Culture

さくら事務所の五方良しとは?

さくら事務所では以前より、大事な経営のオキテとして「五方良し」を掲げています。
ここでは、五方良しの「5つ」の要素をご紹介します。


2010年からあるさくら事務所のオキテ

さくら事務所が創業時期から行ってきたサービスに「新築住宅の内覧会立会い」があります。

建物完成前に行われる住戸のお披露目会(内覧会)にホームインスペクターが立ち会い、施工状態をチェックさせていただくサービスです。

 

まだまだ、ホームインスペクションは全く知られておらず、契約者が第三者を連れてくるなど全く無いような時代。

内覧会立会いで、ご依頼者である契約者とともに建物に伺うと、ずらーーーーーっと、売主不動産会社、施工会社などが数人待ち構え、「一体何をされるんだ」とピリピリした雰囲気でした。どこの物件でも同じ。

 

場合によっては「余計なことしないでほしい」と始めからケンカ腰に話しかけられることもしばしばで、「何されるんだろう」という警戒感が漂うのがデフォルト。

「粗さがし」「敵」だと思われていたのかもしれません。

 

当の私たちさくら事務所は、多数いるホームインスペクター一人ひとりが、淡々とチェックを行い、直していただきたい場所は理由とともに施工会社に対応をお願いし、そして、丁寧で素晴らしい施工に出会えば、ご依頼者に「一般の人はわからないかもしれないが、この部分の施工は本当に丁寧に仕上げられてます・・・!」と、良い施工に出会った嬉しさのあまり、少し興奮気味にご紹介したりしていました。

 

なぜかと言えば、ご依頼者は、プロから褒められれば嬉しくて、家に愛着が湧くのではないかと思うから。

そして、真摯な仕事をしてきた不動産会社や施工会社も、「完成して当たり前」なんて一言で終わられるのではなく、誰かに努力と成果を認めてほしいであろうと思うからです。

 

そんなことを繰り返しているうちに、いつしか不動産会社や施工会社の中に、「さくら事務所が来ると、厳しい指摘もあるけど、中立な意見が聞ける」「さくら事務所にチェックされても指摘ナシになるよう完璧な工事を目指そう」と言ってくださる方がいるという噂を、頻繁に耳にするようになったのです。

 

前置きが長くなりましたが、まさしく、これが私たちが目指す「五方良し」。

 

働く私たち自身がやりがいを感じ、ご依頼者さまにも喜んでいただく。

さらに、私たちの活動が業界自体にも良い影響を与えられる。

そして会社もさらなる活動を行う基盤が築け、社会全体に貢献できる存在になっている。

 

難しい選択に迫られたとき、きっと、五方すべてにプラスに働く方法が必ずあると信じ、考え抜くのがさくら事務所らしさ。

ご依頼者様はもちろん、自分や会社・業界、ひいては社会全体のすべてが良くなる仕事をします。

1/5:自分

働く自分も、仕事を通して豊かな気持ちになることを大事にします。

「誰かのためになるなら、自分が我慢すればいい」と思えば、長く正しい仕事を続けることは難しくなるからです。

この「自分」はひとりじゃありません。家族も含めての自分。

自分自身を大事にし、めいっぱい、ご依頼者さま、会社、業界、社会の役に立つ仕事をする。成長を楽しみながら、人と不動産の関係に貢献します。

2/5:依頼者

日本の不動産・建築業界は、ユーザーと業界の知識格差が大きいこと、不都合な真実がユーザー側に知らされないことが課題。

良いことも、気になることも、「どうしてそうなっているのか」「それはどうしたらいいのか」を当事者であるご依頼者さまが正しく知り、納得のうえ行動することが大切です。

私たちはご依頼者さまに寄り添い、「本当のこと」をお伝えしていきます。

3/5:業界

不動産・建築業界で働く人の中には、「良い不動産を増やしたい」「真実の情報をユーザーに提供したい」と思っている方がたくさんいます。

直すべきものを指摘するだけでなく、業界のよい取り組みはユーザーや社会に正しく伝え、志ある会社や業界人とは、未来のために手を携えていく。

人と不動産のより幸せな関係のために、業界をより良くできる方法を常に考えます。

4/5:会社

さくら事務所に、いつでも相談できる。

さくら事務所があれば、人と不動産のより幸せな関係のために、何かを生み出せる。

そんな信頼に足る存在であり続けるため、スタッフの成長とともに、会社全体の成長も大事にします。

5/5:社会全体

ただひたすら、1つ1つの仕事に真摯に向き合う。

それぞれが業界や社会に与えるインパクトは、大きくないかもしれない。

でも積み重ねることで、法律を変えられること、人々の常識が変わっていくことを、私たちは経験し、知っています。

未来の社会につながる仕事をすること。

それが私たちの使命です。

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