2008.03.20
「生き残る、、、。」
今年になってからマンション分譲業者や仲介業者
・建売業者の倒産や解散の話を聞く機会が増えて
います。
理由の多くは、販売状況の不振で建築基準法の
改正やサブプライムローンの影響などによるもの
だという。
不動産会社の浮沈の激しさは、今に始まったこと
ではありませんが、昨日までベンツなどの高級車
を乗りまわしていた不動産業者が、今日はもう
事業を撤退する算段をしていることが珍しくない。
厳しい環境の中でも隆々と事業を展開する者と、
環境の変化の中で淘汰され滅びる者の違いを
考えるとき、ダーウィンの進化論を引用した小泉
元首相の所信表明演説を思い出します。
ダーウィンが進化論の中で、本当にこういった
ことを言ったとか言っていないとか、ずいぶんと
話題になったの演説なので覚えている方も多い
と思います。
その後にダーウィンの進化論を自分で読んだ
ようにこの言い回しをそのまま引用して話したり
書いたりしている有名な人達が大勢いるのには
感心しますが、、、。
日銀総裁人事・道路特定財源など何も前に進ま
ない現首相に比べると小泉さんってやっぱり
カリスマ的なリーダーだった気がします。
2001年9月27日 第153回国会
小泉内閣総理大臣 所信表明演説より抜粋
「いよいよ、改革は本番を迎えます。
我が国は、黒船の到来から近代国家へ、
戦後の荒廃から復興へと、見事に危機を
チャンスに変えました。
これは、変化を恐れず、果敢に国づくりに
取り組んだ国民の努力の賜物であります。
私は、変化を受け入れ、新しい時代に挑戦
する勇気こそ、日本の発展の原動力であると
確信しています。
進化論を唱えたダーウィンは、「この世に生き
残る生き物は、最も力の強いものか。
そうではない。
最も頭のいいものか。
そうでもない。
それは、変化に対応できる生き物だ」
という考えを示したと言われています。 |
2008.03.17
「ナント、、、1,680円ポッキリ」
事務所から出かけたついでに日本橋「木屋」本店へ、、、。
日本橋の木屋といえば、言わずと知れた刃物の老舗
ですが、我が家で永らく愛用していた木屋の菜切り包丁
のハンドル(持ち手)が緩み外れてしまったので、刃研ぎ
を兼ねて修理をお願いしてきました。
ハンドルを交換して刃を研ぎ直して、お代はナント
税込み1,680円ポッキリです。
仕上がりは22日の予定ですが、しばらくは快適に使用
できることは間違いありません。
しっかりした本格的な包丁は、買うときは確かにちょっと
高い気がしますが、何度でも修理して使い続けられること
を考えれば決して高くはありません。
何でも、ちょっと使ってダメになったらポイッと捨てる。
こういう考え方が今起きている種々の大きな問題の原因
になっていますよね。
わずかなことですが、物を手入れしながら長く使う。
皆が少しずつでも意識することが、とても大切だと思うの
です。
2008.03.08
「いざ鎌倉、、か。」
数年前に補修工事が完了したマンションの管理組合
から、補修工事の定期点検をお願いしたいという相談
があり、現場を拝見するために鎌倉へ、、、。
海岸線を走っていると、空は青く鳶はピーヒョロ、
やっぱり湘南はいいですね。私にとっていつの日も
憧れの地です。
マンションに着き外観をひと回りしてから、地下部分
の駐車場へ。
コンクリート打設の状態は見るからに思わしくありま
せん。
聞けば、コールドジョイントもしくは打ち継ぎ部分から
の著しい漏水現象があったとのことで、現在もその
痕跡が壁面に刻まれています。
ご相談の趣旨は、外壁タイルの再調査が主なもの
でしたが、どうやらそれだけという訳には行きそうに
ありません。
分譲会社・施工会社の対応も悪くはないようですが、
居住者の方への説明内容は無責任極まりないもの
もあるようです。
補修工事の仕様も、詳しくは分かりませんが雰囲気
的には対症療法的な発想でイマイチ感心できない
感じです。
最終的に業務を実施するか否かは組合の皆さんが
決められることですが、場合によっては共用部チェック
部隊が総出で「いざ鎌倉」ってことになるかもしれま
せん。
2008.03.02
「大きな成果」
マンションの共用部補修工事に関する説明会に参加
しました。
「マンションの施工に問題がありそうなので見に来て
欲しい。」
たしか、こんな朴訥としたメールのやり取りが始まり
だったと記憶しています。
管理組合の理事会の方からご連絡頂き、話の内容が
あまりにも怪しそうなので、急いで現場を確認に行ったの
はついこの間のようですが、思えばもう1年半近く経とうと
しています。
共用部チェック・各住戸内とバルコニーのチェック、住民
の皆様への報告会、臨時総会、施工説明会、、、、、。
色々な事がありましたが、ようやく本格的に補修工事が
開始できる段取りが調いました。
歴代の理事会、その他有志の方々は本当にご苦労様で
した。
ここまでの道のりは決して平坦なものではありません
でしたが、住民の皆さんの熱意が分譲会・施工会社を
動かした結果の大きな成果です。
「ここまで来れば、あとはしっかりと工事するだけです。」
今日、心配顔の住民の方にはそのようにお話しました。
施工時のちょっとした判断ミスや油断が生んだトラブル
ですが、マンションで生活される方々には被害甚大です。
詳しい事をお伝えできないのは、もどかしい限りなのです
が今はまだその時期ではありません。
いつの日か、詳しくお話できる時が来るかもしれません。
マンションの施工のことで困っている方々は多いと思い
ますが、まずは原因をしっかりと調べることから始める事
が大切です。
2008.03.01
「マンション管理士更新講習」
今日はマンション管理士の更新講習の日です。
資格制度が創設された時は、それなりに期待もあり試験の
受験者も約10万人を数え大盛況だったものです。
しかし、徐々に受験者は減少し昨年の試験では申込者は
約2万3千人、受験者は約2万人弱という結果でした。
受験者の減少については一概に悲観的なものではなく、
とりあえず受けるだけは受けてみようというような記念受験
的な人たちが、いなくなったという見方もできなくはありま
せんが、やはり原因は合格してもビジネスに直結しないと
いうことにつきると思います。
今日の講習に参加された方々の雑談から聴こえてくるのは、
◆マンション管理士としての仕事は1回もした事がない
◆仕事に結びつかないから講習費用の元も取れない
◆講習の内容が全く実務的でなく殆ど参考にならない
◆具体的な管理組合のコンサルノウハウが分からない
◆管理組合のコンサルを職業にしている人を知らない
といった内容のものが多かったような気がします。
休憩時間に講習会に参加されていた初老の男性から、
「あなたは管理士の仕事をしたことがありますか?」と声を
かけられたので、
「管理士の仕事かどうか分かりませんが、私はマン
ション管理組合のコンサルタントが本業です。」
とお答えしたところ、周囲にいた方達もとてもビックリした
様子でした。
マンション管理士試験のあり様が、管理組合のコンサル
タントとしての試験ではなく単に区分所有法や適正化法
などの知識について問われるのみで、知識を活かして
助言をするという実務が全く欠如していることや、受験
資格に何等の制限がなく管理・建築・設備・不動産と
いった実務経験を問わないことに問題があると思うの
です。
ただ、机の上で覚えた知識だけで直ぐに具体的な助言
が行えるはずがなく、ただ資格だけ創設すればこの国の
マンション管理が良くなるという幻想を捨て、試験の合格
者を対象として充実した内容の実務研修を行うことなど、
試験制度そのものについて再考する時期が間違いなく
来ていると感じるのです。