CULTURE
さくら事務所グループのカルチャー
さくら事務所グループが追い続けるもの

さくら事務所 / らくだ不動産
代表 大西 倫加
企業理念のアップデート
『人と不動産のより幸せな関係を追求し豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと』
これは現在のさくら事務所の理念ですが、実は、創業時の理念は少し違うものでした。
『人と不動産のより幸せな関係を追求しその思想を世の中に広めること』
創業当時の理念がこちらです。私が社長を引き継いだ2013年に変更させていただきました。
それは、さくら事務所グループがみなさまから応援いただき、世の中に認知されるようになり、より時間軸の長い理念を追いかけていくべきだと思ったからです。「世の中に広める」から、もう一歩先、「次世代に手渡す」へ、ということですね。
住宅の寿命は、物理的な耐用年数で言えば、人間よりも長いケースが圧倒的に多いものです。そうした、人間よりも長生きする「住宅」を扱い、インスペクションやコンサルティングをさせていただく会社として、私たちがいなくなった次の世界にどれほどの資産を残せるのか、どんな街や景色を残していけるのか、不動産取引の健全な市場を残せるのか、そこにコミットしていくべきなのではないかと考えたからです。
このように理念をアップデートして、長期的な視野に立って事業を行うためには、私たちの組織、会社自体も持続可能でなければなりません。
この会社が100年後も、200年後も続いていく会社であるためにはどうすべきか。社会から求められ、みなさまから愛され、応援され、世の中にあってほしいと願われる会社であるためにはどうすべきか。そのような想いでこの十数年間、取り組んできました。

さくら事務所グループは持続可能な会社であり続ける
持続可能な企業とは、どのような企業なのか。難しいテーマですよね。
このような難問に直面した時、ひとつ、逆側から考えるという方法をとっています。
「どのような企業が倒産するか」を分析するということです。
私がこれまでさまざまな企業を見てきた経験から申し上げると、その業界が成長しているか衰退しているかにかかわらず、廃業する企業に共通するポイントが3つあります。
- ① 経営者をはじめとする経営陣が高齢であり、後進が育っていない企業
- ② 技術やノウハウなど、その会社のウリになるものが属人的であり、伝承・仕組化による再現性の担保がされていない企業
- ③ カニバリ領域を自ら破壊できない企業
カニバリとは「カニバリゼーション」の略で、「共食い」という意味です。自社の新規事業が社内の既存事業を浸食し、互いに売上を奪い合ってしまう状況を指します。
本当は時代の変化とともに新しい事業へシフトさせるべきなのに、カニバリ領域ができ既存の主力事業を失うことを恐れ、新規事業を阻むカルチャーがある企業のことです。
この3つを絶対にやらない。そうすればさくら事務所は持続可能な企業になれる可能性が高まる。私はこう仮説を立て、経営に邁進してきました。
まず、①について。私は、私自身がベテランで高齢者と呼ばれる年代に入る前に、私よりずっと若い人、しかも社長一人体制ではなくチーム経営体制を作って経営を引き継ぎたいと考えていました。
そしていま、私の思い描いていた以上の若くて優秀なチームが育ち、今後の経営を引っ張っていってくれることになりました。私は安心してバックアップ側に軸足を移すことができます。
②については、当社のホームインスペクターやコンサルタント、それだけでなくその他の職種に関しても、みなさんが必死で身につけた知見、経験値を惜しみなくシェアして、たくさんの仲間を育ててくれています。このカルチャーは本当に素晴らしい、誇れるものだと感じています。
それら知見の社内共有、再現性のための仕組化や育成フローも一定整備してきましたが、今後のDX戦略とともに一層、注力していきます。
そして③については、これからのお話ですね。ホームインスペクション、マンション管理コンサルティング、不動産仲介といった事業を軸に手がけている当社ではありますが、10年、20年後もこのまま……とは思っていません。
できるだけ早いタイミングで新しい技術や考え方を取り入れ、私たち自らが古い事業は壊し、新しい事業を作っていく。そういうチームでありたいと考えています。

「さくら事務所グループでしか得られないサービス」を探求し続ける
少し前のベストセラーに、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(リンダ・グラットン著)という本があります。人生が100年を超えようとする時代に私たち個人が幸せに生きていくには経済資産など目に見えるものだけではなく、「変化する力」が必要である、といったことが書かれていました。
自らが自らのこれまでを破壊し、変化し続けて、いざ一生を終える時に「果たして何人分の人生を生きたのだろうか」と思えるくらい何度でも生まれ変わる力こそが、これからの自分たちを支えてくれる。これは個人だけの話ではなく、会社にとっても同じことだと私は思っています。
会社が持続可能なものであるためには何が必要か。「廃業する企業に共通するもの」というふうに逆側から考えた前述の3つに加え、私がさらに1つ、とても大切だなと思うことを挙げるとしたら。
“ここでしか得られない体験を届ける”
この1点に尽きます。どこか他で手に入れられるものは、どんなに価格が安かろうと、どんなに便利だろうと、どんなに早かろうと、どんなに自分たちがいいものだと思っていても、いつか代替されていくでしょう。
「さくら事務所グループでしか得られない」ということが大事なのだと私は思います。さくら事務所グループしか提供できない価値や体験。今後も私たちは、そういうサービスを探求し続けていきたいです。
私はこの十数年間、経営者の私がすべき仕事として、主に3つのことに注力してきました。
- 1つ目は、「笑顔を作る」こと。ご依頼者様はもちろんのこと、さくら事務所グループと業務で関わってくれる人たち、当社メンバーも含めた全員が笑顔になることを目指す。
- 2つ目は、「機会を作る」こと。一人ひとりが成長する機会、新しくておもしろい体験ができる機会を創出する。
- 3つ目は、「仲間を作る」こと。私よりずっと優秀で、チャーミングで、視野が広く、視座が高く、多くの人を巻き込み魅了してくれるような仲間を作ること。
やってもやっても自分の理想には届きませんし、正直、未熟な経営者だったと反省しきりなのですが、3つ目の「仲間を作る」こと、これだけは胸を張って実現できたと言えます。
仲間ができると、見られる夢が大きくなるんです。具体的に行動に移せることがどんどん大きくなるんです。「協力」という言葉の「協」という字は、「十」に「力」が3つですね。たくさんの力が合わさっているというのがこの字の意味です。さらに、訓読みすると、「かなう(協う)」と読むんですよね。たくさんの仲間が増えて、たくさんの力を合わせることで、願いが叶う。
新しい体制でアップデートした新生さくら事務所グループで、これからも私たち自身が絶えず変化しつつ、また多くの素晴らしい仲間をつくり、たくさんの夢を、そして願いを、叶えていきたいと思っています。

さくら事務所グループの中を紹介
社内の構成
メンバーの契約形態
さくら事務所グループは、社員、個人の業務委託メンバーが連携して会社を運営しています。
大きな特長は、「ホームインスペクションやコンサルティング」などの業務だけでなく、「経営や事業運営の本部機能」も社員と業務委託メンバーが連携して担っているということ。
会社との取り決め事項や適用される法律の違いはあれども、社員と業務委託の違いは「担当する業務領域やミッションの持ち方」「個人のライフスタイル」「業務時間の量」の違いでしかありません。さくら事務所グループという縁で繋がる仲間であり、それぞれの仕事を尊重(リスペクト)しあって仕事をしています。
全員が「人と不動産のより幸せな関係を追及し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を目的に、さくら事務所グループを運営するメンバーです。皆さんの希望と会社の状況をすり合わせ、さまざまな関わり方・働き方ができるようにしています。
ライフスタイルの変化も、ぜひ相談してほしい
「社員として関わりたい」「フリーランス・個人事業主として業務委託で関わりたい」というそれぞれの方に応じたポジションや役割をご提案していますが、業務を始められたあとにライフスタイルに変化が生じることもあります。
そんなとき「さくら事務所グループの仕事が大好きだったけど、状況が変わって契約条件が全うできないので辞めます」とならないのがさくら事務所グループ。次の状況に応じたお仕事の提案をしたり、社員→業務委託(またはその逆)の転換をはかったり、メンバーに長く続けていただける工夫をはかっています。

メンバーの共通点
さくら事務所グループのメンバーは、過去のキャリアも業務内容も、仕事の量も本当に千差万別。 でも、どのメンバーにも共通しているのは、こんな意欲にあふれているということ。
- ・人と不動産のより幸せな関係を追求したい
- ・豊かで美しい社会を次世代に手渡すことに貢献したい
- ・人生のやりたいことすべてを前のめりに全部諦めたくない
- ・行動的で自立・自律できるプロでありたい(プロ意識を持つ)
- ・もし失敗してもそれを次に生かして進みたい
これまでのキャリアや使える時間の量は関係ありません。 こういう人でありたい、働き方をしたいというビジョンが重なる方は、私たちと一緒に仕事をしませんか?
全メンバー対象のオリジナル制度
こんな方はお気軽にご連絡ください
- ・なんだかさくら事務所が気になってしまう
- ・さくら事務所の仕事に興味がある
- ・これから独立・転職を考えるかもしれないが予定は未定
さくら事務所の仕事について、ご質問やご相談をお受けしております。募集中職種にあてはまらない方もお気軽にお問合せください。