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新築一戸建て
ホームインスペクション(住宅診断)&竣工検査立会い専門調査コース:大久保&大下編

はじめまして。
前回の九澤に続き、新たに同行レポートを担当させていただく松沢と申します。
皆さん、「マツザワってだれ?」とお思いですよね。
メールやお電話でお問い合わせくださったことのある方なら、
なんとなく見覚えがあるかも・・・。
見届け隊員としていきなりのデビューとなりますが、どうぞよろしくお願いいたします!

ということで、今日はさくら事務所の「微笑みの貴公子」大久保と「断熱の 貴公子」大下にくっついて、「一戸建て建物調査(インスペクション)」専門調査コースに同行しました!

今回の同行は、契約前に建物を調べる「ホームインスペクション(住宅診断)」ですが、使用する機材や調査内容は「一戸建て内覧会立会い」専門調査コースも同様の内容になりますので、是非ご覧ください。
では皆さん、どうぞお付き合いくださいね。



今回は、一戸建ての建売物件をご検討中のXさまからのご依頼です。
“自分でチェックした際には、特に不具合は見当たらなかったものの、
 なんとなく不安・・・一度、プロによる調査をしてほしい”
とのお気持ちから、「ホームインスペクション(住宅診断)」のご利用を決められたそうです。



今回お伺いした物件は開発地域のど真ん中。
周囲には、やはり売出し中の物件や、まだ入居して間もない
新築のおうちが建ち並び、素敵な街並みが造られつつあります。
当日は2月にしては暖かく、気持ちのいいお天気で、
物件に向かって高速道路を走行中、遠く南には富士山が・・。

さて、販売センターで間取り図とパンフレットをもらい、いざ物件へ。
まだ車から機材を運び出し終わらないうちに、さっそうと大下がメジャーを取り出し、
雨どいのパイプに当て、なにやら測っている様子。

排水パイプを固定している金具の間隔が長すぎると、
傷みの進み具合が早くなるんです。


と大下。

「へぇ〜そうなんだ。っていうか、そんなことまでチェックするんだ」と、
さっそく感心する新人隊員。
□■施工精度■□

次はおうちの中に入って、床・壁・天井
そして建具の倒れやゆがみをレーザーでチェック。
はっぴーえっくすをご愛読の皆さまには、
既におなじみの風景ですよね。

その間、ホルムアルデヒド簡易測定。
どちらも、全く問題なしです。

>雨が降り、バルコニーの排水口が詰まっていて排水できず、
どんどん水がたまっていき、ついにお部屋に浸水してしまう
・・・という事態を防ぐために、この排水口が設置してあります。

そう何度も出番はない(はず)ですが、万が一のことを考え、
十分な対策がしてありました。
【オーバーフロー防止】 【結露対策】
□■結露対策■□

写真のちょうど真ん中、サッシレール上にある細長い格子状の穴は、
結露によってたまった水を流す排水口です。
サッシを伝い、レールからあふれるなどした結露水が、
窓枠や壁紙の腐食させ、カビの原因になります。
それを防ぐために、設置されているのです。

同じ写真の左上、タテのサッシ枠と壁紙の境目に見える白いでっぱりは、樹脂製の見切り材です。

壁紙は、結露が生じて付着すると剥がれやすくなります。
そこで樹脂製の見切り材を間に挟み、壁紙に結露が伝わるのを防ぐのです。
また、窓枠自体の結露水が流れ落ちるのを防ぐため、
結露水を受けて排水口に流す「結露受け」がついている窓枠が使われていました。

□■小屋裏■□

小屋裏の点検口は、窓から明るい日差しが差し込む、
ロフト付きのお部屋にありました。
ここでは、以下を点をチェック。

 ◎断熱材の施工
 ◎木材水分含有率
 ◎温湿度測定
 ◎金物類
 ◎小屋裏の換気
   など・・・

【くまのプーさん?
 ・・じゃないですよ〜】
【見えない部分の断熱状況を
 赤外線カメラでチェック】


【木材の水分含有率をチェック】

大久保が点検口に上半身を突っ込んでチェックをしている間、
大久保のオシリしか見るものがない私は(ごめんね、大久保さん)
「このロフト、なに に使おうかな〜。私だったら・・・」としばし脱線・・・。


□■床下■□
ここでは、以下の点をチェック。

◎コンクリート強度
◎鉄筋のかぶり厚
◎木材水分含有率
◎クラックの有無
◎防蟻材の塗布状況
◎束の状態
など・・・

【Myかっぱとジャージをはく大下】 【床下のコンクリートかぶり厚をチェック】

□■その他・・・■□
【赤外線で外からも断熱状況をチェック】 【基礎の立ち上がりのかぶり厚をチェック】


頭では理解していても、不動産購入の経験がない私には、すべてが新鮮でした。
販売センターの担当の方にご挨拶をし、
事務所に戻ってきて大久保の撮った写真を見ると、
「え?この中のどこに撮るべきポイントがあったの?」
と思うような写真ばかり。
でも何かあるから撮ったんだよね。(私にはわからないけど)
写真ひとつとっても、達人は違います!

そして、Xさまへのご報告。
真剣に達人の話をメモし、気になる点は積極的に質問されていました。
報告書に書いてあることだけでなく、売主さまとの修繕交渉のポイントや
ご家族の将来を見すえた物件選びのことまで、さまざまな情報を
インプットされ、3時間弱のご報告を終えました。

断熱のことになると突然イキイキとして、聞いてないことまでしゃべりたおす貴公子に含み笑いを抑えつつ、「私もXさまの隣のイスに正座して(私は仕事中いつもこのスタイル)
達人の解説を聞きたい」と思ったりもしました。
全体的に言うと、大きな指摘はなく、指摘箇所も少ない
「優等生」的な物件でした。
主な指摘項目としては・・・

小屋裏に一部断熱材が施工されていない箇所があったこと。
---これは、追加するだけなので、売主側に交渉することができます。

それから、床下をチェックした際、基礎コンクリートにひび割れが。
---これも、修繕が可能です。

そして、鉄筋のかぶり厚が基準を下回っている点が数ヶ所ありました。
残念ながら、これは補修が難しいのです。

直せる不備であれば、直すことを前提に、契約を進めることができます。
じゃあ、直せない、補修不可能な不備があったら。
「他の条件が揃っているし、この程度なら納得できる!」
あるいは、「今回はやめて、また別の物件を見つけるか!」

どちらを選択するかは、人それぞれですよね。
そして、この「選べる」ことが大切。
「契約まで数日しかないから」「他の人に買われちゃうかも」
とあわてて契約した後に
「もっとよく調べればよかった」程度の後悔ならまだいいけど、
「買わなきゃよかった」なんてことになったら・・・。

やっぱり、簡単に引き返せるうちにこのサービスを利用してほしい。
ご契約前のご利用をおすすめしているゆえんです。
達人・大下も「100点満点の物件はありません!」と言い切っていました。

全てを知り、ご家族でじっくり話し合った上で決断する。
そうしたら、契約する場合も、次の物件を探す時も、
気持ちよくサッパリと次の行動に移れます、きっと。


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