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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ へび年 B型 うお座
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2006.3.31

3月も今日で終わりです。

ブログを更新しました。

・断熱材の厚みだけを単純に比べるのは、ナンセンス
 http://ohshita.cocolog-nifty.com/

2006.3.23

詰め寄っても・・・

桜井さんと、品質チェックの配筋検査へ。最下層が駐車場になっているタイプなので、鉄筋は普通の一戸建ての基礎よりも太めです。

現場に行くと、基礎工事を担当する職人さんが1人と、他の第三者機関の検査員の方がみえました。検査員の方は女性。年は私と同じくらいでしょうか。

配筋検査を行なうと、鉄筋の必要な長さが足りなかったり、梁の太さが小さくなっていたりと、構造的な不備が。女性の検査員の方も不備に気が付いたようで、職人さんに指摘を行っています。

検査員の方
この鉄筋の長さが足りないですね。
職人さん
大丈夫っしょ。
検査員の方
いや、長さが足りません
職人さん
なんとかならないですかね?
検査員の方
それはちょっと・・・。
職人さん
お願いしますよ

横からみていると、どうやら検査で「合格」を出すように、詰め寄っている様子。
私たちが見ても配筋は不合格でしたので、間に入って職人さんにその旨を伝えたところ、渋々納得されました。

職人さんは現場から少し離れて、誰かに電話。
私たちにわざと聞こえるように、「検査員が細かくってさ〜」などと言っています。
どうぞどうぞ。何を言われても、配筋が正しく直り、図面通りの建物になれば私はそれでいいです。

結局、配筋検査の不合格により、明日予定されていたコンクリート打設は延期。来週、再検査となりました。

帰り際、他の第三者の検査員の方が、このような方でなくて良かったと思いました。お疲れさまでした。

2006.3.22

地盤調査をしていれば・・・

杭補強建物調査(インスペクション)後のできごと。
車を停めていた場所近くのアパートで、何やら工事をしていました。
建物の下を掘って、ジャッキアップし、作業員の方が建物の下で作業をしています。

作業員の方が建物の下から出てきたときに聞いてみると、建物が傾いたため、鋼管杭を打っているのだとか。杭を全て打った後、建物を元の位置に戻します。
非常に狭いスペースでの作業のため、長い杭は使えず、1mほどの鋼管杭を建物の下で溶接しながら埋め込んでいるそうです。

建物に付いている給湯器の製造年から推測すると、この建物は築7年前後。
時期的には瑕疵保証の対象外です。地盤調査もしていなかったのかも知れません。

建物の規模から考えると、更地の状態で鋼管杭を打っていれば、100万円前後で作業は終わるでしょう。
しかし、この状況での杭工事は、その金額では終わりそうにありません。工事のため、このアパートは人に貸せる状態ではないので、さらに費用の差は大きくなりそうです。

やはり建物を建てる前には、地盤調査を行い、地盤に懸念がある場合には適切な補強を行いたいものです。

2006.3.18

打ち増し済み先日、釘のめり込みが大きかった物件の再検査へ。
前回指摘した部分のほとんどは、しっかりと打ち増ししてありました。
(ちょっとだけ、打ち忘れがありましたが、しっかり直しました)

これで、所定の強度が出るでしょう。
チェック後に、以前の現場で担当していた大工さんが近くにみえたので、しばし雑談。
(雑談といっても、本当の雑談ではなくて、この会社の仕様で、納まりが難しいところなどを聞いていますよ)

そういえば、「この大工さんは、釘のめり込みが少なかったな」と思って聞いてみると、少し弱めに打って、後から金づちで叩いたのだとか。
「後から指摘されて全部打ち増しするより、そっちの方が結局はラクだよ。ハッハッハ」と笑っています。納得。

釘のめり込みは単純なことですが、構造上とても大切なことですので、しっかりと管理して欲しいと思います。

2006.3.15

大工さんのこだわり

渡邊さんと、神奈川で品質チェックの地鎮祭へ。
地鎮祭の時に毎回願うのは、工事が無事に終わること。

地鎮祭の後は車で30分ほど移動して、現在進行中の品質チェックの現場へ。
建物は軸組構法(在来構法)で、内装の下地の段階です。建物の中に入ると、石こうボードが壁や天井に張ってありました。

室内に入ってしばらくすると、石こうボードを留めるビスが等間隔で、丁寧なことに気が付きました。理由を聞いて納得。
ビスの間隔の基準となる、オリジナルの定規を使っていました。

ツーバイフォー工法の現場で見た、ビス間隔を記す定規
以前、ツーバイフォー工法の現場で見た、ビス間隔を記す定規。定規に沿って線を引くと、ビスの部分だけ、山形に線が付きます。
ツーバイフォー工法(枠組壁構法)では、室内の石こうボードも地震に耐える壁として有効活用しているので、大工さんもビスの間隔には注意しています。
しかし、軸組構法(在来構法)では、設計時に石こうボードを地震に耐える壁として設計することはあまりないので、適当な間隔にしているのが実情です。
ちなみに軸組構法でも、ビスの間隔を細かくすると、耐震性が上がります。(価格が安く、ほとんど全ての建物で使う石こうボードの強度を有効利用しないのは、私はとてももったいないと思うのですが・・・。)

これが大工さんの使っていた定規 裏を見ると、ビスが2〜3mm飛び出ています 壁に押し当てて、上から叩けばOK。
これが大工さんの使っていた定規。細長い木に、ビスが等間隔に打ってあります。 定規の裏を見ると、ビスが2〜3mm飛び出ています 壁に押し当てて、上から叩けばOK。ビスを打つ場所に穴が空くので、そこにビスを打てば奇麗になります。

この物件でも、石こうボードは地震に耐える壁としては設計していないので、ビス留めの間隔は適当でもかまいません。ビスの部分は、上からクロスを張ってしまうので、完成後には見えなくなってしまう部分です。

しかし、この大工さんは、見えない部分にこだわっていました。
与えられた材料や時間、費用の中で、できるだけ良い物を作りたいという気持ちが伝わってきて、とても嬉しくなりました。

2006.3.14

Low-Eガラス標準化への動き

先日、大手ハウスメーカーにおいて、Low-Eペアガラスが標準仕様になったことを知りました。
年間数万棟を建てているメーカーであることから、仕入れの力があります。
別のメーカーにおいても、Low-Eキャンペーンと称して、居室のサッシは全てLow-Eにしているところもあります。
標準化して大量購入することで、仕入れ価格において、Low-Eの有無は大きな金額ではないではないでしょうか。 もともと、製造工程も複雑なものではありません。

仕入れの事を考えると、一戸建てよりもマンションの方がメリットがありそうです。
窓の大きさや種類に個別性の高い一戸建てと違い、マンションはサッシの大きさや種類はほとんど同じで、購入する数も1度に数十〜数百枚になります。
現場への搬入を考えても、マンションは1箇所への搬入で済みます。

同じサッシを100枚を売る場合、建築地や着工時期がバラバラな一戸建て100棟に売るよりも、マンション1現場に100枚売った方がずっとラクでしょう。

Low-Eガラスに変更したとしても、現場での取り付け方法は全く変わらないのが施工上のメリット。
住む人にとっては、冬の暖房費、夏の冷房費が下がり、紫外線で畳や家具が日焼けしてしまうことも防げます。

Low-Eのデメリットは現在の所、価格だけだと思いますが、標準採用するメーカーが増えることで、どんどん安くなるでしょう。
今はまだ少数派だとしても、10年後には常識になるかも知れません。
とりあえず、西日対策として、西側だけでもLow-E標準化の動きがあるといいですね。

2006.3.13

釘のめり込み

釘のめり込み品質チェックの構造検査へ。
3階建てのため、金物は多めです。金物取り付けでは、いくつかの問題がありましたが、いずれも対処は簡単なものでした。

金物の確認の後は、構造用合板の留めつけ確認。
釘の様子を見てみると・・・、うーん、めり込み過ぎているのがいくつかあります。自動釘打ち機の圧力設定が強すぎたようです。

構造用合板は、9mmのものが主流ですが、写真のように3mm程度めり込んでいると、実際の強度は6mm程度の合板と同じ程度になってしまいます。

合板の厚みが薄いと、地震の時に釘の頭が合板を貫通する、「パンチングシア」という、比較的もろい壊れ方になります。
(合板が厚い場合には、釘の引き抜けによって壊れますが、これはねばりのある壊れ方なので、建物から逃げるまでの時間が稼げます。)

最近の研究により、地震時の被害では、釘の引き抜けよりもパンチングシアの割合が増えることが経験的に知られるようになりました。
パンチングシアを防ぐためにも、釘のめり込みは最小限にしなくてはいけません。

対処として、正しい釘のめり込み具合で、釘を打ち増しすることになりました。釘のめり込みは単純なチェック項目ですが、耐震性能を得るためには重要な項目ですからね。
ちなみに、自動釘打ち機で構造用合板を留める釘を打つ時はわざと弱めに打ち、最後に金づちで叩くのが理想です。

2006.3.11

幼なじみの結婚式へ。
今回も写真をたくさん撮りました。

友人たち よく練習してます 長州小力? 長州小力?
友人たち よく練習してます 長州小力?

周りの友人達は、披露宴そのものより、自分たちの出し物が気になって仕方がなかった様子。
よく練習していた様子でした。

披露宴の後は、2次会、3次会へ。
参加者は昔から変わらないメンバーですが、四半世紀以上、みんな何事も無く集うことができるというのは、ちょっとした幸せなのかなと思いました。

2003.3.8

目的か、手段か

昨日に引き続き、朝から、品質チェックの杭打設立会いへ。
鉄筋かごのチェックし、コンクリート打設を見届けた後、一戸建ての型枠検査のために、電車で60kmほど移動します。

明日が立ち上がり部分のコンクリート打設ですが、ベースコンクリートの打設は先月末なので、養生期間は1週間。
工期に余裕がある現場はいいですね。しっかりとした基礎が出来そうです。

鉄筋が真っ直ぐ現場に入って、久しぶりに「いいねぇ」と思ってしまいました。
鉄筋がどの部分でも、型枠の中央。スペーサーは鉄筋から型枠までの距離(かぶり厚といいます)が足りないという心配は不要です。
基礎の幅は150mmと余裕がありましたが、基礎幅が120mmと薄い仕様であっても大丈夫そうです。
(ただし、基礎幅が広いことは施工誤差への対応以外にも、耐久性の面でのメリットがあるので、基礎幅は150mm以上を強くお薦めしますが)

前回の配筋検査の時に、鉄筋同士の距離を測り、修正しておいたこともあるのでしょうが、上手くいきました。

スペーサー基礎には写真のようなスペーサーが1mおきに設置されています。
しかし、配筋の精度が良かったため、スペーサーの周りにはすき間があり、スペーサーの役目を果たしているのかは疑問です。

現場の職人さんに聞いてみると、「(元請の)仕様で1mおきに入れることになっているから」ということでした。

施工の安全を考えた仕様であると思いますが、スペーサーそのものがコンクリート充填不良の原因になることもあるので、かぶり厚が十分に確保されていれば、現場の判断で外しても良いと思います。
実際、大手のハウスメーカーの仕様では、スペーサーを入れる規定があるものの、かぶり厚が確保されていれば、現場の判断で入れない箇所もあります。

「スペーサーを入れる」ということは、かぶり厚を確保するための「手段」の1つであり、それを入れること自体が「目的」ではないですからね。
スペーサーを入れることが目的になってしまうと、本質を見失ってしまいます。

とりあえず、かぶり厚の心配や修正をしなくて良かったです。

2003.3.7

杭打設立会い

朝から、品質チェックの杭打設立会いへ。
先月末に試験杭の打設に立ち会っており、今回が2回目。

現場は、現場造成杭(アースドリル工法)。
重機で穴を空け、その中に鉄筋かごを入れた後、コンクリートを流し込みます。

鉄筋かご作成 鉄筋かご作成
杭となる、鉄筋かごを作っている様子。鉄筋を加工・溶接・結束して、鉄筋かごを作っていきます。 完成した鉄筋かご。図面と合っているか、太さ、本数、間隔などを確認していきます。

アースドリルの穴 コンクリート打設
地面に掘られた穴。この時点で深さは、5階建てのビルがすっぽり入ってしまうほど。
底を覗くと結構怖いです。
穴が支持層まで達したことを確認した後、鉄筋かごを穴の中に入れ、コンクリートを流し込みます。

「建物は手作り」
現場に出ていると、いつもそれを実感します。
何もないところから、地道な作業によって建物は作られます。
空調が整った工場でモノを作るのと違い、建物は屋外での作業ばかり。
寒い日も、雨の日も、暑い夏の時期も作業は続きます。

大きな建物を作るときでも、作業は1つ1つの積み重ね。
建物を支える杭も、最初は棒状の鉄筋を曲げるところから始まるのです。
職人さんって凄いですね。

苦労する分だけ、出来たときの感動も大きいのでしょうね。

これからこの現場には、1年ほど通うことになりますが、事故のないよう願うばかりです。

2003.3.3

断熱材の種類

午前中から、品質チェックの面談。
建物の契約を行った後では、建物の仕様や工事のミスを防ぐ方法など、アドバイスできる項目に制約が出てしまいますので、契約前のご相談がベストです。
ご検討中の方はお早めに。

ブログを更新しました。

断熱の方法 外張り断熱工法のメリット その2
 http://ohshita.cocolog-nifty.com/

ぜひ、ご覧下さい
(出来るだけ、ブログは月曜・金曜日に更新するようにしています)

2006.3.2

部材で失敗を防ぐ

一戸建ての建物調査(インスペクション)へ。
建物の精度のチェックは吉野さんにお任せして、私は小屋裏へ。

屋根が6寸勾配と、やや急だったので小屋裏の高さは高め。
屋根を工事する時は、急で大変だと思いますが、調査の時は高さがあるので動きやすいです。

小屋裏の次は床下へ。
汚れてもいいようにレインウェアを着て、床下点検口から入ります。
基礎の換気には、連続タイプの基礎パッキンが使われていました。

最近、床下の換気は基礎に大きな穴が空いている床下換気口ではなく、基礎パッキンを使うことがほとんど。

この基礎パッキンには大きく2種類あります。
 ・長さ15cm前後の短いタイプを必要な場所に置いていくもの [サンプル]
 ・900mm程度の長いタイプを連続で配置していくタイプ [サンプル]
です。

今回の物件は後者。連続で配置してくタイプのものです。
調査の時は、こちらの方が確認がずっと簡単。
入っているか抜けているか、Yes 又は Noの2パターンしかないからです。
これに対して、短いタイプでは、基礎パッキンを入れる位置を考えながら調査する必要があります。 参考リンク ⇒ 基礎パッキンを入れる位置

基礎パッキンを入れる位置を判断する(パソコンの)プログラムを作るとすると、連続で配置していくタイプの場合は、1行で終わりますが、短いタイプの場合は複数の分岐が必要になりますね。Select Case文のような。
(プログラムが分かる人には分かりやすい説明だと思いますが・・・。)

材料費は若干上がるかも知れませんが、現場での失敗を防ぐために、連続型の基礎パッキンを選択するのは良いと判断だと思います。

2006.3.1

一戸建ての耐震性はここをチェックせよ!

私が書いた、
「一戸建ての耐震性はここをチェックせよ! 〜いきなり耐震リフォームを依頼する前に〜」 というタイトルのコラムが、日経BP社のSAFETY JAPAN 2005に掲載されています。

お時間がありましたら、ぜひご覧下さい!




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