デュアルモニタ、壊れる
約1年前に買ってきた、デュアルモニタ対応のビデオカード。
先日突然、壊れてしまいました。パソコンを起動しても、ピーピー鳴るだけで起動しません。マザーボード付属の出力端子に繋ぐと正常に表示されます。
ビデオカードをパソコンから抜き出して裏面を見てみると、少し変色している部分が。何だか焦げた感じです。
パソコンは床置きしてあるため、埃を清掃しなくてはいけないなと思っていましたが、ひょっとしたらそれが原因かも知れません。
デュアルモニタに慣れると、1画面での作業がちょっとツライので、全く同じビデオカードを買ってきて復活。
それにしても、1年2ヵ月を待たずに壊れてしまうのは、ちょっと早いような。。。
ちなみに、今使っている1画面のサイズは 1,028×768ピクセル。
2画面なので、トータルで約 158万ピクセル。
私はマックは使いませんが、Appleから出ている一番大きな30インチモニタは、2,560×1,600ピクセルで、約 409万ピクセル。
普通のモニタ5台分強。いや〜、広い!CADをするときは、とても便利でしょうね。
にぎやかな地鎮祭
早起きして、朝1から品質チェックの地鎮祭へ。
首都高の渋滞を避けるために早起きしたけれど、予定よりすんなり行くことができたので、サービスエリアで30分ほど仮眠。目覚めた後はスッキリと生き返った感じ。
現場に到着した時間にも余裕があったので近くのコンビニに行くと渡邊さんの車があり、思わぬ形で合流。
地鎮祭の予定時刻近くになり現場に行くと、妙に車が多い。
どうやら、施工業者さんだけでなく、電気屋さんや水道屋さんなど、関係する職種の方がみえているようです。そのため、地鎮祭が始まっても人数は多め。
ここの支店における品質チェックは2回目ですが、前回もこのスタイルは同じでした。同じハウスメーカーでも他の支店ではこのようなことはあまりなく、この支店オリジナルのようです。
とても良いことだと思います。
引き続き、このスタイルで続けていって欲しいですね。
勉強熱心
品質チェックの配筋検査へ
休みの日だったのに、現場に来ていただいた基礎屋さんに感謝。
指摘事項はいくつかあったものの、この基礎屋さん、快くすぐに直してくれます。
基礎に取り付けられているアンカーボルトを見ると、アンカーボルトを先付けする支持具がまだ新しい。聞いてみると、新品だという。
現場が大きいため、支持具が足りなくなって購入したらしい。ちなみに1つ1,400円ほど。結構いい値段だと思いました。(ちなみにこの現場のアンカーボルトは100本以上)
私がこの基礎屋さんで凄いと思ったのが、同じ型枠を25年使っているということ。基礎のコンクリートの型枠には、鋼製のものが使われていることがほとんど。
耐久性は高いものの、他の基礎屋さんに聞いたときには、15年前後でダメになるとおっしゃっていたことが多かったような気がします。
しかしこの基礎屋さんは、これまで追加したものも含め、1枚も(壊れたりして)ダメになったものはないとか。丁寧に扱われているようです。
チェック+是正が終わったあとは、基礎屋さんと雑談。
雑談といっても、本当に雑談ではなく、
・工事現場周辺のコンクリートの相場
・工事現場周辺の基礎工事の相場
・いくらの単価であれば自分の理想的な仕事ができるか
・基礎の図面にはどのような事が書いてあるのが理想か
など、建物に関することをいろいろ聞いています。
現場に来てくれた基礎屋さんは60歳前後。
最近気になっていることは?と聞くと、
「周りが年とってきてるから、葬儀に行く事が多いんだけど、そのときの建物が打ちっぱなしのコンクリートでね、仕上がりが凄く奇麗なんだよ。どうやれば、ああできるのかな〜」
という返事が。コンクリートを扱っている仕事だけに、周りのコンクリートにも自然と興味が湧くようです。
この話だけでなく、基礎工事に関していろいろと私に聞いてきます。
コンクリートについて、車に乗せていた右の本を紹介すると、大変興味を持たれたようでした。
人間、いくつになっても勉強、勉強ですね。
私自身、基礎屋さんの姿勢が良い勉強になりました。
散水養生
品質チェックのコンクリート打設立会いへ
天気は快晴で気温も高め。
暑いときのコンクリート打設で最も気になるのが、急激な乾燥によるコンクリートのひび割れ。気温が高く、直射日光が当たる条件では、コンクリートの中の水分が蒸発するのが早く、乾燥ひび割れを起こしてしまいます。
対策として、
・(水が浮いてきた段階で)しっかりとコテ押さえをする
・固まってきた段階で、水をまく
・固まってきた段階で、コンクリートに水を溜める
などという方法があります。
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| ひび割れないよう、しっかりとコテ押さえ |
コンクリートが固まってきたら、水を撒いて水分を補給。 |
水を溜めて養生すれば、ひび割れのリスクは大幅に低減。 |
この現場では、3つとも行っていただきました。
暑い日でしたが、これでひび割れの可能性はかなり低くなるでしょう。
ただし、水を溜めて養生した場合には、コンクリートが固まったときに白くて弱いレイタンスという層が表面に作られることがあります。
これは、コンクリートの打ち継ぎが悪くなる原因となりますので、ワイヤブラシや高圧洗浄で取り除く必要があります。ご注意を。
高速道路のガソリンスタンドが渋滞
品質チェックの帰り、夕食+給油のためにサービスエリアへ。
今月はガソリンが安い高速道路のガソリンスタンドで入れるため、街中での給油は避けていました。
サービスエリアに入ってびっくり。ガソリンスタンドが渋滞しています。普段だと、高速道路のガソリンスタンドが渋滞していることは珍しいのですが、今月は違うようです。
ひょっとしたら今月、高速道路上のガソリンスタンドはかなりの売り上げなのではないでしょうか。
急いでも仕方ないので、夕食を食べたあと、渋滞の列の最後尾についたのでした。
暖房計画
朝から、神奈川へ品質チェックの地鎮祭へ。
ちなみに、地鎮祭にお伺いするのは、配置や境界の確認、業者さんとの顔合わせが主な目的です。
お願いしていた図面一式を受け取りますが、図面の密度は高く、枚数も多い。いいですね。
これまでの経験では、良い現場というのは、図面の密度や枚数と比例するような印象があります。図面の密度が低かったり、枚数が少ない現場は、現場において作業者が判断することが多く、作業者によって完成する建物が違ってきてしまうからです。
地鎮祭の後は多摩川を超えて、2×6(ツーバイシックス)の現場へ。
1階の壁が立ち上がり、2階の床組みをしている段階でした。
この物件は、2×6の中にウレタンを充填断熱、外から板状の断熱材を付加断熱したかなりの高断熱仕様。サッシには樹脂サッシが使われており、断熱性能では関東の次世代省エネ基準の2倍程度でしょう。
将来、省エネ基準が厳しくなったとしても、当分問題なし。
ちなみに、2×6に加え外側から張る断熱材の関係で、木造にも関わらず基礎の幅は180mm。鉄骨系のハウスメーカーの基礎よりも太い仕様。見るからに基礎が太い。
施工は小さな工務店ですが、工程表は随時送られてきており、技術を売りにしている工務店はこの辺りがしっかりしている印象を受けます。
個人的にこの仕様で作っていたメーカーを5〜6年前から知っており、いつか現場を見たいと思っていましたが、こうして業務として見ることになるとは。何だか不思議な感じがします。
物件を後にして、都内のハウスメーカーの営業所へ打ち合わせに。
その後、事務所に戻って品質チェックの事前打ち合わせ。
図面段階からのご相談です。
ご依頼者が気にされているのは暖房。
建物の省エネ性能と暖房の能力というのは反比例の関係。省エネ性能を高めるほど、設備は小さくなります。どこまで性能を上げられるのか、そしてどこまで設備を小さくできるのか。費用と性能のバランスです。
ちなみに、暖房計画において最も重要な数値は、Q値(熱損失係数)。
暖房計画を立てる第一段階。
暖房に必要な能力([W]ワット)は、
Q値[W/m2K] × 延べ床面積[m2] × (室内温度[℃] − 外気温度[℃])
で概算できます。
例えば、先に出てきた2×6のQ値は、1.4[W/m2K]程度だと思います。延べ床面積を100[m2]、室内を20℃、外気を 0℃とすると、
1.4[W/m2K] × 100[m2] × (20[℃] − 0[℃])= 2,800[W]
となり、外気が氷点下であっても、建物そのものの性能としては、2.8kW(8〜12畳) のエアコン1台で家中温められることがわかります。
この計算を、1991年の新省エネ基準レベル(外壁がグラスウール50mm前後、シングルガラス、Q値 3.9[W/m2K])で考えると、
3.9[W/m2K] × 100[m2] × (20[℃] − 0[℃])= 7,800[W]
となり、2.8kW(8〜12畳) のエアコン3台がほぼフル運転する能力が必要です。大きな差ですね。
このような計算をして毎回思うのが、省エネ性能が高い住宅にとっては、一般的なエアコンの能力はどれも大きすぎるということ。一番小さなエアコンでも、市場に出ているのは2.2kWもあります。
暖房でも冷房でも、大きな熱源を1つ置くよりも、小さな熱源を分散配置した方が快適性は上。
今回の例でいえば、2.8kWの熱源1台よりも、1.0kWの熱源3台にした方が、快適性が上がるということです。
どこかのエアコンメーカーさんが、本体が小さくて能力が 500〜1,000W程度の、「省エネ住宅向きエアコン」を出してくれることを願っています。
(まだ市場が小さいので難しいとは思いますが)
勘違い
午前中、千葉に品質チェックの修繕確認へ。
現場ではちょうど大工さんが建物の中の是正工事中。しかし、外構は遅れ気味。引渡しまでにはちょっと厳しいか。
この物件は、工事途中の指摘事項がとても少なかった。
ハウスメーカーの物件でも、直営部隊はやはり違うなと思うのが正直な感想。
その後、70kmほど走って埼玉へ。こちらは、外構の確認。
現場には、ご依頼者のお母さんがみえました。これまで遠方に住まれていたご依頼者のお母さんにお会いするのは、今日が初めて。
(引越しのためこちらに来てまだ1日でしたが)家の使い勝手についてお聞きすると、私を施工業者さんだと勘違いされたようで、
「あそこに手すりをつけて欲しい。サービスで取り付けて」
などという話に。
「いやいや、私は家を作った人ではなく・・・」といっても、最初はわかって頂けなかった様子。
しかしながら、使い勝手に関する指摘は鋭く「なるほど」と思えるようなこともいくつか。
今後のご依頼者にアドバイスさせて頂きます。ありがとうございました。
外構は、駐車場部分が越境していることが判明。
直していただきましょう・・・。
海の上で遭難?
夏休み。
知人が勤める会社の社長さんのご好意で、社長さん所有のクルージングボートに乗せてもらうことに。
関西空港近くのマリーナから出発し、目的地は和歌山県にある友ヶ島。
予定では片道1時間ほど。
乗員は大人7人、子供4人。ボートの定員は12名なので問題なし。
マリーナに到着後、バーベキューの食材などを積み込む。
ボートの最後尾には、虎の塗装が施された750ccの大きな水上オートバイが積んである。船長がタイガースファンだということで、特別に塗装してもらったそうだ。
ちなみに、船長はジャックと呼ぶことが、乗船前から決まっていた。
もちろん、ジャック・スパロウから来ている。今年の夏、船長といったら、ジャック・スパロウだ ということで安易に決まっていた。
(実際には当然ながらジョニー・デップではなく、愛想がよくてシャレのわかる、坊主頭で還暦のおじさんです。ちなみにパイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストを見たとき、スタッフロールが終わる前に出てきてしまいましたが、スタッフロールの最後に、オマケ(?)があったそうです。気になる・・・。)
荷物が積み終わり、ライフジャケットを身に付けた後に出発。
天気は快晴。波もおだやかで気持ちがいい。
これまで私は、海とはあまり馴染みがない人世を送ってきたため、船内の設備や機器には興味津々。
2.2kWのエアコンを見て、「大きなエアコンが動かせるほど発電量が大きいんだな」と思ったり、GPSの画面を見て「カーナビみたいだなと」思ったり、魚群探知機を見て魚を探してみたり。
ちなみにこのボートのエンジンの排気量は、7.4リットル。自動車と比べるとかなり大きい。船の燃費は、キロではなく時間当りだということをこの日に初めて知った。
この大きさだと、1時間に100リットルのガソリンを使うという。キロ当りの燃費に換算すると、リッター1.5kmほどにしかならないとのこと。ボートというのは、こんなに燃料を使うものなのか。最近のガソリン価格の高騰で、漁師が船を出すのを控えているというニュースを見たことがあるが、その理由がよく分かった。
安全のため、このボートがマリーナを出るときには、ガソリンをタンク満タンの400リットル入れてある。
泉佐野と関西空港を繋ぐスカイゲートブリッジをくぐるころから、飛行機が飛び立っているのがよく見える。
関西空港といえば、地盤の沈下が気になるところ。当初の計画よりも早い速度で沈下が進んだものの、年々沈下量は減っているようだ。そういえば、最後に関空を使ったのはいつだっただろうか。
スカイゲートブリッジをくぐるのと前後して、ボートはスピードを増してきた。GPSで見ると、速度は時速50kmほど。
車であれば大したことはないが、波がある海では結構揺れる。そのため、しっかりとつかまっていないと、船内で頭をぶつけてしまう。
ジャックは上の運転席で舵を取り、子供達もその近くに座っている。
マリーナを出て30分もするとスカイゲートブリッジは遠くに霞む程度となり、周りにも陸地は見えなくなってきた。
「もうあと半分くらいで島に到着だな」と思いながら船内で雑談していたとき、突然ボートが停止した。シーンとなった船内に走る緊張。
何があったのかと船外に出ると、ボートの後ろから白い煙が出ている!
これはまずい。
車のエンジントラブルなら道路に停めていても大したことはないが、ここは海の上。周りには何もない。
しかも船には大量のガソリン。少なく見積もっても、まだ300リットル以上は確実にあり、爆発でもしたら大変なことになる。犠牲者が出てもおかしくない。
ジャックは消火器を片手に運転席から降りてきて、「エンジンを開けろ!」と叫ぶ。
荷物をよけてエンジンルームを開けると、白い煙がたくさん出てきた。しかし幸いにも火は出ていない。爆発の危険は少し減った。
しかし、エンジンに付いている直径10cmくらいのダクトから水がたくさん入ってきている。冷却関係にトラブルがあるようだ。
エンジンルームにどんどん水が溜まっていく。
「こりゃアカン!チンしてまうど!」
と、ジャック。すぐに無線を手にして、マリーナに救助を要請。
一瞬、チンとは何なのか分からなかったが、すぐに、沈没の「沈」だということが分かった。
みんな、ライフジャケットを着ていたので、海に飛び込めば死ぬことはないだろうと思った。バーベキューのために持ってきたクーラーボックスやペットボトルの中身を捨ててしまえば、それらも浮き輪代わりにもなる。
それよりも気になったのは、自分の一眼レフのデジカメ。まだデータを写していない写真もあり、本体と供にこれを失うのは痛い。ビニール袋を2重、3重にして、クーラーボックスにでも入れておけば大丈夫だろうかと考えていた。
そんなことを考えている前に、エンジンルームから水をくみ出すのが先だ。船内のキッチンにあった容器や茶碗を使って水をくみ出す。
エンジンの裏側部分にあるダクトが溶けてなくなっており、そこから水が入っているようだ。
ジャックは船内にあるタオルを持ってくるように指示し、それをダクトに詰めている。水のくみ出しとダクトへの詰め物によって、少しは水が減っているように見えるものの、大きな変化は無い。
エンジンが載っている後方に荷重がかかるのを避けるため、女性と子供はボートの先方へ移動。
後ろを軽くするため、船の最後尾に取り付けられている水上オートバイも取り外すことに。水上オートバイは軽く見ても100kg以上はラクにあるだろう。
水上オートバイをボートから外して海の上に浮かべると、後方がふわっと持ち上がった。やはりかなりの重量があったようだ。
水上オートバイを取り外したのと前後して、ダクトからの水はタオルを詰めたことによってかなり減ってきた。
エンジンルームからの水のくみ出しも、大きな容器から、狭いところに入る茶碗に変わった。
救助の船が近くに来て、無線の交信がハッキリ聞き取れるころには、沈没の心配はなくなった。ボートの中も、落ち着いた雰囲気になる。
エンジンは止めている(というか、動かない)が、風や波の影響で少しずつ流されている。そのため、ジャックはGPSを見ながら、無線で現在位置を随時伝えている。
20分ほど経つと、遠くから全速力で真っ直ぐ走ってくる船が見えてきた。このボートよりも大きなボートだ。
そのボートを横付けし、ジャックと私を含めた3人を残して、みんなが乗り移った。
その後、ロープを取り付けてマリーナまで引っ張ってもらうことに。時間は来たときの2倍かかるという。
帰りは私もジャックと一緒に運転席に上り、いろいろ船の話を聞いていた。
「30年船に乗っているけど、こんなことは初めてだ」
「去年、98万円かけて、エンジンをオーバーホールしたのにな」
「船にも車検制度みたいなものはあるが、エンジンのチェックはかかるかどうかだけ。安全性のチェックが重要視されている」
などなど。
途中、ロープが2度切れてしまうというアクシデントがあったが、無事にマリーナに到着。すぐさまボートを陸に上げ、思わぬ結末で海の旅行は終わり。
思わぬトラブルだったが、貴重な体験となった。
住まいの省エネ(断熱)が強制ではない唯一の先進国、日本。
薄々分かってはいましたが、少しショックな記事を建築の専門誌・建築技術8月号で見ました。
その記事は、OECD(経済協力開発機構)の調査によると、回答のあった20ヶ国のうち、建築の規制(強制法)に、省エネ基準を盛り込んでいないのは日本だけというもの。
調査の回答があった20ヶ国は、G8の日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアの他、スウェーデン、スイス、オランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、リトアニア、チェコ、オーストリア、ギリシャ、ポルトガル、アイルランドです。
つまり、G8だけでなく、さらに多い国々を含むということです。
省エネ基準を盛り込んでいないということで、実際、日本では壁の室内側にも外側にも断熱材を使わない、いわゆる打ちっぱなしコンクリートの建物を今日でもつくることができます。
また日本では、確認申請のときにも、断熱や快適性の部分は審査する側は見ませんし、書類の提出も必要ありません。
建築の規制に、省エネ基準を盛り込むということは、日本で行われることのある両面打ちっぱなしコンクリートのような建物は、他の国ではできないということです。
(液晶テレビのCMに使われていた、軽井沢にあるガラス張りの建物も難しいでしょうね。氷点下10℃以下になる場所だけに、冬は・・・。)
日本は、省エネの基準そのものにも問題があります。
日本で最も新しい省エネ基準は、1999年の次世代省エネルギー基準で、既に7年前のものです。
基準が出来た当時はアメリカの省エネ基準より厳しかったものの、アメリカの基準は改正されているため、アメリカだけでなく、フランス、ドイツ、イギリスなどと比べて、甘い基準になっています。つまり、日本は先進国の中で省エネ基準そのものが最も甘いのです。
しかも、最初に述べたように他の国では、それらの基準が規制になっているものの、日本では「建築主の判断」となっており、強制力はゼロ。諸外国と比べて緩い次世代省エネでさえ、満たしているのは新築の2割程度と非常にお寒い状況です。
関東周辺の建売物件や条件付建物において、断熱材にかけられている費用は、材料費でたったの10万円ほど。(参考:私の過去の日記)
オプションの床暖房に数十万円払うくらいなら、そのお金を、断熱材の種類、施工方法などの変更に充てた方が、快適な住まいになります。お金をかける場所が間違っているともいえます。
それにしても、自動車やエアコン、冷蔵庫では世界トップレベルの省エネ性能を誇る日本で、どうして住まいの省エネだけがこれほどまでに遅れているのでしょうか。
家電や自動車に見習って、トップランナー方式を導入したらどうですかね?
今月は、高速道路のガソリンスタンドがお得
つくばへ建て方の立会いへ。天気は快晴で上棟日よりです。
高速道路に乗って、東北方面へ。
途中、ガソリンが減っていることに気がつきました。
最近のガソリン価格の上昇で、都内のガソリンスタンドはレギュラーで140円台。家の近所では、144円前後くらいでしょうか。
「街中で140円台だから、高速道路はもっと高いだろうな」と思って入ったのですが、137円と街中よりも安い!
少し調べてみると、高速道路では給油所の選択肢が限られるため、不当な高値で販売されないように上限が決められているそうです。
今月の高速道路の上限価格は、レギュラー137円、ハイオク148円、軽油114円。
夏休みやお盆で、高速道路を使って移動される方も多いと思います。
今月は、街中でガソリンを入れるより、高速道路で入れるほうがお得になりそうです。
(帰りに寄ったサービスエリアのガソリンスタンドでは、給油待ちの車が列を作っていました。)
朝から、品質チェックの最終段階となる内覧会立会いへ。
この現場は、梅雨の時期の着工となりましたが、とっても順調に進みました。(工期に余裕がない限り、当初の工期よりも延びることの方が多い)
内覧会の間、お子さん2人は仲良く遊んでいました。
新しい生活では、それぞれのお部屋がありますが、まだ小さいのでそこで別々に寝るのは、もうちょっと先でしょうか。
内覧会の指摘事項はいずれも軽微なものばかり。
そういえばこの現場、工事中の指摘もとても少なかった。現場はいつも片付いていました。奇麗な現場は、仕上がりが良く、指摘が少ないことが多いと思います。
内覧会の後は、工作のための材料をちょっと買った後、事務所に戻って品質チェックの事前打ち合わせ。
いろいろ話をしていたら、3時間が経っていました。
時間が過ぎるのが早いですね。
プレゼン
設計コンペのプレゼンテーション。
お昼過ぎから夜までの長丁場でした。
家族は1つであっても、その住まい方の提案はいろいろ。
だから家づくりは楽しくもあり、難しくもある。
遅くとも1年後には今日のプレゼンの1つが現実の形となって、新しい生活が始まる。
私たちはそれを後ろからサポートしていきます。
気が付いて良かった
昨日のガソリンスタンドで、早速タイヤ交換。
タイヤ交換の作業をガラス越しに見守ることに。
機械を使ってタイヤをホイールから外し、手際よく新しいタイヤをはめていきます。
ボンネットを開けて、エンジン周辺もチェックしてくれているようです。
すると所長さんが手招きしています。
近くに行ってみると、ブレーキオイル(ブレーキフルード)が劣化しているとのことで、手元のテスターでは、警告の表示が出ていて、針が右に振り切れんばかりです。あらら、こりゃマズい。早速交換することに。
ブレーキオイルは水分を含みやすい性質があります。水分が多いと沸点が下がってしまい、過熱によってブレーキが利きにくくなるヴェイパーロック現象が起きやすくなり大変危険です。気が付いて本当に良かった。
そういえば昔、自動車免許を取ったばかり弟の運転で長い峠道を下ってたときのことです。
カーブにさしかかるごとに窓の外が明るくなるので、「なんでだろう?」と思っていると、車内に変なにおいが。
急いで平らなところに車を停めて外に出ていると、ブレーキがF1のように真っ赤になっていたことがあります。
弟に聞いてみると、坂を下っている途中ずっとブレーキを踏んでいたとか。そりゃあ、ブレーキが真っ赤になっているはずです。今回の私の車のようにブレーキオイルが劣化していたら、大きな事故になっていたかも知れません。
ブレーキオイルの他は、ラジエタークーラントとバッテリー液を補充。
最後に車は洗車され、綺麗になって作業完了。
タイヤが交換できたことより、事故が起きる前にブレーキオイルを交換することが出来てよかったと思いました。
意外な安売り店
建物調査(インスペクション)に行く前、普段よく通っているけど、入ったことが無かったガソリンスタンドで給油。
車を出て、ちょっとトイレへ
トイレから戻ってくると、店員さんから
「右の後輪のタイヤ、かなり減っていますね。」
という話が。
実は知っていました。タイヤが減っていることを。
そのため、少し前にインターネットで値段を調べていました。最近出ている、静かなタイヤの性能を知ってみたくて、ある商品を狙っていたのです。たまたま家の近所に安売り店があり、そこでの交換を考えていました。
「そうなんですよ。そろそろ替えようと思ってて。」と、私。
当然ながら、
「うちで替えませんか?安くしますよ。先月までのキャンペーンを、今月15日まで延長中です」という流れに。
でも、ガソリンスタンドでのタイヤ交換は、安売り店よりずっと高いだろうと思っていたので、それを断るために、
「でも、もう交換する店を決めているんです。この近くにある、○○タイヤで。」と伝えたところ、お店を知っていたようで、
「あぁ、あそこですか。ちなみにいくらでした?」
と聞かれました。
ここで、ちょっと機転を利かして(?)
「バランス、交換手間含めて、1本 11,000円でした。」(本当はこれより1,000円ほど高い)
というと、「えっ!そんなに安いんですか」と驚いた様子。
そりゃまぁ、安売り店ですから・・・(しかも安めに言ってるし)と思っていると、少し悩んだ挙句、
「わかりました。その値段でうちにやらせてください。」という、嬉しいお返事が。
「タイヤの処分費も込みですか?」
「はい。それも込みでいいですよ。サービスで洗車もします。」という言葉で即決。(安売り店では、タイヤ1本当たり525円の処分費がかかったので)
翌日交換することになりました。
いろいろ店員さん(所長さんだった)に聞いてみると、タイヤの仕入れには自信があるものの、ガソリンスタンドでのタイヤ交換=高い というイメージで、比較の土俵にも上がれないんです という話でした。
まぁ、確かにそんなイメージはあります。私も意外でした。
冷房、冷暴、冷忘
梅雨が明けました。
夏になると冷房を使う機会が増えます。
「冷房」という言葉は普段一般的に使われますが、「冷暴」、「冷忘」という言葉があります。
いずれも読みは、れいぼうです。(北海道建築技術協会 荒谷 登さんの言葉?)
「冷暴」とは、力づくで冷やしてしまうこと。
つまり、建物の省エネ性能が低く、大きな設備を入れないと快適性が得られない状態です。
デザイナー住宅と呼ばれるものの多くがこれに該当するでしょう。
残念ながら、デザイン重視の建物は、省エネや快適性にはあまり目を向けていないように思います。
実際、そのような住宅を設計されている設計者とお話ししても、そう思います。
大手ハウスメーカーで全館冷暖房をやっている所がありますが、建物の性能や設備の能力(大きめ)をみると、冷暴と呼べるかも知れません。
これは、モデルハウスに行けば分かります。
モデルハウスでも、建物の裏側を見なくてはいけません。本当に省エネに優れたモデルハウスでは、室外機が小さく、数も少なくなっています。
しかし、あまり省エネ性能が高くない住宅では、業務用の大きなエアコンが設置され、室外機もたくさん取り付けられてあることが少なくありません。
今度、住宅展示場など、モデルハウスに行くことがあったら、ぜひ裏側を見てください。
「冷忘」は、冷房をしていること自体を忘れてしまうこと。そのくらい、熱の取入れを少なくし、設備も小さくするということです。
具体的には、しっかりとした断熱や、開口部の日照調整で熱の取得を減らして実現させます。結果として、設備が小さくなります。
「冷忘」で難しいのがその設計。
実は「冷暴」は簡単なのです。一般的な能力の設備より大きなものを入れるだけですから。
「冷忘」を行なうためには、省エネの知識・設計を始めとして、構造面を含めた納め方の検討、設備の能力設計など、より高度な設計になります。
また、建築地の気象条件や自然環境も、しっかりと把握する必要があります。これは、建築地の緯度・経度から太陽の角度を求め、日射量を調整することも含みます。
単に断熱材を厚くするだけでは、冷忘は達成できません。
しかし、難しいだけにやりがいがありそうです。
ちなみに、冷房だけでなく、暖房でも同じこと(暖暴、暖忘)がいえます。