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大下達哉の 「ドーシタ大下」
好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。 気楽にお付き合い下さい。 1977.3生まれ へび年 B型 うお座
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!
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今日は、品質チェックの現場で、気密性能試験に立ち会いました。
気密性能試験とは、「給気口以外の余分なすき間を計測する試験」です。
右の写真のような装置を玄関ドアや窓に取り付け、室内の空気を外に追い出します。その時の室内外の圧力差と、空気の流れる量などによって、家全体のすき間面積を求めるものです。
一般的にはあまり行われませんが、本当の高気密・高断熱住宅のような、高性能住宅を作るには欠かせない試験です。
たまに、「最近の建物は高気密になってしまう・・・」などの受身の発言を聞く事がありますが、これは間違い。
本来、高気密とは、
「なってしまうものではなく、施工者が作り上げるもの」なのです。
結果はというと、スウェーデンやカナダの基準でさえラクラクとクリアする気密性能でした。
気密性能試験の時には、毎回緊張するとおっしゃっていた大工さんも、一安心。ひとまず、お疲れ様でした!
私は、日本の大工さんは器用だと思っています。この器用さを上手く使えば、他の先進国以上の高性能住宅が作れるものと信じています(実際、日本の一部の先進的な業者さんは、カナダやスウェーデン以上の性能の住宅を作っているのですが)
地震波の観測は、日本各地に設置してある計測器によって行われます。
一般的に、測定されるデータは、
・南北方向(NS)
・東西方向(EW)
・上下方向(UD)
の3つのデータです。
新潟県中越地震について、揺れの大きかった2地点にあった計測データを、WAVEANAというソフトを使って表示してみます。
十日町における観測加速度波形(新潟県十日町大字高山854-8)
いずれの地点でも、南北方向は加速度が1000Gal(ガル)を超えています。(1995年兵庫県南部地震では、818Gal)
十日町においては、1700Galを超えるなど、非常に大きな値となっています。
小千谷では、上下方向の値も800Galを超える大きな値となっています。
地球上では重力による加速度が980Galありますので、980Gal以上の加速度がないと物体は浮き上がりません。(980Galを超えたからといって、すぐに浮かび上がるものでもありません。)1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)は上下動の最大加速度は332Galですから、今回は上下動の大きい地震だったことが分かります。
| ・ | 加速度データの表示には、福山大学工学部建築学科 鎌田輝男教授作成の、WAVEANAを使用致しました。 |
| ・ | 観測波形データは、防災科学技術研究所の地震観測網K-NETの地震データを使用致しました。 |
新潟の地震は、当初私が考えていたよりも大きな被害でした。
地震の規模を示すマグニチュードは6.8。マグニチュードでの分類上は、中地震になります。
ここで、震度とマグニチュードの関係を。
震度とマグニチュードの関係は、「電球」と「電球から離れた位置での明るさ」によく例えられます。
ここで、電球の大きさ(ワット)がマグニチュードに相当します。マグニチュードは、1つの地震で基本的には1つに決まります。
震度は、電球から離れたそれぞれの位置での明るさ(ルクス)に相当します。
小さな電球(マグニチュード)であっても、その近くであれば明るく(震度が大きく)、電球が大きくても、遠くに離れていれば暗くなります。
電球の例と実際の地震との違いは、地震の場合には地盤の状況が関係するため、単純に距離には比例しないということです。
ちなみに、マグニチュードは数字が0.1大きくなると、そのエネルギは約1.4倍になります。数字が1.0大きくなるとエネルギは約32倍です。
兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)のマグニチュードは7.2でした。今回の地震では、最初に起きたのがマグニチュード6.8でしたので、兵庫県南部地震は今回の新潟県中越地震の約3.8倍のエネルギを持っていたという事になります。
よく、「小さな地震がたくさん来れば大きな地震は来ない」などと言われる時がありますが、マグニチュードの数値とそのエネルギの大きさ関係を知っていると、そうとは言えないことがお分かり頂けると思います。
早急な復興のために、余震が続かないことを祈るばかりです。
新潟の方で大きな地震が起きました。
被害があまり大きくなければ良いのですが。
地震で思い出すのは、学生時代に行った地震の被害調査と、振動台を使った実大振動実験(参考写真)。
私は、実大振動実験において、小さな揺れから震度7までの大きなものを、延べ回数で800回位経験しています。この位経験すると、地震の時に建物のどこが壊れるのかは、建物の形状や壁などの配置を見ると大体分かってきます。
実験の時には、目の前50cm位で建物が揺れるのを見て、ひび割れの進行などを確認していました。実際の地震の時には絶対に出来ないことですね。
阪神淡路大震災以後、全国各地に振動台が作られ、地震に対する研究が活発になっています。
来年には、兵庫県三木市に、世界最大の振動実験施設、E−ディフェンスが完成します。
これは、鉄筋コンクリート4階建ての実大の建物を揺らす事ができる、バケモノのような振動台です。この巨大な振動台で、地震に対する研究が一層進むといいですね(運転費用が凄そうですが・・・。)
先日、断熱は奥が深いという話を書きました。
「外断熱だ、内断熱だ」と議論する前に、断熱を考えるには防湿(気密)、換気などをトータルで考えなくてはいけないということです。
各分野のことを広〜く知る必要がある為、断熱に関して書かれている多くの本は、これまで複雑で専門的な本がほとんどでした。
そこでオススメしたいのが、「スラスラわかる断熱・気密のすべて」という本。
著者は、以前にご紹介した本と同じ南 雄三さんです。高断熱・高気密およびエコハウスの分野においては、知らない人はいないでしょう。
本の中では、各項目について詳しく説明してあります。ストーリー仕立てになっており、イラストが非常に多いのでわかりやすいと思います。
・冬あたたかく、夏涼しい住まいが欲しい方
・建物を長く使いたい方
・冷暖房の費用を安くしたい方
・エコロジー住宅を建てたい方
・いまいち、断熱と気密の関係が分からない方
など、多くの人にオススメです。
書店で見かけましたら、ぜひどうぞ
最近、高気密高断熱や、外断熱など断熱に関する言葉を耳にすることが多いかと思います。高気密高断熱と謳っていても、性能を見るとそうでないのもありますし、外断熱と言っていても怪しいものもあります。
残念ながら、現在の建築業界ではこの断熱に関する知識が浅い人の方が多いのではないでしょうか。実際の現場でも、断熱材が全て適正に入っているのはかなりまれでしょう。
断熱材はその取り付け位置によって、工法の呼び方が変わります。
よく聞くのは、外断熱と内断熱。
これが木造だと、外貼り断熱、充填断熱(柱間断熱)になります。
| 細かい部位で言うと、 ・屋根断熱 ・天井 〃 ・桁上 〃 ・床 〃 ・基礎 〃 など多種多様です。 |
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| 屋根断熱 | 天井断熱 |
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| 床断熱 | 基礎断熱 |
住まいの温熱環境を向上させるには、単に断熱材を厚くしただけではダメで、断熱、防湿(気密)、換気、冷房、暖房などをトータルとして考えなくてはいけません。
また、結露やカビを生じさせない為の知識として、水蒸気の理論や微生物の理論が必要になります。
温度に関しては熱理論(熱工学)、換気に関しては換気工学や流体工学が、そして外気条件としての気象学、冷温の熱源としてエネルギー論など、幅広い知識が必要となります。
このように考えると、断熱というのは非常に奥の深いものです。
私は、断熱を学んでいくと、最終的には住む人の健康と地球環境としてのエコロジーにたどり着くと思います。
断熱性能や気密性能など、建物の性能を上げれば上げるほど、エネルギー密度の低い自然エネルギー(太陽熱・光や、地熱など)を利用しやすくなります。この辺りをシュミレーションするのはなかなか面白いのではないでしょうか。
現実的には、日本の建物の性能はあまり上がっているとは言えません。
建物の性能を上げるのは、小さい頃からエコロジーや地球環境について学び、コンピューターも比較的得意(各種シュミレーションに有利)な、今の20〜30代の世代が頑張らなくてはいけないと密かに思っています。
私と同じような世代の方で建築業に従事されている方、一緒に頑張りましょう!
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| 北海道 音更町で見かけた断熱改修現場 | ウィーンで見かけた断熱改修現場 |
| (木造軸組工法。室内のリフォームと併せて、押出発泡ポリスチレン3種 50mm厚を外貼断熱工法で断熱改修。サッシも樹脂サッシへ) | (かなり古いレンガ造の建物。レンガをモルタルで平らにした後、発泡スチロール 75mm厚を、湿式外断熱工法で断熱改修。固定はビス。赤いのは塗り壁の下地となる樹脂のメッシュ) |
先日、青森県が環境調和建築の指針を作り、その中に外断熱が入っていることを知りました。
建物のライフサイクルを通じて地球環境と共に人の環境に配慮した建物を作ろうという狙いです。
これは新築及び改修時の指針ですが、今後断熱改修は各地で増えるでしょうし、このような指針を定めるのはいいですね。
長寿命化の項では、
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というのがありますが、いいですね〜。
まだ詳しい解説は読んでいませんが、読むのを楽しみにしてます。
他の都道府県でも、同じような指針を作ってくれるといいのですが。
物件調査のプロが明かす絶対に後悔しないマイホーム購入術
○と×「一戸建て編」「ブラッシュアップバージョン!!」 in 東京
が終わりました。
質疑応答の時間には、質問が次から次へと!皆さん、とても積極的でした。
私は今回も講師の姿をデジタル一眼レフで撮影。
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| 長嶋さん | 加藤さん | 三上さん |
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| 神尾さん カラオケっぽい!? |
スーさん | 会場の様子 |
来月は、同様のセミナーを、大阪で開催! ぜひぜひご参加ください!
今日は、建物チェックのため、マンションのモデルルームで、設計図書の確認。机の上で、図面との静かな格闘です。
大きなマンションであるため、図面がたくさん。目的の住戸を図面の中から見つけるのも、大きなマンションだとちょっと一苦労です。
しばらくすると、図面を見ている時に鼻水がズルズル。鼻をかんでも、すぐにズルズル。持ってきたポケットティッシュがあっという間に無くなってしまいました。
近くの薬局に鼻炎の薬を買いに行こうかとも思いましたが、眠たくなってしまうのでパス。トイレで鼻をかんだりしながら、なんとか終了
この間の人間ドックでは何も問題ありませんでしたが、ちょっとカゼをひいたのかも?今日は早めに休みます。
急に寒くなりましたので、皆さんもお気をつけください。
今日は人間ドッグでした。
結果は特に問題のある所はなし!これからも体調管理に気をつけながら頑張ります。
最近、木造住宅において、床下換気口を設ける代わりに、基礎パッキンを用いる事が多くなっています。
基礎パッキンとは、右図のようにコンクリートの基礎の上に敷いて、土台との間に20mm前後のすき間を開け、そこに風を通す方法です。
しかし、建物チェックや品質チェックに行った時、この基礎パッキンが全て完璧に入っているケースは少ないといえます。(品質チェックの場合には、見つけ次第直しますが)
基礎パッキンを入れる位置には、一般的なルールがあります。
下に、基礎パッキンを入れるべき場所を一覧にしました。
この一覧は、「軸組在来工法用」です。枠組壁工法(2×4)では、基礎パッキンの位置が多少異なります
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| 柱の下 | アンカーボルトの下 | 継手の下 |
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| 大引きの下 | 間隔は1m以内 | はみ出してはいけません |
ちなみに北海道では、床下換気口や基礎パッキンを使わず、床下を密閉状態にして24時間換気システムで床下を換気する基礎断熱工法が増えているそうです。
実は、こちらの工法の方が一般的な工法よりも温度も湿度も安定します。夏に床下が高湿になる恐れが少ないことや、床下が室内環境に近くなることから、本州でも基礎断熱工法が増えていくのではないかと思っています。
先日の建物チェックで伺った物件にあった簡単なミス。
ピンポ〜ン♪
「すいませーん、さくら事務所です」
と、ここまではよくある風景
はいはい、誰かな。
インターフォンで確認してみよう。
あ、あれ!?顔が見えない!
カメラの位置調整が上手くいっていない例ですね。でも、たまにあります。
カメラの位置を調整するだけで簡単に直りますが、チェックしなくてはいけないポイントですね。
再来週の日曜日に行われる一戸建てセミナーでは、一戸建ての様々なチェックポイントを、具体的な例を示してご説明する予定です。
内容も前回より大きく変更してありますので、これまで一戸建てセミナーに出席された方でも、参考になると思います。
まだ席に若干の余裕がありますので、お時間がある方はぜひどうぞ!
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