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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ へび年 B型 うお座
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2007.1.29

セルロースファイバー

午前中、埼玉で品質チェックの構造検査。物件は在来工法。
現場に行くと、現場監督さんの他に中間検査か、他の第三者機関か分からないけれど、検査員の方が。

ダブルチェック大歓迎、ということで、お互いチェック開始。検査員の方は、監督さんにいくつか質問中。その間、私は図面を元に筋かいや金物をチェック。

チェック開始から20分もしないうちに、検査員の方は帰ってしまいました。うーん、骨組み段階での構造部分のチェック、20分では厳しいですよね。

結局、私の方のチェックでは、図面との筋かいの相違1箇所、筋かいの施工忘れ1箇所、柱に付ける金物が上下逆になっている所が1箇所、金物の取り付け忘れが2箇所、その他面材の釘の留めつけの指摘事項がありました。
時間はやはり1時間以上かかっています。やっぱり20分程度では難しいでしょう。

幸い、この現場は監督さんも大工さんも指摘を素直に聞き入れて頂いているのが大変助かります。指摘事項を告げ、高速道路に乗って次の現場、調布へ。

高速道路は渋滞が無く、予定より早く到着。
現場では、断熱材となるセルロースファイバーの施工中。

セルロースファイバーセルロースファイバーは、新聞紙をリサイクルした断熱材。
施工方法には、吹き付け(湿式)と吹き込み(乾式)の2つに大別され、今回のものは吹き込み工法。吹き付け(湿式)の場合は、多めに吹き付けて後から削ります。
(参考:2005年12月19日の私の日記)

セルロースファイバー吹き込み(乾式)の場合、壁からセルロースが出てこないよう専用の生地をタッカーで留め、穴からセルロースファイバーを詰めていきます。経年による沈下を防ぐため、断熱材はパンパンに入っています。
断熱性だけでなく、遮音性能も高まる工法です。

セルロースファイバーちなみに上部の断熱材は、天井ではなく屋根。

断熱を施工していた専門業者さん、

「何も言われなければ、うちでは屋根断熱を標準にしています」

とのこと。この意見に私は大賛成!
わざわざ大金を使って、使えない屋外扱いの空間を家の中に作るより、いくらかの追加費用で、使える空間を広げられる屋根断熱の方に大きなメリットを感じています。
海外の映画やドラマで小屋裏部屋で過ごすシーンが出てくるのも、屋根断熱を採用しているから。天井断熱だと、夏は灼熱です。

この断熱施工の結果、この住まいの断熱性は次世代省エネを上回ることに。
今回の施工業者さんの標準仕様からは大きく離れた断熱仕様であり、追加費用も発生しています。
追加費用の額に納得されたご依頼者と、大幅な仕様変更を認めてくれた施工業者さんに感謝です。質の高い住まいが、日本にまた1つ増えた訳ですから。
個人の資産である住宅も、広い目で見れば社会全体の資産。

調布を後にして、練馬に移動。現場に到着し、防水の検査。
現場監督さんが、「うちの社内検査で常にAランクの業者さんです」という言葉通り、丁寧な施工です。

最後は事務所に戻って、ご依頼者と外構の打ち合わせ。
密度の高い1日でした。

2007.1.25

太陽光採光システム

太陽光採光システム午前中、都内で建物調査(インスペクション)
調査物件の隣の家で、面白いものを取り付けていました。

それは、太陽光採光システム。太陽の光を集光器で集め、それを光ファイバーで室内に引き込み、照明として使うものです。太陽は自動追尾。
太陽の光のうち、紫外線と赤外線をカットして室内に入れるため、家具や畳の日焼けがなく、室内の温度も上がりにくくなっています。

取り付け作業されている方に聞いてみましたが、この一般住宅の規模であれば作業は半日ほどで終わるそう。取り付け費用は・・・、結構高いようです。

午後からは、品質チェックの現場へ配筋の再検査。
うーん、まだ是正が終わっていない。日が暮れてしまうので、少し是正のお手伝い。
わずかながらお手伝い出来たか分かりませんが、それでも日が暮れてしまいました。
最近買った「純正の」LEDマグライトで手元を照らしながらの作業。これまでの普通のマグライトと比べて、ずっと明るい!ちょっと高いけどオススメ。
日が沈むと、外はずっと冷え込んできました。

シスコ?帰りの首都高4号線。
新宿近くにある富士急の看板の前を通るたびにシスコシステムズ(世界最大のネットワーク関連機器メーカー)のロゴを思い出してしまうのは、私だけでしょうか。

(全然知らなかったのですが、昨年末にロゴが変わったのですね。)

2007.1.24

静音化

ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き

先日、CPUを交換した自宅のパソコン。
余分なものが無くなって、スッキリと快適になったものの、CPUに付属していた純正ファンがうるさい事が気になってきました。

静かなパソコンにするため、CPUに取り付けるヒートシンクを大型化し、それに取り付けるファンも騒音の小さなタイプに変更。
また、ファンはCPU温度を感知して、温度が低い時には回らないタイプです。

「これで静かになった」と思ってパソコンの電源を入れると、確かにCPUファンは静かになったものの、今度はハードディスクの音が気になってしまいます。

パソコンの静音化は「もぐら叩き」と言われますが、その通りです。
1つの騒音を消すと、別の騒音が気になります。
早速、ハードディスクの静音化ケースを購入して取付け。

静音化ケースによって、ハードディスクの回転音や、読み書き時のカリカリ音はかなり小さくなりました。

「これでよし!」と思ったところで新たな問題が。
ケーブル長さの関係でハードディスクを2段積みにしていたところ、下段のハードディスクの温度が40℃後半になってしまうのです。

私は、静粛性と長寿命を期待して、5400rpmのハードディスクを使っていますが、冬季でこの温度ですので、夏季には心配です。
ハードディスクの温度は寿命と関係があり、高温での使用は寿命を短くするためです。

排熱対策のため、静音化ケースに入ったハードディスク2台の間に空間を空け、そこにファンを入れることに。
使用するファンはもちろん、20デシベル以下の静かなタイプ。

この対策によって、ハードディスクの温度は40℃未満に。
多分、これで熱対策は大丈夫でしょう。騒音値は計っていませんが、システム全体でも20デシベル前後になっていると思います。

ハードディスク内の整理と大容量化のため、新たなハードディスクを買うことも考えましたが、最近売ってあるハードディスクは、7200rpmの高速なタイプばかりなのですね・・・。

どのハードディスクが静かなタイプなのかさっぱり分からないので、購入はしばらく見送りにしました。

いろいろトラブルがありましたが、いろいろ考えながら、そららを解決している時間が楽しかったり。
それにしても、音の問題や、空気の給気・排気のルートの問題など、パソコンの知識は建物と似ている部分もありますね。
(サッシの遮音性能を高めすぎると、室内の音や住戸間の音が気になり始めるとか、24時間換気では、給気口と排気口の位置関係から、換気ルートを明確にさせるとか)

全く余談ですが、最近見つけたLinuxの3Dデスクトップ。 今はこんなに進化しているのか・・・。Vistaよりも凄い(?)

 1. http://www.youtube.com/watch?v=Yx9FgLr9oTk (タッチスクリーン)
 2. http://www.youtube.com/watch?v=dQkSObRtw0o (タッチスクリーン)
 3. http://www.youtube.com/watch?v=PpIhoLzDOTY
 4. http://www.youtube.com/watch?v=ZD7QraljRfM
 5. http://www.youtube.com/watch?v=Rj3UPnriIxc (デュアルモニタ)

タッチスクリーンの操作は、映画のマイノリティ・リポートを見ているようです。

2007.1.17

案ずるより、入れ直すが易し

ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き

Windows Vistaの広告を見ることが多くなりました。

PentiumIII 667MHz。マザーボードはAsusCUSL2家のパソコンはPentiumIIIの667MHz。6年くらい前に自作した物です。
その頃には、いろいろ人から頼まれて30台程度は作ったと思いますが、今はさっぱり。
core 2 duoとかAeroとか言われても、ピンときません。
最近のCPUのFSBが1066MHzというのを見ると、何かの間違いかと思ってしまいます。既に浦島太郎状態です。

1GHz超えのパソコンが当たり前の今日、未だにこのパソコンですが、自宅ではインターネットやエクセル、ワード程度の軽微なものが主な作業ですので、大きな不満はありませんでした。

しかし、OSを入れて早数年。何だか動作が遅くなった感じです。
このような場合、パソコン高速化のソフトや、レジストリをいじるよりも、OSの再インストールの方がずっと手っ取り早い。

パソコンの安定動作については、

  「案ずるより、入れ直すが易し」

が、私の格言(?)です。

単にOSを入れなおすだけでなく、「ついでならパワーアップさせてあげよう」と、今のマザーボード(i815)で使える最速のCPUに乗せ変えることに。
最速といっても1GHzが最大。

6〜7年前のCPUであるため、当然ながら新品は無し。
パソコンを組立てた頃には10万円近かった PentiumIII1GHzも、今日ではわずか 3,500円(リテールファン付き)でした。

早速CPUを交換し、問題なく認識。
WindowsXPはこのパソコンには重いので、Windows2000のクリーンインストールを行って、作業終了

これでもう少しは使えそうです。

2007.1.15

新居のインターネット環境

前日に品質チェックの内覧会が終わった現場へ、光ファイバー引き込み工事の立会いへ。

上下階に分かれた2世帯の物件。
当初はそれぞれの世帯でインターネットの回線を引き込むことを考えていましたが、LANの配線の方法を変えることによって、回線を住戸全体で共有化しようということになったためです。

予定の時刻に現場に到着してみると、引き込み部分に既に光ファイバーが!?
あれれ?と思って建物の中に入ってみると、予定より1時間半も早く工事が始まり、既に終わってしまったということ。
前の現場があって遅れるのは分かりますが、1時間半も早く到着して工事が終わるというのは珍しい・・・。

宅内に光ファイバーを引き込む工事が終わったものの、ルーターの設定を行う工事が行われていなかったため、私が挑戦。
挑戦といっても「最近のルーターは簡単簡単」と思っていましたが、何度やってもパスワードで弾かれてしまう。

ご依頼者に、プロバイダのサービスセンターに連絡していただき、パスワードの再発行などを行って、ようやく繋がりました。

今日では、ほとんどの方が自宅からインターネットに繋いでいると思います。新居(特に一戸建て)で悩むのが、インターネットとテレビの導入の方法ではないでしょうか。
テレビはデジタル化の過渡期なのでなおさら。

パソコンに詳しい方にはこれらの事に頭を悩ますのは楽しい作業ですが、そうでない方はインターネットとテレビの受信方法について、詳しい方に事前に相談して決めておくのが良いと思います。

2007.1.13

ネット時代の現場チェック

現在建築中の、品質チェックの現場の1つに、インターネットに繋がったライブカメラが設置されています。
専用のユーザー名とパスワードによって、建築主の方が24時間、現場を確認できるという訳です。

ライブカメラカメラの向きは自由に変更することができます。動画でご覧いただけないのが残念ですが、実際の映像は非常にスムーズ。
作業している様子が分かります。

品質チェックにおいても、工事の進捗がとても分かりやすいので助かっています。

日中だと、建物だけでなく、現場で働いている職人さんも見ることができます。

電気屋さんかな? また一人入ってきた
職人さんが、工具の準備をしています。 あっ!もう一人職人さんがみえました。今日は2名のようです。

いやぁ、ネット時代ならではですね。とっても助かります。
しかし、ライブカメラ以上に助かるのは、この現場を担当されている現場監督さんが、こまめに工程のご連絡を下さること。

「指摘があったらどんどん言ってください!私も良いものを作りたいので」
とおっしゃる現場監督さん、どうもありがとう。


高圧線の上での作業オマケ
現場からの帰り際に見た、高圧線の上で作業されている方の様子。
4名の方が同時に作業されていました。
安全帯が付いているとはいえ、足場が悪い高所での作業は見るからに怖そうです。
安全に電気が使えるよう、危険と隣り合わせになりながら作業されているのを考えると、感謝、感謝です。

2007.1.12

購入前のチェック

中古一戸建ての建物調査(インスペクション)へ。 物件は築10年未満。
元々は建売の物件で、当時の売主は、今でも現存する大手企業です。

耐震性が心配だということでしたが、ツーバイフォー工法であることや、建物形状や間取りが構造的に不安定ではなかったことから、図面を見た段階では大きな問題は無いと思っていました。

床下にハリケンタイ?傾斜地に建つ物件で、1階の床を見てみると、床面に傾き。
和室の畳を上げて床下に入ってみると、懐中電灯で照らす先にいろいろな補強金物が。
なぜか、台風などの強風で屋根が飛ばされないために屋根部分に使う金物が、土台部分に使われています。
何だかあやしい・・・。

「建物に何か大きな問題があるのではないか」という懸念は、洗面所近くの基礎を見たとき、確信に変わりました。

不動沈下の補強

写真の赤いレーザーは、水平のラインです。本来、この赤いレーザーは、基礎の天端と平行でなければなりませんが、1mの距離で6cmくらいの傾きになっています。

基礎パッキンが3段積みその部分の土台を平らにするため、基礎パッキンが3段積みになっている箇所もありました。

土台の継手部分は4cm近く離れており、それを帯金物によって固定しています。
アンカーボルトの曲がり方を見ても、かなり大きな力が土台にかかっていることが分かります。

鉄筋露出浴室の手前部分でも、コンクリートが壊してあったり、鉄筋が露出していたりと、いろいろな問題があります。

調査の結果、どうやら竣工後に地盤沈下してしまい、数年前に補強工事が行われたようです。

周辺住宅の聞き込みを行ったところ、ジャッキアップしていたという証言もありました。
当然、売主さんは知っているはずですが、売主さん側の業者さんからはそのような報告はなく、ご依頼者である買主さんはご存知ありませんでした。

この物件を直すためには、多額の費用が必要です。ひょっとしたら、新築で建てられるくらいの費用近くになるかも知れません。

まだ購入前の調査で良かったです。
買った後にこの問題を知った場合、精神的にも肉体的にも辛くなるでしょうからね。

2007.1.11

温暖化ガス EU、2020年までに1990年比で20%削減

昨日、新聞などで流れたニュースです。
京都議定書で日本は、2012年までに1990年比で6%減らす必要がありますが、2005年の時点で逆に8%も増えているとか。

今から20年近く前の1990年と比べると、家庭ではパソコンや携帯電話が広く普及しています。
Windows95もなかった1990年と比べるとパソコンの普及による消費電力の増加というのはかなりのものでしょう。

その他では、食器乾燥機、温水洗浄便座、浴室乾燥機などの台数も、1990年よりも大幅に増えているでしょう。

建物でできる温暖化防止の方法としては、建物を省エネにすること。つまり、断熱厚を増やすこと。サッシの高性能化も必要です。
実は、一般家庭で使われるエネルギーというのは、冷暖房よりも照明や給湯の方が上。出来るだけ高効率のものを選びたいものです。

2007.1.10

エアコンの取り付けは、「真空引き」で!

品質チェックの現場へ。
内覧会間近の物件のため、建物の中では清掃作業が行われていました。
石膏ボードの切りくずで白っぽくなっている床面も、清掃するにつれて綺麗になっていきます。
室内の壁からは、先行配管で行ったエアコンの冷媒管がひょっこりと出ていました。

新しい物件に入る時は、エアコンの取り付け工事が必要なことが多いと思います。ここで、エアコンの取り付けの時にとても大切なことがあります。

それは、「真空引き」。
真空抜き」、「真空ポンプ方式」と言うこともあります。

エアコンの室外機と室内機を繋ぐ配管の中には、冷媒管(れいばいかん)という銅管が入っています。
この冷媒管の中には、昔はフロンガスが入っていましたが、今はR410Aと呼ばれる代替フロンが入っています。

この代替フロンを冷媒管の中に充填する前(エアコンを設置する前)には、当然ながら冷媒管の中には空気が入っています。
空気の中には、水蒸気が入っていますが、これが不純物として混入すると、エアコンの効率が悪くなったり、故障の原因になったりします。

この問題に対処するため、冷媒管の中をポンプで真空状態にして空気を吸い出し、その後に代替フロンを詰め込むのが正しい施工方法で、これを「真空引き」といいます。

カタログ値でどれだけ高性能のエアコンでも、真空引きを省略してしまっては、本来の性能を出すことが出来ません。真空抜きをやらないのは、いわゆる「手抜き」です。真空抜きには作業に20分ほどかかるため、その時間を惜しむのです。

エアコンを取り付けてもらう場合には、業者さんに

エアコンの取り付けは、真空引きでお願いします。

と言いましょう。

真空引きの時にはポンプを動かすコンセントが必要になりますので、快く貸してあげましょう。
(手動ポンプの場合もありますが、その場合には不要です。)

真空引きが終わったあと、業者さんにポンプについている圧力計の目盛りを見せてもらって、圧力計の値が小さくなっているのを確認しておけば完璧です。

真空引きの参考サイト
 ・家電改の鷹 新冷媒と真空引き
 ・松下電器 エアコン据付工事解説 エアパージ方法
 ・All About 大丈夫? エアコンの取り付け

2007.1.9

年末に品質チェックの配筋検査を行った物件へ、指摘個所の是正の確認に。
年明けに現場監督さんから連絡があり、この日であれば終わっているということでした。

現場に到着すると、職人さんが何名か作業をされていました。
前回の指摘個所を確認すると、一部は是正が終わっているものの、終わっていない個所もチラホラ。

急いで是正する必要がある個所は、その場で是正。その他は、材料が届いてからということに。
監督さんに立ち会っていただくのは嬉しいのですが、全て是正が終わった後にご連絡を頂けると助かります・・・。

2007.1.8

年末に品質チェック予定の施工業者さんから頂いたCD-Rから、設計関係の図面を大量に印刷。
意匠、構造、電気、設備など、トータルで200枚ほど。

CD-Rの中身を見ると、ファイル名は英数8文字+小文字3文字に統一。
ご丁寧に、図面を開くためのフリーのビューワーまで入っています。

何気ないファイル名の付け方ですが、その基本的なルールから、設計者がパソコンに詳しいことが伺えます。マニアックな考え方かも知れませんが・・・。

(ただしファイル名=印刷順ではないので、印刷しやすいよう、ファイル名を変更してしまいました。)

2007.1.2

宿泊施設は、空気の快適性を重視すべき

スキー最終日。
新千歳空港行きのバスは昼過ぎなので、その前まで滑ることに。
よって、朝8時半からスキー場入りで、新雪狙いですぐに頂上へ。新雪は早い者勝ち。

新雪頂上は大晦日ほどではないものの、新雪が積もっていました。
頂上から下りて、ニセコ東山の無圧雪コースとなっているリミテッドコースへ。

東山 リミテッドラッキーです。まだ、2〜3人しか滑っていませんでした。
誰も滑っていないエリアを選んで滑り降ります。昨日はガリガリだったコースも、今日は滑りやすい。

しかし、滑り降りるほど、雪質はどんどん下がっていきます。ゴンドラ乗り場付近ではかなり重たい感じの雪質に。やっぱり山頂とは全然違います。

その後もゴンドラに乗って何本か滑った後、道具を片付けて荷物を発送。
温泉に入った後、空港に向かいます。途中、ルスツで休憩。
初めて来たルスツ。何だか凄いリゾートエリアです。

ルスツを後にして空港に向かう途中は、建物のチェック。
スキーに来ても気になってしまうのが建物だったりします。
一種の職業病かも知れません。

ニセコでもありました。断熱性能の低そうな建物。
コンクリート打ちっぱなしのような建物も。以前、長野のスキー場でも打ちっぱなしの建物を見ました。

私から見ると、スキー場があるような寒い地域でコンクリート打ちっぱなしは、「チャレンジャー」に見えてしまいます。勇気があるというか、何というか・・・。
省エネ性・快適性・耐久性・防水性が低くなるので、私が設計者ならやりません。寒い場所だと、凍害の可能性もでてきます。

寒い時期の宿泊施設というのは、その建物の性能が顕著に出ます。
浴場やレストラン、エレベーターに行くまでが寒かったり、部屋の中でも温度差を感じたり。ありますよね、そういう宿泊施設。

建物の性能の低さを設備で補う場合には、その大きさが大きくなり、快適性が落ちてしまいます。

RC外断熱のマンションのように、省エネ性能が高く、快適性が高い住まいに住んでいる方は、それらの宿泊施設には泊まらなくなるのではないでしょうか。
サービスでも、料理でも、値段でもなく、温度や空気の快適性という面で敬遠されてしまう宿泊施設です。これから増えるかも知れませんね。
あるいは、「正月に実家に帰ると、寒くて困る」と、帰省を敬遠するケースとか。

寒い地域での宿泊施設は、一般の住宅以上に省エネ性能を高めないと快適性を高くすることは難しいでしょう。
寒い地域の宿泊施設というのは、暖房負荷が大きいので、建物を省エ ネにすることによって、ランニングコストを大きく下げられる可能性があります。

北海道のような厳寒地であれば、断熱性能を上げたことによるコストは、冷暖房設備を小さくできることや、ランニングコストやメンテナンスコストの低下で、短期間に回収できるでしょう。

もちろんここで言う、断熱性能を上げるというのは、RC造の場合には外断熱を指しています。内断熱では、高断熱には限界があります。

木造であれば、外断熱(外張り断熱)を指している訳ではありません。
外張り断熱単体では、北海道では性能不足でしょう。
今後は、充填断熱+外張り断熱でトータル200mmの断熱でも、私は全く驚きません。

それらを選択肢として考えることが出来るのも、宿泊施設のオーナーの意識や、建築を依頼する設計者、施工者次第。

建物の性能は、設計時の性能以上になることはありませんので、できる限り高くしておくのが理想だと思います。
正月早々、建物ネタの北海道スキーでした。

2007.1.1

元旦バックカントリー

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末から年越しで来ているニセコ。
日が変わる前に寝て、朝8時半から滑走開始という、普段よりも規則正しい生活も、元旦はちょっと遅めに起床。

朝の天気は快晴。とても良い天気で、10時過ぎから滑走を開始。

ヒラフエリアのリフト降り場から、標高1,308mのアンヌプリ山頂を目指す事にしました。ちょっとしたバックカントリー(スキー場以外の山などを自分で登って滑り降りること)です。
山頂部はスキー場の管理区域外のため、何かあっても自己責任です。(といっても、その入り口にはパトロールの方がみえ、安全指導をされていました。)

ニセコでは、新雪用のファットスキーを使っている人を多く見かけます。関東に住んでいると、パウダー狙いで滑るというのは簡単ではないので、首都圏近くのスキー場ではあまり見かけません。
北海道ではパウダーおよびバックカントリー人気が高いのでしょう。ファットスキーは履いたことがありませんが、何だか楽しそうです。

目指すは山頂早速、スキーを外して山頂を目指します。
山頂なので、風が強くて寒い!と思っていましたが、登っていくうちに汗だく。寒さ対策のフェイスマスクも外して登っていきます。

たくさんの人が通って、雪が締まっているにも関わらず、体力を使います。
本当のバックカントリーはこれよりもずっと大変なのでしょう。
アンヌプリ山頂1,000歩ほど歩いて、ようやく山頂に。
標高1,308m。標高だけ見るとそれほど高くありませんが、北のスキー場だけに雪質は良好です。

この頃の天候は朝と比べるとイマイチだったのが非常に残念でした。

アンヌプリ山頂付近からの景色
山頂付近からの景色

元旦に登山(といっても少し)をしたのは初めて。
初めてのことがたくさんできる、貴重な1年になることを期待。




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