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大下達哉 好き勝手に書いている日記です。技術系のネタが多くなるかも。
気楽にお付き合い下さい。
1977年 3月生まれ へび年 B型 うお座
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BLOG 大下達哉の「ドーシタ大下」
最新の日記は、t-ohshita.comをご覧下さい!

2007.6.28

エアコンのガス 〜古いエアコンの交換時の注意〜

エアコンの室内機と室外機を結ぶパイプの中には、ガス(冷媒)が入っています。
古いエアコンを交換する際に気をつけなければいけないのが、このガスの種類です。

古いガス R22写真は、10年くらい前のエアコン室外機に書かれているラベルを撮影したもの。
冷媒名は、R22となっています。
実はこれ、古いタイプのガス。環境負荷が大きいフロンガスのひとつだったため、現在は使われていません。

現在販売されているエアコンの冷媒は、家庭用ではR410Aというタイプ。R22を旧冷媒、R410Aを新冷媒とも呼びます。

エアコン交換の際に問題となるのは、ガスの種類が異なるだけでなく、原則として配管が交換になるということ。
既設配管に凹みが無く、その肉厚が厚い場合には、配管内を洗浄するなどの対策をすることで対応可能ですが、やはり交換しておくのが無難。

配管の経路が短く露出している場合には交換がラクです。しかし、隠蔽配管になっており、その経路も長い場合には、天井や壁面を壊したり、古い配管を壁内に残して新しい配管を引き込むなどの工事が必要となります。

製造から10年前後経っているエアコンの交換を検討されている方は、ガス(冷媒)の種類をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
また、取り付けの際は業者さんに、「真空抜き」でお願いすることも忘れずに!

2007.6.26

ダイヤモンド

週間ダイヤモンド現在販売中の週間ダイヤモンドで、マンション、一戸建てなどの比較がされています。
このうち私は、一戸建ての比較の方で取材協力させて頂きました。

編集者の方と何度もやり取りを交わし、掲載されているのは4ページ。
表の中身などを細かく見ると、なかなか充実しているのではないかと思いますが如何でしょう。

構造部分では、(分かっていましたが)大手ハウスメーカーでは、耐震等級3が普通。マンションは、未だにほとんどが耐震等級1ですから、一戸建ての方が耐震性は先を行っています。

省エネの分野では、浴室の基礎断熱と、Low-Eガラスは、全社追従してくることを願っています。

それにしても最近、Low-E標準のハウスメーカー増えましたね。アンケート回答のあった6社のうち、1社以外は全て Low-Eが標準。そういえばこの紙面には載っていませんが、4月から2×4の某メーカーも、Low-Eが標準になったようです。
今後、Low-E標準化というのは、間違いのない流れ。中小の建設会社、工務店も追従しないと!

参考
 週間ダイヤモンドが2週分置いてある書店一覧

2007.6.25

家づくりの思い出

品質チェックの内装下地確認へ。この現場ももうすぐで終わり。
雰囲気が良い現場だけに、終わってしまうのがさみしい。

外壁は塗装が終わっており、アクセントとなる石材を貼る作業が行われていました。

ボンド 乗せて 叩く
ボンドを外壁に塗り、 30cm角ほどになっている石材を上に乗せ、 ゴムで包まれた木片で叩く の繰り返し。

室内では、大工さんがドアの枠を止めています。
大工さんと雑談しつつ現場を確認していると、玄関から元気な子供の声がしました。
ご依頼者の奥様とお子さんが、差し入れを持って来られたのです。

交渉中?お子さんは、大工さんから要らない木片をもらえるよう、交渉中(?)
建築中の現場には、余った木片がたくさんあります。私たちにはゴミに見えるこれらの木片も、小さな子にとっては貴重な材料。
今回は、木の船を作るための木片が欲しいようです。

私も小さな頃、工事現場などで大工さんに木片やカンナの屑をもらったことがあります。大人から見るとゴミなんでしょうけど、子供にとってはおもちゃなんですよね。
(私の場合それがエスカレートし、5寸釘を火の中で真っ赤になるまで温め、それを刀鍛治のようにハンマーで平たく伸ばし、砥石で研いで紙なんかは簡単に切れるナイフなんかを作っていたりしてました。やりすぎですね・・・。)

ご依頼者のお子さんは、自分の家ができる途中を何度も見に来ているので、大きくなってからも忘れないでしょう。
大工さんといろいろ話したことも。
学校では学べない、とても貴重な体験です。

この現場では、私もたくさんの事を学びました。
本当に、完成してしまうのが惜しい気がします。

2007.6.23

終わってみれば

一戸建てセミナーが終わりました。
終わった後は、「あっ!あれを言い忘れた」と思うことがしばしば。
今回もそうでした。

私の部分は難しい内容だと(自分でも)思っていましたが、アンケートの結果はそうでもなくて安心しました。次回はもっと難しくてもいいのかも!?

オマケ
「断熱と構造だけのセミナーを聞いてみたい」というアンケートもありましたが、実現したとするとかなりマニアックなものになりそうです・・・。

2007.6.22

前夜祭

神尾さん、加藤さんと共に、SRA(さくら不動産アカデミー)の卒業生でもある、Mさんとセミナーの前夜祭。

普段は九州にお住まいのMさん。
妹さんが新築される際、樹脂サッシを北海道から取り寄せ、送料がかかっても、地元で買うより安かったのだとか。

業者からのサッシの見積りが高く、北海道に知り合いの工務店などがある方。真面目に北海道からの仕入れを検討しても良いかも知れません。

2007.6.19

TJI(木質I型梁、I型複合梁)

以前の現場の写真です。梁に大穴!?
床の下地となる床根太に大きな穴が!!構造的欠陥!?

いえいえ、これはこれで大丈夫なんです。普通の床根太には、こんなに大きな穴は空けられませんが、これは、TJI(木質I型梁、I型複合梁)という特殊な材料のため。

TJIの断面TJIの断面は、右の写真のような感じ。
この形、どこかで見たことがありませんか。
鉄骨造に使われる、H形鋼や、電車のレールの断面に似ています。
難しい話は省きますが、この形は材料を節約しつつ、すぐれた強度を持つ形で、力学的な特性はTJIと鉄骨のH形鋼は同様です。

寸法精度が高く木材が節約でき、軽量で取り回しがラクで配管などの穴も空けやすいこのTJI。問題は価格。
もっとメリットが知られるようになり、価格が落ちてくれば、採用されるケースが増えてくると思います。今のところ、関東周辺では木構造に興味がある人でないと知らないでしょうから。。。

参考
 北海道住宅新聞 進化する2×4工法

2007.6.16

樹脂サッシは高いのか

打ち合わせのとき、樹脂サッシの値段についてよく聞かれます。
私はいつも、樹脂サッシが高いかどうかは、
「業者さんの仕入れによります」
と答えています。

ある方は、30坪程度の物件で、アルミサッシから樹脂サッシに変更すると、差額が150万円という見積りが来ました。ガラスはLow-Eではなく、普通のペアガラスです。差額とすると、高い見積りだと思います。

今日のご依頼者の物件では、
 ・延べ床30坪程度
 ・1間の掃き出し4つを含むサッシ18セット
 ・国内製造メーカのオール樹脂サッシ(枠の色は白)
 ・全てLow-Eペアガラス
 ・準防火対応
 ・網戸入り
 ・1階は全て防犯ガラス

という仕様で、工務店からの見積りは、120万円台でした。
差額ではなく、当初からの見積りです。防犯ガラスの入った仕様にしては、安価ではないでしょうか。

やはり、仕入れ次第ですね。
普段から樹脂サッシを使っていて、仕入れルートがあれば、樹脂サッシは高くないと思います。

2007.6.15

突然ですが

個人的なことですが、本日、入籍しました。
前日、知人の家で証人欄に名前など書いて頂くとき、私が麦茶を婚姻届にぶちまけてしまうというハプニングもありましたが、予備の婚姻届で何とかなりました(?)

すぐに生活が大きく変わるということは無いでしょうが、人生の大きな節目であることには変わりありません。
今後も何卒よろしくお願い致します。

2007.6.13

サイフォン

品質チェックの建て方立会いへ。
コンクリートパネルの立会いなので、建て方立会い≒構造検査というような感じ。

グラウト材現場では、コンクリートパネルに空けられた穴に、グラウト材というコンクリートの一種を入れていきます。
途中、下部の受け材が無いままグラウト材を流してしまうというトラブルもありましたが・・・。
現場には、検査員の方もみえました。現場の近くを通ったので、寄って下さったのだとか。
この検査員の方、以前にもお会いしていますが、建物が好きなんだな〜というのが伝わってきます。

グラウト材チェックの途中、基礎部分に水が溜まっているのを発見。雨が入ったようです。コンクリートの強度には何ら問題ありませんが、カビが生えたりするとやっかいです。

深さは15cmほどでしょうか。溜まっているのは畳1枚程度の広さですが、空き缶を使って取り除くのは大変そう。
現場にはポンプがありません。車で来ていれば、100円ショップで買った手動の石油ポンプ(ドクター中松さんが作ったとされる、別名醤油チュルチュル)がありますが、今日は電車です。

頭を悩ましていると、現場に10mほどのホースがあったので、これを使うことにしました。
サイフォンの原理で排水してしまうのです。

サイフォン 段差乗り越え 水が出てきた
ホースの先端を水溜りの中に沈めて、ホースを伸ばします。
出来るだけ水を出すため、低い位置が理想。石で押さえました。
ホースの出口位置が段差の頂点より低ければ、段差も乗り越えられます。
今回のケースでは楽勝。
ホースの出口を口で吸い込んで水で満たすか、蛇口に繋いでホースを満水にすれば、水は出てきます。
動力要らずで後は待つだけ。

排水後こうして、大して汗をかくことなく、排水されたのでした。

梅雨の時期は基礎に水が溜まることも多いので、知っておくと便利かも知れません。
現場には、大抵ホースがありますしね。

2007.6.12

Windows版 safari

ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き。最近多め

Windows版のSafariがβ版ながら発表されたので、早速インストールしてみました。
目的は、Mac版に見られるアンチエイリアスのかかった綺麗なフォントでウェブサイトを見るため。

先月、iBookのSafariでさくら事務所のホームページを見てみましたが、同じホームページなのかと思うほど、フォントが綺麗。WindowsにもSafariが出ないものかと思っていたら、本当に出てきたのです。

インストールして、早速さくら事務所のホームページを見てみると・・・・・
文字が出ない・・・・。文字の部分が真っ白。

標準では、日本語の処理が上手くいっていないようです。
設定でフォントをいじれば大丈夫だろうと、MS ゴシックを指定してみますが、選択時には良くてもすぐに解除されてしまいます。フォント名に日本語が入っていてもNGのようです。

だったら、MS UI Gothicを選択すると、日本語が表示されました。
それで、ホームページを見てみると、

Safariでのサンプル

このように、日本語が表示されています。
確かにアンチエイリアスがかかって、フォントは綺麗。
だが、MS UI Gothicという、フォントそのものが見辛い。新聞や、小説、実用書などの書籍が固定幅フォントであるように、やはり日本語は固定幅フォントが読みやすい。
英語と日本語は違うのだから、英語と同じプロポーショナルフォントを使うことに無理がある。(実際、同じ文章をMS 明朝のような固定幅フォントと、MS UI ゴシックのようなプロポーショナルフォントで印刷すると、前者の方が明らかにスラスラと読めるのが分かります)

しかしこれって、Safariではなく、フォントの評価のような・・・。

メニューが・・・Safariそのものは、
メニューの文字がかぶっていて読めなかったり、
ブックマークをいじると、Safariそのものが強制終了してしまったり
と、まだまだ改良の余地がありそうです。(まだβ版ですので、仕方ないといえば仕方ない。)
今後の改良に期待するとしましょう。強制終了

2007.6.11

2年ぶり

渡邊さんと、品質チェックの配筋検査へ。
携帯のNAVITIMEを見ながら現場に到着。渡邊さんは先に現場に到着していました。

現場にみえた、施工会社の検査員の方にご挨拶。
お互い顔を見合わせたとき、「あっ!!」という声が出ました。2年前、別の現場でお会いした方でした。

「以前、別の現場でお会いしましたね。確か、2年くらい前。小学校の前の物件で」とおっしゃる検査員の方。
はい、そうですそうです。私も覚えています。とても真面目な検査員の方でしたから。
2年前の日記を読み返すと、「また、ご一緒にチェックできることを願っています。」と記していましたが、その通りになりました。何だか嬉しく思います。

基礎の業者さんにも挨拶すると、こちらも前の時の業者さんと同じでした。働いている職人さんも同じ。
あれからもう2年も経ったのかと思うと、時の流れというのは早いものです。

チェックの様子工事中の現場の検査は、社内の独立した部署で行っているというこのハウスメーカー。
先入観を入れず、公正にチェックを行うため、現地の住所と物件名は教えてもらうものの、建築主の属性については検査員には全く教えてもらえないのだとか。しっかりしていますね。

検査では、大きな指摘は無し。
ちなみにこの現場、現場監督さんも前のときと同じ。
(この日は別の現場のため、検査には立ち会っていませんでしたが)
意外と重なるものですね。

2007.6.10

米・カリフォルニアの検査制度とクレーム

ツーバイフォーを日本に紹介し、カナダの省エネ基準 R-2000を含めた省エネ住宅にもとても詳しい鵜野日出男さんのブログに、カリフォルニアの検査制度について書かれています。

鵜野日出男の今週の本音
 米・カリフォルニアの検査制度とクレーム

大変、参考になります。

2007.6.9

計算間違い

品質チェックのご依頼者と打ち合わせ。
確認申請を出す前に、図面をざっくりと見て欲しいという内容です。
2週間ほど前に1度図面を見たところ、筋かいの表記が図面によって違っていたりしていたので、再度書き直してもらい、今回の再確認に。

図面を見ると、どうもホールダウン金物の耐力が小さい印象。図面中の耐力壁の構成にしては、金物の強度が低すぎるのです。
確認のため、専用のソフトに図面を入力してみると、やはり計算間違いの模様。
2度目の図面修正になりました。

こちらの設計者、最初に第三者チェックとして入るとご依頼者からお伝えして頂いた頃には、電話口で「何なんだお前は」という態度でした。「この若造が・・・」という感じで。
しかし、再三に渡って図面のミスの指摘をしていると、今では何も言ってきません。
今度は正しく図面が直っていることを期待します。

2007.6.8

DELL PRECISION 390

ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き

神尾さんのパソコンが届いたので、古いパソコンからデータを移し変えることになりました。
事務所に届いたそのパソコンは、デルのPRECISION 390

1週間ほど前、KNOPPIXを使ってデータのバックアップのテストをしましたが、バックアップメディアが小さいことから、作業に時間がかかりそうでした。そのため、古いパソコンを開けてハードディスクを取り出し、新しいパソコンに直繋ぎすることに。

DELL PRECISION 390パソコンを立ち上げる前に、早速デルの中身を拝見。
パソコンのサイドパネルの開き方はとても簡単。レバーひとつで外れました。これは、自作パソコンのケースでは数少ない仕様。とても便利です。
「ケースだけ欲しいな」と思いましたが、中を見てそれが難しいとわかりました。
普通、パソコンのCPUやメモリを差し込むマザーボードは、パソコン向かって右側にありますが、このパソコンは左側にあります。これは、マザーボードの規格が違うのです。

一般的なマザーボードは、ATXという規格ですが、これはBTXという規格。BTXは、ATXの後継と位置付けられており、ATXの規格との大きな違いは熱対策。CPUが高速になり、内部の排熱処理がATXでは難しいとされていたからです。

しかし未だにマザーボードの主流はATX。BTXの規格が定められた頃と違い、最近では低発熱のCPUが増えてきたため、BTXの需要そのものが減りました。
現在、BTXのマザーボードはほとんど市販されていないので、ケースだけ流用するのは難しそうです。

ちなみに低発熱のCPUが増えたといっても、現在主流のCPUの消費電力は 60〜80ワット前後。
一般的な半田コテが30〜60ワットですから、半田コテが2本程度入っているのと似たようなものです。
私の自宅のPCのCPUは、未だにPentiumIIIの1GHzですが、このCPUの発熱量は、30ワットほど。これでも、発売当時は発熱が問題になっていました。
現在は、発熱量が45ワットのCPUが「低消費電力」とされて販売されており、省エネの観点からは問題アリですね。
オフィスビルで、内部の発熱が多く、冬でも冷房を使うケースが増えている理由もわかります。

話がずれました。
ハードディスクを直繋ぎしようとしましたが、内部にIDEケーブルが無かったので、IDEをUSB 2.0に変換するケーブルを使い、外付けハードディスクとして認識させ、データを移動。

発熱や消費電力の問題はありますが、さすがに新しいパソコンは速い。
仕事がはかどりそうです。

2007.6.6

ファイバーメッシュ

品質チェックの現場へ。
ご依頼者と1年以上のお付き合いになるこの現場も、内装下地の段階。完成まではもうすぐです。

現場では、外壁のモルタル塗りの作業が行われていました。
モルタルのひび割れを防ぐための、ファイバーメッシュの施工も。

ファイバーメッシュ モルタル塗り モルタル塗り作業
これがファイバーメッシュ。コストを下げるため、省かれることが多いです。 モルタルの上にメッシュを乗せて、さらにモルタルを上塗り 作業の様子。一見、簡単そうに見えますが、実際に平らに均すのは難しい。

この現場の後は車で移動し、建て方作業が行われている現場へ。
現場では渡邊さんと合流。この物件には、よく現場監督さんが来てみえる様子で、この日も現場にみえました。やはり、現場監督さんがよくみえる現場というのは、安心感がありますね。

2007.6.5

10万キロ

10万キロ先日、車が10万キロ達成。9万キロになったのは、去年の12月頃でした。だいたい、年間 2万キロ前後だと思います。
最近、右側のドアミラーの収納がたまにおかしいのですが、まだまだこの車には走ってもらう予定です。

2007.6.4

経験年数 × 内容の密度

あるご依頼者と、工事請負契約前に図面の打ち合わせ。
四ヶ月ほど前、事務所にご相談にみえた方で、その時は図面などがほとんど揃っていなかったので、揃えて頂くようにお願いしました。

「四ヶ月も経っているから、図面は完璧に揃っただろう」と思っていました。
図面を見ると、確かに枚数は多い。しかし、あちこちに問題点が。

平面図と軸組図で筋かいの位置や種類が異なり、耐力壁の構成もおかしい。
たすき掛けの筋かいが外周部に多く入っているので、断熱材の施工は困難。

金物の計算をやっていないようで、壁の構成から考えると明らかにホールダウンの耐力が小さく、基礎伏図のアンカーボルト本数も不足。
平面図と基礎伏図を重ねてみると、洗面室の基礎の位置が100mmもずれていて、土台を載せることができません。

図面上には、「耐震等級3で計算してあります」とありますが、耐震等級3を満たすための計算を知らないのか、計算した様子がありません。
(単に壁の量だけ満たせば良いと思っているのでしょう)

地元では長くやっている工務店だということですが、長くやっているから良いと、私は考えていません。

建物の構造などに詳しくなるためには、
 経験年数 × 内容の密度
の結果で決まると思っています。
つまり、間違ったことをやっていたり、勉強していなければ、何十年やろうとトータルとしての知識は不足するということです。

ちなみに、内容の密度には、マイナスの数値も有りえます。
この業者さんの最初の図面では、隣地との離れ距離が50cmを切っていました。
その理由を業者さんに聞いたところ、
「お隣さんに(寄せて建てても良いように)お願いしてきますから大丈夫です!」
と答えたとか。

これは、やはりマイナスの仕事。経験年数が増えるほどNGです。

結果として今回は、この工務店さんは見送りになりそうです。

建物は、地震などの災害のとき命を守るものです。
つまり、ある意味、設計者や施工者に命を託しているということ。
ミスの程度によっては、間違っていたでは済まない場合もあるのです。

今月23日のセミナーでは、安全な住まいの作り方に関してお伝えしますので、ぜひお越しください。

2007.6.3

中国政府が住宅などで太陽熱温水器の設置義務付け検討

中国で太陽熱利用が注目を集めている。
4月下旬に山東省で開かれた「2007年中国(済南)国際太陽熱エネルギー利用大会」で国家発展・改革委員会(発改委)の陳徳銘副主任が「太陽熱温水器を強制的に設置させる政策を検討している」と述べたことをきっかけに、普及が一挙に進むとの見方が強まっている。

中国情報局 2007年 6月1日の記事より

太陽「光」発電ではなく、太陽「熱」利用の温水器です。
2年半前の私の日記(バターを斧で切ってはいけない)で書いたように、日射量の多い日本では有効性が高い太陽熱温水器。
太陽光発電よりもずっと安くて高効率。太陽光発電を入れると200万円以上かかりますが、太陽熱温水器であれば、その2割程度。

日本のハウスメーカーは、販売単価を上げるために太陽光発電を積極的に取り付けていますが、費用対効果を考えると、太陽熱温水器の方がずっと有利です。(太陽光発電でお金が入るといっても、初期費用で電気代何十年も先払いしているようなもの)

現在、中国の太陽熱温水器の生産量は世界の50%を占めると記事にあります。
太陽熱温水器を普及させようとするのは、エネルギー需要の急激な増加を出来るだけ抑えるためだと思いますが、非常にエコロジーな商品ですので、とても良いことだと思います。

以前にも書いていますが、太陽熱温水器は、再び見直されても良い商品。
私が省エネの住宅を設計するのであれば、「太陽熱」は必ず何らかの形で採用するでしょう。

参考
 環境に優しいソーラーパワー--太陽熱温水器に復活の兆し CNET JAPAN

2007.6.2

Q値を自分で計算

林さんと、午前中から神奈川で新築一戸建ての建物調査(インスペクション)

以前に品質チェックの物件を担当したエリアの近くで、何だか懐かしい感じがしました。
調査物件の近くに駐車場がなく、苦労して駐車した後、物件の調査開始。小さな指摘はいくつかありましたが、大きなものはありませんでした。

調査終了後、床下の調査がしやすいように「マイ寝板」を作ろうということになり、近くのホームセンターへ。
林さんと、私、それぞれのアイデアで部材を選び、寝板を作りました。
できるだけ材料費を抑えるために、加工室の脇にあった端材を有効利用。

寝板のタイヤは大きいほど移動がしやすいものの、床までの距離が近くなるというデメリットが出てくるため、高さ5cmのタイプを選択。
寝板が持ちやすいように取っ手の穴を加工してもらった後、図面を入れるための収納部分を作成。収納部分にデジカメも入るだろうと思っていましたが、デジカメが入らないことが後から判明して、ちょっとショック。

夕方、関西で賃貸の外断熱マンションを作られた方とお会いしました。(建設時、少しだけ私も相談にのりました。)
現在は満室で、以前に空室が出た部屋も、賃料を上げてすぐに新しい入居者が決まったのだとか。順調のようです。

今回は、親族の方が建てられる予定の物件相談でした。
その相談の途中で最も驚いたのが、Q値(熱損失計算)をご自身で計算されていたこと。計算を単純化するため、単純な断熱材の厚み×面積だけの計算かと思いましたが、しっかりと木部の断熱性の違いも考慮してあり、バッチリです。
Q値の計算は、難しくはないものの、細かく計算するとなかなか面倒です。
ここまで勉強されると、普通の業者さんでは対応できないでしょうね。

相談が終わった後、来週に手術となることを先日知った方のご自宅へお見舞いへ。思っていたよりずっと元気そうで逆に驚きました。

車高低っ 何だこのメーターは
我ながらまるで子供のよう 何だこのメーターは・・・
帰り際、ご自慢のガレージで、ランボルギーニに乗せてもらいました。(といっても、走っていません)
フロントガラスから見える景色は、地面に座っているかと思うほど低く、エンジンの音はレーシングカーのよう。360キロまで刻まれたメーターは、100キロ出したとしても、その針は90度も動きません。

排気量は私の車(1,800cc)の3.4倍もあるのに、重量は私の車以下。
新幹線ほどのスピードが出るはずです。

ちなみにこの車を運転するときのデメリットは、信号待ちなどで車好きな人が携帯のカメラで撮ろうとするため、
「運転中は、鼻クソもほじれないほど気が抜けない」
ということだとか

病気が良くなり、助手席に乗せてもらう日を楽しみにしています。

2007.6.1

KNOPPIX

ご注意:今日の日記は、パソコン用語が多めです。PCに詳しい人向き

神尾さんの自宅用PCの調子が悪いというので、データの取り出しを試みました。BIOSの時点で止まってしまい、Windowsの起動画面まで達しないのです。
ハードディスク自体は生きている様子だったので、データ取り出しのテスト。移行先は、新しく買う予定のPCを想定。

Linux100%ハードディスクを取り出して新たなPCに取り付ければ済む話ですが、スリム型のPCなのでハードディスクを取り出すのが面倒っぽい。
先月購入した書籍の付録にある、KNOPPIXの入ったDVDを試してみます。
DVDドライブに入れてスイッチを入れると、何事もなくKNOPPIXが起動。中のハードディスクもバッチリ認識されています。あとは、このデータをコピーするだけ。
ネットワーク上のPCへのコピーを試みましたがNG。
ポータブルのハードディスクへのコピーを試みます。

神尾さんが持っていたポータブルハードディスク(2.5インチのハードディスクに、USBコネクタを取り付けたタイプ)を差し込むと自動認識。
しかし、フォーマットがNTFSということで、書き込みが出来ずNG。

インターネットで調べてみると、フォーマットがFATなら読み書きのマウントが出来るというので、デジカメ用のSDカード+メディアリーダーの組み合わせを、USBに差し込みます。

自動認識し、SDカードの読み込みはできるものの、書き込みができない。書き込みの権限が無いようです。
そこで、SUコマンドを使った後、

 mount -o remount,rw /mnt/partitionname

とすると、バッチリ書き込みが出来ました。
SDカードの容量が小さいと不便ですが、この方法でデータのバックアップが出来そうです。

トラブルの際の復旧方法の1つとして、このDVDは重宝しそうです。

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