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【インタビュー|佐伯 牧子】
ご依頼者様との出会いは一期一会。その時にその日その現場での出会いを大切にしています

さくら事務所には数多くのホームホームインスペクター(建築士)が所属し、日々ご依頼者様のもとへお伺いしています。その現場では単純作業とはいかない、人と人とのやりとりが発生するもの。ホームインスペクターが目指していくべき「理想像」を具体的に描きやすいように、ご依頼者様のアンケート結果等を踏まえて、特に素晴らしい評価が目立った方を「月間MVP」として表彰。その担当者が日々心がけていることなどを全員で共有しています。


佐伯 牧子

一級建築士

主に木造戸建住宅の新築、改築の設計、マンションリフォームなどを30年近く手掛け、住宅メーカー、設計事務所を経て独立。個人設計事務所主宰。
その間TV出演や専門誌の住宅関連の連載を通し多くの事例を経験しているホームインスペクター。


実際のアンケートではどんな評価をいただいたのかご紹介します(抜粋)

なぜ改善されなければならないのかなど、素人の私達への説明が丁寧であった事と、売主へ的確に指摘していただいたから。疑問なども質問しやすい雰囲気で、本当に素晴らしいと思いました。

素人からすると、こんな質問していいのだろうかと躊躇してしまいますが、質問しやすい雰囲気を作ってくださり、本当に感謝しています。また、私たちが今後暮らしていくにあたり、躯体等の不備によって不自由を強いられることがないよう、暮らす人の目線でも確認してくださった事が伝わりました。

本当にありがとうございました。

今回の指摘事項が改善されているか、事後の確認も是非佐伯さんにお願いしたいと思いました。

佐伯 牧子インタビュー

12月度MVP受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。

質問しやすい雰囲気っていう所が印象に残りますが、現場で意識、工夫してることありますか。
基本的には笑顔で、できるだけ声がけをするようにはしてます。

建築士というだけで気難しいと思われて緊張されている依頼者もいらっしゃるので、笑顔って大切ですよね。

基本的にはまだ調査をすることに集中しすぎてしまうっていうところはあるんですけれども、依頼者とすれ違ったりするタイミングでは、笑顔で会釈したりするようにしてます。

研修で同行させていただいたのがインストラクターの方の調査の方法が本当にすごくスピーディなんだけれども、全く抜けがなく作業されてたので、その動作をイメージしながら、自分もそうなれればいいなと思い、丁寧かつテキパキにっていうのを心がけてやってます。

時には喋るのが苦手な依頼者だったり、難しい状況になってしまっている現場もあったりすると思うんですけど、そういう時に心がけていらっしゃることはありますか。

やっぱりもう気難しい感じにもう状況としてなっちゃってる時には、そこでわざわざその場を和ませるっていう風な変な方向から行くよりは、とにかくきちんと、安心感を与えるように。真面目に丁寧にやっていくだけかなと思っています。

本当に一期一会だと思っていて、そのお客様とお話したりしているので全部覚えている

印象に残っている方とか、印象に残っているような現場とかってありますか。

全部印象に残ってると言えば印象に残ってます。本当に一期一会だと思っていて、ご依頼者様とお話したりしているので、あの現場はこういうご依頼で建物もこんな感じだった…など全部言えるくらいです。

トラブルの質問について、なかなかこう断言することが難しいものについてどういった答え方をするのがいいのか佐伯さんなりにどうされていますか。

グレーゾーンの時は、やはり私の主観ですという部分も交えながらお答えしたり、こういう観点から見るといいけど、こういう観点から見るとダメと言えることがあるのかっていう理由をきちんと説明するといいのかなと思います。

どっちかの味方になったりして取り繕っても良くないので、大きな問題ではないけど、たとえば断熱材のちょっとした隙間は気持ち悪いよねとかっていうこともあると思うんですけど、問題はないけれども手直しお願いしますとストレートに言う事もあります。

最初にイメージしていたインスペクションと、実際にインスペクターとして活動し始めてイメージが違う事などありますか。

逆に言うと漠然としたイメージしか持っていなかったので、とても興味がありました。
ずっと設計の仕事をしてきて、自分が設計した物件の現場をチェックするのとは違って、さくら事務所の第三者としての立会いをすることが染みついてきたかなと思っています。
先程一期一会と言ったとおり、その時にその日その現場で会う会うお客様との出会いを大切にしていくと楽しい仕事だなと思ってます。

アンケートにも書いていただいたとおり「なぜ」という部分、状況と懸念点を一緒に伝えてコミュニケーションをうまく取っていくことでいい方向に進んでいきやすくなることがある。

私たちにとっては、たくさんの調査の中の1件かもしれないけれど、ご依頼者様にとっては、たった1件の高い買い物であり、高い相談料。
1現場1現場に誠実に向き合い、ご満足いただけるサービスを心掛けていきます。

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