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【インタビュー|岡部 亜希】
「依頼して良かった」にプラスして、「女性の担当者で良かった」と思っていただけると嬉しい

さくら事務所には数多くのホームホームインスペクター(建築士)が所属し、日々ご依頼者様のもとへお伺いしています。その現場では単純作業とはいかない、人と人とのやりとりが発生するもの。ホームインスペクターが目指していくべき「理想像」を具体的に描きやすいように、ご依頼者様のアンケート結果等を踏まえて、特に素晴らしい評価が目立った方を「月間MVP」として表彰。その担当者が日々心がけていることなどを全員で共有しています。


岡部 亜希

一級建築士
既存住宅状況調査技術者
建築物応急危険度判定士
福祉住環境コーディネーター2級
マンションリフォームマネージャー

設計事務所、注文住宅会社を経て独立。設計・現場を通し様々な建築物と関わり、25年以上。
女性目線と経験を生かし「おもいやりを形に」と設計業務を中心に幅広く活動してるホームインスペクター。


実際のアンケートではどんな評価をいただいたのかご紹介します(抜粋)

消費者視点に立っていただき、細かい指摘の発見、施工会社との交渉など全てにおいて納得感がありました。丁寧な対応と細やかな調査、またその調査結果フィードバックにおけるわかりやすさ、全てにおいて満足です。
ありがとうございました。岡部さんのおかげで、新居に愛着が持てると思います!

岡部 亜希インタビュー

1月度MVP受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。

応対、調査、説明、三拍子そろってトータルで満足いただいたという点が素晴らしいと思うのですが、普段気を付けていることなどありますか。

写真付き詳細報告書オプションがあるご依頼者様は後からでもどういった点検をしたのか細かくお見せする事ができますが、初めて報告書オプションがないご依頼者様の現場に伺った時に、指摘の説明と主なインスペクションの内容報告で終わってしまい、後からちゃんと伝わっていたかな~と心配になった時がありました。

ホームページでホームインスペクションの内容をご覧いただいているとはいえ、実際に何をやっていたのか伝えた方が、より「良かった」と思っていただけるのではと思い、指摘事項だけでなく、写真をお見せしながらご説明する時間を取るようにしています。

今回のご依頼者様も「そんなことを見てくれていたのね!」とおっしゃっていました。

”吉牛”のように「いつも同じ」であること

私がインスペクションで気にしていることは「いつも同じ」を意識しています。
ご依頼者様によってドライな方、言葉少ない方、たくさん質問して頂く方、色々だと思うので、ご依頼者様によって取られる印象も違うとは思いますが、お天気がどんなでも、依頼者がどんなタイプの方でも、立ち会われた方がどんな方であっても”吉牛”のように「いつも同じ」。
私の出来る限りのインスペクションを、と思っています。

女性目線と経験を生かし「おもいやりを形に」というメッセージに込められた思い

岡部さんのプロフィールにもある、女性目線と経験を生かし「おもいやりを形に」というメッセージも素敵だなあと思っていたのですが、おもいやりを形にすることって、たとえばホームインスペクションの中で心がけてらっしゃること、いつもやってらっしゃることなどありますか?

相手のことを思って仕事をすることを忘れないようにしています。

仕事全てにいえることですが、例えば、ホームインスペクションでは一番にご依頼者様の立場を最優先しますが、施工会社の立場、仲介業者の立場、さくら事務所の立場、みんなが成り立つようにと思っています。

思いやりなく、単に指摘だけしてご依頼者様と施工会社との関係が悪くなっても最悪ですし、ご依頼者様があまりにも細かな点を施工会社へ指摘していたら、無理に手直しをする事でかえってご依頼者様にとって良くない結果になることもあるため「これは施工上、仕方ないと思いますね」と意見を伝えることもあります。

自分の中で思っているだけで終わり、では仕事ではないので、⇒ 表現する、結果を出す、設計士として「形に」という言葉にしました。

「依頼して良かった」にプラスして、「女性の担当者で良かった」と思っていただけると嬉しい

具体的に女性目線と経験って、どんなところをとくに気遣ってらっしゃいますか?きっと同じ女性インスペクターの方はもちろん、皆さんとても参考になると思うので教えていただけると嬉しいです。

「女性目線」を記載した理由(大前提に男女がどうこうはないのですが)

通常の設計業務は長期間お客様と関わるため、人となりが分かっていただけますが、ホームインスペクションは数時間です。
ご依頼者様としては大切な住まい。どなたでも「経験値の多い出来る人に担当してほしい」と思うのは当然だと思いますし、私が依頼者でもそう思います。

初対面、ご依頼者様が「え、女性・・・・珍しい」と思われる第一印象であることは間違いありません。
特に私は背が小さく、幼く見える感があるので、床下に入ったり、高い部分大丈夫?しっかり工務店に指摘してくれるのかな?というご不安な思いがあるのかもしれません。(きっと私が依頼者であっても第一印象はそう思うかもしれません)

ただ、名刺をお渡しし資格を見て安心、⇒ ホームインスペクションの行動を見て安心、⇒ 最後の対応を見て安心、⇒ とだんだんと最初の不安が安心に変わっていく感じがわかります。
ご依頼者様が最後に笑顔で「ありがとうございました。依頼して本当に良かったです!」と言っていただけると、やっとホッとします。

『女性で大丈夫?』から『女性で良かった』に変わるには、細かなチェック、話しやすい雰囲気、丁寧なご説明、持ち物の整理整頓、施工会社さんへ受け入れてもらえるような話し方、などに気を使っています。
ホームインスペクションをしていて「これは掃除していたら外れるだろうな…」など、自分が住んだ時のイメージで、女性目線チェックしていることも多いです。

調査が終わり、最後に「依頼して良かった」にプラスして、「女性の担当者で良かった」と思っていただけると嬉しいなと思っています。

さくら事務所では、多くの女性インスペクターが活躍しています。
第三者として調査、指摘をするだけでない、おもいやりを大切にしたサービスを心掛けていきます。

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