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【インタビュー|武長千晴】
できることを増やすことが、困っている人の助けにつながる

IT技術者や宅建講師を経て2019年、さくら事務所に入所した武長千晴。
顧客の困りごとを解決するフロントデスクとして一人ひとりの悩みに寄り添うかたわら、それ以外のさまざまな業務にも主体的に取り組んでいます。
彼女を動かす原動力や、今後チャレンジしてみたいことを聞きました。


武長 千晴

マンション管理士
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士

IT業界で技術者として国内外の業務に従事した後、かねてより興味があった不動産業界にキャリアチェンジし、マンションや団地の仲介を経験。2019年12月(株)さくら事務所に入社。


IT技術者、宅建講師を経てさくら事務所へ

――まずは、これまで歩んできたキャリアについて教えてください。 

 

新卒でIT企業に入社し、しばらくはIT技術者としてシステムを組み立てていました。結婚して一度は専業主婦になりましたが、離婚を機に「一人で生きていくために資格を取ろう!」と決意。宅地建物取引士(宅建)や管理業務主任者、行政書士など、いくつかの資格を取得しました。 

 

その後は宅建の講座を受けていた学校の講師から「あなたは講師に向いている」と声をかけられ、その学校の宅建の講師に。2年ほど資格取得を目指す人たちに授業を行っていましたが、そろそろ次のステップに進みたいと思っていたときにさくら事務所を知り、「ここだ!」と思い応募しました。 

 

――いまはさくら事務所でどのような仕事をしているのでしょうか。 

 

フロントデスクとして、電話やメールでお客様の状況をお伺いし、さくら事務所でお力になれそうなことをご提案しています。それ以外にも、Webサイトの運営や YouTube・コラムのファクトチェック、メールマガジンの配信にお客様に渡す資料の作成なども担当しています。肩書きとしてはフロントデスクですが、言ってしまえば何でも屋さんですね。 

 

――これまで経験した業務のどのような点が、いまの仕事に生かされていると感じていますか。 

 

IT技術者の経験では、パソコンに強い点は大いに生きていると感じています。データベースの分析はマーケティング戦略にも役立ちますし、きょうは請求書を自動で発行するシステムの検証を行いました。顧客対応の基礎や資料作成能力も、IT技術者時代に身に付いたかなと思っています。 

 

専業主婦時代にも、洋服のつくり方や着物の着付けを勉強したり、電子書籍を出版したりと、興味を持ったことには全力でチャレンジしてきたんです。自分で目標を定め、その目標を一人で達成する能力や時間の使い方についてはすごく磨かれましたね。 

 

宅建講師の経験からは、人にわかりやすくものを伝える能力が身に付いたと思います。授業では建築の知識を何も持っていない人に教えなくちゃいけないので、わかりにくい言葉を使ってしまったら一発アウト。言葉だけでなく、視覚的にも「どうやったら伝わるのか」をすごく考えさせられました。 

入社後にギャップはなかった

――さくら事務所に入社したきっかけを教えてください。 

  

実は、私の実家は築120年のすごく古い家なんです。そんな家を、5世代に渡って住みつないでいる。そのことに誇りも持っています。ただ、世の中では新築住宅ばかりがもてはやされ、「中古住宅は新築に比べて価値が劣るものだ」と捉えられている風潮がありますよね。そもそも、そんな風潮にはずっと疑問を持っていました。 

 

そんな中で、宅建講師として授業を行ううちに、「資格試験の話だけをすると生徒が飽きてしまう」と痛感するように。そこで、自分自身の視野や知識の幅を広げたくて、不動産系のYouTubeを見るようになったんです。そうしてたどり着いたのが、さくら事務所の会長である長嶋修のチャンネル。「こんな人がいるんだ!面白い!」と見続けているうちに、「どうやら会社を経営しているらしい」と知ったんです。 

 

どういう会社なんだろうと思って調べてみると、「人と不動産のより幸せな関係を追求し 豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」をフィロソフィーとして掲げている。「これは私が求めているものと同じだ!」とピンと来て、すぐにTwitter(現X)から採用担当者にDMを送り、無事採用されたというわけです。 

 

――入社されてみて、何かギャップはありましたか。 

 

まったくありませんでした。最初からさくら事務所の企業規模であれば、きっといろいろなことをさせてもらえるだろうと期待していました。なので本当に期待通りでした! 

 

――たくさんの業務を担当されていますが、その中でも「こんなことまで」と感じた業務はありますか。 

 

しいて言えば、マーケティング分野まで担当させてもらえるとは思っていませんでしたね。社長の大西倫加がもともとマーケティング畑の出身ということもあり、さくら事務所はマーケティングも強い会社。だからこそ、正直最初は「うそでしょ、私がマーケティングなんてできるわけないじゃん」と思いました(笑)。 

 

でも社長直々に「ぜひやってみてほしい」と言われ、とにかく試行錯誤してみることに。初仕事は管理組合向けのセミナーの運営で、社長の叱咤激励も受けながらなんとかこなしたところ、その経験がすごく楽しかったんです。 

 

いまはWebサイトやメルマガも担当していますが、「さくら事務所をもっと多くのお客さんに知ってもらうにはどうしたらいいか」を考え、実行していくのはとても面白いです。やりがいを感じていますし、何より自分ができることが増えていくのが、本当に嬉しいですね。

思い立ったらまず行動

――ぜひ武長さんの日常生活についても教えてください。 

 

生活はほとんどルーティンになっています。平日は7時ごろに起きて近所の公園を散歩して、プロテインと野菜スープを飲んでから出社する。行き帰りの電車の中で資格の勉強をして、帰ってきたらお風呂に入り、22〜23時ごろに寝る。休日は近所の商店街で日用品を買い、帰宅後は読書をしたり映画を観たりする。大体こんな感じです。 

 

――どのような資格の勉強をされているのでしょうか。 

 

いま勉強しているのは「色彩検定2級」です。私は絵を描くのが趣味なのですが、周りから「あなたの絵は、色のセンスがイマイチよね」などといつも言われていて(笑)。しかも資格の勉強の中では、見やすい色の配置や、視覚に不安のある方でも読みやすいデザインなども学べます。この知識を生かして、さくら事務所のWebサイトももっとよいものにしていきたい!と意気込んでいます。 

 

――非常に好奇心が旺盛ですね。 

 

そうですね。昔から好奇心は旺盛なほうだったとは思います。20代のころは旅行が好きで、よく行っていましたし、30代からは洋服や着付けのほかにも絵を描いたり小説を書いたり。そのときどきの興味に合わせて、いろんなことにチャレンジしてきました。 

 

――知識をインプットして満足するのではなく、実際にアウトプットしていく姿勢が印象的です。その好奇心の原動力はどこにあるのでしょうか。 

 

「自分が生きてきた証を残したい」という思いが、原動力になっているのかもしれません。ただ何かを始めるきっかけは、すごく単純なものだったりします。着付けであれば、芸能人が着物を着ているのを見て「かわいいな」と思ったから。私の周りには興味を持ったらすぐに行動に移す人が多いのですが、その影響も受けているでしょうね。 

新しい世界を広げていくチャレンジがしてみたい

――さまざまな挑戦をされていますが、「大変だ」と思うことはないのでしょうか。 

 

まったくありません!私ができることを増やすことが、困っている人を助けることにつながっていく。そう思うと、新しい挑戦が楽しくて仕方ないんです。 

 

しかもその結果、お客様からは感謝していただけますし、そのお客さんがさくら事務所のサービスを利用してくれるから、自分の生活が成り立っている。だから私自身もお客様にすごく感謝の念を抱いている。いい循環がつくられていると感じています。 

 

――仕事を楽しんでいることが伝わってきます。 

 

本当に楽しいですね。それでも、さくら事務所には見本となる人がたくさんいるので、私なんてまだまだです。もっと適切な言葉の使い方や刺さるコンセプトの見つけ方など、地道に勉強しながら少しずつ能力を高めていきたいです。 

 

そして私が目指す、「いい家をメンテナンスをしながら長く住みつないでいく社会」の実現に向けて、少しでも貢献できたらいいなと思っています。 

 

――今後チャレンジしてみたい業務はあるのでしょうか。 

 

「さくら事務所とほかの会社・人をつなぐ」というミッションにはぜひ挑戦してみたいですね。「ほかの会社・人」というのは、建築や不動産以外の業界をイメージしています。 

 

まだ具体的なアイディアがあるわけではありませんが、新しい世界を広げていくことは絶対に楽しいはず。業界を問わずいろんな方々と交流してみたいとも思っています。 

  

――最後に、さくら事務所に関心を持ってくれている人に対して、ぜひメッセージをお願いします。 

 

さくら事務所では、自分がやってみたいことにはチャレンジできますし、さくら事務所に入る前に培ってきた自分のキャリアや得意なことも生かせる環境です。 

 

さくら事務所の仕事が面白いのは、会社が積極的に「この人に合った仕事は何だろうか」と考えてくれるからだと感じています。私の場合はIT技術者や宅建講師時代の知識・スキルが生きていますが、たとえどんな仕事に就いていたとしても、何かしら生かせることはあるはずです。 

 

いろいろな“得意なこと”を持ったプロが集まるからこそ、相乗効果で新しい発見が生まれ続ける。そして多様性は確保されながらも、「美しい社会を次世代に手渡したい」という価値観はしっかり共有されている。だからやりがいもあるし、居心地もいいんです。本当に素敵な職場だなと思います。 

 

「いろいろなことをやってみたい!」「私のキャリアを違う形で生かしてみたい!」といった意欲を持っている人は、絶対にさくら事務所を楽しんでもらえると思います。ぜひご応募、お待ちしています! 

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