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吉野昌浩
吉野 昌浩の「出番です!軍曹!」

  鬼の現場監督!
  本当のこと、ズバリそのまま依頼者へお伝えします。


1972.3.25生まれ ネズミ年 B型 おひつじ座

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2005.2.28

『バランスが大事』

丸ごとパックの依頼者の残金決済立会いへ。

ここに来るまで長かったですね。
最後に、南米への長期出張となってしまったご主人。
さぞかし、ご自身で鍵を受け取りたかったことでしょう。

不動産を購入する動機は、さまざまだと思います。
夢のマイホームであったり、経済合理性だったり。

しかし、例えその物件自体や周辺環境が気に入っていたとしても
手放さなくてはならないときもあります。

今回、2回目の不動産購入。
購入前のご相談から、不動産調査を経て、内覧会。
物件に対して、かなり多角的に判断し、決断された依頼者。

今日の奥さんの言葉が、頭に残っています。

「購入するより、売却する方が大変だった」

昨今、不動産に対する、「資産性」を簡単に口にする傾向にあります。
この住宅供給過多の今、どれだけの物件が本当の「資産性」を持っているのでしょう。

不動産購入には、夢の部分も大事です。
夢がないのも寂しいですし。
しかし、そこにはある程度の考え方のバランスが必要です。

何か問題が発覚した物件だから、資産価値が下がるなんていうのは、違います。
これは、こちらでも触れた通りです。

購入前から、ご自身の「資産」についてよく考え、またその「資産」を大事に維持していく
努力が必要です。

すばらしいバランス感覚を持ち、冷静で時には熱く、
いきなり坊主頭になった(←これは、全然関係ないけど。。。あの時はびびった・笑)依頼者K様。
新しい環境の新しい生活が快くすごせますよう心よりお祈りいたします!

幸福な世の中を造っていくのは、一人ひとりの努力が必要なんでしょうね。

2005.2.27

『終わらない』

いよいよ、増えてきましたねぇ。
終わっていないのに内覧会。


バルコニーの床シートが終わってません。
とりあえず、置いておいて、内覧会が終わったら裁断するのでしょうね。

まぁ、これだけならマシですが、室内の状態も。。。。
傷なんて探しても意味がないです。
というか、汚れでどこに傷があるかなんてわかんねぇって。
サッシというサッシが、ゴミがたまっていて調整具合も確認できないし。。。

引渡し日から逆算だけしていれば、こんな状況ばかりになるでしょうね。
企業にとって、この決算期内で何とか引渡しをしなければいけないのでしょう。
しかし、それは売る側だけの都合。
買う側の都合じゃないです。

とはいえ、何度も言っていますが、引渡し日から引越し日までは、よくよく考えて
決めていただきたいです。
買う側の引越ししなきゃいけない都合と売る側の引渡ししたい都合合致してしまうと
目も当てられません。
損をするのは、買う側だけなんですけどね。
現住居の日割り計算の家賃と、どちらが大事かを天秤にかけて考える必要があります。
「終わらせないのが悪い」というのは間違いないが、ここではそれは別問題。
これも、青田買いの弊害ですかね。。。

2005.2.26

『望まれない仕事』

午前・午後の2件の内覧会が終了。
今日は、その後の夜の部があります。

先日お伺いした、全く終わっていなかった物件へ。
さて、この1週間できっちり終わったのか。。。

ちなみに、私とすーさん松ちゃん森村さんの4人の
特別体制で。(通常は、1人で伺います。念の為。)

おぉ!?何とか終わってるよ!
頑張ったね!
依頼者もほっとしています。
しかし、かなぁーーりの指摘項目があります。
とりあえず、未済がなくなった状態ですけどね。
それでも、見れるだけ良かったと思えるほどの状態の変化がありました。

何とか終了し、売主さんの棟内事務所へ。
ひと通り話が終わると、
「HP見ましたよ。日記とか。かなりもうかっているようですねぇ〜。いいですねぇ。」
とおっしゃいます。

もうね、反応したくもなくスルーしました。

この日記を見ているかもしれないので、あえて言います。
言いたくなかったけど。。。。

私たちが4人で行った意味がわかりますか?
夜からのスタートということもあり、時間的なものもあるし
依頼者のためであるのは言うまでもありません。
あんな終わってない状態で、この1週間どんな気持ちで過したかわかりますか?

それと、もう一つの意味を。
あなたたちへのメッセージです。
教えてあげるとか、偉そうなことではありません。
何が重要であるか、感じ取って欲しかったんですよ?

4人で伺った今日は、依頼者から一切のフィーをいただいていません。
全てのケースでこのようなことができるわけではありません。
でもね、金だけじゃなく、気持ちで動く人間もいるんです。

望まれる仕事と、望まれない仕事。
終わってなくても、会社として引渡しを強行するのは、望まれる仕事ですか?
一部始終そんなスタイルって、望まれる仕事ですか?
あなたなら、どちらをしたいですか?
金だけですか?

2005.2.25

『あんたが行けよ』

本日は、午前午後とも同じ物件の内覧会。

いつものように、天井裏をのぞいていると、ん〜〜〜?何か変だ。
目をこらすとこんな感じ→

またもや、ダクトが「むぎゅっ」ですか。。。今週は、多すぎ!
天井裏をのぞくのが、嫌になってきますよ。ホントに。

こちらの物件には、さくら事務所の所員が多数お伺いしています。
すでに、全住居にかかわる指摘項目があがってます。最初に指摘した所員に対しては
施工会社の方がやり直すと回答をしています。
ところが、次々とさくら事務所の所員が来ては指摘をバスバスされ、ついには「やりません」とか
言い出す始末。
1世帯なら、「うるさいし、とりあえずやっちゃおう」だったのでしょう。
ところが、予想せぬ多数のさくら事務所の同行。
そんなにたくさんは、対応したくないそうです。
全世帯やらなくちゃいけなくなるからだそうです。

ちなみに、私がこちらへ来るのは初めて。
午前中の内覧が終了。
もう、施工会社の方と話しても意味なさそうです。
当然、売主さんをお呼び出し。
別室にて、依頼者・売主・私の三者会談(?)。

「こちらの仕様は、これです。全部直さなくちゃいけなくなるので、直しません。」
こう、おっしゃってくれます。
何じゃそりゃ。。。。そんな理由で納得できますかい?
ちなみに、こちらの売主さんの本社のエリアでは、私たちがお話している仕様でやっていて
その他の地区については、特に決めてないと正直におっしゃるし。
どっちがいいか、自分で言っているようなもんじゃん。
そりゃぁ、もう弾丸トークをおみまいしましたよ。
「全住戸にからむし、やりたくないから直さないなんて理由にならねぇって!」

数時間後。。。午後の開始。
こちらは、お部屋までだれも同行しない「勝手に見てきてねスタイル」です。
受付にて、依頼者とともに、変更事項や内覧の進め方の説明をうける。
お?先ほどの売主さんだね。
ひと通りの説明が終わり、お部屋までのルートの説明をしようとした売主さん。
「何回もきてるし、教えなくてもわかるよね?もういい加減わかるでしょ。」と、私におっしゃいます。
「このチェックシートの書き方も、言わなくてもわかるよね?」とも。

「知らないって!今日、初めてだし。そもそも、案内もせず立ち会わないくせに何を言う!!」

午前中の仕返しのつもりのようです。
いい年したオジサンがこんなくだらないことを。。。恥ずかしすぎです。

一度踏み込んだら、抜け出せない泥沼ですね。
しかし、まぁ。。。私の射程距離に飛び込むのが好きな人だ。(笑)

きっちりやってください。的は、はずしませんよ?

2005.2.24

『請負』

事業主と施工会社は、工事をするにあたって、工事請負契約を結びます。

請負。
通常、これを「うけおい」と読むと思います。
しかし、これをこうも読めます。
「うけまけ」。。。

こんな話を聞いたことがあります。
「工事を受注した瞬間に、うけまけているんだ」と。
初めからそんな関係が存在しています。
そもそも、勝ち負けなんて話は、くだらないですけどね。。。

そんな状態で、良いものが造れるのでしょうか?
お金を出す事業主。
仕事をしてお金をもらう施工会社。

「金を払って買っているのだから、当たり前だ!」とかいう理論。
そのようなスタンスで、良い方向へ進めるのでしょうか?
これは、不動産購入だけでなく、さまざまなケースで起こっていることでしょう。

私たちは、ご依頼をいただいた方を「お客様」とは言いません。「依頼者」です。
ご依頼いただいたことに対しての、感謝の気持ちは忘れません。
これは、当たり前といえば当たり前です。
私たちは、コンサルをし、そのフィーをいただく。
そこには、対等な関係があります。
どちらかに上下関係が存在することにより、的確な話ができなくなります。
「うけまけ」な考えでいたら、そんなコンサルには意味がありません。

「うけまけ」な関係がどこの業界でも存在し、それがめぐりめぐって自分のところに
帰ってくる。
本当に悪循環ですね。

それぞれの立場で、変えていく以外に方法はないような気がしますね。
「人と●●の幸福な関係」。
個人レベルでは、かなりの人がわかっているはずです。。。きっとね。

2005.2.23

『むぎゅっ!』

最近、内覧会で依頼者に「あーその話、日記の写真で見ましたよ!」
と言われることがあります。
むむむ?のっけていたっけ。。。?それって、大久保さんの日記じゃ。。。?(苦笑)
よくよく考えると、私の日記って写真掲載率が低いような。。。(デジカメ忘れるのが多いわけではっ。。。)
年明けてからは、セミナーの写真くらいしか。。。しかも、自分で撮ったわけではないし。。。
最近、文章長いし。。。汗(←写真とはあんま関係ない)

では、久々に吉野作品の写真を。



ユニットバスの天井点検口から見えた風景です。
換気ダクトが伸びていますが、なにやらへこんでます。
むぎゅって感じです。(←見つけたときにとっさにそう思った・笑)

直せることは、直せます。とりあえず。

しかし、何でこうなったのか?
ユニットバスの天井に人が乗れるわけないです。
落っこちます。
現場1年目に、好奇心からのぼりかけて、落としたことのある私の経験からも間違いないです。
そりゃぁ、もう怒られましたけどね。。。
「この上に、人が乗れるんですか?」と依頼者に聞かれると、
必死に「だめです!」と答えるのはそのためです。(笑)

これらの配管関係が終わってから、ユニットバスを組み、囲うように間仕切り壁を組みます。
どう考えたって、最初からこうなっていたとしか考えられません。
工程上、後からへこますのは無理ですからね。

結局、何がいいたいかと言うと、

その後の工事の人たちは、みんなこれを目撃していたんでしょ!?ということです。

確かに、自分の仕事でもなく、専門でもない。詳しいことはわからないのも事実。

でもね、これって、専門じゃなくてもわかりますから!
気付いたら、言おうよ!いや、本当に。

帰ってきてから、依頼者からいただいたお礼メールに書いてありました。
「内覧会の後、部屋で採寸等していたら、施工会社の方が確認にきていた」と。

そりゃぁ、気になるでしょうね。
確認しに行った監督さんの意思ではなく
「施工会社は立ち会わないので、勝手に見てきていいですよ」という会社の方針なんでしょうが、
気になるくらいなら、最初から同行する必要性を感じるでしょう?。
もう、そのやり方は無理でしょ。
とんでもない数の指摘を出される要因だって、気付いているでしょうに。
購入者のみが、ぽつーんと部屋に置かれれば、不安が先行してしまって、双方にとって
よい結果にならないのは、わかっているはずですけどねぇ。

そうしている真意を小一時間問い詰めたいくらいです。
人が少ないとかいうくだらない理由は、勘弁ね。

2005.2.22

『青田買いの弊害』

最近の内覧会では、購入者の指摘項目が50を越えるという話をよく聞きます。
なかには、100を越えるとかも。。。

正直、これは信じられない数字です。
しかし、同行しているとたまに見ちゃいます。
私が造ったマンションの内覧会で、そのような数字なんてほとんど見たことなかったです。
私が現場を離れてから数年。
自分が造ったものが良かったという意味でなく、このたったの数年で、
建物自体の業界全体で見る出来具合がそこまで変わるのでしょうか。

確かに、この時期はデベロッパーの決算期とあたり、かけこみの完成物件がおおいのも事実です。
そのため、内装関係の職人さんが不足気味となり、雑な仕上がりを目にすることも多いです。
しかし、これは今に始まったことではないはず。
段取りがいい現場には、職人さんは常駐します。
現場監督の段取りが悪く、仕事が進まなければ、いくらでも仕事があるし他に行きます。
よろしくない状態の現場は、さらに悪循環。
人集めもままならないですから。

私の内覧会での指摘項目の数。
10を越えると、施工会社がほとんどチェックしていない。
20を越えると、終わってないじゃん!
それ以上だと。。。。その建物は成り立たないでしょうね。
建っているのが不思議です。
こんな数字は、特に意味が無いですが、感覚的にはこんな感じ。
傷や汚れの類は、私としては一切指摘はしません。
大きな傷・汚れを見つけても、これに関しては依頼者へ伝え、判断はお任せします。
人それぞれの主観によるものの見方の違いがありますからね。

購入者の50を越える指摘内容の中身の大半が、傷・汚れの類でしょう。
これは、欠陥住宅への不安や業界に対する不信感、それらの延長からなのでしょうか。
内覧会に同行する、第三者の認知の影響もあるのかもしれません。

「高い買い物をするのだから、きれいな状態で」
これは、当然です。
不具合を出す側に問題があるのは、間違いないです。

ここで、ちょっと冷静になって考えてみる。
契約関係は、対等です。
売る側、買う側双方に責任が生じます。

まだ出来てもいない不動産を販売する。
まだ、見たこともない高額な不動産を購入する。

いわゆる、青田買いですね。
このような状況になるかもしれないのを承知で契約しているのです。
自分の物件では、起こってほしくない。
しかし、それは完成して内覧会と言う場で初めて確認できる。
1つの物件でも、部屋によっても、まったく違います。
ある意味、博打ですね。
しかし、その事実を、何故かあまり見ようとせず、スルーしてしまう。

「ちゃんとできるのが当たり前であり、そう思ったから契約した!」
できていないものが、多い現実を知っていても、自分はそうならないだろうという
根拠のない確率論。

造る側の意識の改善が必要であるとともに、青田買いのシステムそのものが
もう限界にきているような気がします。

50以上の指摘項目をいくつもの部屋で出されたら、2週間程度で全てを補修するのは
不可能です。
再内覧会まで、終わるわけないです。
そんな状態で、時間を削って確認に行って購入者は激怒。
エンドレスです。

そんな状態で、気持ちよい新生活なんてできるのでしょうか。。。。

自身にあった、納得できる購入方法を選択することも重要でしょう。

その上で、青田買いを選択するのであれば、不安に思うだけでなくもっと前向きに
進むべきだと思います。

2005.2.21

『未済』

とにかく、ほとんど終わっていない内覧会。
物件の出来具合を確認することなんて、無理です。
お聞きしている住所には、工事中の現場が。
おもわず、一度通り過ぎちゃいましたよ。
足場が立っているなんて、どうなのよ?

受付を済ますと、「未済リスト」なるものをいただいちゃいます。
もう、それ自体どうなのよ?

いざ、お部屋へ入ると。。。。
各所の調整なんて、手をつけていない感じ。
もう、交換しか残されていないくらいの激しいヘコミの建具。

「あれ?ここって、扉はないんでしょうか?」依頼者。
リビングの扉がついてません。
ユニットバスの照明がつかない。
洗濯パンは持ち上げられる。。。接続なんてしておらず置いてるだけ。
「水は出しても大丈夫ですか?」と、お聞きすると大丈夫ですと。
どこも出ません。トイレにたまっているはずの封水が入っていた形跡もありません。
メーターボックスの止水栓が閉まっているのかと思ってあけてみると。。。。
勢いよく、ダァーーーッと吹き出してくれます。
見るところないじゃん!
ここでもう限界。
売主さんをお呼びし、話し合い。

「この状態で、他の購入者の方は、誰も苦情を言ってませんよ」
「第三者の方が入るときは、事前に連絡してくれないと困る」と
どんどん、私の血圧を上げてくれます。

「あぁーーそうか、来るのが分かっていれば、対応を変えるのかぁーすごいね!」私。

「いえそんなつもりは。。。」売主さん。

じゃぁ、どんなつもりなのさ!
購入者に終わっていない箇所を探させる内覧会ってありえんだろぉ!!

1週間以内に必ず終わらせると約束していただいた売主さん。
それはそれで、期待します。

内覧会の日程が決まっていたのでとりあえずやってみた。
引渡し日は、予定通りです。

本当に大丈夫なのかい!?

引渡し予定日から、1週間ほどで引越しを予定をする。
危険です。
引越し予定があるので、なし崩し的にしょうがなく引き渡しを受けてしまう。
最悪のケースです。
この時期は、特に多くなってきます。

ある程度の余裕を持ちつつ、だめなものなら引渡しを受けない決断も必要です。
話は、全て終わってからです。

2005.2.20

『ズバリ!』

マンション生活をしたことがないという、依頼者のお母さんが同行した内覧会。
依頼者のお部屋は、高層階。
「うわぁ〜いい景色〜ホテルみたいねぇ」目を輝かせ、感動しているお母さん。
もうね、キラキラ具合は、ハンパじゃないです!

しばら〜く、リビングから外を眺めて動かないです。
動いても、すぐに戻ってきます。(笑)

売主さんが準備された内覧レディーと、ゼネコンさんが同行するスタイル。
こちらのゼネコンさんは、いつもなら同行することがない会社です。
自分達で勝手に見てきてスタイルが得意な会社さん。
でも、こちらの物件は売主さんからの指示で珍しく同行しています。
しかし。。。いつものクセなんでしょうか、「ひと通り見ていただいて最後にチェックシートに
記入していきますので」と、依頼者へ指摘箇所に貼るテープを渡して、ぼけーっとしてる。
それに影響されたのか、内覧レディーも一緒にぼけーっと。

いる意味ないじゃん!

「暇そうだし、一緒についてまわったら?」という私の言葉で、やっともぞもぞ動き出す始末。
そんなこんなで、軌道(?)に乗り始めたころ、景色を眺めるのに飽きたらしいお母さんが口火を切りました。

「マンションも雨漏りってするんでしょ?」と。お母さんに悪気はありません。
それにしても、ストレートな質問です。
当然、ゼネコンさんたちは、答えようがなくフリーズしてます。

「するときは、しますよ〜」と、私。
どんな会話だい。(笑)

さまざまなかなりストレートな質問にお答えしながら、終わりに近づいたころ、痛恨の一打が。

「ところで、あなたはどんな仕事をしている人なの?と、私に。。。。

「えぇとぉ。。。不動産コンサルタントです」動揺は隠せません。
「購入前の相談から、引渡しまでの全てのことや、実際に住んでからの管理についてのこととか
個人向けのコンサルをしているんですよ」と、ご説明差し上げました。

「あぁ、そうなんだぁ〜それで内覧会にも同行するのね!私が家を建てたときは、設計の人が
一緒についてまわってくれたんだけど、住んでから雨漏りとかして大変だったのよ〜

こういうのを頼まなくちゃいけないのね!知らなかった〜」
お母さん。

「えぇー!?違いますよ、頼まなくていいんですよ」私。

「だって、こんなふうに指摘してくれるじゃない?」お母さん。

「指摘が無いのが当たり前で、私たちのような同行は、本来は必要ないものなんですよ」私。

「でも、ちゃんとやってくれないのよねぇ〜」お母さん。

同行したゼネコンさんには、この会話はどのように聞こえたでしょうか?
かなりストレートな会話でありますが、かなり核心にせまっています。

モゾモゾしてる場合じゃないでしょ、ゼネコンさん!

2005.2.19

『やるべきこと』

内覧会にうかがい、依頼者との待ち合わせのためにエントランスに立っていると
「日記、見てますよ!」なんて、声をかけられることがあります。
ゼネコンさんに。(笑)
お部屋に同行する方から言われることもあるし、さまざまです。

「あれって、どうなったんですか?」「マジっすか!?」とか、リアクションもいろいろ。

現場監督って、所長以上にならないと、意外と自分の現場以外の状況を知らなかったり
するんですよね。
そりゃぁ、そうです。
サラリーマンとはいえ、週休2日なんかとは無縁の世界だし、汗とホコリまみれだし
朝も早くから夜は深夜までなんて当たり前の激務だしね。精神的&体力的に。
自分の現場だけで精一杯だし。

でもね、私たちが当たり前のようにしてきたことをやらない現場が多いのも事実。
内覧会で、バルコニーの手摺がガッコーンってはずれるなんて、考えもしなかったことだし。
締めつげが甘くてぐらついちゃっただけでなく、はずれちゃうんですよ。。。。

悪い面だけクローズアップされちゃうんですよね。
しかも、みんながみんなそうであるように。
実際は、誇りをもって仕事をしている人が大半なはず。
でも、一部の人間により購入者へ不信感を与えてしまうこととなり
また、購入者の漠然とした不信感による攻撃が誇りをもってやっている人間の
やる気をそぐ。。。悪循環です。

誰かに自分というものをわかってもらうために仕事をしているわけではないはず。
そんなものは、自然と伝わるもの。

立場は違えど、自分のやるべきことへ進んでいきましょうね!

2005.2.18

『今なら!』

今日も、ものすごく長いです。。。

最近、住宅性能評価を取得した物件でも、問題が発覚する例があります。
その理由は、以前こちらでも少し触れています。

内覧会であるのにもかかわらず、構造体である梁に何らかの手を加えている状態を目にします。
その理由は、さまざまです。
中には、「住宅性能で、鉄筋のかぶり厚さが確保されていないと指摘された」からという話を聞きます。
かぶり厚さとは、鉄筋の表面からコンクリートの表面までの厚みをいい、これが所定の寸法を確保して
いないと、劣化が早くなります。

その状況に対する補修をした跡であるとの説明。
単純に、寸法が足らなかったのか、またはジャンカ(コンクリートがしっかり回らずに巣がある状態)
によるものなのか。
解体して確認しないと、その原因は不明です。
しかし、その必要補修寸法が大きければ大きいほど、一度では塗れません。
このため、粗々塗ることが必要で、これを付け送りと呼びます。
塗るためにも、その前処理が必要になります。
後々の剥離の可能性も生じるからです。

結局は、その途中段階であり、まだしっかりした補修が終わっていない状態です。
しかし、手で粘土をこねてつけたような状態は、付け送りとも言いがたいですが。。。。
私たちは、このようなたくさんの事例を見てきています。
「きれいに、形を整えていないだけ」なんて、話になりません。
そんな、適当なだましは、通用しません。
嫌と言うほど、現場で見てきていますから!
さくら事務所に対しては、観念し、他は逃げ切る態度が気に入りませんがね。

この状況で、今すぐに建物としてどの程度の被害があるかは、わかりません。
全体に対して、どのくらいの数量があるかもわかりませんし。
しかし、このような事例の大半が、かなり先になってから影響が出ちゃうのも事実です。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では、住宅性能表示制度(任意)とならび
「10年間の瑕疵担保責任の義務化」がうたわれています。
新築住宅の取得契約(請負/売買)において、基本構造部分(柱や梁など住宅の
構造耐力上主要な部分、雨水の侵入を防止する部分)について、引渡しの日から
10年間の瑕疵担保責任(修補請求権等)が義務付けられます。

よほど、重大でない限り、ここまでです。
逆に言えばあまりにも、致命的な欠陥でないものほど、引渡し前にこそしっかり対応しなくちゃまずいです。
10年を越え、売却を考えていたら発覚した。。。なんて、きついです。

私たちは、マンションの共用部については、余程のことがない限りは指摘はしません。
依頼者以外の購入者に影響を与えてしまうし、できないのです。

しかし、共用部である構造体に対して何か見られれば、指摘せざるをえません。
ほっとけないですし。
かといって、大々的に、居住者全体にお知らせすることができません。
こんなケースは、常にくやしくもあります。

不安をあおったりして、依頼をたくさんもらおうなんて、馬鹿げたことをするつもりはありません。
そんなことをする意味なんてありませんし。
知っていたのに何も出来ないくやしさ。
「人と不動産の幸福な関係」を実現したいだけです。

同じようなケースにあわれた方。
そこには、かならず解決策があります。
私の日記の情報を含めてですが、全てを冷静に判断し、情報の取捨選択をし
ご自身が納得する方向へ、たどり着いていただきたいです。

前向きな方たちは、ご自身で進んでいます。
住宅性能評価によるものに起因している。。。。。

評価機関による、再度の検査が行われるそうです。
言われた部屋だけでなければよいのですが。。。
私がこの場で言えるのは、ここが限界です。

こんなケースの売主さんへ。
事態は、専有部の問題じゃないです。
全住戸へ向け、お話をすべきです。

発見されてしまった、箇所のみではなく、全ての世帯を確認し
新たに発見されたとしても、適正な対応を望みます。

今なら、何とかなるんです!

2005.2.17

『マンション=共同住宅』

欠陥とは、故意であったり悪意があったりし、それを隠蔽したものだと思います。
その程度は、さまざまです。
昨年より、とある大規模な工事を伴う数百世帯ある欠陥を抱えるマンションのコンサルをしています。
完成引渡しより1年未満です。
ある共用部の問題発覚から、別のさまざまな問題点が浮き彫りになっていきました。
かといって、簡単にそこから逃げ出すことはできません。
しかし、管理組合の方々は意欲的です。
当たり前といえば当たり前なのですが、みなさんの資産なのです。
この大変な状況から、何とか挽回を図ろうと必死です。

土屋さんの1/28の日記に書かれています。
そこで、どのように対処し、ステップアップしたかが重要です。
記録に残ります。
それをみて、他の方はそのマンションを判断します。
隠しているなんてことは不自然極まりない時代が来るでしょう。
欠陥が発生したこと自体は、ものすごく残念なことではあります。
しかし、欠陥があった事実より、そこからが大事なのでしょう。

自分のところが大丈夫ならOKなんていうのは、マンションにはありえません。

鉄筋コンクリート造のマンションであれば、構造体である床・壁・柱・梁などは、共用部分です。
構造図では、各所の表記は次の通りです。
例えば、1階のお宅。

1S:1階のお宅の床  
2S:1階のお宅の天井又は天井裏(2階のお宅の床)
1W:1階のお宅の壁(お隣がいれば、お隣との戸境)
1C:1階のお宅の柱(お隣がいれば、お隣の柱でもある)
2G:2階の梁(1階のお宅の天井付近の梁は、2階の梁)

自分の部屋から見える部分であっても、自分のものではありません。
自分の部屋の天井であっても、上の方の床でもある。
自分の部屋の梁でも、上の階の梁である。

専有部分とは、それらを省いた内側の空間だけなんですね。

ここを理解すると、住まわれる方みなさんが、かかわり合いながら生活し
一緒に維持管理したり、ものごとに向かわないと解決していけないことがわかるかと思います。
管理組合=管理会社だと、ものすごい勘違いをしている方もいらっしゃいます。
違います。
みなさんで形成した管理組合が、今後の住みよい価値あるマンションを作っていくのです。

2005.2.16

『名前じゃない』

日記では、何度もお話していますが、物件の良し悪しは会社名では決まりません。
大手だからとか、そんなのは何の根拠もありません。
逆にいえば、自分なりの決断ポイントがなく、そこに決め手のよりどころを求めているのかもしれません。
本当にそれでいいのでしょうか?

本日は、午前午後とも同じ物件の内覧会。
仕上がり具合は、全く違います。

ほとんど、指摘がなく、すばらしい出来栄えのお部屋であればそのまま終了です。
しかし、何かあるとやりたくないビームが飛んでくるときがあります。

あちこちで床や梁が傾いていたりしちゃっています。
梁については、鉄筋コンクリートである構造体に直接クロスを貼っている仕上げです。
梁の幅方向でも斜め、横断している長辺方向ではアーチ型。
それに対し、「間仕切りとかとは違って、コンクリートに直接貼っているので出ちゃうんです」と、
所長さんのお言葉。

問題は、そこではないでしょう!構造体が曲がっちゃってるんですよ!!
構造体の施工誤差については、厳しい決まりがあるでしょ?
「コンクリートに直接貼っているので許容誤差を越えてるのがばれちゃった」が、正しい表現ですね。
見える箇所であったから確認できたのが、幸いですけどね。

あなたの部下の、現場監督さんは、しっかりした方でしたよ。
色々と話して、造ることへの考え方やプライドの高さを感じました。
世代交代が必要なんでしょうかねぇ。

不具合がなければないにこしたことはないです。
しかし、あった場合こそ、きっちりした対応が重要です。

同じ物件であっても、こんなことがあったりなかったり。
同じ会社の、同じ物件内でも違いがあります。
同じ会社の他の物件に行けば、またまた違います。

名前だけで判断する意味は、あるのでしょうか?

2005.2.15

『鬼コンビ?』

「鬼軍曹さんですよね?私は、鬼嫁なんですよ!あははははー!」
お会いして間もない、内覧会の依頼者が自己紹介されました。
プロレスラー北斗晶が頭の中をよぎったのは、言うまでもありません。

「待ちに待った、この日です。あーーー」とおっしゃいながら、なかなか玄関の
扉を開けられない。
本当にこの日を楽しみにしていたのでしょう。
そんな様子を見ていると、ムチャクチャうれしくなりますねぇ。。。。私が造ったわけではありませんが。。。。

ご夫妻ともに、かなり元気です。
かなりのハイテンションです。

道具の準備が終わり、みなさんに簡単なご説明をはじめてから少したったころ。

「吉野さんのしゃべりかた、誰かに似ているとおもったら、武田鉄也だ!」ご主人。
「いや、武田鉄也の物マネをしている、えーと誰だっけ?」奥さん。
「。。。。。ジョーダンズの三又デスカ。。。。。?」私。
「あぁーーーそうそう!!」お二人。

確かにね、語りだすと止まりませんが。。。。そういうオチになりますか。(苦笑)

終始こんな感じで、にぎやかな内覧会です。
しかし、少しがっかりするような設計変更があったり、いくつかの指摘項目もあったり
バッチリな状態でなかったのは事実。

それでも、内覧会を楽しみながら、いくつかの弊害を乗り越え、これからの一歩を
踏み出そうとしている姿は、すばらしかったです!
そこに住まう人と不動産の関係が大事なのです。
建物の出来具合だけじゃなく、そんな関係を築けるかどうかですね。
これからですよ!

2005.2.14

『管理を買え』

「掲示板で、こうカキコミされているのですが、どうなんでしょうか?」
という質問をたくさんいただきます。
今年は、特にその傾向が強いように感じます。
入居予定者同士の交流が盛んになること自体は、非常にすばらしいことだと思います。

「エントランスにある館名板(マンション名が記されているプレートみたいなもの)が
漢字とひらがなでがっかりした。ローマ字じゃないなんてセンスがない」


何人もの人がこのように言われているのですが、どうしたらよいのか?これじゃ、だめなのか?
依頼者からの質問です。
このようなクレームを売主さんに伝えている方がいて、戸惑っているそうです。
自分は、漢字でもいいのに。。。と。

どちらがセンスいいのかは、別問題です。
しかし、区分所有権をもつ一個人が、自己の主観のみで走ってしまうのは危険です。
「このような人たちばかりでは、入居してから大変そうで憂鬱です。」と落胆しています。
入居前からこのような気持ちになってしまうのは、非常にさみしいですね。。。

しかし、世帯数が多くなればなるほど、このような傾向は強くなることでしょう。
さまざまな人たちが1つのマンションに住むわけですから。

いろいろな意見を持つ人たちが集まって、管理組合は形成されます。
それでも、ある程度ひとつにまとまり進まなければなりません。

「中古マンションは、管理を買え」とまで言われています。
ばらばらだったり、健全に運営されていないマンションを買いたい人はいるでしょうか?

住むまでも大変ですが、住んでからは、また違う面でもっともっと大変です。
内覧会は勝負じゃありません。これからが、本当の勝負です。
区分所有者全員の勝負です。

2005.2.13

『準備バッチリ』

本日は、戸建の内覧会へ。
最近、マンションの内覧会同行が多く、久々の戸建で気分は新鮮。

朝から、「戸建かぁ〜今日はどんな物件だろぉ?」と、私も少し楽しみ。
当然ながら戸建は、マンションより見るべきところが多く、
また、物件ごとの特徴があります。

マンションは、購入者が入手できる図面は、パンフレットのみというケースが
多いですが、今日は盛りだくさんです。

しかも、あらかじめフラットファイルに平面図だけでなく、ほとんどの図面をとじていただいていて
おまけに、「さくら事務所吉野様」というテプラまで貼っていただいていました。
私専用図面集です。(笑)

内覧会でここまで準備していただいたのは、初めてです。
嬉しかったですねぇ!
いただけたことよりも、確認しやすいように準備し内覧会にのぞむ依頼者の意欲が
何より嬉しかったですね。
大袈裟ですが。(笑)

内覧会だけでなく、物件購入に対して全体的に気持ちが入っていることが伝わってくる
数時間の同行。
すばらしいです!

2005.2.12

『白旗』

内覧会当日のマンションのエントランス前。
大きなカバンと、脚立を持った不思議な集団がいました。
そうです、同時に複数のご依頼をいただいた私たちさくら事務所の所員たちです。
ばらけて立っていても不自然で目立つし、かたまっているとそれはそれで。。。(笑)

本日の状況といえば。。。。まぁ、とにかく汚れすぎです!
また、床鳴りしていない部屋がないほど、ウグイス張り状態です。
あっちで、キュッ!こっちで、キュッ!
にぎやかですね!
「この状況って、あなたたち、検査をしてないでしょう?」と聞くと
「何回もしてますから、そんなことないです!」なんて、堂々とおっしゃいます。
まだ、100歩譲って「やっていない」ならわかりますが、やっててこれってどうなのよ?
おまけに、「同行業者さんがいるお部屋はまかせて、他のお部屋を優先的についていってます」だって。
最初にちょこっといて、どっかにいなくなる理由だとさ。
あなたたちのために、行っているわけじゃないんだよ?意味わかんねぇって。

まぁ、いつもならこの辺で終わりですが、続きがあります。
ここからは、かなり長くなります。
お時間のある方だけお読みください。
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内覧会では、構造部分の確認は困難です。
隠れた部分がほとんどであり、確認のしようがないところです。

それでも、構造的懸念がある箇所が見つかってしまうってどういうことでしょうか?
ユニットバスの天井点検口から天井裏をジィーっとのぞくと。。。何か変です。
ちょっと遠くの洗面所の梁が変です。
梁底が何やらぼこぼこしてます。
まっすぐじゃないのです。

よぉーーーく見ると、何かを塗りたぐっている感じです。
構造体である梁に何かしらの手を加えている状況です。かなりの幅・厚み・範囲をです。
正式な補修であれば、こんな状況はありえません。
脚立を降り、依頼者へどう伝えるか、本当に悩む瞬間です。
しかし、しっかりと伝えなくてはいけません。かなり、でかい問題です。
内覧会で見つかるレベルの問題じゃないでしょう。

まだ、施工会社の方がいたので、見てもらいました。
内覧会のために応援できているそうで、この現場を造った担当者を呼びに消えていきました。

担当者がやってきて、間髪いれずにおっしゃいました。
「洗面所を全て壊して修繕します。」と。

私の話を聞くまでもなく、目で見て確認するわけでもなく、すでに白旗を振っています。
知らなかったわけでもなさそうですし、伝えに行った方が「あれは、言い訳はきかない」とでも
言ったのでしょうか?

今日は、さくら事務所の所員が、かなりの人数でうかがっています。
いくつかのお部屋で、この事態がヒットしています。
かなりの強打者並みの打率です。

建物全体で見たら、どのくらいの数にのぼるのでしょうか。
はたまた、見えないところでもあるのじゃないのか。
依頼者のみならず、私たちもそんな不安さえ抱きます。

私に名刺を下さいとおっしゃった現場所長さん。
お渡ししました。
事務所に帰ってからわかりましたが、この指摘をした所員のみから名刺をもらいましたね。
帰り際に、お名前とお顔が一致しましたとおっしゃっていましたね。
どんな意味かわかりませんがね。
しかし、きっとここを見ていることでしょう。

あえて言います。
もう一度、全住戸を確認したほうがよろしいです。

あの場にいた売主さんの顔に見覚えがありました。
帰りの車の中で思い出しました。
あのときの売主さんですね。
私が見たお部屋だけですと言い切ってくれた売主さん。
また、ですね。
うちの所員がたくさん行った今回は、数が多いようですね?
購入者間の掲示板では、なかなか上々の出来だと評価をいただいているようですが
今を逃したら、取り返しがつかなくなりますよ。
それが、すぐなのか何十年後かわかりませんが。

事態を真摯に受け止めて、対処してほしいです。
それが、購入者のためです。
本当に頼みます。

2005.2.11

『その場で決めてる?』

内覧会では仕上がりの精度を確認します。
さくら事務所では、施工誤差の許容範囲を3/1,000として確認します。
1mを「mm」換算すると、1,000mm。1000mmの範囲で3mmまでを許容誤差とするもので
これを生活に何らかの影響を与えてしまう誤差だと考えています。

サッシや建具については、3/1,000もあると、動きや見た目でもすぐにわかっちゃいますし
この数値が仕上げ全てについての絶対値だとは思っていません。

しかし、この許容差を越えていて、それを伝え修繕を求めると、ゼネコンさんのさまざまな
反応が見られます。

「わが社は、1/100を許容誤差としています」

何ですかそれは!?
ずれている数値から逆算して、急に許容誤差を決めちゃっているのでしょう。
直さなくていいように。。。。

というか。。。1/100って、屋上の水を流すのに必要な水勾配ですって!
これくらいの数値じゃないと水は流れません。
それが、室内の仕上げの許容値ですか?ぷぷぷ。。思わず笑っちゃいますよ。

ビー玉を転がすなんて、やっても意味が無いです。
多少の誤差があれば、転がります。
転がらない家はないと言ってもいいでしょう。
そもそも、ビー玉の精度も怪しいですしね。(笑)
でもね、1/100じゃぁ、ビー玉を転がせば、どばぁーっと転がりますって!

その場で、何とかしようとして出てきた言葉って怖いですね。
やりたくない一心なのでしょうね。
本心が見えちゃいますよ?

逃げずに、やるべきことは、やりましょうね!

2005.2.10

『人間力』

私は、経験のみで物事を語るのは嫌いです。
社会人1年目、ゼネコンのマンション現場へ配属となり
教科書では知りえないものを目の前に、常に「何で?」がつきまとっていました。
何でそれでいいのか?何でこうしなくちゃいけないのか?
帰ってくる答えのほとんどが、「そんなもんだよ」「普通こうしてるから」。。。。
そこには、理由があるはずなのに。
やたら理屈っぽい、嫌な新人だったことでしょう。(笑)
確かに、長年で蓄積された経験は尊いです。
しかし、それだけだと、本当にそれだけなのでしょう。
個人が経験しうる範囲には限界がありますからね。

不動産購入は、不動産のこと、建物のことと分けて考えることが出来ない性質上
不動産コンサルタントは、全ての分野において、ある程度オールマイティであるべきです。
それが、一番自然だと思います。
とはいえ、全ての分野において特化することは困難でしょう。
そこには、かならず経験が伴わなければならないからです。

私たちは、さくら事務所の理念に賛同し、ある分野で特化した知識・経験を持つものの集まりです。
お互いがそれらの知識や経験を活用でき、吸収しあえる点が強味でしょう。
だから、不動産購入にかかわる全てのことに対しコンサルできるのだと思っています。
「内覧業者さん」と呼ばれることが多いようですが、こういわれると違和感を感じちゃいます。
内覧会同行もしているので、全くの間違いではないのかもしれませんが。(笑)

とはいえ、この時期は内覧会のご依頼をたくさんいただいています。

さくら事務所の所員の「所員暦?」は、さまざまです。
人が増えてくると、「新しく入った人は大丈夫なんだろうか?」と、依頼を検討されてる方は
不安に感じられることもあるかもしれません。
しかし、入社して日が浅かろうが、男だろうが女だろうが、依頼者のもとへ向かうコンサルタントは
コンサルできて当たり前なんです。
できるから出るんです。
出る以上は、みんなそれぞれの思いを抱え責任を背負っているんです。
さくら事務所に長くいる経験=コンサルティングの質ではありません。

調査やチェックができるのは当然です。これは、最低限の前提条件です。
コンサルで一番大事なのは、人間対人間の付き合いだという部分。
残念ながら、この部分は経験だけでは補えません。

あえてコンサルティングの質を一言で言うとするならば、人間力じゃないでしょうか。
これは、人それぞれ見え方が違っていて、過程が違うかもしれません。
しかし、目的はひとつであるのは間違いありません。

2005.2.9

『悪口?』

内覧会終了後、とある売主さんに声をかけられました。
「さくら事務所さんの悪口を、購入者が大勢いる前でしている人がいました」
いただいたという名刺を見せていただきながら聞きました。

その人が何を言ったのかわかりませんが、正直、そんなのはどうでもいいです。
悪口を言うことにより何かメリットがあるのでしょうか?
自分の依頼が増えるとか、そんなくだらない理由は勘弁してくださいね。

もうね、最近、こんな人たちの話ばかりであきれっぱなしです。
「なんかはやってるし、儲かりそうだからやってみるかぁ」みたいなノリなんでしょうか。
業界の悪しき習慣を引きずりながら、変なプロ意識で、購入者のためになることをするわけでもなく
売る側・造る側を攻撃するだけの存在は、まさに信頼されない不動産・建設業界の代表例かもしれませんね。
自分の都合のみで、自分勝手に。。。ヤレヤレです。

あえて言いますが、儲けだけを考えるなら、私はこの仕事を選びません。
これは、本当に本音です。

「人と不動産のより幸福な関係を追求し、その思想を世の中に広める事。」
これは、さくら事務所の理念です。
これ以外、何もないのです。
自分のやりがいだとか、そんな小さなことは関係ないのです。

「さくら事務所さんの悪口を言っているのを聞いて、腹が立ったので言ってやりましたよ!」
とおっしゃっていた売主さん。
その人が立ち会っている部屋まで出向き、脚立の足に何の養生もせず使用し、
壁に寄りかかりながら購入者と話をしていたところをきっちりお説教差し上げたそうです。

同じ向きのベクトルを持つ人はいるのです。
例え立場が違えど、必ずね。
ちょっと、うれしいですね。

2005.2.8

『先生!』

内覧会では、たまぁ〜に言われます。
でもね、先生ではありません!
(内覧会でも、たまぁ〜に軍曹!とは言われますが。。。)

私が同行するとき、常に思っているのは
「その場にいる人は、全て対等である」ということです。
「先生の評価は、どうですか?」って、先生でもありませんし、評価もしませんから。残念っ!

「お金を払って買っているんだから、当然だろ」という購入者と
「素人のくせにうるさいなぁ、こんなもんですよ?」なんていう施工者。
こんな関係では、いいことないですね。

そもそも、不動産売買は対等な関係にあるべきなんです。
これは、当然ながら不動産売買の流れの中にある内覧会でも言えることでしょう。

先入観をもたずに、前に進むのが大事です。

2005.2.7

『神戸ですから』

大阪支店の上田さんが、内覧会デビューしました。
しばらくは、関東での同行が多いようです。
大阪支店エリアの方は、しばしお待ちを。。。

東京にきてからしばらくたち、何度か食事をしながら(内2回は焼肉)
関西での不動産事情について話をしたりしました。

地域による多少の違いはあるとは思っていましたが、かなりマニアックな部分では
違いがあるようです。
いやぁ、かなりショッキングな話まで飛び出すし。。。恐るべし関西。。。とか言うと

「いや、私は神戸ですから」と。上田談。
ことあるごとに、上記を繰り返す。
そこには、何か意味がこもっているのか?をい?
私と同じでビール党だって言ってたくせに生中3杯でカシスソーダに行くのは何故だい?をい?

かなりマイペースで穏やかな彼ではあるが、きっと独特のコンサルをすることでしょう。(注:良い意味で・笑)

近々、日記も始まりますのでどうぞよろしくお願いします!(私が言うのもエラそうですが。。。)

2005.2.6

『殊勲賞』

「妻には殊勲賞を授与します」

本日の内覧会の依頼者からいただいたメールの一文です。

お二人の確認の仕方は、本当にすごい。
ご主人は、奥さんの手の届かないところを確認し
奥さんは、日頃のお掃除のようにテキパキといろいろなところを動かし確認です。
腕まくりをし、キッチンの水道を出し、シンクを押したりしています。

お二人の行動を見ていると、そこで生活しているかのような錯覚を起こすほどです。
内覧会は、これからの生活の動線も確認する日です。
まさにそれを実践されてます。

正直、このような光景は初めてでした。
感心するとともに、お二人の生活観を感じ取れうれしくもあります。
大袈裟かもしれませんが、「人と不動産の幸福な関係」を感じ取れた一日でした。
この感覚を文章で表現するのって、難しいですが。。。

そんな依頼者のために、私は助演男優賞を目指すかな。
あくまでも、助演で。
主演は、ご自身ですから。(最後はちょっと意味不明・笑)

2005.2.5

『コーティング』

最近、フローリングのコーティングについて意見を求められることがたくさんあります。

特別オススメはしておりません。
その理由としては、以下2つです。

1.数ある売主さん及びフローリングメーカーさんは、採用していない


商売としている以上、必要であるならば既に採用されているはずです。
しかし、採用しておりません。
必要ないとお考えなのでしょう。
その詳しい理由はこちら

2.費用対効果

コーティングすることにより、それなりの効果があることはわかります。
しかし、半永久的に持続するわけではなく、いずれは再度やり直す時期がきます。
それが、5年周期とかさまざまです。
そのつど、それなりの金額が必要となります。
10年経てば、2回コーティングすることとなりますね。
この場合、フローリングを張り替える金額と大差がないこともあります。

少し話が変わりますが、設備配管の耐久年数はご存知でしょうか?
10年〜15年程です。
その時期に修繕を行います。
当然ながら、床や壁を壊すこともあります。
この時に、フローリングを張り替えてしまうことも可能です。
安い金額であれば、個人のお好みで気軽に採用できると思いますが
上記理由を考えると、費用対効果の面では疑問が残ります。

やはり、一番大事なのは消耗品であるフローリングをしっかりメンテナンスし
長持ちさせることだと思います。
まめにクリーニングし、ワックスをかけてあげる。
単純ですが、これに勝るものはないでしょう。

2005.2.4

『使用禁止』

内覧会にて、水の使用を禁止されることがあります。
理由は、さまざまです。

「何故、使用できないのですか?」と問うと

「水あかがつくのでやめてほしい」と。
をいをい。。。それが理由ですか?

さらに今日は、お湯を出そうとすると
「ガス代と水道代がかかるのでやめてほしい」と。。。。
温水式床暖房は、バリバリついているのに。

内覧会で、ライフラインの確認は必須でしょう?

「水を出すのなら、事前に許可をとってほしい!」って、何?

水が出せるのが当たり前でしょう!
逆に出せないのなら、納得できる理由を用意してご説明ください。

2005.2.3

『目的は何?』

購入者とともに内覧会へ同行する人たちがいます。
私たちさくら事務所や、仕事としている内覧会業者さん、または知り合いの専門家の人など。

内覧会終了後に、とある売主さんから呼び止められました。
いくつもの物件でお会いしている方たちです。

購入者に対して、内覧会同行を頼む際の注意事項などを書面にて配布したという内容のお話です。
同行する人の言動から、気持ちよく新生活をスタートできないような事態におちいるケースが発生しており
やむなく配布をしたそうです。

さくら事務所のスタンスは理解しており、私たちに向けたものではないとのお話。
ある意味、筋を通していただいたような気もします。
それに対しては、大変感謝しています。

しかし、同時にこのような事態が起きていることについては、本当に残念です。
そのようなケースになってしまった、購入者に対してです。

確かに、室内内覧後に1Fなどでの最後のまとめを行うときに、近くのテーブルで不思議な会話を聞いたりします。

設計図書を広げながら、「ここの地盤は良くない」とだけ。。。内覧会でそれを言われた方はどうすればよいのでしょう?
「良くない状態に対して、どう対処しているか」が重要なのでは?
まぁ。。。そもそも、内覧会で話すことですか???

こんなことを書いていると、さくら事務所のサービスを使ってほしいとアピールしていると思われるかもしれません。
しかし、全くそんな思いはありません。

内覧会同行料金が他よりも高いからやめたとか、それでもいいと思います。
重要なのは、購入者自身が納得できるかどうかです。
そのためにも、もっともっと頑張っていただきたいです!

2005.2.2

『自信があります!』

内覧会にうかがって、お部屋へ移動するときに施工会社の方に尋ねることがあります。

「バッチリですか?」と。

このときのリアクションは様々です。
「えぇ。。まぁ。。」「はぁ。。。」とか。
中には、黙っちゃうことも。そんな時は、その場が凍り付いちゃいますね。

「はい。大丈夫です。自信があります!」本日、施工会社の方から帰ってきた言葉です。
本当にその言葉通りの出来です。
すばらしいです!

内覧中も、購入者に気配りしながらも、私の行動に注目しています。
「これからへ役立てたいですし」ともおっしゃっています。

自分の仕事に誇りを持っているってひしひしと伝わってきます。
いろいろお話しました。
今の業界について。
どうすれば変わるかなど。

依頼者のみならず、携わる人たちとの出会いも大事にしたいですね。

2005.2.1

『やる気あるの?』

本日は、施工会社の方が同行するスタイル。
最初にこちらが挨拶をしても無反応。
何か問いかけてもゴニョゴニョ。。。。何言ってるのか聞こえないって。

お部屋に入り、その方が最初に各所の説明をするとのこと。
とりあえず、終わるのを待っていると。。。。説明終了までかかった時間1時間。
時間が長いのが悪いわけではなく、その中身が問題。
それはもぅ、ダァ〜ラダラ。

依頼者が気になる部分について聞こうとしても、「は?」という返事ばっかり。
まだ、「はい?何でしょう?」ならいいのに、「は?」って何よ。

レーザーにて計測する仕上げの精度、3/1000。
「この基準で確認しますが、よろしいですか?」という私の問いに対して
「そのレーザーは、整備しているのか?」というお答え。

話すらかみ合わない。。。。
「お宅はどの範囲を許容誤差として品質確認してるのかってことですよ!」私。
「それでいいです」と。。。。。。意味わかりません。

「やる気がないのなら、帰っていいよ!」レッドカードです。

「やる気がないわけではないゴニョゴニョ。。。」 ないわけではないって、あんた。。。

「気持ちよく新生活できるように、内覧しているのですよ?あら探しをしているわけでもないし」と言うと
少し笑顔でうなずいています。
多少は改心したかな?と思っていると、またまた「は?」と言ってるし。。。ふぅ

ダメです。いくら闘魂を注入しても無理そうです。
時間があれば、みっちりシゴキたかったですよ。

いくら人数不足とはいえ、頭数あわせの内覧会はやめてください。
逆効果ですよ。

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