台風で家が揺れる?一戸建てセルフチェック

  • Update: 2018-05-05
台風で家が揺れる?一戸建てセルフチェック

さくら事務所には強風の際、「風で家が揺れるのですが欠陥住宅でしょうか」というような問い合わせや、自宅一戸建て点検ホームインスペクション(住宅診断)のお申込みを頂きます。

そのような心配をされいてる方に、「まずはご自身でできる簡単チェックポイント」をお知らせしましょう。

外周りはここをチェック

  • 後から取り付けたもの(家と一体になっていない雨どいやバルコニー、室外機など)はきちんとついていますか?
  • 外壁にひび割れなどありませんか?
  • 外壁に破損はありませんか?
  • (雨が降った場合)バルコニーの下(特に排水管周り、室内部分も)に雨染みなどありませんか?

kaneura

非常に簡単ですが、実はこのセルフチェックがとても重要なのです。

実は問題は「住まい方」だったり・・・

実は、建物は風で変形するのです。鉄筋コンクリートの家ですら、わずかですが変形します。

部分的には本当にわずかですので問題ありませんが、壁や床、柱をつなぐ部分は風で横から力がかかると動きますので、これがあちこちで起きると家が大きく動いているような感じがします。

建物は風による変形を前提として設計されていますのできちんと施工されていれば問題はありません。しかし、この話は家が作られるまでの話。お住まいになってからは別の要素が加わります。

それは家の管理(住まい方)です。

さくら事務所の自宅一戸建て点検ホームインスペクション(住宅診断)の現場で見られる不具合のうち、設計の配慮不足、施工不良はもちろんのこと、実は多いのが家の管理(住まい方)に問題があるケースです。

たとえば『住み始めてから一度も点検した事がない』と、いうような場合です。

心当たりありませんか?

『強風により変形したり、物の飛来によって破損しているのに点検も修繕もしていない』という状態を長く続けたため、柱や土台が腐食していたとか、知らぬ間に雨が家の中に入っていたりなど、早く気が付いていれば問題なかったというような事が多いのです。

実は最も大切なのはこれら事象の有無を早期に見つける、先ほどのようなセルフチェックだったりします。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。