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【インタビュー|萩尾 凌】
デビュー2カ月目にしてアンケート★5の数が最多の若手ホームインスペクター

さくら事務所には数多くのホームホームインスペクター(建築士)が所属し、日々ご依頼者様のもとへお伺いしています。その現場では単純作業とはいかない、人と人とのやりとりが発生するもの。ホームインスペクターが目指していくべき「理想像」を具体的に描きやすいように、ご依頼者様のアンケート結果等を踏まえて、特に素晴らしい評価が目立った方を「月間MVP」として表彰。その担当者が日々心がけていることなどを全員で共有しています。


萩尾 凌

一級建築士
既存住宅状況調査技術者

大学院まで建築意匠を専攻し、日本の住宅作品を対象とした研究・論文の執筆を行う。
戸建・共同住宅や公共施設の設計、監理の経験を経て、個人で設計活動を行っている。


実際のアンケートではどんな評価をいただいたのかご紹介します(抜粋)

・萩尾様は徹底的にインスペクションをし、細かいポイントもたくさん見つけてくれました。説明の時も、日本語がメインではない私がちゃんと理解しているか何回も確認したり、簡単な言葉で説明したりしてくれました。

・担当者の方が非常に丁寧かつわかりやすい説明をしていただき、さらに途中で気が付いた点(設備の使い方や、物件の良いところなど)をアドバイスいただけた。

・見れる箇所は隅々まで見ていただき、当該物件固有の背景に照らし合わせて、この場合はこの状態が妥当、これはこういう理由で是正が必要、これは仕様や地方自治体の解釈によるので確認が必要など、丁寧に根拠と指摘内容をご説明いただき、大変よく理解できました。

・売主との話も全体的に穏やかな雰囲気で進められて良かったです。また後日お電話にて建築の確認結果をお伝えした際もご丁寧にご回答いただき有難うございました。

・当日担当だった萩尾さんが、こちらからの質問に細かく明瞭にお答えしてくれたり、1箇所終わるごとに写真を交えて解説を挟んでくれたことで、不安や疑問を解決しながらインスペクションを進めることが出来たから。

・ハキハキとにこやかに対応してくださった。

萩尾 凌インタビュー

月間MVP受賞について、先ずは感想をお聞かせください!デビュー2カ月でMVPは初めてです。

おこがましいなと思いつつ、こういう風に評価していただいているのは率直に嬉しいです。

「わかりやすい説明」が共通して出てきますし、「丁寧」「明瞭」など説明する時に意識していることはありますか?

専門用語を使わずにゆっくり話す事を心掛けています。
研修の時に、厳しめに指導していただいたので身に付いたと思います。

今も落ち着いてゆっくり話される印象がありますが元々そうなのか、きっかけがあったのですか?

この仕事を始めてからです。以前は自分の言いたい事をパパっと話すタイプだったので、それは自分の良くない部分だなと気付けて、反省して仕事に活かすようになりました。
相手の反応を見ながらお話するようにしています。
自分も頭の中で整理しきれていないまま話をすると、よくないので意識しています。

研修の時に、自信がない時にあいまいな表現をする癖があって、それをインストラクターさんが見抜いて指摘してくれて…「ほとんど大丈夫です」と言った時に「ほとんど」っていう所がひっかかるよと教えてもらい、細かい言葉遣いまで意識するようになりました。

いかに和やかな雰囲気にするかを特に気を付けています

人によって何を不安に思っているかはバラバラだと思うのですが、萩尾さんが依頼者のご不安を理解するためにしていることはありますか?
事前連絡の時にお電話で色々お話を聞いて、当日も最初にお話して、ご心配されている所は調査後すぐにお知らせするなど、依頼者の目的を意識しています。
研修で教えてもらった基本的な事をやっているだけで特に変わった事はしていないです。

ニコニコ、穏やかな雰囲気というコメントもありましたが気を付けている事はありますか?

今はずっとマスクしていますし、見た目もボウズ頭ですし、若造というか…目も悪くてしかめっ面になったりもするので、ぱっと見「なんだこいつ」と思われがちなので、いかに和やかな雰囲気にするかを特に気を付けています。

さくら事務所の研修体制に助けられています

萩尾さんはホームインスペクターの中では最年少(28歳)だと思うのですが、失礼を承知で率直にお聞きすると、建築業界のキャリアとしては若手で、元々RCメインでお仕事されていて、いわゆる「住宅の現場」に触れる機会も少なかったと思うんですが、調査のスキルを身に着けるのは最初は少し難しかったんじゃないですか?

もちろん難しい部分はありましたが、さくら事務所の研修体制に助けられていて特にオンライン研修の動画をひたすら見ました。ほんとうにめちゃくちゃ見ました。
あとは既存住宅状況調査技術者のテキストも何度も読み返しています。
心配性なのでしっかり準備しておかないと自分も不安になりますし。
インストラクターさんにアドバイスいただいて、道具の組み立ても手早くできるように何度も家で練習しました。

本当に実直に取り組んでいただいた結果なんですね。

設計ばかりしていると直接感謝される機会は少ないので、本当にイイ!

今、萩尾さんが何か学ばれている事ってありますか?

わりと最近まで大学に在籍していて、建築家の作品研究など抽象的なことばかりやってきたので、いま現場に出て依頼者や仲介さんなどいろいろな立場の方と接する事が増えたことで、不動産の動向なども気にするようになりましたし、スキルアップしているなと感じています。

今まで、ゼネコンなど色んなご経歴の中で、ホームインスペクションや住宅のコンサルに携わって「楽しいな」と思う瞬間はどんな時ですか。

ご依頼者様から「安心しました」「頼んでよかった」と言われる瞬間ですね。
それに尽きると思います。
設計ばかりしていると直接感謝される機会は少ないので、本当にイイです!

ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

さくら事務所ではホームインスペクターの研修制度を設けており、研修後でも事例を共有出来たりベテランのホームインスペクターにいつでも質問出来る仕組みを用意しています。

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