待ってました、パウダー。
3日目。
昨晩降った雪に期待して、今日も朝8時半から滑走開始。
ブーツの金具を締める時間も惜しんで、ゴンドラに乗り込みます。
朝1の新雪を狙うためには、とにかく出来るだけ早く山頂を目指すのがセオリー。それは、1分1秒でも早いほうがベター。
営業開始から1時間も経ったら、あちこちラインだらけになってしまい、楽しみが半減以下になります。パウダー狙いの人が多いニセコならなおさら。
ゴンドラを降りて、山頂に行くリフトに乗り換え。
積雪はリフト乗り場の手前でひざの高さくらいまで。昨日よりずっと多い積雪です。
リフトに乗っている時間はわずか4分ほどですが、リフト下を次々に人が滑っていきます。うーん、悔しい!
滑っている人は皆笑顔で、ヒャッホ〜などと声をあげている人も多数。分かります、その気持ち。
リフトを降り、すぐに滑り降ります。雪質がサラサラで気持ちいい!
こうしている間にも、上から次から次へと人が滑り、どんどんラインが増えていきます・・・。
人があまり滑っていないコースを見つけ、「滑った跡を携帯で1枚撮っておくか」と後ろを振り返って写真を写すと、既に上から人が下りてきています。
人が多い年末ということもあり、新雪を巡る競争が激しいですね。
リフトに1本乗って、再度同じコースを滑っても、既にラインだらけ。
昼食はヒラフエリアで。同じニセコでも、こっちの方が外国人の割合が多め。
スキー場を下りたところに、寿司屋や飲食店が集まっているのはヒラフエリア。
今度ニセコに来る時は、アンヌプリ側ではなくヒラフにしようと思ったのでした。
2日目。朝8時半から滑走開始。やる気十二分です!
快晴とはいきませんが、天候はぼちぼち。
山頂のリフトが動いたため、早速そのリフトを使って、残りの2つのエリア、東山とヒラフを一回り。
山頂には10cmほどの新雪がありました。
パウダーで有名なニセコとしては少ないのでしょうか。
滑りながら上を見ても、やはりかなり大きなスキー場です。
スキー場の高低差は、約1,000m。
一般的に、標高が100m上がると気温は約0.6℃下がりますので、山頂と麓では、6℃程度も気温が違うことになります。
(マメ知識:乾燥空気の場合には標高が100m上がると1℃温度が下がりますが、実際の空気は水分を含んでいるため、潜熱の影響で 約0.6℃の温度低下に留まります。)
気温の違いは、雪質や肌に当たる風の冷たさの違いから、滑りながら分かります。
それにしても山頂は寒い!氷点下14℃程度ですが、風が強いのでもっと寒く感じます。
持ってきたネックウォーマーだけでは足りず、急遽フェイスマスクを購入して完全防備しました。
この日は早めに帰って休息。
温泉に入りながら、降り続く雪に翌日への期待が高まります。
初北海道スキー
今日から、年末年始の休み。
この休みを利用して初めての北海道スキーへ。目的地はニセコ。
朝6時半の飛行機に乗り、昼前には現地に到着。
すぐに着替えて午後からスキー場へ。
ニセコには3つのスキー場がありますが、全く地理感覚が無かったためどこが良いのか分からず、宿はアンヌプリ側。そのため、リフトもアンヌプリ側から入りますが、強風のために他の2つのスキー場には行けず、滑走エリアはアンヌプリのみ。
今シーズン初めてのスキーなので、体慣らしには良いかも知れません。
ニセコは外国人(特にオーストラリアからの旅行者)が多いスキー場として知られていますが、確かに多い。
場内の案内は日本語だけでなく、英語の表記があります。
レストハウスで食事をとる時にも、番号札で呼ぶときに、日本語と英語の両方で呼んでいました。
国内のスキー場ですが、何だか海外のスキー場に来たような雰囲気です。
KNOPPIX
ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き
先日から、加藤さんのパソコンの調子があまり良くないようなので、有事の際のデータ救出方法を考えていました。
パソコンからHDDを取り出して他のPCに繋ぎ、データを写すのも良いですが、取り外しと取り付けが面倒です。
DOSでデータを逃がすのも、各種のハードを認識させるのが面倒。ネットワークならなおさら。それに普通のDOSでは、NTFSフォーマットは読み込めないので、NTFSDOSのようなソフトが必要になります。
そんなとき、たまたま友人に教えてもらったのが、KNOPPIX(クノーピクス)
CD-ROMまたはDVD-ROMからブートできる(というかそれ専用の)、DebianベースのLinuxです。
データはISOイメージで提供されているので、ISO対応のCD-R作成ソフトでCD-Rを作成し、CDトレイに入れてPCを起動するだけで立ち上がるようです。
データをHDDに書き込まないため、既存のシステムを汚すこともありません。
そんな訳で、早速700MBのデータをダウンロード。
これだけの大容量データを気軽にダウンロードできるとは、便利な時代です。
ダウンロード後はCD-Rに焼き、PCに入れてPCを立ち上げます。
黒い画面になり、Enterを押すとカラフルな文字で各種デバイスの認識情報などが表示されていきます。
思ったよりずっと早くデスクトップが表示されました。
デスクトップの表示はKDE。標準でマルチ画面にも対応
(私は以前、Vine Linuxを少しだけいじっていましたが、そのときはGNOMEでした)
デスクトップの表示は奇麗です。特にフォント周りにアンチエイリアスがある点は、Windowsより進んでいて、Macに似た印象。
起動すると、NTFSのHDDをバッチリ認識!
それだけでなく、ネットワーク、ビデオ、サウンドも問題無し。
何も設定することなく、インターネットにも繋がりました。社内LANもOKなので、データを復旧する時には、HDDから直でネットワークにデータを移動できます。
USBメモリも簡単に認識するそうなので、こちらでもいいですね。
ハードの自動認識状況には感激。Windowsのクリーンインストールでも、ここまでいきません。
その後はアプリケーションの充実ぶりに驚き。
ブラウザには、Firefoxが入っています。(KDEのブラウザでも可能)
さくら事務所のホームページも見れました。(フォントの表示がとても小さかったのは、ホームページ側での修正の必要あり!?)
OpenOfficeが入っているため、Microsoftのワード、エクセル、パワーポイントのデータも開けます。
試したファイルでは文字化けしていましたが、PDFビューワも。
その他、PhotoShopのようなGIMPもあります。WineというWindows エミュレータが入っているため、起動させるPCにWindows95か98が入っていれば、Windowsのアプリケーションも動いてしまうようです。ただし、それの安定度は分かりません
これだけのことが出来て無料なのですから、かなり便利です。
トラブルの際の復旧方法の1つ、Linuxの気軽な勉強方法として、ご興味がある方はぜひ。
パネル式のツーバイフォー 壁パネルのいろいろ
品質チェックの現場で、パネル組みのツーバイフォーの建て方が行われました。
ツーバイフォー工法で建てる場合には、大きく2つの方法があります。
現場で全て組み立てる方法と、壁や床を工場でパネルにして、現場ではそれらを組み立てるだけの方法です。
前者は、工期が長くなりますが、狭い敷地や現地までの道路が狭い場合にも対応でき、変形間取りにも対応できます。
後者は工期が短くなりますが、クレーンやパネルを取り回すスペースが必要となるため、狭い場所では対応できません。
現場では、トラックに積まれた壁パネル、床パネルが次々と組みたてられていきます。
ちなみにツーバイフォーの壁パネルには、外側の合板は取り付け済み。内側の内装下地や断熱材は入っていません。
工場としては、断熱材も入れる作業を行っているところがあると思いますが、少数ではないでしょうか。
これは、S社の木質パネル工法と同じ。(ただし、S社の木質パネルは梁受け金物が"アゴ付き"のため、ツーバイフォーのパネル工法と比べて現場での加工が多い)
M社の木質パネル工法の場合には、断熱材と内装下地が入った壁パネルになります。
同じ木質パネルでも、S社の木質パネルの方が断熱材や内装下地が入っていないだけ軽量なので、現場でのとり回しはラクですが、M社の木質パネルよりも工期は長くなります。
しかし、S社の木質パネルは内装下地が無いため、パネルの内側から釘を打てることや、断熱材が濡れないというメリットも。
これが鉄骨プレハブD社の壁パネルになると、断熱材に加えて、外側には防水紙+サイディング、サッシが付いた状態で現場に搬入されます。
あとはつなぎ目をシーリングするだけ。工期が短いはずです。
各社の壁パネル1つとってみても、工場での加工割合や構造や納まりの設計思想など、勉強になることは多々あります。
在来工法では先に柱を立てることから、柱や梁のプレカットは出来ても壁のパネル化はあまり進んでいません。
壁パネルでやっているところもありますが、壁パネルと柱とのすき間を埋めるための気密材や、壁パネルの枠材が構造上必要ない部材であり、余分なコストアップになっていることから、他の工法の壁パネルと比べると施工手順の効率面、コスト面から不利ではないでしょうか。
最後に1枚。
床パネルを運んできたトラックを正面から撮影したもの。
クレーンを引っ張りすぎてしまったようですね。バンパーが曲がっています・・・。
木造の世界は狭い
構造設計事務所に行って、さくら事務所が行なっているコンペティションの物件に関する打ち合わせ。
さくら事務所が土地選びから関わっているご依頼者の物件が、より安心になるように、構造計算して頂くためです。
構造計算といっても、簡単な壁量計算ではありません。
2階建ての物件ですが、3階建てと同様の計算です。
ちなみにこの構造設計事務所は、木造では有名なところで、建築の専門雑誌によく論文などが掲載されています。
構造計算によって導き出される軸組も、高いレベルで検討された結果のものが出てくるでしょう。
日本の木造の研究というのは歴史が浅く、それに関わっている専門家も全国で少数です。
(⇒ 参考:2004年12月19日の私の日記。2年前の日記ですが、この日記に書いた「木造で、4階建て以上の建物」は、2006年10月から可能になりました。)
先方も、私が学生時代に関わった先生方をよくご存知で、事務所の中には、学生時代に関わった本もありました。伝統建築の構造計算には欠かせない本だからでしょう。
やはり、日本の木造の研究分野というのはとっても狭い世界です・・・。それを実感しました。
悪いことはできません!?
既存の木造軸組一戸建ての建物調査(インスペクション)へ。
物件は築12年。年数だけ見ると、比較的新しいものです。
建物に入ると、すぐに分かるカビの匂い。
このような場合、大抵は床下に問題あり。
1階のそれぞれの隅は、和室もリビングも洗面室も、カビで黒くなっています。
和室押入れのカビの被害はひどく、床一面が真っ黒。
床下の高さは低くて動くのがやっと。
また、地面が露出している仕様でした。問題の和室押入れ部分には断熱材がありません。
カビが発生しやすいはずです。
トイレや在来仕様の浴室(タイル張り)付近の土台には、腐朽も見られました。
土台の交換には、トイレや浴室の壁などを剥がす必要があり、その費用は多額になりそうです。
建物全体的に問題が確認されたことに加え、竣工時からメンテナンスが施されていないことから、メンテナンス+修繕費用はご依頼者の予想を超える金額になりそうです。
カビが生じていた原因は、以前の方の住まい方ではなく、建物の仕様そのものでした。
カビなどの根本的解決のためには、各部の断熱の仕様を変更する必要があります。
しかし、建物が建った後に断熱材の仕様を変更するというのは、かなりの金額になります。
延べ床30坪程度の建物でも、室内のクロスや石こうボードなどを剥がすと、その復旧費用と断熱材の交換費で100万円では納まりません。
また、断熱材を交換したとしても、新築時よりも性能が出ないことが多いです。(特に気密性能と通気止め)
しかし、新築時であれば、断熱の施工ムラが出来にくいセルロースファイバーやアイシネンなどを使っても、100万円までアップしないでしょう。
グラスウールを使えばもっと安く済みます。
やはり、断熱は新築時にできるだけ良い仕様にしておくのが、省エネ性だけでなく、快適性の面からも長期的に見てメリットがあります。
正しい断熱であれば、あれほどカビだらけになることはありません。
自然素材を使ってあったとしても、カビが生えたら健康な住宅とは言えないでしょう。
断熱や気密も、健康な住宅にするための重要な要素です。それらを意識しない健康住宅というのはあえりなえいと思っています。
どの暖房が安上がりなのか
寒い時期になると必要なのが暖房。
そして、財布の中身に気になるのが暖房にかかるお金。
「床暖房は高い」「蓄熱式暖房機は安い」など、いろいろ暖房に関して書かれたり言われることがありますが、放熱の方法だけで比較するのは非常にナンセンス。
車の場合で考えると、「セダンは燃料費が安い」「RV車は燃料費が悪い」といっているようなもので、車の省エネ性能や、ガソリン・軽油などの燃料そのものの単価を考慮してない、漠然とした言い方であるからです。
セダンでも、排気量が大きければ燃費は高くなりますし、RV車でもハイブリットタイプだったら燃料費は安くなります。また、燃料がガソリンであっても、ハイオクなのか、レギュラーなのか。あるいは、軽油、LPガス、エタノールなのかでも燃料費は大きく違ってきます。
車と同様、建物の暖房費でもこれは同じです。
しかし、建物で暖房を行うとき、電気、ガス、灯油など熱源によって販売の単位はバラバラ。
電気の販売の単価はkwh(キロワットアワー)、ガスは立方メートル、灯油はリットルです。
建物の暖房費を考えるため、まずはこれを電気の単位、1kwh当たりの単価に統一して比較してみます。
1kWhで得られる熱量というのは、1000ワットのドライヤーを1時間使った時に得られる熱量とほぼ同じで、10リットルの水の温度を、86℃上げることができる熱量です。
算定の根拠は私の過去のメルマガに詳しく載せてます。
(リンク:2006年10月11号、2006年10月18日号)
| 1kWh当たりの熱源の単価(設備効率を含まず) |
 |
3.9円 |
灯油(1リットル=40円の場合) |
 |
5.9円 |
灯油(1リットル=60円の場合) |
 |
7.5円 |
深夜電力 |
 |
7.8円 |
灯油(1リットル=80円の場合) |
 |
12.5円 |
都市ガス(1m3=155.6円の場合) |
 |
22.0円 |
従量制の通常電力(一般的な電気) |
 |
22.6円 |
LPガス(1m3=626.6円の場合) |
| 上記のそれぞれの単価はご自身の契約種別、お住まいの地域によって異なりますので、実際の詳しい単価はご自身で計算して下さい。特にLPガスは地域、販売店での価格差が大きいのでご注意を。 |
エネルギーの単価は、上記のようになりました。
設備の効率が全て同じの場合、暖房費は燃料の単価で決まります。
しかし実際には、設備によって効率は違います。自動車でも、ターボ車なのか、ロータリーエンジンなのか、ハイブリットカーなのかで効率が大きく違いますね。
灯油ストーブやガスストーブを使った場合、灯油やガスの持っているエネルギを、100%利用出来るわけではありません。熱の他に、光や音などにエネルギが使われてしまうからです。
また、ガスの給湯器で床暖房を行う場合、床暖房のパネルに温水が行くまでの経路(床下など)で放熱してしまいますので、実際に室内に出てくるあたたかさというのは、ガスそのものが持っていたエネルギーよりもかなり小さくなっていまいます。
しかし、電気でのみ利用できる、ヒートポンプという技術を使うと簡単に効率が100%を超えます。ヒートポンプ技術を使っている最近のエアコンでは、効率が600%を超えているほどです。
設備の効率を考慮すると、それぞれの熱源の単価は以下のようになります。
計算根拠は先の燃料単価の計算と同じく、過去のメルマガに載せています。
| 1kWh当たりの熱源の単価(設備効率を含む) |
 |
2.4円 |
深夜電力利用のエコキュート(COP=4.0×自然放熱80%) |
 |
3.4円 |
COP=6.5のヒートポンプエアコン |
 |
4.6円 |
FF式灯油ストーブ(1リットル=40円の場合) |
 |
5.5円 |
COP=4.0のヒートポンプエアコン |
 |
6.9円 |
FF式灯油ストーブ(1リットル=60円の場合) |
 |
7.3円 |
COP=3.0のヒートポンプエアコン |
 |
8.4円 |
開放式灯油ストーブ(1リットル=60円の場合) |
 |
10.7円 |
深夜電力利用の蓄熱式暖房機 |
 |
11.2円 |
開放式灯油ストーブ(1リットル=80円の場合) |
 |
17.9円 |
都市ガスを使ったファンヒーター |
 |
19.8円 |
都市ガスを使った温水式床暖房 |
 |
31.4円 |
電気カーペット、電気こたつ、電気式床暖房など |
 |
32.3円 |
LPガスを使ったファンヒーター |
 |
35.8円 |
LPガスを使った床暖房 |
全体の傾向として、灯油は安め。
そして、ヒートポンプを除くと、都市ガス、電気、LPガスの順にコストは高くなります。LPガスを使った暖房は、熱源の単価が高いだけに不利です。
このグラフで重要なのが、ヒートポンプを使った時の単価です。
ヒートポンプという技術を使うと、効率を大幅に高めることが出来るので、熱源の単価はかなり安くなります。
エアコンの効率(COP)が6を超えると、リッター40円の灯油よりも安いのです。よって、エアコンだけで暖房が足りる地域では、最近の効率の良いエアコンで暖房するのが、最も安上がりです。
ただし一般的な(空気熱源の)ヒートポンプエアコンは、外気が氷点下になると効率が大幅に低下しますので、厳寒地には向きません。
厳寒地でヒートポンプ技術を使う場合には、冬季でも氷点下にならない地熱利用のヒートポンプや、24時間換気の廃熱を使ったヒートポンプが候補として出てきます。
前者は地面に熱交換の為の穴を掘る必要があり、敷地に余裕が無いと困難ですが、後者はそのような事はありません。まだ、コスト面と効率面の問題がありますが、期待の持てる技術です。
現在一般的なガス温水式の床暖房の場合、「使ってみたらコストが高くて使わなくなった」という話を聞くことがありますが、それは熱源が割高だからです。温水の床暖房は、60℃程度の温水が得られれば、熱源は灯油でもガスでも電気でもかまいません。
単純に同じ床暖房でも、ガス熱源から灯油熱源に変えれば、コストは半減します。しかし都市部では灯油の利用は難しいので、その場合には温水専用のヒートポンプ熱源機のような商品を使えば、暖房のコストをガスの半額以下にできます。(現状ではこのタイプの装置は購入費が高いのが問題)
最後に深夜電力。
最も熱源の単価を安くするには、深夜電力を使って、ヒートポンプを動かすのが最安です。エコキュートのランニングコストが安いのはこの理屈です
しかし、ここで知っておくべきことがあります。
深夜電力の電気代は昼間の3分の1ですが、深夜に電力を作っているから安い訳ではありません。深夜に石油を燃やして発電したとしても、石油の購入コストが変わる訳ではありませんから。
深夜電力が安いのは営業戦略上の話で、火力や水力と違い、出力の調整が細かく出来ない原子力発電の余剰電力を使っているだけの話です。
つまり、深夜電力契約にする、あるいはオール電化にするというのは、原子力発電に依存するということです。
よって、原子力発電の恩恵を最も受けるのは、深夜電力を使っている人、オール電化にした人ですから、それらの人は原子力発電に対して批判はできないでしょう。
私は、現在のエネルギ需要を考えると、日本に原子力発電は不可欠だと思いますが、可能であれば出来るだけ頼りたくない発電方式だと考えています。
長くなってしまいました。
これは、日記ではなく、コラムですね・・・。
建築部材のネーミング
工事中の現場には、多くの車が出入りします。
一般的に建物の周りは土が露出しているため、そのままだと建物や部材が汚れたり、地面が凹んだり、車が出られなくなったりしてしまいます。
そのため、鉄板などを敷いてそれらの問題に対処するのが普通です。
先日、品質チェックの現場で見た、工事中のぬかるみ防止の商品が右上の写真。
鉄板の場合、その重みから1人で運んだり設置するのは困難。
しかし、この商品のように小さなパーツになっていると、軽くて1人でも設置できますし、地面がカーブしていても対応できます。
なかなかのアイデア商品だと思います。四角形じゃなく、六角形にしているところがポイントですね。
ちょっと気になったのがこの商品のネーミング。
「ヌカラーズ」
って、全くそのままやん!と、少し笑ってしまいました。
しかし、このようなネーミング、建築の部材では多いような気がします。
気になったので、思い出したりしながら集めてみました。
| 名詞系 |
| タイトニック |
木やせに追従する、緩まない特殊な座金 |
| テンツリック |
天井の吊り木受け材と、梁を繋ぐ金物 |
| カギ番人 |
現場用のカギを入れておく、キーボックス。現場でよく見ます。 |
| かくれん棒 |
フローリングの補修剤 |
| テッペン |
建物の最上部(天辺)に取り付ける棟換気ガラリ |
| デハイリ〜 |
空気が出入りすることができる、軒、破風、土台通気ガラリ |
| 愛の手 |
補助手すり |
建築部材ではありませんが、農業機械を扱うこの会社の商品名は、全体的にウケ狙いのような気がします。
Google Maps
ホームページの一部リニューアルに伴い、さくさ事務所 所在地のページのために、Google MapsのAPIを申し込んで、所在地のページ上に貼り付けてみました。
↓このような感じ。地図は、自由に縮小・拡大・移動ができます。
このような便利な機能が無料で使えるなんて、便利な世の中です。
ログハウス
山中湖の近くへ、ログハウスの建物調査(インスペクション)へ。
東京を出たときは暖かかったものの、山中湖の周辺は思った以上に寒い!別荘が建ち並ぶ山側に行くと、道路には雪が積もっています。
東京管区気象台のホームページで調べてみると、山中湖のある山中湖村は、12月の最低気温平年値(1979〜2000年の平均値)が−5.9℃。これは、札幌市の−4.4℃を下回ります。
ちなみに次世代省エネ地域区分では、山梨県の大分類は、東京や千葉、埼玉と同じく4地域ですが、小分類によると山中湖村は2地域となり、青森県や岩手県と同じ寒さの区分です。
東京からそれほど離れていない場所ですが、とても寒い場所であることが分かります。
2年間誰も住んでいないため、物件の中は冷え切っていました。
建物はメンテナンスが施されていないようで、いろいろな所に傷みがチラホラ。
この物件は別荘目的ではなく、定住目的であるため、快適性向上のために、仕様の変更も必要になりそうです。
屋根部分には断熱材が入っていますが、断熱と小屋裏換気の施工方法が間違っており、ほとんど効かないと予想されるためです。
今回の調査での一番の難関は床下。
床下は高さ1m以上あり、確認やメンテナンスはしやすそうなのですが、入り口にダイヤル式の南京錠がかかっており、入れないのです。
仲介の不動産屋さんに、現所有者にカギの番号を聞いてもらうよう試みますが、電話が繋がらないということで、床下に入る事が出来ません。
建物外周や内部、小屋裏の確認は出来て、確認できていないのは床下だけに、どうにか確認したい。
ダイヤルは3桁。1000回挑戦すれば開きます。
そんな訳で、挑戦すること数百回。とうとう開きました!よっしゃ〜!
床下は、建物の中よりもあったか。地熱の影響でしょう。外よりも快適なためか、床下にはカマドウマがたくさん!害虫ではないものの、群れで黒くなっている様子はとっても不気味です。
床の断熱材は床から離れており、効果はゼロ。この寒さを考えると、しっかりと取り付けてあったとしても3cmという断熱材の厚みでは薄すぎます。
いっそのこと、床下の換気口をすべて塞いだ後に全ての断熱材を剥がし、基礎の立ち上がりに断熱材を設ける基礎断熱にしてしまった方が良いでしょう。
基礎断熱にすれば、床下は室内と同じ扱いになりますので、冬の季節でも床下の配管が凍って破裂することは皆無です。
FF式の温風器や、床下専用放熱器などの熱源を床下に配置すれば、導入費用を安くしながら1階全面を温めることができ、冬でもスリッパは不要になるでしょう。
(現在の仕様では、寒いために冬に素足では無理)
調査が終わる頃には外気温は、1.5℃。
東京管区気象台のホームページのデータによると夜には−5℃を下回ったようです。東京に戻ってくると、10℃ほどの外気があたたかく感じました。
家づくりプロジェクト
12月14日(木) 19:00から達人日記読者特別企画として、一戸建てを検討されている方向けに、セミナー(と言うのか、ディスカッションと言うのか、何になるのか?)を開催します。
いつものさくら事務所カフェと異なり、今回は加藤さん、三上さん、私の3名体制。
開始前から、「時間が足りるのか!?」と、心配です・・・。
とりあえず、詳しい内容は、特設ページをご覧下さい。
販促本
先日、国産樹脂サッシメーカーのパイオニアである(株)シャノンが販促のために発行している「家を建てる前に読む本」という本を取り寄せてみました。
一般の方は知らない方も多いかも知れませんが、樹脂サッシのメーカーとしては、とても有名なところです。高性能住宅に関わっている人で、このメーカーを知らない人はいません。
(逆に言えば、業者さんが高性能を謳いながらシャノンを知らないという場合には、建物の性能もそれなりです)
最初は、A5サイズ、20ページくらいの本を想像していましたがA4サイズ、オールカラーの172ページの本が届いてビックリ!
内容もとても充実しています。無料とは思えない内容です。
シャノンさん、どうもありがとうございました。