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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ へび年 B型 うお座
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2005.12.30

いい天気去年と同じ日に、同じ場所でスキー。
天気は晴れ(前日は雪でしたが・・・。)
遠くまで見通すことができます。

積雪は3m60cmとかなり多め。しかし、時期であるはずの年末でしたが、お客さんはそれほど多くありませんでした。
リフト待ちは長くても3分くらい。

モーグルコーススキー場でのお目当てはモーグルコース。
大雪で最初はすっかりコブが無くなっていましたが、パトロールの方やスキースクールらしい人たちが並んで滑り、コブを作っていました。

コースの仕上がりは上々。
しかし、3本も続けてコブを滑れば、もうバテバテ。運動不足の体には大変です。

それでも何とか滑り終わり、最後はお客さんが減ったスキー場を高速で滑ります。うーん、気持ちいい!

スキーの後は温泉。
新幹線に乗って1時間ほど乗るともう東京です。
とりあえずケガが無くてよかった。おつかれさまでした。

2005.12.19

セルロースファイバー

渡邊さんと、品質チェックの、断熱検査へ。
今日の物件の断熱材は、セルロースファイバー。
新聞紙をリサイクルした断熱材です。

ちなみに、セルロースファイバーの施工方法には、水を使う湿式(吹き"付け"工法)と、乾式(吹き"込み"工法)がありますが、今回のものは、湿式。

材料を投入   施工風景
装置にセルロースファイバーを入れて、ホースで送ります。

施工風景
上からどんどん吹き付けます。
吹き付けた後 余分な所を削って整形
吹き付けた後

余分な所を削って整形。
コンセントや筋かいの後ろにもしっかり入ります。

セルロースファイバーは、断熱性能そのものはそれほど高くないものの、隅々まで断熱材を入れることができるのがメリット。
現場でのデメリットとしては、セルロースファイバーの工事中は、他の作業ができないこと。セルロースファイバーを入れるのは専門の業者さんなので、断熱工事中は、大工さんの手が止まってしまいます。
この現場でも、大工さんの手が止まるのが4日間。湿式なので、ある程度断熱材が乾燥するまで、室内のボードを張ることができません。

余分な所を削って整形断熱の作業に立ち会った後は、海岸沿いに走って、次の現場で基礎の型枠検査。

海の中には、ウェットスーツを着たサーファーがたくさん。天気はいいけど、外気は寒い。車の中から見ているだけでも寒そう!

現場に着いて鉄筋を見ると、コンクリートのかぶり厚が不足しているところが2箇所。早速対処のお願いです。

寒い時期のコンクリート打設は大変ですが、夏と比べるとコンクリートが固まるのがゆっくりなので、作業の時間は長くても大丈夫。作業を見ている方としては夏よりも冬の方が安心です。
(外気が氷点下になる地域では、コンクリートが凍ってしまうため、ちょっと事情が違いますが。)

コンクリートの打設は明後日。何事も無く作業が終わりますように。

2005.12.15

無断熱

3日連続で、建物調査(インスペクション)一戸建て版へ。
今日の物件は、築25年の鉄筋コンクリート建物

現場に到着し、室内へ。
2階に上ると床が傾いているのが分かります。
どうやら床の下地調整が十分ではなかった様子。

床下その後、床下をチェック。
断熱材が入っていません。
壁部分の断熱を確認すると、やはり壁にも断熱材がなし。無断熱物件であるようです。
しかし、建築時期を考えると、実は特別なことでもないのです。

調査をご依頼いただいた物件は、当時同時に建てられた4棟のうちの1棟。
建物の仕様は隣の物件も同じはずです。

外で物件をいろいろ見ていると、隣の方が興味ありげに見ていたので話しかけてみました。
防犯のことを聞いたあと、無断熱の寒さについての質問。
「冬は寒くないですか?」と聞くと、
「寒い寒い。この時期でも電気とガスの暖房で、月に10万円かかっている」
とのこと。

うーん、物件は北海道ではなく都内なのですが・・・。
お話によると、家に家族がずっと居るため、暖房をつけっぱなしにしているとか。床下に断熱材を入れるだけでも暖房費はかなり減るのではないでしょうか。

2005.12.14

耐震金物

午後から、建物調査(インスペクション)一戸建て版の目視 物件立会いコースへ。

金物の間違い今回は、建築中の建物での物件立会い。
ご依頼者と一緒に金物の位置や種類を確認していきます。
確認中に見つけた、右の写真の問題点。
何の問題か分かったアナタは専門家。

答えは、金物を留めるビスの長さの間違い。
床の下地に構造用合板の厚いものが使われているため、梁に直接ビスを取り付ける場合と比べて、合板の厚み分だけ長いものを使う必要があります。

これは、私の過去の日記にも載せています。
ちなみに、このメーカーの金物で合板の上からビスを留める場合、ビスの色は青が正解。
写真のビスはグレーになっているので誤りです。

比較的よくある間違いですが、必要な耐力が出ないので、しっかりと交換してもらいましょう。

2005.12.13

朝から車を飛ばして建物調査(インスペクション)一戸建て版へ。
現地がちょっと分かりにくく、ウロウロしていたら現地に到着。
機材を下ろして、早速床下へ。

怪しげな納め方床下に入ってしばらくすると見つけた、写真の箇所。
基礎の位置を間違えたのでしょうか。基礎パッキンが入っていますが、大引きの高さと合っていないため、大引きと基礎パッキンの間にすき間が空いており、意味がありません。
そのため、基礎パッキンの左側に木片を入れて高さを合わせています。
木片には重さがかかっておらず、簡単に外れてしまいました。このままだと、長期的に見て、床が沈み込む可能性があるため、対処が必要です。

小屋裏床下の次は小屋裏へ。
天井裏に載せられた断熱材が波をうっています。これでは断熱材の効果は発揮できません。正しく入れなおしてもらいましょう。
左側の壁はロフト部分ですが、ここには断熱材の入れ忘れが。
こちらも対処してもらいましょう。

13時半頃になって調査は終わり。
次は事務所でコーポラティブハウスの図面相談が2件。
これまでの相談で多いのは、暑さ、寒さなど断熱に関することや、換気のこと。専有部だけでの対策は限りがあり、室内が狭くなるというデメリットもあるため、なかなか難しい。
(断熱や換気は住まわれる方じゃなく、設計者のようなプロが考える課題なような気もするが・・・。)

コーポラティブハウスの図面相談が終わった後は、一戸建ての図面相談。
こちらも気になっているのは、暑さや寒さなど快適性に関すること。
でも、こちらのご依頼者、先月にお会いした時よりもずっと勉強されている。

「断熱に関して書かれている本の間違いに突っ込めるようになりました」
とか、
「この部分のLow-Eは、内側がいいですか?外側がいいですか?」
などなど。いいじゃないですか!(ちなみに、このLow-Eの意味が分かった方は、勉強されている方)

まだまだ図面の段階ですが、理想の住まいに近づけるためには、まだまだ検討次項がありそうです。
しかし、住まいについて一生懸命学ばれているのが分かると、こちらも応援したくなります。一緒に頑張りましょう!

2005.12.12

金物工法

朝1番に、人間ドックへ。
体重が去年より増えていましたが、その他には大きな問題はなし。それにしてもこの病院の流れはスムーズだ。

事務所に戻って昼食をとった後、品質チェックの構造検査へ。
今日は金物の確認。

ドリフトピンご依頼の物件は、軸組工法ですが、その中でも柱や梁を専用の金物で留めていく、金物工法というもの。木骨ラーメン構造、木軸剛金物構造などとも呼ばれます。
実際の工事では、柱や梁の中に埋まった金物に、写真のようなピン(ドリフトピン)を打ち込んでいきます。

金物の種類を確認する必要がなく、ピンの有無だけを確認すれば良いので、施工する方も、チェックする方もラクです。

現場に着き、大工さんと少し会話。
「この前に監督さんと一緒に確認したから、大丈夫だと思いますよ」
とのこと。早速確認です。

1階から順に、筋かいの取り付けから確認。位置も取り付けもOK。最近は柱や梁だけでなく、筋かいもプレカット済みなので現場ではあまり切りません。

次にピンの確認。
目視だけでなく、ピンを入れる穴に、ペンや木の枝を入れて確認。
すると早速、ピンの入れ忘れを発見!場所は、1階の柱の下側(柱脚側)。
力がかかる場所だけに、この段階で見つかって良かった。

木の枝が入ってしまいましたその後も、ピンの位置を重点的に確認。
すると他でもピンの入れ忘れが。

木の枝やピンが、柱の中に入ってしまいます。

ペンも入ってしまいました結局、約10本のドリフトピンの入れ忘れがありました。

大工さんにお願いして、早速ピンを打ち込みます。ピンを打ち込む作業自体は簡単なものの、柱の外側に張ってあった構造用合板を剥がさなくてはいけない箇所があり、そこは大変でした。

日が暮れる頃になり、ピンの打ち込み作業完了。

まだ骨組みの段階で見つかって、良かったと思います。
工事が進むと、ピン1本入れるのも大変ですからね。

2005.12.09

着工式

今日は一戸建て現場の、地鎮祭へ。
天気は快晴で、とても気持ちの良い地鎮祭でした。

地鎮祭の後は、場所を移動して、着工式に同行。
「着工式ってなんだろう?」と思いながら会場に到着。

会場に入ると、基礎工事、電気工事、木工事などの職人さんたちがズラーっと。私もご依頼者もびっくりでした。

着工式このようなことを行う業者さんは、本当に少数派ですが、住まいを作る方たちの顔を知る事ができてとてもいいですね。
式では、職人さんの宣言や、図面の引渡しなどがありました。
わずか20分足らずの式でしたが、ご依頼者も思い出になったと思います。

今日の着工式では司会の方が、職人さんたちに私を、コンサルタントの 「先生」と紹介。

う〜ん、先生って感じじゃないんですよね。
私は、ご依頼者の代わりに現場に行って、工事の進捗などを確認する家作りのパートナーの1人。しかも、主役ではなくて影でひっそりと見ている脇役の立場。「先生」だなんて恥ずかしい。

なんだかムズムズしてしまって、「先生ってのはやめてください」と、言ってしまいました。

工事は始まったばかりですが、家づくりが無事に終わることを願っています。

2005.12.06

構造検査

品質チェックの構造検査へ。
日曜日にご依頼者による中間検査があったため、2日ぶりの現場。
その時は、安彦さんと建物外周の確認だけを済ましておきました。

現場に入り、準備をお願いした金物の取り付け図をもらいます。
(前回はこの図面がなかったため、クギの確認だけ)

金物を図面と照合しながら1つ1つ見ていくと、うーん、いくつか金物の取り付け忘れが。でも、大丈夫。このための構造検査なんですから。まだまだ十分間に合います。早速監督さんに、修繕を依頼。

修繕後次は、2日前に指摘した外周部のクギの確認。
前に問題があった箇所や、打ち増しして欲しい箇所には、木材チョーク(木材に印を付けるための専用チョーク)で、×などのマークをしておきました。

さてさて、実際に見てみると、ほうほう、しっかりと打ち増ししてあります。いいですね!

ツーバイフォーだけでなく、最近の在来工法(軸組工法)では、建物の周りにクギを打ち付けることが多くなっています。
家全体では、クギの数は1万本以上。0.1%の確率で打ち間違いがあったとすると、1万本あったら10本はミスしているということ。人間だから、多少のミスはつきものです。
このような時は、失敗を責めるのではなく、正しく修繕するということが大切。

断熱材の厚みこの物件の構造は、ツーバイシックス(2×6)。ツーバイフォーの材料を、長手方向に1.5倍にした材料を、建物の外周部に使っています。
壁の断熱材の厚みは140mmでツーバイシックスの厚みと同じ。触ってみると断熱材の密度が高く、しっかりとしています。
ちなみに、天井と床は200mm。これだけあれば、
「床暖房を入れなくても床が冷たくない」
と業者さんが言われるのも納得。

裸のグラスウールこの物件の断熱材はグラスウール(白色は珍しい)ですが、いわゆる袋入りのグラスウールではなく、写真のような裸のもの。実は、海外ではこれが常識。
袋入りのグラスウールが一般的なのは日本だけで、海外ではほとんど流通していません。また、断熱材は柱(縦材・スタッド)の厚みいっぱいに入れるのも普通。
ときどき現場では、断熱に詳しくない業者さんが、
「壁の中の結露防止のために、柱幅より薄い断熱材を使って、壁の中にすき間を空ける」
というのを聞くことがありますが、そのようなことを言うのは正しい施工方法を知らないからです。

こちらの業者さんは、営業の方も、設計の方も、もちろん現場の方も断熱については詳しい。断熱に関する質問は、ほぼ即答。いいですね。

サッシは全て Low-E2ペアガラスの樹脂サッシで、関東の次世代省エネを2倍程度上回る高い省エネ性能ですが、熱交換装置は無し。以前、設計の方にその件を聞きましたが、その理由はしっかりしていました。

「ランニングコスト、メンテナンスコスト、回収できる熱量を考えると実質的に省エネにならないから」

詳しい理由は省きますが、確かに日本の多くの地域では、熱交換装置使ってもまずペイしないですよね。断熱性能が低い建物なら、なおさら。
快適性向上のための熱交換採用なら分かりますが、省エネのための熱交換採用は、実際には難しい。よく勉強されていると思います。

次回お伺いするのは、土曜日。
監督さん、金物の取り付けお願いしますね!

2005.12.03

やり手の基礎屋さんの見分け方(?)

昨日行った現場に、品質チェックのコンクリート打設立会いへ。
なかなか駐車場が見つからないまま、グルグルと回ったあとに現場に到着。
現場には、営業の方、設計の方、現場監督さんの3名と、ご依頼者のお父さんがみえました。

挨拶も早々に、早速現場の確認を。

ラベルは剥がしてある 落ち葉も清掃済み かぶり厚もOK
ラベルは剥がしてある 落ち葉も清掃済み かぶり厚もOK

おー!いいじゃないですか。
正直、午前中の時点でどこまで直っているかと思っていましたが、概ねOKです。

しかし、角部分に入れる補強のための鉄筋が少しずれていて、かぶり厚となっている箇所がまだ残っていました。現場監督さんとスペーサーを入れてみようと試みましたが、ちょっと無理です。

ハッカーと結束線こうなったら、鉄筋を結んでいる結束線(細い針金)を取り外して、再度取付けなおしです。
早速車に戻って、ハッカーと結束線を持ってきました。

これがあれば修繕は簡単。古い結束線を切って、鉄筋を正しい位置に戻し、結束線をクルクルと巻きつければ大丈夫。すぐに直りました。

こちらの業者さんの現場でチェックをするのは初めてだったのですが、この一連の作業を見ていた設計の方が、

「いつも、そんな工具を持っているのですか?」

と一言。
はい、いつも車の中に入れていますよ。
「ここ直しておいてね」と指摘だけで終わっても良いのですが、現場では口だけで言うよりも実際にやってしまった方が早いこともあります。そのため、念のため、いろいろな工具は車の中に。

指摘事項は全て修繕し、午後からのコンクリート打設を待つことに。
昼食を食べて戻ってくると、基礎屋さんがスタンバイ。
型枠の精度など、最終的な部分を確認中。

基礎の対角線の精度は、15mの長さに対して、1〜2mmの誤差。十分な精度で型枠が組まれています。
しかし、ある箇所の対角線を計ったら、2cmも違いました。
あら?どこか斜めになっているかな?と思いましたが、基礎屋さんは施工に自信がある様子で、現場監督さんが確認すると、図面が計算間違いしていることが分かりました。

ポンプ車打設の準備を見ていると、気が付いたことが。
コンクリートを圧送するポンプ車と、職人さんが乗ってきたと思われるバンに書かれている社名が同じ。
ひょっとして・・・?と思い確認すると、やはりこのポンプ車は自前のもの。これまで何十回もコンクリートの打設に立ち会いましたが、基礎屋さん自前のポンプ車はまだ1回しかありません。

実は、ポンプ車というのはとても高く、写真のサイズのポンプ車でも1000万円以上します。そのため、ポンプ車はレンタルがほとんどで、ポンプ屋さんという職業があるほどです。

まだ新しいポンプ車だったので、値段を聞いてみると1600万円。
常に仕事が入っている状態でないと、ポンプ車を自前で買うにはとても難しい値段です。
償却年数は?と聞いて、「3年くらいかな」との返事にまたビックリ。なかなかやり手の基礎屋さんのようです。

暗い準備から1時間後、予定通りにミキサー車が到着して、コンクリートを流し込み。流し込み自体は1時間ほどで終わりです。
その後に、高さ精度の確認やアンカーボルトの位置の確認。

日が沈むのが早くなった今、作業が終わるころには真っ暗です。

作業自体や精度には問題がなかっただけに、昨日の指摘事項のような、簡単に防げるミスを残すのは残念に思いました。

2005.12.02

コンクリートを流し込んだら分からないもの

品質チェックの配筋検査へ。
急なご依頼の物件であったため、現場には誰もいませんでした。

伝票のようなものが・・・。現場に行くと、現場の見た目は特に大きな問題のない感じ。しかし、細かく見てみるといろいろな問題箇所が。

写真は、コンクリートの中に埋まってしまう部分を撮影したものですが、金物の種類を示す伝票のようなものが張り付いたまま。普通は配筋の前に全て剥がすものです。
「1箇所だけ、剥がし忘れたのかな?」と思って他のところも見てみると、他も全部付いたまま。うーん、しっかり剥がしてもらいましょう。

落ち葉がたくさん敷地の奥には、隣の住戸にある落葉樹の葉がたくさん落ちていました。
さすがにこれはコンクリート打設の前には全て取り除くと思いますが、一応念のため指摘事項に挙げました。

落ち葉がたくさん他にはコンクリートのかぶり厚不足がチラホラ。立ち上がり部分は、4cm以上、鉄筋と型枠が離れている必要がありますが、3cm台でした。
コンクリートと型枠が剥がれやすくなるように型枠に塗る剥離材も、鉄筋にいくつか付いていましたので、それも除去してもらいます。

コンクリートの打設は明日の午後。
いずれも指摘事項はコンクリートを流し込んだら分からない部分ばかりです。午前中にしっかりと直してもらいましょう。


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