構造の第三者チェック
さくら事務所が行なっている、コンペ物件の構造の確認を行なうため、今月は何度か構造設計事務所に足を運びました。
これは、一般的には設計者+確認審査機関だけで済んでいるチェックに加え、第三者の構造設計事務所に、構造を再チェックしてもらうというものです。
この方法だとトリプルチェックになるので、構造の安全に関する見落としを防げるでしょう。
ちなみに、物件は木造2階建てですが、3階建ての建物と同じ構造計算(許容応力度計算)を行なっています。
構造のチェックを依頼しているのは、木造で有名な構造設計事務所。
この事務所には、建築構造士やAPECエンジニアの方も複数みえます。
今回の物件の担当者も、建築構造士かつ、APECエンジニアです。
あまり一般の方には馴染みがないと思いますが、これらの資格を得るためには一級建築士を持っていることが前提とされ、一級建築士の資格よりもさらに構造に特化した専門資格です。
構造のプロの資格ともいえるでしょう。
一級建築士は日本だけの資格ですが、APECエンジニアは海外でも通用する資格。凄いです。
今年6月からは、一定規模以上の建築部では、構造計算適合性判定員という有資格者によって、構造の第三者チェックが始まります。
(構造計算適合性判定員になるためには、先の建築構造士や、APECエンジニアなど、構造の専門家である必要があります。)
さくら事務所が行なっている設計コンペの構造部分の第三者チェックは、これを先取りしたような感じですね。
ちなみにチェックの結果、材料の断面不足や、基礎の鉄筋量不足などが分かりました。
もちろん、全て安全な建物に設計変更した後、着工です。
金物工法
品質チェックの構造検査へ。
物件は金物工法を採用した在来工法。
そのため、羽子板ボルトや普通の金物はなく、柱や梁は専用の金物と、ドリフトピンと呼ばれるピンで留めていきます。
前日の監督さんへの確認では、金物の固定は終わっています。
現場に行くと、大工さんが「何しに来たんだ」という雰囲気が若干。
土台敷き立会いのときも、このような雰囲気。でも、まぁ、こんなのは慣れっこです。早速、チェック開始。
ドリフトピンのチェックを目視だけの確認で行うと、見落としが出る可能性があるので、今回はオリジナルのチェック道具を準備。
事前に、直径7mm、長さ1mのアルミパイプをホームセンターで購入し、その先端10cmほどを垂直に曲げたものです。材料費はたったの320円。
これを、金物を留めるドリフトピンが入る位置に実際に入れていきます。
ドリフトピンが正しく入っていれば、このアルミパイプは中に入りませんが、抜けがあればアルミパイプが中に入るため、すぐに分かります。
チェックを始めて10分ほどで早速ドリフトピンの抜けを発見。
床の下地を留めるピンが抜けていました。
(ちなみに金物工法では、梁などの横架材を留める金物において、2本以上のピンで留め付けますが、上部のピンの入れ忘れというのはまずありません。上部のピンが無いと、床に落ちてしまうためです。)
その後すぐに、柱にもピンの抜けを発見。
2階、3階と上がっていくに連れてピンの入れ忘れが増えていき、最終的には合計8本のドリフトピンの抜けがありました。
(もちろん、すぐに追加して頂きました)
8本目が確認された頃には、大工さんも「マイッタ!」という感じで、態度が変わっていました。
その後は筋かいの確認。
方向の間違いが数箇所。金物の留めつけ方法の間違いがたくさん。
大工さんが始めて使ったという金物、床に留めてはいけないタイプを床に留めていました。
製造メーカーも、金物が入っている箱に、取り付け方法を示した説明書を入れておいて欲しいものです。
間違っていたところは全て金物の取り付け方向を交換するか、別の金物を付け増しする必要があります。
筋かいを留める金物というのは複数の種類が、いくつものメーカーから出ています。
柔軟性があると言えば聞こえがいいですが、私は規格や工法の完成度が低いとしか思っていません。(そもそも、私は筋かいそのものに疑問がありますが・・・。)
構造用合板を留める釘の確認では、釘間隔が広い個所や、めり込み量が多い個所が複数確認されました。いずれも、打ち増しで対処します。
在来工法用の釘よりも太い、ツーバイフォー用のCN釘が使われていたのは評価できますが、めり込みが多くては、パンチングシアを生じやすいのでNGです。
構造のチェックは4時間ほどかかって終了。
しっかりと直して頂きましょう。完成後には確認が困難な今回のチェック。やはり、建築途中のチェックは重要だと思います。
断熱仕様の地域差
茨城で、新築一戸建て内覧会立会い(竣工検査立ち会い)へ。
物件の断熱に関する仕様が、なかなかいい感じ。
壁面のグラスウールには、断熱材付属のものではない防湿シートが施工してあり、防湿コンセントも使ってあります。
天井にはセルロースファイバー。屋根部分のところにはフェノールフォーム断熱材。
一応、浴室の基礎断熱も施工してあります。(ただし、普通の気密パッキンが使われるなど、施工方法が間違っていましたが・・・)
東京ではあまり見ない、比較的良い仕様です。(良い仕様というか、正しい断熱の施工方法であれば、浴室の基礎断熱は当然の仕様とも言えるのですが。)
東京から、数十キロしか離れていないのに、断熱の仕様はかなり違います。
地域差とでも言うのでしょうか。
寒い北海道の断熱仕様は、一般的な物件でも東京より高め。
気候が違うので、当然といえば当然です。
しかし、建物の建築費で比べると、東京の方が2割前後高い。
(参考:公庫融資を利用した住宅の面積、建設費、割増融資等に関する調査)
つまり東京の建築費は北海道より高いのに、その性能は北海道よりも低いということ。
人件費の違いは当然ありますが、高性能サッシや断熱材の仕入れ価格の違いが無視できないのではないでしょうか。
(サッシは、まだまだ安くなる余力があるような)
ブログっぽく・・・
ブログっぽく、ページ左上のバックナンバーのところに、日記の内容をカテゴリ別で分けてみました。
完全な手作業です。(面倒でした・・・)
ちなみに、本当のブログは 大下達哉の これでいいのか日本の住まいで書いていますので、ご覧ください。
振り返ってみると、何だかいろんな事を書いています。単行本1冊程度にはなってしまいそうな感じ。
天井高と、材料の長さ
品質チェックの内装下地確認へ。物件は2×4
ご依頼者と最初にお会いしたのは、昨年の7月。工事着工の頃はいろいろトラブルがあったものの、その後は大きな問題もなく工事が進んでいます。
現場には、監督さんもいらっしゃいました。真面目な監督さんなのでいろいろ助かります。
この物件の天井高は、2.6mと一般的な2.4mよりも高め。
そういえば、先日の物件は、2.7mでした。
一般的な2.4mより20cm高い2.6mでも、かなり高さにゆとりがある感じです。
ここで気になることが。
室内の壁の下地となる石こうボードの長さは、
・910mm×2430mm(3×8版)か、
・910mm×2740mm(3×9版)
が規格品。
それぞれ、天井高が2.4m、2.7mのときは大きな加工をしなくても、そのまま貼れます。
しかし、天井高 2.6mの場合、規格品では 帯に短し襷(たすき)に長し といった感じ。
910mm×2430mm(3×8版)では足りませんし、910mm×2740mm(3×9版)では余ってしまうためです。
では、結局どうしているのか?
この業者さんでは、オリジナルの寸法で石こうボードを作ってもらっているのだとか。
天井を高くするといっても、その裏では細かな苦労がありますね。
新居でのテレビ・インターネット・電話をどうするか
最近の打ち合わせの中での出来事。
コンセントなどの電気配線の打ち合わせの際、図面にご依頼者の奥様が書きこんだ、「携帯充電器」の文字。
なるほど。
1人1台携帯電話を持っている時代、充電器の位置を設計段階で考えておくのは大切かも知れません。4人家族なら、4台の充電器が並ぶというシーンも考えられます。
あるご依頼者は、お子様がそれほど大きくないうちは、自分の部屋に携帯電話を持っていかないよう、家族が揃って同じ場所に携帯電話と充電器を置いているそうです。よいアイデアだと思います。
その他、新築の物件で悩むのが、テレビ・電話・インターネットの3つ。
アンテナ、ケーブルテレビ、光ファイバー、ADSL、ISDNなど、選択肢はたくさんあります。
それぞれの組み合わせ方法もたくさん。
そのベストチョイスは人によって異なりますので割愛。
いずれにせよ、テレビ・電話・インターネットの垣根は将来的に無くなるでしょう。
(既に光ファイバーやケーブルテレビの回線1本で全部済ませられます)
そうなると設計段階では、電話回線やテレビの同軸ケーブルより、家庭内LANに重点をおいた方が良いのかも知れません。
新築の場合、やはり家庭内LANは有線(1000Mbps)がオススメ。
ケーブルの名称では、「カテゴリ5 エンハンスド」という種類になります。
無線LANを主とすると、家と外部の回線速度より家庭内LANの方が回線速度が遅くなってしまいます。せっかく光ファイバーにしても、家の中のLANがボトルネックになってしまっては、面白くないと思いませんか?
また、無線LANでは、設定をしっかりと行わないとセキュリティの問題もあります。
電気配線を使ったLANも出てきましたが、安定性や速度の面から普通のLANケーブルの方が良いと思います。
現在では、テレビ・電話・インターネットはそれぞれ別のことが多いですが、垣根が無くなった時には配線方法を変更する必要があります。
それに対応させるためには、この3本の配線の引き込み部分を同一箇所にして、簡単に変更できるような準備が必要でしょう。
それぞれを別の位置から引き込むと、将来それ同士を繋ぐ工事が発生してしまうからです。
最後にテレビ。
ソニーのロケーションフリーにあるように、インターネット経由で自宅のビデオを見ることが出来る時代です。
ブラウザ機能を備えているテレビも複数ありますので、テレビの近くにLANの配線を準備しておくと、将来的に便利だと思います。
ハブで分岐しても良いですが、配線を少なくするためには、テレビの近くにLAN配線を2つ以上準備しておくのも良いかも知れませんね。
それにしても、建築関係の仕事というは、とても広い分野のことを知る必要があります。
構造、法律、施工方法は当然のこと、各種の材料や給排水、ガス、電気、テレビ、電話、インターネット。最近は、地デジの関係で、テレビの配線方法やケーブルの種類なども知っておいた方が良いでしょう。地上波、BS、CSを受信するなら、それぞれの電波のおおよその方角も知る必要がありますね。
省エネを進めるなら、断熱、気密、換気、エアコン、そして、地域の気候や太陽の特性、空気や水蒸気の特性や、基本的な物理法則などなど。
たくさんの事を知らないといけないから楽しいのかも知れませんが。
トップランナー方式 VS ボトムランナー方式(?)
先日の、品質チェックの打ち合わせでの出来事。
「エアコンは、出来るだけ効率の良いものを選んだ方がいいですよ。省エネ基準が、100%を超えているものを・・・」
と、いろいろなホームページを見てみるも、省エネ基準が100%を超えるようなエアコンが激減しています。以前はたくさんあったのに!
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| 2006年春頃 |
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最近見たもの |
ナゼ!?と思いましたが、理由がわかりました。
去年の秋に、基準が変わった(厳しくなった)のです。
エアコンの省エネ基準には、「トップランナー方式」が採用されています。
これは何かというと、ある機器の省エネ性を比べたとき、最も省エネ性能に優れている(トップの)商品の性能を100として、基準を定める方法です。
学校でいうと、クラスで最も成績の高い生徒を基準として、ランク付けする方法です。
トップの商品が100%で、それ以下の省エネ性能の商品は、店頭に並ぶとき、85%や、93%などのオレンジ色で表示されます。
それに対し、100を超えるものは、グリーンで表示されますので、消費者に対するアピールは大きく違います。
省エネ性に優れた商品を作れば、グリーンのラベルになり、販売促進になるため、各社での省エネ競争に拍車がかかります。
トップランナー方式は、省エネ機器を普及させるとき、競争原理を使ったとても有効な方法だと思います。
自動車、エアコン、冷蔵庫、テレビ、ストーブ、コンロ、温水洗浄便座、自動販売機など広い分野で採用されているトップランナー方式ですが、残念ながら建築の世界は違います。
私は、ボトムランナー方式と呼んで良いほど、下に合わせた基準が多いと思います。
例えば、住宅全体の省エネ基準となる、次世代省エネルギー基準。
気密性能の基準は、5cm/m2以下という基準ですが、これは最近の住宅であれば普通にクリアします。普通にクリアできる基準が「次世代」と言われても、性能の向上は見込めません。
気密性能をクリアしにくいのは、工法上、気密性能が確保しにくい鉄骨造の住宅。大手ハウスメーカーが多い鉄骨造の意向が働いたような基準です。
(実際、次世代省エネ基準を標準仕様で未だにクリアできない鉄骨造の大手メーカーがあります)
本当に省エネを目指すのであれば、温暖地でも寒い地域と同様の2cm/m2以下の基準にしていたでしょう。寒い地域は、1cm/m2以下に。
断熱材を厚く入れても、すき間が多ければ、実質的な省エネ性は悪くなってしまうからです。
「次世代省エネは、1999年と既に8年前の基準なので、新しい基準では大丈夫なのでは?」
と思われる方もみえるかもしれませんので、2006年6月から開始された、ガラスの省エネ等級を見てみます。
| 省エネ等級区分 |
第一等級 |
第二等級 |
第三等級 |
| 表示内容 |
★★★ |
★★ |
★ |
| 表示シール |
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| 該当商品の例 |
真空ガラス Low-Eペアガラス |
ペアガラス |
単板ガラス |
断熱を少し勉強した方であれば、ツッコミたくなるでしょう。
トップランナー方式であったなら、単板ガラス(シングルガラス)を等級に入れることはしないでしょう。これでは、「下」合わせた基準であることが分かります。
単板ガラスは、世界の非常識。
先進国で未だにこれだけ単板ガラスが使われているのは、日本だけです。普通に考えれば、これは無等級で十分。ペアガラスを最低等級にすべきです。
第二等級はさておき、問題は第一等級。
真空ガラス 〜 Low-Eペアガラスでは、幅が広すぎます。
また、Low-Eペアガラスよりも優れた、Low-E 2や、Low-Eアルゴン入り、トリプルガラスなどの評価が出来ず、等級の中に埋もれてしまいます。
もし、ガラス業界が本気で省エネを考え、トップランナー方式でいくならば、ガラスの省エネ評価は、以下のようになっていたのではないでしょうか。
省エネ 等級区分 |
第一等級 |
第二等級 |
第三等級 |
第四等級 |
等級外 |
| 表示内容 |
★★★★ |
★★★ |
★★ |
★ |
− |
該当商品 の例 |
真空ガラス or Low-Eトリプル アルゴン入 |
Low-Eペアガラス アルゴン入 |
Low-E ペアガラス |
ペアガラス |
単板ガラス |
このような基準にしておけば、できるだけ★を増やそうと、各社競争するはずです。
必然的に、高性能なガラスが安価に普及していきます。
現在のところ(悲しいですが)省エネという分野では、建築業界では他の業界と比べて遅れていく一方です。
省エネ性を飛躍的に高める可能性のあるトップランナー方式が、建築業界でも採用されるのを願っています。
TJI(木質I型梁、I型複合梁)
渡邊さんと、品質チェックの内覧会立会いへ。
昨年末に、現場での良いアイデアがいろいろあったこの物件も、内覧会の時期となりました。
外はやや肌寒かったものの、全館空調が試験運転されていたため、建物の中はあったか。
TJIが2階の床根太に使ってあるこの物件。
早速、その該当部分の部屋に上がりましたが、歩いてみてもやはりたわみ量が少なく、がっしりとした印象を受けます。
(TJIの参考サイト:進化する2×4工法 Web北海道住宅新聞)
無垢の材では、梁の大きさを大きめにしても、乾燥収縮などによって経年的なたわみはどうしても避けられないもの。しかし、TJIにすれば、そのような問題はずっと小さくなります。
私が設計者であれば、床根太だけでなく屋根垂木にも積極的に使う材料だと思います。
問題は値段だけ。普及を促進するためには、まずは関係者に知ってもらうことが第一でしょうね。
現場の方は、ビスの抜けや、Low-Eガラスの取り付け位置間違いがありましたが、いずれも簡単に直ります。
監督さんや営業担当者の対応も良く、好感の持てる現場でした。
能力の小さなエアコンが欲しい
先週に引き続き、丸ごとパックのご依頼者に同行して、業者さんのモデルハウスで設計の最終打ち合わせ。
各種の図面や変更見積書に加えて、熱損失係数(Q値)計算書も。
(よく見ると、設計者ではなく断熱屋さん(セルロース)の計算書だけども・・・。)
大家族での住まいということで、普通の住宅の2軒分くらいの広さがあるこの物件。
しかし、建物の省エネ性能を上げたため、暖房時に必要なエアコンは、外気が氷点下でも6畳用のエアコン(2.2kW)4台足らずで済みます。
つまり、1階に2台、2階に2台のエアコンでOK
3ヶ月ほど前に私もこの物件の熱損失係数(Q値)を求め、その性能に見合ったエアコンの能力を設計者に示しました。
その値は、一般的に取り付けられるものよりも小さなもの。
例えば、10畳の部屋には、2.5kWを入れるよう示しました。一般的には、10畳の部屋には3.6〜4.0kW程度のものを入れるはずです。
最初、設計サイドは、一般的な設計と比べて能力が小さすぎるので、心配していました。しかし、設計サイドが委託している断熱業者からも同様の計算値が出てきて、信頼してもらえたようです。
ちなみに、私の示したエアコンの配置でも、暖房時の安全率は、300%程度にもなってしまいます。明らかに暖房には過剰な設計です。
なぜ、そうなってしまうのか?
それは、間取りで区切られていることと、能力の小さなエアコンが商品として無いためです。
次世代省エネを大きく上回れば、6畳間には1kWのエアコンでも十分です。つまり、ヘアードライヤー1台分。しかし、1kWという小さなエアコンは存在しません。最低でも、2.2kWのものになりますので、200%以上の安全率になってしまいます。
同様に、次世代省エネを大きく上回れば15畳の部屋の場合、3.6kWのエアコンでも大きいくらいです。一般的なエアコンのカタログでは、木造住宅の15畳は、5.6kWを薦められるでしょう。
省エネ住宅に詳しい設計者の共通の悩みは、「能力の小さなエアコンが無いこと」でしょう。
エアコン業者さん、室外機1台で複数台のエアコンを動かせるマルチエアコンで、各部屋 1.5kW程度の小さなエアコンを作って欲しいです。
もちろん、室内機は今よりスッキリとした小型で!
「そこまでするなら、全館空調の方が良いのでは?」
と思われる方、その通り。
でも、ダクトの取り回しと、全館空調のエアコンでは、効率が下がってしまうのが難点ですね。(小さなエアコンと比べて効率が半分になってしまう)
ただし、全館空調を低コストで運転させるには、次世代省エネ基準の2倍程度の省エネ性能が欲しいものです。
品質チェックの内覧会立会いのため、茨城へ。相変わらず代車。
前回の1階に引き続き、今回は2階。といっても、前回は残工事があったので、この日のチェックは2階だけでなく1階の確認も含みます。
正直、前回の進捗状況では、この日のチェックは厳しいと思っていましたが、細かな部分と外構を残して工事は終わっていました。
クロス屋さん、大変だったろうなぁ。
規模が大きいこの物件。
最初に来たのは8月ですので、一戸建てとしては長い工期です。
室内には、アンティークのドアが取り付けられ、なかなかいい感じ。
外観も、角度の大きな屋根が特徴的です。写真で見せられないのが残念。
内覧会の後、残すは外構だけ。
完成すると、建物が引き立つでしょうね。楽しみです。
THE AMAZING RACE
最近ハマっているもの。
それは、THE AMAZING RACEというテレビ番組。
AXN アメージング・レース
http://www.axn.co.jp/amazingrace/
もともとアメリカで放送されていた番組ですが、1月から日本でも放送されるようになりました。
番組の内容は、友人や恋人、親子などの12組のペアが、100万ドルの賞金を目指して、世界中でレースを行なうというもの。
レースの途中、様々な課題が与えられ、それをクリアしなければなりません。
他チームより先にゴールに行くために意地悪したり、チーム内で揉めたり、時には複数のチームが協力したりと、様々です。
これまでにレースが行なわれたのは、アメリカ、イタリア、オーストリア、フランス、オランダ。
レースそのものも楽しみですが、レースの舞台となるいろいろな国の景色や建物も、見ていて面白いものです。
アメージング・レース、ご覧できる方はぜひ!
薬
先月末に高熱で寝込んでから咳が止まらないため、近くのクリニックへ診察に。
レントゲンや血液の採取の結果、気管支炎と診断され、薬をもらうために受付で処方箋を待っていました。
すると、受付の人とおばあちゃんとのやりとりが聞こえてきます。
| 受付の方 | : |
おばあちゃん、この間来たばっかりでしょ。お薬なくなるの早いねぇ。 |
| おばあちゃん | : |
薬飲むと調子がいいって、主人が一緒に飲んでるんですよ。だから早く無くなってねぇ。 |
| 受付の方 | : |
おばあちゃん!ご主人にはお薬出してないですよ! 人にあげてはいけませんよ。 |
| おばあちゃん | : |
あらそうなのかい。でも、飲むと調子がいいって言うからねぇ。 |
| 受付の方 | : |
そうかもしれないけど、おばあちゃんの薬だからおばあちゃんだけで飲んで下さいね。 |
なんとも言えない会話。
どんな薬だったかが気になります。
私がもらったのは、抗生物質、痰を切る薬と咳止めの薬。
このうち、咳止めの薬はとっても苦い!粉末のではなく、粒状の薬の方が(苦くないので)良かったですが、無いのでしょうか。
今度もらうことがあったら聞いてみよう。
設計コンペ
丸ごとパックのご依頼者に同行し、業者さんのモデルハウスで設計の打ち合わせ。
この物件は、さくら事務所での設計コンペの第1号。ご依頼者のご家族に最初にお会いしたのは、去年の夏頃です。それから打ち合わせを重ね、そろそろ着工です。
これだけ早い段階から家づくりに関われると、現場に入った後もラクです。間取りは当然のこと、各部の仕様が既に頭に入っているからです。
設計コンペは、一戸建て 丸ごとあんしんパックの、建て替えコースと、土地から購入コースで承っています。
設計コンペにおいて在来工法の設計者を選ばれた場合、木造に大変詳しい構造設計事務所によるチェックが入りますので、構造に関する不安とは無縁です。
(手前味噌ですが)丸ごとあんしんパックの設計コンペサービスは、広い目で見て確実にお得なサービスです!
サービスをご検討中の方、ぜひどうぞ。
条件付建物で断熱仕様の変更
品質チェックの内覧会立会いへ。
この時期は一戸建てもマンションも、内覧会のシーズンです。
この物件は、条件付建物。
当初の仕様は構造部分は良かったものの、断熱部分が弱く、壁も天井もグラスウール 10kという建売物件にありがちの仕様。
条件付建物では、施工会社での仕様が決まっていることがほとんどで、あまり融通が利かないことが多いです。
しかし、この施工会社さんでは、仕様変更を(非常に)柔軟に受け入れて頂き、断熱は先月の物件と同様、セルロースにしていただきました。
施工費的には、セルロースよりも高性能のグラスウールの方が安価ですが、セルロースの場合は施工が専門業者さん(断熱屋さん)になるのがメリットです。施工のバラツキを抑えられるからです。
物件には熱源がありませんでしたが、既にほんのりとあったかい。日がよく入り込む2階は特にあったかい。
入居して、エアコンなどの熱源が加われば、もっと暖かく感じるでしょう。
周りにも数棟の物件が建築中ですが、この1軒だけは他の物件よりもずっと高性能です。
高性能のためにかかった費用は、この建物が取り壊されるまでの間にかかる冷暖房費やエアコン能力の削減、快適性の向上でペイできることでしょう。
これでまた1棟、次世代省エネを余裕で超える物件が世の中に増えました。
品質チェックの内覧会立会いのため、茨城へ。
物件は1階と2階で用途が違い、この日は1階部分のみ。
実は、2日前に追突事故に遭いました。
見た目はバンパーのみの被害ですが、若干右にハンドルを切らないと真っ直ぐ走らなくなっています。直線の多い高速道路だと、それがよく分かります。
どうやらアライメントがずれてしまった様子。
道路は混雑もなく、現地に到着。
現場は何だか慌しい。うーん、現場が終わってないですね・・・。
1階部分はほぼ終わっているものの、2階はまだまだ。
建物の中にいる人が多いので、確認できる範囲のみ確認。
その後は、2階工事の確認です。
2階は来週内覧会の予定ですが、2階の進捗も厳しそう。
そんな訳で、石こうボードを留めるビスの固定を、少しお手伝い。
大工さんがビスを留める様子はよく現場で見ますが、実際に自分でやってみると意外と難しい。
連続してビスを打つ時、タイミングが早いと工具にビスが詰まってしまったり、工具の押さえが足りないとビスが十分に入らなかったり。
良い勉強になりました。
現場を後にして、自動車の修理のために修理工場に向かいます。
修理には1週間ほどかかるというので代車を借りましたが、やはり慣れていない車の運転は感覚がつかみにくい。
体には何も怪我が無かったのが良かったです。
ちゃんと、真っ直ぐ走る車になって戻って来ますように・・・。