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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ へび年 B型 うお座
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2005.6.28

家をつくるまでの作業環境

今日はとても暑い日でした。
施工中の現場をチェックするために、3件の現場を回りましたが、たくさん歩いたので、ヘトヘト。

うち1件は、建て方の作業でした。炎天下の中、たくさんの大工さんが家の骨組みを作っていました。

完成した住まいは快適であったとしても、それをつくるまでの期間は、快適ではないことが少なくありません。これからの時期は、炎天下の中での作業も続くでしょう。
冬は、雪の中での作業もあります。建物をつくるという仕事は、自然と向かい合わせ。天候によって作業の進み具合も変わってきます。

高所での作業は、危険も伴います。
一戸建てでも、屋根のところまで上ると、高いものです。

学生の時に、試験体を作ってもらっていた工務店の棟梁がおっしゃった、"シャレ"をまだ覚えています。

それは、「1メートルは、一命取る」 というもの。

最初は、微妙なシャレだな と思いましたが、聞いてみると納得。

「人間、高いところに上っているときは、緊張感が働くために意外と事故が少ない。問題は、このくらいまできたら落ちたとしても大丈夫だろうという高さ。1メートルであっても、打ち所が悪かったら命を失う。だから、弟子たち(この工務店には、住み込みの弟子制度があります)にはこのことを言っている。」
ということでした。

そういえば、徒然草にも、同じことが書いてあります。(徒然草 第百九段)

私も、現場に行くときは十分に注意したいと思います。

2005.6.23

品質チェックの内覧会

今日は、品質チェックの最終段階となる、内覧会。
思い出せば、一番最初にご依頼者にお会いしたのが、去年の秋。半年以上に渡る、長いおつきあいです。

基礎工事が始まり、「配筋が出来上がった」という連絡を頂いてから現場にお伺いしましたが、その時点では配筋は全然終わっていませんでした。
しかし、施工業者の社内検査では合格となっており、このまま作業が進むのかと、かなり焦りました。

結局その後2週間ほどたってから、配筋が完成。その間に、数回足を運びましたが、配筋検査のために現場に何度も足を運ぶのは、まれです。
社内の検査担当の方が何を見て、配筋検査を合格にしたのか分かりませんが、これでは困ります。

この物件は、工場でほとんどの部材を加工して現地では組み立てるだけの工法だったため、現地で作る主なものと言ったら基礎コンクリートくらいです。
基礎の精度は建物に関わってくるため、妥協はできません。

基礎の工事の後は、とても順調に作業が進んだのが幸いでした。
大工さんもとてもフレンドリーな方で、良かったです。

品質チェックの内覧会では、途中をチェックしていることもあり、大きな問題はまず出ません。
今回の内覧会でも、指摘事項は軽微なものがほとんど。現場監督さんや、電気屋さんがその場ですぐに直してくれました。
床の水平精度や、壁の垂直精度もとても良好でした。

最終的な仕上がりが良かっただけに、当初の基礎の件は残念です。
次回、チェックに入るときは、よろしくお願いします。

2005.6.21

住まいのメンテナンス

今日は、ご依頼者のお宅にお伺いして、品質チェックのご報告。
最初にお伺いしたときは、周りには更地が多かったのですが、今では建物の周りに3棟が建築中です。

家の中に通され、真新しい椅子に座ると、隣の椅子にはマジックで落書きが。
入居後間もないですが、お子さんがキャンバスにしたようです。

そういえば私の実家にも、玄関を入って正面のドアに、弟が書いた怪しい顔のドラえもんがあります。書いてから、20年は経っていると思いますが、未だにそのまま残して(残って?)います。

小さいお子さんがみえる家では、どこかに落書きをされていることが多いのではないでしょうか。ある程度大きくなるまでは、家に落書きをしないというのは難しいかもしれません。

品質チェックのご報告でいつもお話するのが、今後のメンテナンス。マンションと同様に、一戸建てでも10年くらいで外壁や屋根の大きなチェック・修繕が必要になります。ガスの給湯器や、新しく買ったエアコン、冷蔵庫などの家電製品も10年後にはそろそろ交換を考える時期でしょう。

ご報告が始まる前、元気に走り回っていたお子さんは、ご報告が始まるとソファーで横になり、飲み物を持ったまま眠ってしまいました。

お子さんが中学校になる頃には、住まいのお手入れも最初の大きな区切りの時期です。
建築途中は、さくら事務所が10数回足を運んでしっかりチェックしました。
後はメンテナンスをしっかり行って、できるだけ長く使ってください。
今後もよろしくお願いします!

2005.6.19

幼なじみの結婚式に行ってきました。
家は、100mも離れておらず、誕生日も20日違いで、昔の写真を見るとよく並んで写っています。本当に生まれた頃からの幼なじみです。

中学の頃の寄り道は彼の家。
高校生になっても、大学生になっても、彼の家は友達の集まりの場でした。
彼が寝ていても、友人と部屋に上がり込んで、遊んで帰ることもしばしば。

友人たち 氣志團? 胴上げ スナップ写真
友人たち 氣志團?
かなり練習したらしい
胴上げ
狭い場所で怖かった
会場のスナップ
撮った写真は270枚

披露宴の後は、2次会、3次会、4次会・・・。
2次回以降は同窓会ですね。
12年ぶりの友達もいました。みんな変わってないな〜

また、遊びに行きますので、その時はよろしく!

2005.6.17

◎換気と、通風と、漏気(ろうき)

先日、ご依頼者から換気と通風(窓開け)についてご質問がありましたので、ここでまとめてみます。

まず、建築の温熱環境の分野では、
 24時間換気による「換気」と、
 窓開けによる「通風」、
 すきま風による「漏気」は、
明確に区別します。
それぞれの目的や意味などは以下のようになります

  換気 通風 漏気
目的 室内の空気を清浄に保つ 体感温度を下げる
涼感を与える
なし(すき間風)
換気回数 0.5回/h 5回/h 前後 わからない
居住者による調整 自由に細かく調整できる ほぼ調整できる 全く調整できない
(不快)
気流の速さ 20cm/s 以下
気流を感じない程度
1.0m/s 以上
気流を感じる
わからない
気流の向き 居室 → 汚染室の向き。
一定方向。
設計時に計画できる。
人体に風が当たればよいので、気流の向きは気にしない。 わからない

漏気(ろうき)」は聞きなれない方が多いと思いますが、すきま風のことです。どこから入っているかわからないし、調整もできず、冬には不快なものですね。

よく、ゴチャゴチャになっているのが、換気と通風です。
「24時間換気がなくても、窓を開ければいい」と未だに言っている業者さんもいますが、それは換気と通風の目的や意味が曖昧になっているためです。
(このようなことを言う業者さんの家作りは、次世代省エネにも満たない、昔ながらのものがほとんどです。)

上に挙げた3つを明確に区別しないと、高断熱・高気密(高性能住宅、省エネルギー住宅)の本質は理解できません。
それほど難しい分類ではないので、覚えた方が良いでしょう。


2005.6.16

おもしろおかしく

品質チェックでは、工事の施工途中をチェックするサービスです。
そのチェックの速報は、ご依頼者専用のページで、随時お伝えしています。

チェック時の写真は、出来るだけわかりやすく、動きがあって、現場の雰囲気が感じられるように撮って、コメントも工事の流れが分かるようにしています。

コメントは、それぞれのコンサルタントが入力していますが、河西さんのコメントは、専門的で面白いです。

ホームページの更新手続きは、現在私が担当していますが、大阪からデータが送られてきて、河西さんのコメントを見るのが実はちょっと楽しみ。
気分は、進捗を確認するご依頼者に似ているかも?


2005.6.13

サーモグラフィカメラ

建物調査(インスペクション)で使う機材の中に、サーモグラフィカメラがあります。サーモグラフィカメラは、熱を可視化する装置です。

私がサーモグラフィカメラを初めて使ったのは、中学生の頃。
父親が仕事で使うために家にあったので、いろいろ遊んでいました。
しかし、装置は重たく、部品が外国製のために、操作画面は全て英語。起動するまでに時間がかかり、反応速度がとても遅くて残像がずっと残っていました。

さくら事務所にあるサーモグラフィは、導入時に最も新しいものでしたが、昔のものと比べるととてもコンパクト。反応速度のがとても速くて、最初はビックリしました。
部品も国産のため、操作画面が日本語で分かりやすいのもいいですね。

内断熱マンションと外断熱マンション事務所内では、
「イソップのおもちゃ」
と呼ばれるこのサーモグラフィカメラ。
おもちゃぶりを発揮すべく、冬の寒い季節にいろいろ撮っていました。

これは、いくつか撮った熱画像のうちの1枚。
ほぼ同時期に建てられた、普通の(内断熱)マンションと、外断熱マンションの外観です。撮ったのは、太陽の影響がない深夜です。

写真左側が、普通の内断熱マンション。右側が外断熱のマンションです。
右側の方が全体的に温度が低く、熱があまり逃げていないことがわかります。

今度は、真夏の暑〜い時期に、いろいろ撮ってみようと思っています。
お楽しみに。

2005.6.12

昼間、暑いな〜と思っていたら、都内は30℃近くになっていたようです。
暑いのは苦手なので、電車に乗るときはいつも「弱冷房車」ではない車両を選んでいる私ですので、あまり暑くなるのは勘弁。

各地の気温や湿度を調べるとき、私は東京管区気象台や、気象庁のサイトを利用していますが、見るたびに少しずつバージョンアップしているような気がします。

テレビやラジオで気象情報を得るときは、自分の予定をそのメディアの放送時刻に合わせる必要がありますが、インターネットならその必要はなし。自分のタイミングで情報を得られます。

気象情報に関するサイトは、サイト更新の自動化を進めるためにお金はかかるでしょうが、一回システムを作ってしまえば、更新が比較的ラクな分野かも知れません。もともと、気象情報のデータは定期的観測ですし、情報をやりとりするネットワークも作られているからです。

今後、どのように気象関係のサイトが進歩していくのか分かりませんが、私としては過去の気象データを簡単に得られるサイトが理想です。

2005.6.8

景観

黒川温泉のドン所内の回覧版(?)で回ってきた、書籍の紹介。
黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則という本の紹介でした。

帰りの電車の中でその内容を見てみましたが、面白い!
すぐに続きが読みたくなり、翌日に本屋に行って買ってきました。
中身は、黒川温泉が地域の景観を取り戻すことで、再生していく様子が書かれています。

この本にも書かれていますが、地域の景観を、統一感を保ったまた長い間守っていくのは大変です。人気が出てくると地域の外からの資本が入ってくることもよくあります。

私は、黒川温泉ではない、ある温泉地について詳しいのですが、その温泉地を頭の中で対比させながら読んでいましたので、黒川温泉で起きたことがとても身近に感じました。
問題のある方法・景観について、その温泉地にも当てはまることがあると、「あ〜、確かに言われればそうだな」と、1人で納得。

久しぶりに、面白い!と思いながら読んだ1冊でした。

2005.6.5

床下

建物調査(インスペクション)では、入れる箇所には全て入っています。
点検口があれば、当然小屋裏も、床下も入ります。

最近の一戸建ての基礎は、べた基礎あるいは、布基礎でも底面がコンクリートで覆われていることが多いので入りやすいのですが、古い建物では土がそのまま出ているので、土埃だらけになります。

床下にコンクリートが敷いてあり、床下の高さがある程度ある時は、寝板に乗って進みます。
ちなみに、さくら事務所で使っている寝板は、私と大久保さんがホームセンターで作った、手作り品。

床下に入るときは、何か小動物でも出てこないかと、ちょっと緊張します。
別に小動物に襲われるわけではありませんが、暗くて狭くて逃げ場のないところですから、気分のいいものではないでしょう。

これまでに、白骨化したネズミやシロアリに食い荒らされた土台は見ましたが、それ以上のものはありません。

今後の調査でも、あまり変なものは出てきませんように・・・。

2005.6.4

地震について、ちょっと疑問なことがあったので、学生時代にお世話になった先輩のところに電話しました。

電話の結果、疑問に思っていたことは、すぐに解決しました。
その後、話はなぜか兵庫県三木市にできる、巨大な震動台の話へ。

800トン近い震動台を実際の地震と同じように揺らす施設ですので、電気代は凄いと思っていましたが、やはりかなり電気を使うそうで、1日にン百万とか。

施設のホームページを見ると、建築途中の写真が載っていますが、全ての規模が大きい!

例えば、1998年8月〜2000年6月のところを見ると、基礎工事の様子が載っていますが、基礎に使われている鉄筋の太さは、51mm(D51)。

木造一戸建ての基礎に使われる鉄筋の太さは、10mm〜16mmくらいがほとんどです。51mmという太さの鉄筋は、土木では使いますが、建築の分野ではほとんど使われません。

直径を 5.1cmとすると、断面積は 20.4cm2(実際の鉄筋は正円ではないので面積は多少異なります)。鉄の比重を7.85g/cm3とすると、1m当たり約 42kg。2mの長さで大人1人の体重よりも重たくなります。配筋作業はさぞ大変だったでしょうね。

−余談−
円の面積を求めるときは、 半径×半径×π (円周率) と学校で習ったと思います。

しかし、日常生活では半径よりも直径の方が測りやすいので、
(π × 直径 × 直径)÷4  の方が便利です。

2005.6.2

基礎から建物まで

今日は、品質チェックの、配筋検査へ。
雨が降る中、靴が泥だらけになりながらの確認です。
ちなみに今回は、基礎の1回打ちの現場です。

仕上がりがいい現場というのは、パッと見た目で仕上がりが奇麗ですが、今日の現場はそんな感じでした。
基礎の幅は、16cmと広いため、コンクリートのかぶり厚(鉄筋を包み込むコンクリートの厚さ)の確認は、目視で十分なほど確保されていました。

ちょっと気になったのが、配筋作業をしている業者さんがかぶっているヘルメット。

一般的に、配筋の作業を含む基礎の工事は、「基礎屋さん」という、専門の業者さんが行います。会社名は、○○工業や、○○鉄筋などが多いかも知れません。しかし、今日は違っていたのです。

ひょっとして・・・とお聞きすると、配筋の作業は基礎の専門業者さんではなく、基礎の上側の建物も作る工務店さんが作業をされていました。
これは、分業制になっている建築の現場では少ないことです。

配筋はというと、小さなミスはあったものの、全体はとても良好。
アンカーボルト取り付けの、高さの誤差も、±1.5mmと良い精度でした。

建物にとって、とても重要な「基礎」ですが、丁寧な配筋作業でした。
上に組みあがる建物も、きっと良いものができるのではないでしょうか。



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