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2005.12.11本日は東京近郊のある大型マンションの定期点検を行ないました。依頼者とお話していると、最近事件になった構造計算書偽造事件 の話題になりました。 一人の構造設計者の犯罪が業界の抱えている問題点を明らかにしました。 今後改善すべきことが多いのですが、特にチェック機能のない民間 検査機関、役所の審査機能が注目されているようです。 もちろんシステムの改善も大事です。人間は間違いを起こすものです。 その上でチェック機能が働く検査機関を作ることが求められるでしょう。 国土交通省は特にそこに注目しているようです。 私の長い職務経歴のなかで特に最近感じるのは現場で実際に仕事を する人たちのレベル低下です。 特に建設業界での人材の枯渇はひどいもので、経験の豊富な人材は定年・ リストラで去ってしまい、又優秀な人材は業界に見向かないのが現状で 不足分は人材派遣でまかなっているのが実態です。 かっては、私たちは少なくても力不足の設計担当者の設計図の間違いを発見し、 設計担当者に確認をして修正し、又不足している図面は施工図を作成し 問題がないか確認したものです。 ですから今回の事件で出てきた図面をみて異常さに気がつかない 技術者ははっきり言って失格です。分かっていても言えなかった としても論外です。 コスト削減が優先し人材育成の余裕がない状況で、いかにいい物を 作るよりもいかに利益を上げたかが成績に反映しているのが実際です。 今後現場での優秀で経験豊富な人材を育てるには環境や待遇の 改善が必要なのでしょう。 |
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