできます。

きっとお子さんを寝かしつけて、パソコンのモニターをご夫婦で眺めながら、
「やっぱり頼もうか」、「うーんでも安くはないし・・・」、「でも不安だし・・・」

ウチのようなサービスを見た瞬間、クリック一つで簡単に依頼する人は少ないです。
気持ちはよく判ります。私もさくら事務所の元依頼者ですから。

私たちを選択してくれた理由は様々あることでしょう。
メールの中には、「会社の理念に共感した」なんて書かれているときがあります。
すごくうれしい瞬間です。
私たちの人と不動産の関係を良くしたいという理念に共感してくれている方は、
きっとそれぞれの職場や家庭の場面でも「人と○○の関係が良くなるよう」に、
日々意識されている方々なのでしょう。

私たちはたまたま不動産と関わっていますので、住宅購入のタイミングでは
私たちのほうからアドバイスなどを差し上げていますが、逆の立場になった時、
私たちも理念が明確な方々からアドバイスを受けたいのは同じです。

私たちの理念。私たちはこの部分に絶対の自信を持っています。
皆さんはどうお感じになるでしょうか。

2005.2.4

横浜で建物チェック。

図面がない!きたぞきたぞ、最近こんなモデルルームが増えてきた。

私達がモデルルーム行くときには、事前に図面の有無を確認している。
(実際は金澤さんにお願いしているが)
さらに、依頼者の方からも確認をしてもらっている。
why?それなのになぜ?

意匠、構造、電気、設備の4つは必須です。営業さんにとって、
図面は取っつきにくい存在なのは判ります。でもですよ、
ないものをあるって言っちゃいけないし、
それよりも何よりも、図面ないのに販売するのはどうなんでしょうか。

何度も確認してるのにさ、
当日になって急に書き直してるとかはカンベンしてくださいよ。

2005.2.2

今日お会いした建設資材会社の研究員の方の言葉。
「欠陥は組織が作り出すものではない。個人が起こすことだ」

実は私も以前からそう思っていました。まったく同感です。

日々のコンサルティングの現場からは、
「買ってはいけないゼネコンの物件を教えてください」
なんて事をよく質問されます。しかし、
私たちさくら事務所の人間は全員、「答えられません」と返します。

聞きたい気持ちはよく判ります。だって楽ですもんね。
それさえ判ればダメな物件を買わなくて済むんですから。
ですが、だけどやっぱりそれには答えられません。

それはなぜでしょうか。
その発言をネットで流されたり、当事者からのクレームを恐れている
なんて、そんなつまらない理由ではありません。正確には
「答えようがない」のです。

建物は人が造るもの。そこの人の意識が全てだからです。
意識の入っていないものを造ってしまう人は、たまたまそこの
社内にいて仕事をしているだけで、他の会社に移ったとしても
同じ事を繰り返すからです。
なので、会社単位で「そこの物件はダメ」なんて答えられないのです。

評論家の先生の中には、「○○不動産、○○建設の物件は買うな」
なんていう人もいます。
何年も前の、いくつか携わった経験だけでばっさりと言い切ってしまう方。
こんなことをいえる方って、正直言ってすごいと思います。

いいものを造る人もいます。これもやはり会社ではなく個人なんですね。
ダメなものよりいいものを情報発信していく。これがさくら事務所のスタイル。
いいものを造ってくれる個人を発表したい。
「現在○○建設に在籍している○○さんの物件はいつもいい!」というような。

これに向けてさくら事務所は動き出すことになりました。

今日の出会いで確信できました。O様ホントにありがとうございました。

そうそう、わたし達さくら事務所の考える「欠陥の定義はこちら」

2005.2.1

建物チェックで練馬区へ。
設計図書はバッチリ。さーて今日も図面と格闘しますか。

まずは構造の図面から。
ボーリングデータのグラフには赤ペンでバツ印が。その横には
「杭工法変更」と手書きで書かれていた。ほお?

そこで、調査会社が提出している地質調査報告書を見せてもらう。
(実はこの報告書もけっこう大事。地盤などの第三者的考察が書いてあります)
そこには、オススメ(とは書いていないが)の杭工法が3種類書いてあった。
いわば松竹梅。当初は松コースで計画してあったが、
実際は竹コースに変更したようだ。

別にいいんです。
建築確認も取り直しているし、構造上認められてるんですからダメじゃない。
でも、図面を見ない限りこんな事を知ってる購入者はいないんでしょうね。
パンフレットには絶妙に、うまくそこに触れないよう巧みに説明してある。

事の大中小はあれど、どこの物件でも図面からはいろいろな事が判ります。

事務所に戻ると、さっきまで会っていた営業さんから電話があったそうだ。
「今日の調査で致命的な問題はありますか?」との伝言。
何が心配なんだよそんなの知るかっ!そんな事私が決める事じゃないだろう。

判断するのは購入者。
本来、本当の情報を提供するのはあなたの仕事なんですよ。
何か大きくはき違えてることに気付いてください。あなた方は
とてつもなく大きな品物を扱っている事を忘れてはいけないのだ。


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