Culture

さくら事務所の 「マインドフルフレックス」な働き方(Case 1 フルタイム共働き子育て中の執行役員)

Case 1 フルタイム共働き子育て中の執行役員


田村 啓(35歳)

■主な仕事内容
社内の課題に横断的に向き合い、優先順位が高いことに取り組む仕事。現在は主に採用や社内研修、YouTubeやSNSを使ったパブリックリレーションズ、インスペクションサービスの普及と売上アップにコミットしている。

[DATA]
2016年10月さくら事務所へ参画。現在35歳。
家族構成はフルタイム勤務の妻、6歳の男の子と3歳の男の子の計4人


本人が振り返る、とある1日「次男の発熱」編

【インタビュー】
時間のすべてを仕事、子ども、妻のために

「マインドフルフレックス」の、仕事面でのメリットは?
自分が集中できる時にその時間を仕事に充てることができること。逆に言えば、パフォーマンスが低い時には無理に仕事をするんじゃなくて、「休む」という選択をすることができるんです。これはめっちゃありがたいことですね。

いつどこで仕事をするかが管理されていないので、自分で自分を管理する必要があるんですが、それができる人にとっては、ものすごくパフォーマンスを発揮しやすい環境だと思います。

今回はちょっとバタバタした1日の様子を紹介しましたが、こうした突発的なことがない日は、普通に9時ごろから18時ごろまで仕事をして、夜は家族との時間を過ごしています。

フルフレックスだからといって、社内のミーティングが夜中に設定されるようなこともないので、その点は誤解しないでくださいね(笑)。以前、参加者のスケジュールの都合で23時スタートのミーティングを組んだことがありましたが、全員疲れ果てていてグダグダで……何も決まりませんでした(笑)。よほど緊急なことが起きた時以外は、もう絶対やりません。

「マインドフルフレックス」の、人生面でのメリットは?

ちょっと大きな話になっちゃいますが(笑)、僕たちの世代は、安全な社会で安心して暮らしてきました。生きていくことだけを考えるなら、超低コストで人生を全うすることは可能でしょう。でもそれだけだと、とても「暇で退屈な人生」になるんじゃないかと僕は思うんです。

そうしないために、この人生、何にベットして生きていくか。ものすごく悩んで考えて、実は最近(といってもほんの数カ月前なんですが(笑))、心に決めたことがあるんです。それは、「少なくともこの5年間は『仕事の時間』と『子どもとの時間』と『妻との時間』の3つに全ての時間を注ぐ」ということ。これがいいのか悪いのか、やってみないとそれはわかりませんが、とにかくここから先の5年間はそうしてみようと決めました。

この3つを主軸に生きていくと決めた自分にとって、「マインドフルフレックス」はメリットしかないですね。なぜなら、1日24時間を自分で好きなように組み換えられるから。仕事も子どもも妻も全て自分には大切なことなので、僕にはオンもオフもありません。全部がオンで、オンの時間をあれこれ組み換えながらずっと過ごしているような感じですね。充実した毎日を送っています。


子連れ出社もOK

いまの働き方が実現できていなかったらどうなっていた?

まず、先に述べたような生き方は選択できなかったでしょう。選択できなかったというより、考えもしなかったと思います。

たとえば子どもが病気になったら、僕か妻が時間を作って対応しなきゃいけませんよね。共働きなので、有休を使ったりして仕事を抜ける必要があります。これはあくまで僕の考えですが、そうすると、どうしても会社や働いているメンバーに対して引け目というか、申し訳ないという思いが募ってしまうと思うんですよね……。

そこで、仕事への熱意を自分の中で少し抑えて、「仕事よりも家族を大切にしている自分」という像を作り上げることによってメンタルを保とうとする。きっとそうなっちゃうんじゃないかと思います。

でも僕にとって仕事は人生を豊かにしてくれるもので、とても大事なことです。それは家族よりも上とか下とかではなくて。だから、仕事への熱意を抑えることはしたくないんです。自分の時間を自分の大事なことだけに使うことができるこの働き方は、本当に魅力的だなと思っています。

さくら事務所が「マインドフルフレックス」を採用した理由は?

僕たちさくら事務所は、「人」がすべてです。優秀な方、パフォーマンスの高い方とは、どんな形であっても関わっていきたい。

育児や親の介護など、さまざまな事情があると思うのですが、働き方の制約によって人材が流出してしまうことは絶対にあってはいけません。さくら事務所にとって必要な、多種多様な人たちとさまざまな関わり方ができるようにと、時間や場所の縛りをできるだけなくしています。

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