![]() |
大下達哉の 「ドーシタ大下」
好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。 気楽にお付き合い下さい。 1977.3生まれ へび年 B型 うお座
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!
|
以前、建物チェックの依頼者から、「マンションに住むのは初めてですが、冬は戸建てよりも暖かいのですか?寒いのですか?」とご質問を頂きました。
| そんな訳で、簡単なシュミレーション。 マンションの場合、中住戸と角住戸(妻側住戸)で外気の負荷が大きく変わりますので、それぞれで計算します。 |
![]() |
オマケとして、現在一般的な断熱仕様のマンションと、外断熱を「本気で」やっているマンションの仕様でも比較してみます。
| 住戸のモデルとして、スパン 6.5m、階高 3.0m、奥行き 13.0m(面積84.5m2、気積 253.5m3)で計算します。 |
![]() |
長くなるので、詳しい仮定条件、計算方法は別のページに記します(新しいウィンドウで開きます)
計算の結果はこちら
グラフが、右に長いほど暖房費がかかります。角住戸は、中住戸と比べるとかなり暖房費用がかかることが分かります。
現在販売されているマンションで、熱交換式の換気装置が使われている場合がありますが、熱交換機で削減出来る部分は、水色の範囲の一部です。
角住戸の場合、窓や玄関から逃げる熱は換気損失の2倍以上ありますから、熱交換装置を入れるよりも、窓をペアガラスにした方がずっと効果的であることがわかります。
角住戸は中住戸に比べて倍近くの暖房費がかかりますので、同じ暖房費用であれば、角住戸の方が寒いと言えます。実は、現在の性能のマンションでも中住戸であれば、現在一般的な戸建て住宅よりは性能は良いのです。(建物全体であれば、次世代省エネにも達することが出来ませんが。。。)
ただし、今回のシュミレーションは全ての住戸が埋まっている場合です。中住戸であっても、隣や上下階が空いていると、角住戸に近い条件になります。
現在、戸境壁や床スラブの厚みは、コンクリートで200mm程度ありますが、断熱材(硬質ウレタンフォーム)に換算すると、3mmの厚みしかありません。
これでは、かなり暖房費がかかります。
ちなみに、ヨーロッパの集合住宅は全館暖房が基本で、調整が出来ても、止めることは出来ないことが多くなっています。(暖房費は家賃や管理費に含まれる)
今回のシュミレーションで分かったのが、現在日本において「本気で」外断熱に取り組んでいるマンションの仕様であれば、かなり暖房費が削減できるということ。正直、ここまで性能が出るものだと驚きました。 中住戸で、建築地が関東以西の太平洋側であればほとんど暖房費用はかからないようです。
私がこのような外断熱のマンションの設計者であれば、屋上に太陽熱温水器(太陽"光"ではない)にして、全館暖房にします。
太陽熱温水器であれば初期費用も安く、自然循環式であればメンテナンスもほとんどかかりません。この位の性能が建物で出ていて、建築地が関東以西の太平洋側であれば、(マンションの規模・階数にもよりますが)太陽熱だけで十分暖房できるのではないでしょうか。
メンテナンス費用を管理費から徴収しても、暖房費がゼロであれば納得出来るでしょう。
さらに、太陽熱発電を採用出来れば、電気も温水も太陽から得られます。
つい最近、太陽"光"発電の2倍の効率が出る太陽"熱"発電が開発されましたので、実用出来れば凄いことになりそうです。
これを外断熱のマンションの屋上に載せれば、
・暖房費不要
・共有部分の電気代不要
・余った電気は、電気会社に売って、修繕積立金に回す
などの、凄くエコロジーで低コストな建物になりそうです
う〜ん、凄い!
建物の性能を上げて、省エネルギー化することで、色々なことが考えられますね。
今日は事務所で報告書作成。
家に帰ると1通の手紙が届いていました。敬老の日に送ったプレゼントに対する、祖母からのお礼の手紙でした。電子メールが一般的になった今日、手紙というのは何だかとても味わいがあります。
中身は、祖母らしい内容でした。プレゼントは喜んでもらえたようです。
手紙の中で、最後の一文が目にとまりました。
「きれいな文字で書こうと思うのですが、やっぱり年には勝てませんね。ご判読下さい。」
祖母は達筆で、習字の師範の資格を持っています。私が小さい頃は、冬休みの習字の宿題などの時に教えてもらいました。
今年で祖母は79歳。このように、"年に勝てない"と感じている事を考えていると、お互いに年を重ねたんだなと思ってしまいました。
「高齢者が住みやすいような住まい作りを」という時に言われるのが、バリアフリーや、ユニバーサルデザインという言葉。一般的には、段差を無くしたり、手すりをつけたり、廊下などの幅を広くすることを指します。
最近のマンションでは、玄関以外の段差はほとんど無いのが普通です。また、手すりや手すりの下地が入っている物件も多くなっています。設計上のバリアフリーは昔より進んできたと言えるでしょう。
私が今、気にしているのは、寸法的なバリアフリーでなく、「温度のバリアフリー」。家の中の温度差を無くすという意味です。
入浴中の急病・事故は冬の一戸建てで多く起きているのはご存知でしょうか?
急激な温度差は、脳卒中などを引き起こす原因とされます。
首都圏でも、次世代省エネにも満たない、断熱性能が低い戸建て住宅では、真冬の浴室の温度は10℃以下になるといわれます。居室の温度は20℃以上にしているでしょうから、ここに大きな温度差が生じます。
寸法中の段差を無くすのは、それほど難しくありません。しかし、温度のバリアフリーを行うのは、なかなか簡単ではありません。
単に断熱材を厚くするだけでなく、換気性能や気密性能、暖房機の能力や取り付け位置など、トータルな検討が必要です。
これまで、どちらかというとマイナーで日陰的な存在だった温熱環境の設計が、省エネルギーや温度のバリアフリーの観点から、今後重要視されていくことでしょう。
私が、学生時代から続けている整理法に、(A4)袋ファイルがあります。
これは、ノンフィクション作家の山根一眞さんが考案した整理法で、「山根式袋ファイル」と呼ばれています。
この整理の方法は簡単です。
|
![]() |
時間順に封筒を並べる有名な方法もありますが、複数人で見る資料ではなかなか上手くいかないので、書類の整理法としては使っていません。
(ただし、私しか使わない個人のパソコンの中は、時間順でファイルを整理しています)
この袋ファイル整理法を使って、事務所内の一部の資料を整理しています。
![]() |
![]() |
| 都市計画図・防災地図・環境白書など | マンションのカタログ集 |
| これだけ都市計画図・防災地図(ハザードマップ)・環境白書が揃っている会社も珍しい | 貴重なマンションのカタログ集。これはほんの一部。マンションの動向が分かる貴重な資料 |
資料は、バラバラではダメで、検索しやすいようになった形で初めて役に立つもの。
バラバラの資料を整理する為にはある程度の時間がかかります。しかし、検索しやすいように1回整理してしまうと、その後は検索の度に時間の節約ができます。
整理に関して書いてみましたが、自分の部屋がいつも散らかってしまうのは、なぜなのでしょうか・・・。
朝、車で出発する時のこと。妙にフロントガラスが粉っぽい。
「黄砂?でも、時期が違うな。2ケ月以上洗車していないからかな?」と、深く考えずにそのままガソリンスタンドへ。
フロントガラスを拭いてくれる店員さんの雑巾を見ると、妙に砂っぽい。拭いた後は、視界スッキリ!
そろそろ洗車しなきゃいけないなぁと思いつつ、出発。
その後、車内で聞いていたラジオで原因が判明。
原因は、浅間山の火山灰。左のリンクの記事によると、「灰は角がとがっているので、ふいてはダメ。洗い流すのが一番。」とのことです。
フロントガラスを拭いてもらいましたが、ガラスは硬いから大丈夫でしょう。ボディは柔らかいからマズいかも。
事務所に帰ってきて、バルコニーの手すりを触ってみると、ここにも火山灰がたくさん。(実は掃除していないだけだったりして!?)
明日洗車したとしても、火山灰がまた飛んでくると悲しいので、洗車はしばらくやめておきます。
今日、敬老の日のプレゼントを、インターネットで注文しました。
最近は、インターネットがあるのでとても便利です。
考えてみると、最近の生活にインターネットは欠かせません。電車の時刻や、天気、交通情報、地図を調べるのもネット。本を買うのもネット。映画の座席や、電車の座席を押さえるのもインターネット。
私がカメラを買ったのも、インターネットで情報収集を十分行った後でした。ちなみに、私がさくら事務所を知ったのも、インターネットです。
私が初めてインターネットに触れたのは、1996年の春。大学に入った時です。
最初はウィンドウズの終了の方法も分からず、パソコンのCD-ROMドライブで音楽CDが聴ける事に感動していました。
当時の回線はアナログ回線。28.8kbpsのモデムを使い、テレホーダイに入る深夜11時になるとパソコンの前に向かっていました。回線がビジーで、30分位繋がらないこともしばしば。
テレホーダイの、時間枠を拡大するように呼びかける、24時間テレホーダイ運動というのもありましたね。ほんの8年程前の話とは思えません。
24時間テレホーダイ運動 FAQなんてのを今見ると、泣けてきます。
当時、「高速」と呼ばれていたISDNは、今ではインターネット回線としてはあまり使われなくなり、ADSLのような大容量回線・常時接続が一般的。
しかも、その大容量回線の平均速度は世界一速く、回線料金は世界一安い国になってしまいました。(参考資料:電気通信サービス料金の国際比較[PDF形式・情報通信総合研究所])
この辺りの日本の底力というのは凄いですね。この底力を、今度は建設・不動産分野でぜひとも見たいものです。
その為には、まずは購入者が詳しくなること。
一戸建てセミナーが10月10日(日)に開催されます。
現在、参加者を(インターネットで)受付中ですので、ご都合の良い方はぜひご参加ください!
以前、建物チェックを行った物件の報告の時のお話。
依頼者の方は以前、北米に住まわれていた方でした。
一般的なマンションより、若干断熱に気を配ってある物件でしたが、次世代省エネルギー基準は達成していない物件でした。
結局依頼者の方は、(他の要因もありましたが)そのマンションの購入を見送りました。日本の省エネ基準は比較的甘いのに、それを達成出来ない物件はいらない ということでした。
日本の省エネ基準のうち、制定が新しい順に3つ書き出すと、以下のようになります。
| 基準 | 制定年 |
|---|---|
| 次世代省エネルギー基準 | 1999 |
| 新省エネルギー基準 | 1992 |
| 旧省エネルギー基準 | 1980 |
戸建ての大手ハウスメーカーは、次世代省エネルギー基準が標準になりつつあります。
しかし、マンションの省エネルギーは、遅れたまま。ほとんどがせいぜい新省エネルギー基準前後。次世代省エネルギー基準を超えられるのは、ほんのわずかです。
では、日本の省エネ基準を各国の断熱基準と比較するとどうなのか、グラフに示します。
| 保温性に関する省エネ基準の国別比較 |
|---|
![]() |
| 「住宅の省エネルギー基準の解説」より作成 |
横軸は、暖房負荷を示します。つまり、その地域の寒さです。右に行くほど寒い地域です。
縦軸は断熱性能です。下に行くほど省エネルギー性が高くなります。
関東で作られている多くのマンションの断熱性能は、★印の辺りでしょう。
このグラフを見ると、新省エネルギー基準では、他の国の省エネルギー基準(■灰色の線)に、とても満たない事が分かります。
それでは、次世代省エネルギー基準(■赤色の線)はどうでしょうか。
新省エネルギー基準よりもかなり省エネになっています。
北海道や青森、岩手のように寒い地域では、他の国と肩を並べるくらいです。それでも、ドイツの省エネルギー基準にはまだまだ達しません。環境先進国、ドイツの省エネルギー基準はかなり厳しいと言えます。
フランス南部は、日本の多くの地域と同じような暖房負荷(暖房デグリーデー)ですが、省エネルギー基準は日本よりずっと厳しくなっています。(個人的には、次世代省エネルギー基準でもまだ甘く、フランスの基準より厳しい程度が妥当だと思っています。)
日本の次世代省エネルギー基準は他の国と比べると、寒い地域を除いて、それほど威張れるような省エネルギー基準ではありません。
しかし、その基準を達成出来ない建物が日本にはまだたくさん建てられています。
ここ数年、日本の各分野では省エネルギーが進んでいます。エアコン、冷蔵庫、テレビ、給湯器、自動車、電車のような分野で、10年前より省エネルギーになっていない商品を探す方が難しいでしょう。
しかし住宅は別で、10年前と比べて家全体で63%、暖房費だけを見ると82%もエネルギー消費が増えているという研究報告もあります。他の産業が省エネルギー・CO2削減に力を入れているのに、建築・住宅産業だけが遅れているといった感じです。
日本は京都議定書において、1990年と比べて−6%のCO2削減を約束しましたが、現時点で1999年より8%も増加しています。
住まいの省エネルギーが進まなければ、京都議定書は守れそうにありません。
作る方も、買われる方も、これまで以上に省エネルギーに力を入れなければならないようです。
今年は台風が多いですね。台風18号の影響で、東京でも強くて生暖かい風が吹いています。
建物を建てる際には、地震だけでなく台風などの風に対する設計を行います。
それぞれの力を、地震力、風圧力と言います。
一般的な建物において、力の強さは 地震力 > 風圧力 になります。
つまり、「地震に耐えるように建物の設計をすると、風に対しても問題なし!」ということです。
しかし日本には、 風による力が(想定される)地震の力を超えてしまった建物があります。つまり、 建物を地震に耐えるような設計にしたけれど、そのままでは強風で大きな被害を受けてしまうということです。
さて、その建物とはどこの何でしょうか?
答えは、横浜のランドマークタワー。
この建物は、高さが296mと日本で最も高く、風の強い海沿いにある為、地震の力よりも風の力の方が大きかったのです。
一般的に、高さが高くなればなるほど、地震への対応よりも風への対応が重要になってきます。世界には、これまでに300mを超える建物が30近く建てられています。(参考リンク)
そのほとんどが、設計時において地震力よりも風圧力が上回っていることでしょう。
ちなみに、地震に強いとされる五重塔ですが、台風では多くの被害が出ています。
今から約2年前、富山県氷見市に永明院 五重塔という五重塔が建てられました。
この五重塔は、現在のコンピュータを使った解析手法で構造計算されています。学生時代にその構造計算書を見た事がありますが、非常にぶ厚いものでした。
解析の結果、地震には耐えられるが、台風のような強風では倒れてしまう可能性がある事が分かりました。
その為、永明院 五重塔では、強風に耐えられるように、内部にワイヤーを設けてあります。構造体の内部を上手く通してある為、外部からは分かりません。
五重塔にとっては、地震は怖くないけれど、台風は怖いという感じでしょうか。今回の地震でも、被害が出ないことを祈るばかりです。
日本から約6,000km離れた所から日記を更新している、神尾さんと、加藤さん。
9月3日の神尾さんの日記に使われている写真に、見覚えのあるものが・・・。
じっと見てみると、私が4月に撮ったのと同じ建物でした。
![]() |
![]() |
| 神尾さん撮影 (2004/09/03) |
大下撮影 (2004/04/17) |
上の建物の写真は観光地なのでまだOK。気になったのは現場の写真。
![]() |
![]() |
| 神尾さん撮影 (2004/09/03) | 大下撮影 (2004/04/17) |
ちょっと分かりにくいので、写真を拡大してみたのが右の写真。 木やmaxitというロゴも同じ。このサイズでは分かりませんが、ロゴ上部の数字も同じ。 神尾さんの写真の木には葉っぱがついて、青々としています。 うーん、間違いない。同じ物件。 |
![]() |
たくさん撮ったであろう写真の中から、神尾さんが今回の物件写真を日記に採用した点に、妙な感じがしてしまいました。
ちなみに、この物件のウェブサイトはこちら
http://www.h2o-hamburg.de/
トップページから入って、ドイツ語サイトなら、H2O-Film ansehen、英語サイトなら Watch the H2O film というボタンをクリックすると、この物件のみならずハンブルグの美しい景色の映像を見る事が出来ます。
上層階は分譲になっているようで、サイトに価格が表示されています。
まだ売れていないものを見てみると、
5階・102,72m2・南向き・天井高 2.90mで、355,000€(4970万円(1€=140円)) から、7〜8階・192.04m2・南向き・天井高 2.65mで 965,000€(1億3510万円)。(管理費・税金等は不明)
もちろん外断熱工法。場所はハンブルグの中ではかなり良い方でしょう。
6月に行ったセミナーで、Fraunhofer(フラウンホーファー)研究所の所長さんが「現在、ドイツで新築で建てる建物の設計寿命は100年を見通している」とおっしゃっていたので、この物件もその位は当然持つのでしょう。
日本の住宅は30年程度で取り壊される事を考えると、今回の物件の1年当たりのコストはかなり低くなりそうです。
海外の建物事情からは色々と学ぶ事が多いですね。
神尾さんと、加藤さんがスウェーデンとドイツに行って9日目。今はドイツの港湾都市、ハンブルグにいます。
神尾さんは、電気屋さんを探していたのですね。ハンブルグ中央駅に、サターンという、5フロア位ある大きな電気屋さんがありますよ〜!
神尾さんの9月1日の日記に、デンマークにも寄りたかったというのがあったので、代わりに私が4月に行ったデンマークの建物の紹介を。
ドイツ ハンブルグから、全長 19.5kmのフェーマルン海峡を越えて列車で入ったコペンハーゲン。
重厚な建物が立ち並ぶハンブルグと異なり、デンマークの首都、コペンハーゲンは郊外に出ると近代的な建物が多く見られます。
![]() |
![]() |
![]() |
| 地下鉄の駅もちょっとカッコイイ | 無人運転です | |
今回行ったのが、Bella Center駅近くにある住宅街。赤いレンガの家が多く見られます。
![]() |
![]() |
| 赤いレンガの家々 | |
![]() |
![]() |
| ヨーロッパっぽい建物 | 白いレンガの家 |
下の写真に示した、白っぽい建物。一見普通の建物ですが、近くに近づいて下から外壁を覗いて見ると、発泡系の断熱材を使った、外断熱工法の建物でした。
![]() |
![]() |
| 何気ない、普通の建物 | 外断熱工法でした |
ガイドさんがいる訳ではないので、工事現場にはアポ無しで突撃です!
工事現場に行き、やや強面の現場のお兄ちゃんに写真撮影の許可を求めると、「自由に撮ってけ!」とのありがたいお言葉。
早速、工事現場に入ります。
![]() |
![]() |
| これが今回のターゲット | 外壁の断面図です |
建物は、壁式構造。外壁の断面を見ると、黄色い繊維系断熱材が見えます。
どのような構造になっているか、建物近くに近寄ります。
近くに行くと、凄い事が分かりました。工場で作られたコンクリートの外壁材に、既に断熱材が入っています!
これなら、壁を現場で組み立てるだけで断熱工事+外壁工事が完成です。コストも削減出来そう。う〜ん、ナイスアイデア。
つなぎ目は、凸と凹になっており、すき間が出来にくくなっています。
断熱材の厚みは、150mm程度でしょうか
![]() |
![]() |
| 断熱材入り、プレキャストコンクリート | 断熱材の厚み |
壁の仕様上、すき間が出来てしまう部分に関しては、発泡系の断熱材が詰めてありました。現場発泡ウレタンをすき間に充填してある個所もありました。
地盤面に近い所は、湿気の影響を受けないように、発泡系の断熱材を使います。適材適所ですね。
![]() |
![]() |
| 発泡系の断熱材が詰めてある個所 | 地盤面に近い位置は、水に強い発泡系の断熱材 |
現場の仕上げの精度に関しては、ちょっと?な部分もありますが、日本得意の「カイゼン(改善)」によって、地震に対する強度を確保出来れば十分実用になりそうな工法です。精度もカイゼンによって上がるでしょう。
現場にあった作業員用のプレハブ小屋の窓は、当然のように樹脂ペアガラスでした。
![]() |
![]() |
| 仕上げの精度は、う〜ん | 現場のプレハブは樹脂ペアガラス |
この現場を見た時から既に4ケ月。どのような外観になったのか、非常に気になります。
コペンハーゲンの、Bella Center駅近くに行かれる方、あるいは行かれた方は、ぜひご一報を。
今日は、日本各地の気候をクリモグラフで示します。
今回示す位置は、北海道から沖縄までの日本各地 9都市。データは月別の平年値(1961-1990)を使っています。
まずはグラフを見て、グラフから何が読み取れるかをご自身で考えてみてください
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
上記のグラフを1つにまとめると、下のようになります(ごちゃごちゃして見にくいですが・・・)
私なりにこれらのグラフを見て、思いつくことは以下のような点です。
|
細かい点を挙げるとまだありますが、大体以上のようなことでしょうか。
ここに掲載していない場所でも、気温と湿度の月別データさえあれば簡単にグラフが書けますので、興味のある方は挑戦してみて下さい。
自分で書いておきながら言うのも何ですが、国内だけの気候の比較は面白くありません。海外との比較をすると、日本の気候の特殊性が見えてきます。
それに関してはまた次回。
今日は、一戸建て品質チェックで、土台敷き確認の為に埼玉へ。
現場に行くと、今日初めて会う大工さんに挨拶。これから完成までいろいろお世話になります。
この大工さん(50代後半位?)、とても良かった!
私たちが現場に行き、業務内容を説明した時の業者さんの反応は大きく2つ。
・まだ何もしていないのに、敵対心剥き出しの方。
・(施工に自信があるから)どうぞ見て下さいという方
の2つです。
今日の大工さんは後者の方でした。さくら事務所の考え方を分かっていただけたようです。
嬉しかったのは、ここから。
大工さんの考えを簡単にまとめるとこんな感じ。
|
ご自身で、インスペクターのような仕事をしてみたいとおっしゃっていた方は初めてです。
大工さんと話している間に、2人でいろいろ盛り上がってしまい、結構時間をとってしまいました。
大工さん。完成までこれから何度も現場にお伺いする事になりますが、丁寧で素晴らしい施工を楽しみにしています!