さくら事務所の「水漏れ調査」では、さまざまな調査機材を使います。
ここでは、実際に使っている機材と、それぞれの役割をご紹介いたします。
※機材は物件の状態を勘案し、必要に応じて使用します。
電気抵抗式木材水分計
木材やチップボードの水分含有率を測定
一戸建ての木材の水分の含有率を測定します。
木材が十分乾燥されていないと柱や土台にひび割れが出てきたり、そり、むくりなど完成後に影響がでる場合があります。
含水率15%以下であれば、木材が柔軟性と剛性を発揮するのに最適な状態といえます。
15%~20%であれば一応合格でしょうか。20%を大きく超えると、カビや腐朽菌が発生しやすい状態となります。
ファイバースコープカメラ
構造の細部や狭い所を知りたいときはこれ!!
壁に貼ってあるボードの内部の状態を確かめる必要が生じた時などは、こちらのビデオスコープで確認します。
微動調整も可能な高性能CCDカメラをリモコン操作して、狭いところや細かい部分の映像をモニタで確認。これ一台で記録や計測も可能です。
■見えない位置のカビ
ユニットバス位置の天井を開け、ファイバースコープカメラを天井から壁の内側を通し、浴室の床下を確認してみたところ、大量のカビが発生しているのがわかりました。
■床下の水たまり
水漏れがあった場所から離れた部屋にある、壁のコンセントボックスからファイバースコープカメラを入れ、床下部分を確認したところ水たまりがあるのが確認できました。
サーモグラフィカメラ
雨漏りの可能性や断熱材の有無・筋かいの有無を調べる
温度の分布が分かるサーモグラフィカメラを使うことで、「雨漏りの可能性」「タイルなど外壁材の浮き」「断熱材の有無」「筋交いの有無」などがわかります。
■木材の水分含有率
見た目に染みはできています。しかし、水漏れ事故から一定期間経過後に計測したところ、建材として使用に問題のない20%以下の水分含有率になっていることが確認できました。
※その他必要に応じて使用する機器がございます。