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大下達哉
大下達哉の 「ドーシタ大下」

好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977.3生まれ へび年 B型 うお座

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2004.6.30(水)

外断熱セミナー

今日は予定通り、フラウンホーファー建築物理研究所・日独外断熱セミナー(長い!)に行ってきました。

日本では、外断熱(そとだんねつ)ってどうなの?という感じですが、ドイツでは外断熱は当然(基本的に外断熱で無いと建てられない)で、研究内容は日本より1歩も2歩も進んでいるという印象を受けました。

日本では、建築の中の住み心地、住環境などの研究は、環境系の研究の一部ですが、ドイツや北欧では、それらの分野は独立した「建築物理学」となっている事は凄いですね。

日本ではこれまで、意匠や構造力学に力を注いできたものの、温度、湿度、水蒸気やカビ、ダニなどの基礎研究はあまり行われてきませんでした。

ちなみに、構造分野でも、日本は鉄骨と鉄筋コンクリート重視で、木造の冷遇は阪神大震災以前まで続いていたのが現状です。(その為、木造の専門家というのは本当に少ない。阪神大震災が起きた当時、関西以西には大学等に木造の研究者は居なかったのですから。この話はまた次回)

参加者で驚いたのは、会場となった国連大学 副学長の安井 至さん。市民のための環境学ガイドという、有名なページを作ってみえる方だとは知りませんでした。

Fraunhoferもう1つ個人的に驚いたのは、音楽の圧縮形式として有名な MP3形式は、Fraunhofer(フラウンホーファー)研究所の研究者が開発したということ。
会社のパソコンを見たら、確かにFraunhoferの名が!色々多分野に渡っている研究所ですね。

2004.6.29(火)

充実

今日は午前、午後にそれぞれ1件ずつ建物チェックに同行。その後、先週の建物チェックの報告が1件。

報告が終わると間もなく週間会議と、とても充実した1日でした。

明日は、外断熱(そとだんねつ)セミナーに出席の予定。バッチリ勉強してきます!

ハンブルグで見た外断熱の現場右の写真は、ドイツの港湾都市、ハンブルグで見た外断熱の建築現場。
外断熱は、私が考える建物の長寿命化には決して欠かせない技術です。
この場でもいろいろ解説していきたいと思っていますが、いきなり断熱方法だけを説明しても意味も薄く、理解が浅くなるので、今、頭の中で色々と構成を練ってます。

2004.6.27(日)

お疲れ様でした

今日は、戸建てセミナー。満員御礼です。
丸1日の長いセミナーでしたが、セミナー終了後のアンケートには、もっと長くても良いという意見もありました。

アンケートを読んでいると、業界関係者の参加者が多い事に驚きます。業界関係者の方から、非常に好感的なお答えを頂けるのは嬉しいですね。
購入者も業界の方も、お互いが学ぶことによって、人と不動産の関係が良くなる事を願ってます。

Nassfeldにあった住宅PS
アンケートに、
「パワーポイントのタイトルバックに使われていた家はどこのものですか?」
というご質問がありました。いずれの写真も、イタリアにほど近い、オーストリアのケルンテン州にある、 Nassfeldという街のものです。ウィーンからは、休憩を入れて車で 5〜6時間。
夏の日差しが強いからなのか、ウィーンの建物と比べると、どの家も庇がかなり出ていました。周りに山が多い地域なので、木がふんだんに使われています。

オマケ
ゴンドラ乗り場の骨組みNassfeldはスキー場で有名ですが、スキー場のゴンドラ乗り場は、大規模集成材を使った木造。梁背は、80cm前後でしょうか。天窓から入る光がまぶしい。
ザルツブルグアリーナ左は同じオーストリアのザルツブルグにある、ザルツブルグアリーナの写真ですが、こちらも大規模集成材を使った木造。

欧州では、大規模集成材を使った大きな木造建造物が、日本よりも一般的です。

2004.6.26(土)

大容量化

今日は午前中に、近所の不動産屋に行って駐車場の空き具合を確認。ここは、いかにも地元で長くやっているという感じの不動産屋です。

不動産屋の入り口によく貼ってある間取り図は手書き。しかも、
最初見た時は、おぉっ!と思ってしまいましたが、これがなかなかいい味出してます。
この不動産屋は、メリットだけでなくデメリットもキッチリと教えてくれる所で、逆にそれが安心になっています。

その後、秋葉原に寄って事務所へ。昔のパソコンのハードディスクからデータを抜き出す為に、内蔵のハードディスクを外付けで使えるケースを買ってきました。

パソコンショップに行くと、最近では1台で400ギガバイト(フロッピーディスク 約28万枚相当)もあるハードディスクが売ってあります。1万円出すと、160ギガバイト前後のドライブが買えるのが今の相場です。

知らないうちに、どんどんハードディスクが大容量化しています。こんなにあっても使うのかな?と思ってしまいますが、630万画素のデジタルカメラを使って、RAWモード(データを加工・圧縮しない形式)で保存すると、1枚 7MB。256MB程度のメディアだと、40枚も撮れません。

デジカメユーザーにとって、ハードディスクの大容量化、低価格化は嬉しい事ですが、問題は大容量のバックアップメディアが無いこと。

ハードディスクが100GBを普通に超えてくる今日では、DVDの4.7GB程度だとちょっと容量不足です。安くてより大容量のバックアップメディアが登場しないものでしょうか

コペンハーゲンのネットカフェ今日の1枚は、デンマーク コペンハーゲンのネットカフェ。
通信対戦ゲームをやっている人が、かなりいました。デンマークでは大人気のようです。

日本に帰ってきてから調べてみると、どうやらAmerica's Armyという無料の対戦ゲーム。
私のパソコンでは、性能が足りなくて遊べないようですが・・・。

2004.6.25(金)

梅雨

今朝の天気予報は、雨。
予報通り、朝から雨が降っていたので傘を持っていきました。

昼過ぎに書類を届けるために外出したのですが、その時は降っていませんでした。電車の中では、会社に置いてあったイタリア人の働き方を読み、駅を降りてみると外は雨。
バックの中を見ても傘は無し。朝、傘を乾かす為にバックから出していたのを忘れていました。

結局コンビニで傘を1本買う事に。こうして、雨が降る度にどんどん傘が増えていくのでした・・・。

オーストリア ザルツブルグ ミラベル宮殿今日の1枚は、Sound of Musicの舞台となった、オーストリアのザルツブルグにある、ミラベル宮殿。Sound of Musicでは、ドレミの歌のシーンで出てきます。
ザルツブルグは雨が多く、雨の街としても有名。私が行った時も雨でした。
現地では、雨が多くて憂鬱になる人の症状を、「ザルツブルグ病」と呼んでいるそうです。

2004.6.23(水)

不動産調査

今日は、三上さん不動産調査の為、松戸市に行ってきました。。

今回の不動産調査の対象は、更地の物件。
調査項目は、それぞれの物件により毎回異なりますが、購入者の視点に立って必要だと思われるものに関しては、出来るだけ多くの情報を集めます。

調査中の三上さん今回の場合、登記簿や用途地域や各種法規の確認はもちろんの事、過去の浸水・災害履歴や古地図、上下水道の位置や口径、各種助成金の確認、災害予測図(ハザードマップ)の確認、地元にお住まいになっている方へのヒアリング他、まだまだたくさんあります。

このように、調査項目が多い為、移動も頻繁になり、役所が終わる5時頃には足がくたくたになっていました。

すぐやる課松戸市と言えば、元松戸市長の松本 清。有名なドラッグストアの創業者です。
そして、松戸市を全国的に有名にしたのが、松本清氏が第9代松戸市長の時、昭和44年(1969年)に作った、「すぐやる課」。
その評判から、刀根さんの日記にもあったように、各地でも同じような課が作られました。

すずめ蜂今日、その有名なすぐやる課に行ってみると、窓口には蜂の巣とすずめ蜂の見本が。これに刺されたら、かなり痛そう!です
私の家の近所には、巣を作らない事を祈ってます。

2004.6.21(月)

台風

今日は朝から建物のチェック。台風が近づいてきていましたが、雨が降る前に終わりました。

会社に戻ってしばらくすると、外は大雨。東京も結構降りました。

台風の時、テレビで流れるのが海岸近くで行われる台風中継。毎回見るたびに「危ないな〜」と思ってしまいます。
何か飛んできて当たったり、海に落ちてしまったらどうするのでしょう。

Googleで、台風中継を検索したら、こんなのが出てきました。やる気十分ですね。

シェーンブルン宮殿を望む。今日の1枚は、台風の来ないウィーン(Vienna)にある、シェーンブルン宮殿
私が行った時は外部を修繕していたので、建物の全てを見る事が出来ませんでした。

2004.6.19(土)

内覧会

今日の午前中は、1ヶ月弱で5,000km走破のスーさんの車に乗って、内覧会立会いに同行しました。

仕上がりはとても良好。修正は軽微なものばかりでした。同じ時間、同じ物件に、神尾さん大山さんも入っていたのですが、どの物件も仕上がりが良かったそうです。

指摘部分説明員の方がされた、修繕が必要な部分に2つのテープを貼り、1つは修繕時に、もう1つは再内覧会時にはがすという方法も、分かりやすくて良かったです。ちなみに、テープには通し番号が書かれています
依頼者の方も満足された内覧会でした。

今日は会社を早めに切り上げて、池袋にある大きな書店へ。ここは、書籍の数が多く、座る場所があってじっくり選べるのでよく利用しています。

SuiSuiわかる「結露」の本立ち読み(座り読み?)で3冊ほど読んだ後、今日買ったのは、SuiSuiわかる「結露」の本。10日ほど前に出た新書でした。

正直言いまして、目新しい事は全然無かったのですが、まえがきにあるように、「ツラツラと読んでいける結露の技術書」でした。非常に読みやすく、さすが南雄三さんと思ってしまいました。

内容は、結露だけではなく、換気や断熱、気密などに関しても述べられています。この本1冊だけでも完全に理解すれば、結露や断熱関係の基本についてはバッチリ!かも知れません

2004.6.18(金)

写真日記

今日は、日記に写真を載せた方が多かったみたいですね。

私はカメラが好きで、趣味でも色々撮ってます。
さくら事務所に入る前、ヨーロッパ5ヶ国(オーストリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フィンランド)を回って来たのですが、その時にも写真を2,600枚ほど、愛機で撮ってきましたので、ここで少しずつ公開していきたいと思います。

新居に引っ越した時、欲しくなるのが家具。家具の世界でNo.1といえば、スウェーデンの家具メーカー、IKEA(イケア)

イケア左の写真は、ストックホルムにあるIKEAです。とりあえず、凄く大きい。
入り口に入ると、すぐに長いエスカレーターがあり、3階へと上ります。
たくさんの家具が展示してある店内を徐々に降りて行く順番になっていて、小物以外の大きな家具は1階で受け取ります。

荷物受け取り倉庫1階の様子が右の写真。

このような通路がいくつもあります。基本的にIKEAの家具は組み立て式。だから買う時はとってもコンパクト。
この時、写真の通路に見える店員の方が話し掛けてきました。
学生時代にオーストラリアでアジア文化を学んでいた方でした。

この時、その店員から良い情報が。
2005年9月に日本にIKEAが来るとの事。
1号店はザウス跡地に建つようです。

リーズナブルでデザイン性にも定評があるIKEA。今から楽しみにしてます。

追加
 下のサイトに、IKEAの紹介がありました。分かりやすいです。
 http://www.sakakazu.jp/mio/column/038_040416.html

2004.6.17(木)

建物チェック

昨日は、土屋さんに同行して、建物チェックに。
物件に足を踏み入れると、「おやっ?」と感じる床の傾き。体感で分かる程、床が傾いていました。

床下にもぐってみると、断熱材の施工は無し。床下に加え、2階の天井裏、屋根ともに断熱材は入っていませんでした。昭和初期の物件ならまだしも、今回調査の物件は、平成 初期のものです。

屋根裏部屋に入ってみると、中はまるでサウナ。
外気温は25℃でしたが、屋根裏部屋の温度は36.2℃、湿度は60.7%。天気予報で聞く、不快指数で示すと、不快指数は89。「暑くてたまらない」という判定になります。

パッとこの数値を見た場合、「湿度 60.7%なら大した事は無いんじゃないの?」と思う方もみえるかも知れません。
しかし、この温度 36.2℃、湿度60.7%の空気が 28℃まで下がった場合、湿度は94.4%にもなります。湿度は、温度によって大きく違ってくるのです。
いずれにせよ、この環境では小屋裏部屋に置く事が出来る物はかなり限られてしまいます。

様々な問題が見られた建物チェックは終了。
いろいろ考えさせられる物件でした。当初から、建物を長持ちさせようとは考えていない設計、数々の問題があるにも関わらず問題が無いとして売ろうとする仲介業者。このような状況では、ユーザーや業界のみならず、日本そのものにとっても不利益です。

学生時代に恩師が、

「生きるために必要なのは、衣食住と言われるが、衣と食に関しては学校では教えても、住に関してはほとんど教えない。日本の住宅を変える為には、まず住に関する消費者への教育・情報発信が必要だ」

と言っていたのを思い出しました。さくら事務所の理念とも似ています。私も、この場で住まいに関する様々な情報を提供出来るよう、頑張りたいと思います。

2004.6.15(火)

はじめまして

はじめまして。今日から日記を書く事になりました、大下と申します。

初めてさくら事務所を知ったのは、今から約3年前。ネットで検索していたところ、長嶋代表のコラムを偶然見つけたのがきっかけでした。まさか、私がこの場で日記を書く事になるとは。何だか不思議な感じです。

私がこれからの不動産・建築に求めていきたいのは、(根拠のある)躯体の長寿命化と省エネルギー。30年で建て直すような建物をこれからも作り続けてはいけません。
日本もこれからは、欧米のように100年持つ建物に。そうすれば、各世代がローンを背負って家を購入する必要がありません。

ローンの支払いに余裕が出たら、余ったお金は次の世代への教育や、芸術・文化方面に。

不動産・建築業界は、社会にインフラを提供する立派な仕事。海外では、建築家の地位は日本よりずっと高いのです。
しかしながら、現在のこの業界は、業界の自助努力だけで良くなる事は難しいでしょう。変えられるのは、購入者が勉強して賢くなること。購入者が変われば、業界も変わります。

これからは、購入者側のサポーターとして、人と不動産の関係が良くなるよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致します。


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