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【インタビュー|小西 昌太】
設計者としてもやっぱり「現場」が好き!人間関係のやりとりが凝縮した設計の一部分

さくら事務所には数多くのホームホームインスペクター(建築士)が所属し、日々ご依頼者様のもとへお伺いしています。その現場では単純作業とはいかない、人と人とのやりとりが発生するもの。ホームインスペクターが目指していくべき「理想像」を具体的に描きやすいように、ご依頼者様のアンケート結果等を踏まえて、特に素晴らしい評価が目立った方を「月間MVP」として表彰。その担当者が日々心がけていることなどを全員で共有しています。


小西 昌太

一級建築士
既存住宅状況調査技術者
木造住宅耐震診断・耐震改修技術者
応急危険度判定士
フラット35適合証明技術者
住宅ローンアドバイザー
日本ホームインスペクターズ協会 公認ホームインスペクター

設計事務所にて個人住宅から店舗、マンション、複合施設の他、まちづくり計画などを経験したのち独立。
現在「風土と暮らしを探究する家づくり」を中心とした設計監理に取り組む傍ら、さくら事務所のスタンスに共鳴しパートナーとして参画。


実際のアンケートではどんな評価をいただいたのかご紹介します(抜粋)

・各調査に入る前にとにかく丁寧にご説明いただきまして、素人の私にも家の状態がかなりわかるような状況になりました。

・重要なポイントを絞って簡潔にお伝えいただき、かつ全体の細かい部分にも触れていただけたため、すぐに対応すべき点やまだ様子見していい点など対応優先度の違いをかなり理解できました。

・ここまで丁寧に見ていただいてアドバイスもいただけたので、お家を大事にしようという気持ちがより一層増しました。

・また5年後、10年後の節目の際には家の状態をチェックするために再度依頼したいと考えております。

小西 昌太インタビュー

MVPおめでとうございます、そしていつも本当にご活躍いただいてありがとうございます!

ありがとうございます!

小西さんがホームインスペクションの現場で常に意識している事って何かありますか?

皆さん同じだと思うんですけど、やっぱり何かお悩みや気になっている部分に寄り添う感じですかね。調査前、調査中も特に気にしながら接するようにしています。

毎回必ず聞く質問ってありますか?

最初はざっくりと「気になっている事ありますか?」とお聞きしたりしますし、事前に住宅診断プランナーさんがヒアリングしていたりする依頼者だと申し送りで気になるキーワードを確認しておいて、事前連絡の際や当日にご質問を投げかけたりしています。
そのあとで、具体的にどのあたりですか?という感じで掘り下げていく感じですね。

短期と中期と長期という感じでタイムススパンを分けてアドバイスをするようにしている

丁寧に説明してくれた、というアンケートは比較的多くいただくんですが、今回は「素人の私にも家の状態が分かるようになりました」「対応優先度の違いをかなり理解できました。」というコメントを頂いたところが大事なポイントじゃないかなと思っているのですが、ホームインスペクションの結果を依頼者に報告する際の順番など「伝え方」について気を付けている事ってありますか?

先程の話のとおり、ご依頼者様が気にされている事、関心があることを拾ったうえで、という話にはなるんですが、中古住宅では特に優先順位には気を付けています。
重大な事項、雨漏り、水漏れ、シロアリなど異常なければ「異常なかったですよ」という事は最初にお伝えしていますね。
あとはご依頼者様の関心のある部分は特に丁寧に結果を説明します。

お家を大事にしようと思えたというコメントは嬉しいですよね。小西さん的には、この方はどういう部分でそう思っていただけたのだと思いますか?

今、劣化がなかったとしても5年後、10年後にはメンテナンスが必要になったりしますよね。
中古住宅の場合は特に、短期と中期と長期という感じでタイムススパンを分けてアドバイスをするようにしているので、そういう部分でより今後の事がイメージしやすかったのかなと思います。

小西さんはご自身で設計事務所を営んでおられますよね。個人のお仕事の経験がホームインスペクションの現場で活かされていることがあればお伺いしたいです。

自分で設計の仕事をしている中で、やっぱり「現場」、現場の管理が好きなんです。一番大変な部分ではあるんですけどね。人間関係のやりとりが凝縮した設計の一部分とも言えるので、その経験がホームインスペクションでも活きているというか、自分が経験したエピソードを交えて依頼者と話が出来たり、工事中現場の調査の時にも役立っているなと感じています。

ご依頼者様の事は常に気にかけるようにしている

ちょっと質問を変えますが、最初に依頼者とお会いした時に、開口一番聞く事!って何かありますか?

決まった型があるわけではないですよ(笑)まずは挨拶から始まって、簡単な質問というか、ざっくりとした質問から入る感じです。

調査中も依頼者とコミュニケーション取られたりしますか?

ご依頼者様によって変わりますが、施工会社さんとお話されている様子をお聞きしたりもしますし、調査の順番も依頼者によって変えています。ご依頼者様の事は常に気にかけるようにはしていて、途中「何か気になる所はありますか?」というお声かけをしたりしています。

ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

ベテランホームインスペクター小西さんの現場での様子は同行記からご覧ください。

さくら事務所ではホームインスペクターの研修制度を設けており、研修後でも事例を共有出来たりベテランのホームインスペクターにいつでも質問出来る仕組みを用意しています。

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