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2005.8.24『方向転換できたはず』とあるマンションの定期点検チェック。いくつものお部屋でご依頼をいただいて、ほとんどのお部屋で 出てきた問題が床の不陸。 「こんなものかと思っていた」とか、「歩いて違和感があった」など 依頼者の反応はさまざま。 しかし。。。それにしても見る部屋、見る部屋不陸だらけって。。。 同じ物件でここまで出てくるのも珍しい。 そして、その原因が発覚。。。。 コンクリートに直接フローリングを張る直張り工法では、通常はSL(セルフレベリング) というセメントペーストである程度重力で平らになる下地調整剤を使います。 分譲マンションでは、SLを流すのはもはや常識。 しかし、こちらは精度が悪いところだけ補修をしているだけとのこと。 (それ自体も怪しい気がするが。。。。) 設計図書を見ると、最初からSLを使う予定でなかった模様。 SLを使用しなくても平らに仕上げる自信があったのか、全くの無知なのか はたまたお金をかけたくなかったのか、今のところ原因は不明。 どちらにせよ、意図的に実施せず、不陸の嵐を巻き起こしている。 見た目でわかる不陸がここまでたくさんあるなんて、相当なものですよ! いくら当初の計画で省いていたとしても、そのままフローリングを張ることが できない状況であったならば、そこで方向転換できたでしょうに。 それができなかったところも問題でしょう。 造っている人の良心と判断次第でどうにでもなってしまう。 会社名なんて関係ないですね。 そもそも、共用部の大きな問題が発覚し、その流れでの専有部の定期点検。 まだまだこちらにはお伺いします。 考えられる懸念全てを洗いざらい出さなくてはいけないでしょう。 たくさんの人たちが安心して住まうことができるよう、一つづつ解決しなくてはいけません。 夢や希望をもって購入したマンションが、後悔だけの存在となるなんて寂しすぎます。 2005.8.22『イメージ通り!』不動産調査のご依頼をいただいた方の内覧会立会いを2件。完成物件と未完成の青田買い物件と違ったケースのもの。 完成物件を調査し購入を決められた依頼者は、実際に部屋を見て 購入しているため、動線を含めた室内空間と周辺環境を感じ取り 納得のいく内覧会となり無事終了。 実物を確認する前に契約する青田買い物件は、どうしても 「どのようにできているのか?」と心配になりがちです。 しかし、「イメージ通りでしたよ!」と嬉しそうにしている依頼者。 ゼネコンさんも、「どうです?いいでしょう?」と聞いてきます。 「どうですか?大丈夫ですか?」という言葉はよく聞くが、「いいでしょう?」 なんていえるなんてすばらしいですね! 完成形をしっかり予測し、自分の住まい方を描いてイメージすることは とても難しいでしょうが、これができないと納得できる住まい選びはできません。 妥協すると納得するというものは、全く違います。 そして、予定通りにしっかり造る造り手の意識も重要。 よいものを造っているというプライドなくしては、それ以下のものしかできないでしょう。 造る側、住む側ともに気持ちよくなれる関係を築くには、双方の努力が必要でしょう。 お互いのせいにだけしていたら、何も前進はありません。 2005.8.20『変えてくれれば買うよ?』建物調査(インスペクション)でマンションのモデルルームへ。いつものように黙々と設計図書を読んでいると、何やら大きい声が聞こえてきます。 「この色にできないの?」 お客さんが、販売担当者に何かの色の変更を要求しているらしい。 「玄関扉がこの色じゃねぇ〜。サッシも変えてちょうだいよ」 「変えてくれれば買うよ?」 むむぅ〜すごい要求をしている模様。 さすがに、販売担当者も困っています。 その他、いろいろと変更を要求しているようですが、聞いてるのもツラクなってきます。 きっと、「そこまで望むのなら、他の物件にするか戸建てにしてよ」と、 販売担当者は心の中で叫んでいることでしょう。 でも、いえないでしょうね。。。 できるものはできる、できないものはできないと、しっかり伝えるべき。 それを理解できないまま購入してしまうのは、その人のためにもならないでしょう。 そもそもこの売買は、お互いのためにならないでしょうね。 ちょっと不満そうに帰っていくお客さんを眺めながら、何かむなしさを感じました。 売る側、買う側双方が程よいレベルで交わらなければ、良い関係なんて絶対にできないのでしょうね。 2005.8.18『まぎれもなく本人です』「HPで顔写真を拝見しているので大丈夫です」といっていただいた依頼者。待ち合わせ場所で立っていると、私の前を行ったりきたりして通り過ぎている人が。。。 どうやら、待ち合わせ相手の依頼者らしい。 こちらを見て立ち止まるが、また通り過ぎる。。。。 「写真と違うので、わかりませんでした!」とのこと。 えぇ。。。最近、そういわれるのが多いんです。 しかも、後日いただいたメールで 「声をかけてもわからず、急きょ担当者が変わったのかと思った」とも。 がびーーん!! そこまでですか。。。 ということで、変えてみました。 さて、これで気付いてくれるのでしょうか。。。(まだ、ちと心配) 2005.8.16『モデルルーム』昨年、不動産調査をした物件の内覧会へ。さすがに、この表札はもうありませんでしたが。。。 最近、調査でモデルルームへいって感じることですが ん〜〜〜どこも同じような感じ。 たまに、「おいおい。。。いくらお金をかけているんだよ?」と 生活感を一切感じさせないくらいゴージャスな物件もあります。 その物件の特徴をアピールできる場のはずが、そうでもない。 展示してあるものを見ても、「地震に対して配慮。強度のあるダブル配筋」とか いまだにあちこちでお目にかかるし。 まぁ、嘘ではないけど。。。耐力壁をシングル配筋で造っているマンションに お目にかかることはないですって。 どこもダブル配筋ですよ! もっと、重要なことがわかるモデルルームって造れないでしょうかね? 現状では、設計図書さえ置いてある場所であれば、モデルじゃなくてもどこでもいい感じですね。 全てのタイプをモデルとして造れるわけないですし。 その物件のことがもっとわかり、楽しいモデルルームにお目にかかってみたいものです。 2005.8.14『何色?』ホワイトカラーとブルーカラー。何となく久々に聞いた言葉。 おまけに、ブルーカラーの代名詞である3K。 キツイ・キタナイ・キケン。 作業服で食事をしている人に対して、「恥ずかしい」とか「みっともない」 みたいなことを平気で口にする人と会ったことがあります。 3Kの何が悪い?恥ずかしい?みっともない? もうね、アホかと。。。 そんな人たちが汗水たらして造った家があるからこそ、生活ができるんじゃないの? その存在を軽々しく否定しないで欲しい。 社会の中では、みんなそれぞれの立場や役割があるもの。 それぞれが存在することにより、世の中が成り立っている。 当たり前のことだが。。。 誰かしら自分より下において、優越感のようなものに浸ることは美しいのだろうか? そんなの非常に醜い。 寂しすぎないかね? 一生懸命頑張っている人は、どんな職業であろうがカッコイイはず。 3Kだろうがなんだろうが、もっと自分に誇りを持って欲しい。 2005.8.12『後悔先に立たず?』タイムマシーンが欲しい。何となくそう思うことがあります。 「あのとき、こうすればよかったのかなぁ。。。?」とか思って あのときに戻って、「そうするとこうなるぞ!」と自分にアドバイスしたいとか。 でも、アドバイスしてたら今は、また別の状態になっているのだろうかとか。 まぁ、くだらない話なんですが。。。 後悔するような生き方はしたくないと思っています。 それでも、こんなことを思うこともある。 これって、後悔なのか? まぁ、後悔っていや後悔なのかもしれないけど。 たまに、「あれ?このシチュエーションって経験したことがあるような。。。」と デジャブ現象のようなことがあったりします。 「あーすればよかった。こーすれば、こうなったかも?」と考えたりすることが 別の機会で、活きてくることが多いような気がします。 何もしないで後悔ばかりするよりは、前に進んで常に思考を回転させているほうが 何倍も良いのでしょう。 それでも、100%満足のいく結果が出ないもの。 「あーすれば。。。」の繰り返し。 まぁ、何にせよ今ある状況を分析し理解せずには、次なるステップへは進めないのかな と改めて感じました。3歩進んで2歩下がる〜♪ってこんな感じなのでしょうかねぇ。 机の引き出しから、リアルドラえもんが出てきて「タイムマシーンに乗れ!」って いわれたら、イメージしてみると怖すぎ。。。間違いなく断りますな。(意味不明) 2005.8.10『コストダウン』「コストダウンされていないか心配です」と相談を受けることがあります。もともと計画していたものを変更してまでコストダウンするのは論外です。 そして、表に出てこない部分でコストダウンするのは、ズルイです。 性能が同等のものへの変更、VE(バリューエンジニアリング)であればマシですが。 しかし、これが購入前であったら。。。 購入者の質問に対して、「コストダウンのために採用しませんでした」と答える売主。 正直ですねぇ。 そこを削らないほうが、もっと安心した生活ができるかもしれない。 しかし、それほど致命的な問題ではない。 表に見える部分で採用しないほうが、採用して隠れた部分でコストダウンされるほうが もっと問題です。 物件の事業収支で予定からの増額となった部分は、建設費を圧縮するケースが圧倒的に多い。 ゆえに施工会社の請負(うけおい)ならぬ請負(うけまけ)の伝統が引き継がれているのでしょう。 建物全てにさまざまな配慮がされている物件なんて、まずないです。 「コストダウン=悪」という図式が、必ずしも成り立つというものではありません。 そこには、何らかの理由があり、それをご自身で納得できるかどうかが重要です。 表面だけでの判断はもったいないです。 2005.8.8『ナチュラルにいこうぜ』いつもとはちょっと違う一戸建ての建物調査(インスペクション)へ。何が違うかというと、依頼者がとある出版社さん。 売主さんにしてみれば、良いところをアピールできる取材ですね。 まぁ、私達はあら捜しするわけでもなく、普段どぉーりですが。 (かなり暑くて、いつも以上に汗をかきましたが。。。) すごく前向き(?)にかなりの人数を配置して対処している会社があれば 「なんだよそれ?聞いてねぇよー!」と現場監督が嫌な顔をしているところも。 まぁ、確かに。。。事前に詳細を知らされていないのは、ちょっと面白くないのはわかる。 しかし、それはそちらの社内の伝達不足ってだけ。 それについては、私がとやかくいう気はありません。 ちょっと不機嫌そうだった表情も、建物についていろいろと話しているとゆるんできます。 そして、建物についての思いも伝わってきます。 購入者が漠然と不安に感じているところで、怖い顔で「こんなもんですよ」なんて 説明をしていたら、不安度がグングンアップしちゃいますよ! プライドを持って造ったのであれば、もっと心に余裕を持って、ナチュラルな対応で いいんじゃないですかねぇ。 2005.8.6『何かがあったときこそチャンス!』とある大規模マンションの定期点検へ。いくつものお宅へお伺いして感じたことがあります。 みなさん、住まいに対してさまざまな愛情を持って生活をしています。 しかし、建物の性能やメンテナンスに必要な知識が足りない。 こちらのマンションについての説明をしたり、いろいろとお話していると、 みなさん同じような言葉をいただきます。 「さくら事務所さんみたいな、内覧会立会いというサービスがあると知らなかった」と。 全ての人に内覧会立会いのサービスが必要だとは思いません。 必要な人が利用すればいいだけですし。 引渡しの際に、売主さんゼネコンさんからのしっかりした説明があったならば、 もっと違う結果となっていただろうと感じることもたくさんあります。 本来なら、引渡しの前の内覧会でお会いしていたほうが、ベターだとは思いますが これから永く住まうことを考えれば、まだ取り返しがついたのかもしれません。 2年間の瑕疵担保期間内であれば、ある程度のものは修繕可能です。 しかし、この2年目を迎えてまで引渡し時に気付かなかった傷や汚れなどの類のものだけに こだわっちゃうのはどうなんでしょう。。。? 「自分の資産だ」という人が多いようですが、その後の努力が足りなすぎる。 2年間の瑕疵担保期間は、これから先の年月に比べたら微々たる期間。 そして、この期間こそが自分なりに努力をし、勉強ができる期間なんです。 例えば、建具の調整をお願いしたのであれば、職人さんが来て直すときに その方法を教えてもらうとか方法はいくらでもあるはず。 何かが起こって、誰かのせいにするだけでなく、その時こそ前に進める道がある気がします。 2005.8.4『気になる。。。』最近、気になるここの「私はこうして買いました。」-マンション購入実録シリーズ(?)。購入者の気持ちや、その時々に感じたことがとても強く感じ取れます。 これから購入する方や、同じように購入した方はもちろん、売る側・造る側の人にも ぜひ!読んでいただきたいですね。 しかし。。。最後の「・・・・続く」を見るたびに 「何だよぉーー!また、引っ張るのかよぉーー!」と一人でツブやいてます。。。 そろそろ、最終回という噂も。 最近の私の密やかな楽しみだったので残念な気持ちも?(笑) (一読者になってないで自分の日記書け!というツッコミはご勘弁を。。。) 2005.8.3『工事請負契約』工事を施工会社へ発注し契約する際の詳細を明記した民間(旧四会)連合協定工事請負約款。一般的に多く使われている約款です。 最近では、コーポラティブハウス(刀根君の日記で触れてます)など、集合住宅においても施工会社と 工事請負契約を結ぶことが増えています。 土地の売買以上に専門的な知識が必要となるものでしょう。 しかし、それに気付いていない人が多すぎる。 どのような工程で工事が進むのか? 工程にあった支払いをできるのか? 「思い通りの住まいの実現」がしやすい反面、確認すべき項目が多すぎる。 マンションや建売住宅では実現できないものが、実現できるメリットはとても大きいでしょう。 しかし、同じような感覚で「工事請負契約」を結ぶのは危険以外の何ものでもない。 施工会社も工事を請負う(うけおう)のであって、請負(うけまけ)ないために必死です。 どちらが勝つとか負けるとか、争う必要は全くありませんが、それなりに専門的知識がなければ 成り立たない契約が「工事請負契約」であるという認識が重要です。 越えるべきハードルが大きければ大きいほど、その先に待っている喜びも大きいのかもしれません。 検討されている方は、より知識をつけて頑張っていただきたいですね! 自分の責任が大きい変わりに、やり方によっては欠陥住宅を避けるための有効な手段が たくさんつまっているのですから。(詳細はいずれ。。。こちらのシリーズで。) |
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