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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2006.4.30

ホールダウン金物

一戸建ての建物調査(インスペクション)へ。今回は2階建ての木造・新築。
ご購入を検討されている方からのご依頼です。

現場では、仲介の不動産屋さんがみえました。
オプションの耐震診断をご希望されているため、詳しい図面を頂きました。
「ホールダウン金物もしっかり入っていると(施工業者さんから)聞いてますし、耐震診断も大丈夫だと思いますよ」
とのこと。

頂いた図面には、平面図や立面図はあったものの、筋かいの量を計算した壁量計算書や、金物の種類と位置を示した図面はありませんでした。

室内の精度の確認は笠原さんにおまかせして、私は早速小屋裏へ。
頂いた図面に筋かいの方向が載っていなかったので、小屋裏から筋かいの位置と方向を確認していきました。
しばらくすると、マスクを付けたご依頼者も小屋裏に上がってきました。
ご依頼者ご自身で確認できるとともに、ご説明もすぐ出来るのでいいですね。

小屋裏を確認した後は床下です。
キッチンの床下収納を外して床下に入ります。
ご依頼者も、服が汚れないように準備をして、一緒に床下に入りました。

床下の基礎パッキンは、連続式のもの。
基礎パッキンが入っているかいないかを確認するだけなので、チェックは簡単でした。

ファイバースコープカメラ床下からは十分に確認できなかったホールダウン金物を確認するため、床下から出た後、ファイバースコープカメラを壁の中に入れていきます。

建物の隅部分に、ファイバースコープカメラを操り、ホールダウン金物にたどり着きました。

ホールダウンはボルト留めのもの。そのボルトは2本。

ここで、「ん!?」と疑問が。
10KNのホールダウン金物ホールダウンの耐力はボルトの本数によって変わり、ボルト2本のものは10KN(1.0トン)用のもの。
しかし、2階建ての建物の隅部分であれば15KN(1.5トン)以上のホールダウン金物が必要になるのが普通です。

10KN(1.0トン)という力は、金物にとってはそれほど大きな力ではなく、ホールダウン金物を入れなくても済んでしまうほどです。(サンプル
調査物件では、どうやら、建物の隅に入っているホールダウンの耐力が不足しているようでした。
壁量計算書や、金物の種類と位置を示した図面が出てこなかったことから、金物の計算そのものを省いている可能性があります。

いくらホールダウン金物が入っているとはいえ、その耐力が小さくては意味がありませんね。
ホールダウン金物は、20KN(2.0トン)前後のものなら、ホームセンターで1,000円もしません。
しかし、調査物件は既に壁もクロスも仕上げてあります。交換のためには、壁やユニットバスを撤去する必要があり、1,000円もしない金物のために、多額の費用がかかりそうです。

軸組構法(在来工法)では、ホールダウン金物を含め、金物の選定方法が2000年に大きく変わりました。
法改正からしばらく経ちますが、まだまだ金物の選定方法を知らない設計者もいますので、注意が必要です。

2006.4.27

金物は正しい使い方で

品質チェックの構造検査へ。今回は軸組構法(在来工法)
現場監督さんからはこの日なら(構造部分を見てもらっても)大丈夫ということでお伺いしたのですが、上棟の日からあまり日数が経っていなかったので不安だったのですが、やはり終わっていない・・・。

業者さんから金物の図面を頂いていない(いつも作成していないらしい)ので、自分で金物の種類と位置を計算した図面を持っていきました。
(本来は、当然ながら設計者がすべきことなのですが。)

建物の基礎と柱を繋ぐホールダウン金物を見てみると、全ての金物が15KN(1.5トン)となっていました。
しかし、建物の隅部分では、1.5トンでは不足するはずです。自分で計算した図面を見ても、20KN(2.0トン)以上が必要だったので、早速変更の依頼を。

2階に上がって、柱の下を見ると、梁と柱を繋ぐ金物のビス長さが不足しています。この誤った金物の使用方法、現場でよく目にします。

軸組構法(在来工法)で使われる金物は、試験体を作って実際に強度試験をされたものです。
その試験体と同等の条件で使わなければ、必要な耐力は得られません。

大工さんに話を聞くと、いつも施工業者さんからその金物が支給されているのだとか。2階の床には厚い合板を張っているのが標準仕様なので、ビスの長さが短いのが標準というのはマズいです。
早急に金物の標準仕様を見直す必要があると思いますよ。

2006.4.26

IKEA

IKEA(イケア)船橋約2年前に日記で書いたIKEAが先日、船橋にオープンしたので、早速行ってみました。

外観や販売方法、商品は、ヨーロッパにあるものと同じ。
スウェーデンのIKEAにあった商品の生産国は、トルコやスペイン、ポルトガルが多かったような気がしますが、日本のIKEAのものは中国産のものが目立ちました。
世界に展開している企業ですので、仕入れが安く、便利な地域で作るのは当然なのですが。

テーブルやベット、本棚などを順に見て、少し気になったのが照明のコーナー。
日本では、電球のような色温度の低い(赤っぽい)色よりも、真っ白な照明が好まれるため、昼色光の蛍光灯ばかりです。
ヨーロッパでは、電球色の方が昼色光よりも好まれるでしょうから、ここは日本風のアレンジということでしょうか。
個人的には色温度の低い照明が好きなので、照明器具そのものをIKEAで買ったとしても、電球そのものは他で買うでしょうね。

結局、いろいろ回っていたら4時間が経っていました。
タテ・ヨコが150cmの本棚を買ったのですが、組み立て式のため、私の小さな車にも入ります。(組み立てに45分かかりましたが)

そういえばIKEAは、組み立て前の家具を1階で受け取るのですが、それを知らない人が多いようで、1階に降りてきたときに、「あぁ、こうなってるんだ」という声を周りでちらほら聞きました。

サルミアッキ長い行列のレジを抜けると、スウェーデンの食べ物が売ってあるコーナーがありました。
その中に、黒い飴が・・・。
関西の人気番組、探偵ナイトスクープで「世界一まずい飴」として取り上げられた飴と同じでしょう。フィンランドではサルミアッキと呼ばれ、スウェーデンやドイツでは、ラクリッツ(リコリス)と呼ばれている、まずい飴です。

何度か食べてみましたが、やっぱり私は食べられません。
この日も、買うことはなく帰ってきました。
勇気のある方、どうぞ。

オマケ
黒い飴 黒いメントス 黒いフリスク
ドイツ〜デンマークを移動する船内で買った黒い飴。1粒で撃沈 コペンハーゲンの駅にあった黒いメントス。怖くて買えず。 フリスクの黒い飴バージョンもありました。

2006.4.23

太陽熱発電

タイヤメーカーのテレビCMで、砂漠の中で発電している映像が流れています。

長時間録画をした映像を早送りすることによって、パラボラアンテナのような金属板が、太陽の向きを追っているのが分かります。

そのCMの中の中で、「太陽光発電で、CO2削減」と書かれています。

あの場所は、カリフォルニア州 モハベ砂漠のものですが、正確には、太陽「光」ではなくて、太陽「熱」発電でしょうね。

太陽熱発電は、パラボラアンテナのような金属板の焦点部分でオイルなどを高温にし、熱交換器で、水蒸気を作ったり、スターリングエンジンを使ったりしてタービンを回し、発電する方法です。

CMで流れているのも、一戸建ての屋根の上に乗っているような、平らな太陽光パネルではなく、アンテナタイプのものですよね。
モハベ砂漠でも使われている最新のシステムでは、集光器〜送電網までの総合効率が29%にも達するとか。これは、凄い効率です。

一般的な太陽光発電のパネルの変換効率は、10%前後ですから、約2倍の効率です。

研究者の間では、大規模に設備を作る場合には、太陽光発電よりも太陽熱発電の方が、はるかに費用対効果が優れていると聞いたことがあります。
モハベ砂漠での結果を見ても、そう言われているのが分かります。

日本でも、1981年に香川県仁尾町で世界発の太陽熱発電が行われています。
今は実験が終わったため、撤去されていますが、25年前よりも技術的には向上しているはず。
現在の技術を使って、日本でも再び太陽熱発電の検証実験が出来ないものなのかと、思っています。

2006.4.20

合板マメ知識

一戸建て品質チェックの、建て方立会いへ。
規模が大きい物件なので、建て方は2日間に渡ります。

2階の床合板最近の軸組構法(在来工法)では、2階の床面に、24〜28mmの厚い構造用合板を張って、下地とすることが多くなってきました。私の感覚的には、新築の9割以上ではないでしょうか。逆に、昔ながらの転ばし根太式の床組みというのは少数派です。

24〜28mmの厚い構造用合板を張ると、床の強度が高くなるのがメリット。建て方の時にはさらにメリットがあります。
作業性の向上と、安全性の向上です。
昔ながらの転ばし根太式の床組みの場合、建て方の時には2階の床がありませんが、24〜28mmの厚い構造用合板を張っている場合には、2階の床に荷物が置け、転落事故も防止できます。

構造用合板、薄く切った木を張り合わせたものですが、断面は3層、5層、7層、9層(3プライ、5プライ、7プライ、9プライのように言います)のように、奇数になっているのが基本。
これは、反りをできるだけ生じないようにするためです。

合板というと、「単に木を張り合わせただけ」と思われるかも知れませんが、合板を作る過程というのは、そんな単純なものではありません。

合板を作るためには、統計論や確率論のような、高度な数学が駆使されています。逆に言うと、高度な数学的裏づけがあって、合板は作られているのです。
単に、木を張り合わせただけのものではないんですよ。

2006.4.18

木造関係者にお奨めの1冊

地震と木造住宅最近、昔読んだある本を読み返しています。
その本とは、

地震と木造住宅  杉山英男著
という本です。

著者の杉山英男先生(元 東京大学名誉教授)は昨年2月に亡くなられました。
日本の木質構造研究の第一人者です。

専門色が強い本ですので、一般の方にはなかなか読みにくいと思いますが、建築の関係者(特に木造関係)にはぜひ読んで欲しいです。
序章を読むだけでも価値があると思います。

この本の中で杉山先生は、欠陥を防ぎ、耐震性能を上げる方法として、

片筋かいはやめてタスキ筋かいだけにするか、いっそのこと筋かいをやめボード張り壁を考えなくてはならないのではあるまいか。(P316)

と書かれています。

確かに、現場を知る立場からすると、筋かいというのは、取り付ける時のバラツキや方向が気になる時があります。
また、前々回の日記に示したように、方向性のある材料であるにも関わらず、取り付けの方向が書かれていないケースというのも、まだまだあります。

その章の結論では、今後の方向性として
 「大壁造では下地板と筋かいに頼らない構法を大幅に採用すること」
とも書かれています。

また、別の章では、通し柱を設けることの懸念や、ホゾ差しの仕口の問題点についても触れられています。

話すと長くなるのですが、アメリカでツーバイフォー工法が出来る前の工法では、筋かいが使われたり、通し柱があったりしました。
しかし、研究の結果、筋かいが無くなり、通し柱も無くなりました。

本当に、木質構造が分かっている専門家(大工一筋○○年という人ではなく、在来にも、ツーバイにも、日本の木造の歴史にも詳しく、地震や構造力学に精通している人)であれば、妥当な判断だと思われるのではないでしょうか。

ちなみに、

  1.(社寺建築のような)伝統構法
  2. 軸組構法(いわゆる在来工法)
  3. ツーバイフォー工法(枠組壁構法)

の3つをグループ分けにすると、どれとどれが同じグループになるでしょうか?

ほとんどの方は、1と2が同じグループで、3だけが別物だと思われるでしょう。

しかし構造的に見ると、1の(社寺建築のような)伝統構法だけが単独で、
  2. 軸組構法(いわゆる在来工法)
  3. ツーバイフォー工法(枠組壁構法)
は、「耐力壁構造」で同じグループになるのです。

軸組構法(在来工法)とツーバイフォー工法は、同じ耐力壁の計算方法で耐震性を把握できます。耐震診断の方法でも、この2つの計算方法は基本的に同じです。

(社寺建築のような)伝統構法の構造計算は全くの別物で、計算方法も非常に難しくなります。
木造に精通していてこの計算ができる専門家というのは、1都道府県に1人いるかいないかくらいかも知れません。

最近は、軸組構法(在来工法)でも建物の外側に構造用合板を張ることが増えました。
軸組構法最大手のハウスメーカーでは、標準で通し柱を設けていません。
これらは構法の進化だと思います。
通し柱があると可変性の妨げになり、軸組の組み方や仕口の加工方法によっては部材の断面欠損が大きな問題になるからです。

この後の進化としては、部材規格のさらなる共通化と、施工の簡易化だと思いますが、結局行き着くところは、ツーバイフォーのような規格なのでは?と思っています。

ちなみに、ご存知でない方がほとんどだと思いますが、枠組壁構法(ツーバイフォー工法)は、防火地域に建てることができます。
また、4階建ての住宅も建てることができます。
(ただし、いずれも材料や仕様上の制限があります。)

大規模な実験や研究が出来るのは、構法の統一団体がある強みですね。
(軸組構法には、研究や実験を専門的に行っている大きな統一団体が無いので・・・。)

2006.4.11

春スキーに、苗場に行ってきました。
4月に滑るのは何年ぶりでしょうか。

苗場苗場スキー場に着くも、残念ながら天候は小雨。
しかも、強風のためにリフトは2本しか動いていませんでした。
リフトに乗って滑ったものの、面白いコースのリフトが動いていないため、2本滑ったところで(リフト券が共通の)田代エリアへ移動。

田代エリアのゴンドラ乗り場の駐車場はガラガラ。
ゴンドラは強風のために全面運休でした・・・。

最後の望みを託して、かぐら・みつまたエリアへ移動。
滑る場所まで上るためのゴンドラは動いていました。
「これで滑れる!」と思ったのですが、こちらも動いているリフトは2本。
しかし、キッカー(ジャンプ台)やウェーブなどがあって楽しめそうです。

強風で旗が真っ直ぐに2本ほど滑ったところで昼食に。
あまり動いていませんが、おなかは減ります。
昼食後、「滑るぞ!」と、リフトに乗ろうとした時、
「強風のため、リフトを全面運休にします」
との放送が・・・。
確かに風は強く、鉄塔付近からは大きな風切り音が聞こえるものの、とても残念です。

再びスキーを車に積んで、苗場に戻ろうとしましたが、雨が少し強くなってきたので、そのまま温泉に入って、スキーは中止にしました。

スキーのおまけに温泉に入ったのか、温泉のおまけにスキーをしたのか分からない休日でした。


2006.4.10

筋かいの方向が分からない図面

建物調査(インスペクション)のオプションサービスである、耐震診断を行うため、いろいろな設計者の図面を見ています。

図面を見ていてとても気になるのが筋かいの記号。
筋かいの記号は、△、▲、筋かい記号筋かい記号のようなものが一般的です。
記号は、法律で定められている訳ではないので、各社バラバラ。
平面図上では、以下のように書かれています。

筋かい記号 筋かい記号 筋かい記号 筋かい記号


ここで問題なのが、筋かい記号のように、筋かいを取り付ける「位置」だけが書いてあるパターン。


筋かい記号左のイラストのように、たすきがけ(交差で入れる)の場合には、問題ないのですが、▲が1つだけの場合には、筋かいが右上がりなのか右下がりなのか分かりません。

平面立面
筋かい記号

筋かいの方向はどっち?
筋交い
筋違い
筋かい記号 たすき掛け筋違い

同じ筋かいの記号でも、筋かい記号 の場合には、筋交いを取り付ける方向が分かります。

平面立面
筋かい記号 筋交い
筋かい記号 筋違い
筋かい記号 たすき掛け筋違い

それでは、何故、筋かいの方向が分からなくてはいけないのでしょうか?
理由は以下のようなものです。

 ・施工者によって、筋かいを入れる方向が異なる可能性となる
  (= 1つ図面から、複数の解釈が出来てしまう。)
 ・筋かいの方向により、金物の種類と位置が違ってしまう

筋かいの方向性筋かいには、方向性があります。
右のような筋かいの入れ方をしたとき、からの力に100耐えられるとすると、からの力には、50くらいしか耐えることができません。

筋かいの方向が書かれていない場合、家をつくる大工さんによって、筋かいを入れる方向が変わる可能性があり、耐震性能が設計通りとならない可能性があります。

もっと問題なのは、金物の種類と位置が違ってしまうことです。
2000年に大きく変わった建築基準法により、金物の規定が厳しくなりました。金物の位置と種類を計算するときには、筋かいの方向を考慮する必要があります。

そのため、その計算を行ったときの筋かいの方向と、実際の建物の筋かいの方向が違っていると、耐震性が低下してしまう可能性があるのです。

長くなりましたが、お奨めの筋かい記号は、▲ではなく、筋かい記号 のように、筋かいの方向が分かるものです。
厳しい言い方をすれば、筋かいの方向で金物の種類が変わる可能性があり、方向性がある材料であるにも関わらず、▲ の記号で片筋かいを表している場合には、構造面での配慮が甘いと思います。

もっと言ってしまえば、面材を使えば筋かいなど使わなくても、建物は十分強度が出るのです。
在来工法最大手のハウスメーカーでも、鉄骨も金物工法も行う日本最大のハウスメーカーでも、既に筋かいは使っていません。

2006.4.7

コーポラティブハウスの定例会へ。
定例会の場所は現場近くのマンションの一室。

大人が10人も入るといっぱいになってしまう部屋で打ち合わせです。
まだ始まったばかりの現場ですが、小さなトラブルがあったものの、工事はほぼ順調。

たくさんの職種の人が打ち合わせを重ね、1つの建物を作っていくのは大変ではあるものの、完成したときの達成感はかなりのものでしょうね。
ご依頼者の方には、チェックの結果だけでなく、現場の雰囲気もお伝えできたらいいなと、いつも思っています。


ブログを更新しました。

・断熱性能の表し方
 http://ohshita.cocolog-nifty.com/

2006.4.5

図面の有無で建物の将来が決まる

一戸建ての建物調査(インスペクション)
天候は残念ながら雨です。

建物の調査であった方が良いのが、建築時の図面。できれば、確認申請の時に必要な(簡単な)図面ではなく、建物を建てるときに必要な細かい図面が理想。

例えば、工事の途中を随時チェックする、一戸建て品質チェックで最初に準備していただくのは、詳細な図面です。
詳細な図面とは、
 基礎コンクリートの形状や鉄筋の太さ、間隔を記した図面(基礎伏せ図)
 梁の位置や大きさを示した図面(床伏せ図)
 金物の種類や位置を示した図面(金物位置図)
などです。
地盤調査報告書や壁量計算書、構造計算書を準備してもらう場合もあります。

これまで、たくさんの既存物件(中古物件)の調査を行なってきましたが、このような詳細図面が出てきたことはありません。そのくらい、詳細図が無い割合の方が多いのです。

現在、新築を考えている方や、建売物件をご検討されている方は、引渡し時にこれらの詳細図をもらっておくことを強くお奨めします。
リフォームの時や、売却の際に、必ず役に立つと思いますよ!

2006.4.4

最近使っている、便利なもの

普段の業務では、機材が多い場合や目的地が駅から離れている時は車、その他の場合には電車を使っています。
今年の初めに登録して、最近よく使っている便利なものが、NAVITIME
最近、テレビのCMもよく流れていますね。

これまでも、Yahoo!などのポータルサイトなどに、電車の経路探索の機能はありましたが、NAVITIMEのサービス内容は細かくて凄いです。乗り換えに便利な車両や、目的地に最も近い出入り口、タクシーの料金、目的地の天気や気温なども分かります。
(地図を作る会社で働いている知人が、その多機能さに驚いていました。)

この検索サイトのポイントは、ルートを調べるためのアルゴニズム(コンピュータを使ってある特定の目的を達成するための計算処理手順)にあるのですが、個人的にはそれが(とても)気になります。

これからもしばらくこのサイトを使うと思いますが、どのように進化していくのか楽しみです。

2006.4.1

「気密住宅」が増えました

4月になりました。
建物の省エネルギーに関するネタで、4月から変わったことといえば、次世代省エネの基準が変わって、「気密材」に石こうボードが加わったこと。
結果として、ほとんどの家が「気密住宅」になります。

気密材は、グラスウールのような繊維系断熱材を使う場合に、壁の中で結露しないようにしたり、24時間換気を計画通りに動かすために必要なものです。
これまでの法律では、防湿フィルムのように、防湿性・気密性を持つ材料が定められていましたが、そこに石こうボードが追加されたのです。

高性能な省エネ住宅に気密性能というのは欠かせないのですが、「気密」という言葉への一般の方々の抵抗があるということや、気密性能に関して意識が働いていない業者さんが多いのは事実です。

これまで認められていなかった石こうボードが気密材として認められたことで、ほとんどの家は気密住宅になります。石こうボードは壁の下地として広く使われているからです。(ツーバイフォー工法の場合には必ず石こうボードを使います。)

石こうボードが気密材として追加されたのは、「気密」という言葉へのアレルギーを無力化するための1つかも知れません(?)

ちなみに、石こうボードは水蒸気を比較的通すので、壁の中の結露対策としては不十分。
特に寒冷地では、防湿シートのように水蒸気を通しにくい材料を使わないと、壁の中で結露してしまう恐れがありますので、これまで通り、防湿シートを使うのが無難です。
(石こうボードの定義が変わっただけで、石こうボードの性能が変わった訳ではありませんので・・・)




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