Culture

建築スキルをテレワークで活かす!新しい働き方

今回は、住宅診断プランナーとして活躍する、建築士でもある安部 絵美さんに「住宅診断プランナー」という仕事についてお話を伺いました。

いつも明るい笑顔と話し方で、安心して何でも相談したくなってしまう素敵な魅力の安部さん。安部さんは本部のある東京から遠く離れた山形県からリモートで業務を行っています。さくら事務所での働き方で見えてきた仕事のやりがいとは…。


安部 絵美

さくら事務所住宅診断プランナー


これまでのお仕事・キャリアを教えてください。

地元工務店で住宅や木造店舗の現場監督や設計を行う仕事をしていました。

現場監督をしていて一番楽しかったのは、仕上げ部分の打合せをすることでした。

その後、ハウスメーカー、不動産会社で営業の仕事につきました。

 

お客様とのやりとりも楽しかったのですが、一番は住宅ローンの審査をスムーズに通せるよう、銀行の担当者にアピールし、詳細な打合せや手続きを行い、ローンを通す!これが醍醐味でした。

 

そしてその後、技師として県営住宅の管理(県営住宅の民間管理委託)の仕事につきました。

明渡しの工事や単発的な工事の発注、県で年次で行う大規模改修の計画や入札、発注業務等を行いました。

民間とは言え、県の承諾がないと出来ない業務が多く、大変ストレスが溜まりました。困っている人がいる、早く修繕してあげたい!と思っても、県の年次計画に沿って施工しなければならないので、公的業務は私には無理だと悟りました…。

今、どういったお仕事を担当されていますか?

さくら事務所にお問合せいただいた方に、現在の状況やご不安なことを詳しくお聞きし、建築の知識経験を生かして、解決方法のアドバイスや、その方に合ったサービスをお勧めするなどの対応をさせていただいております。

最近では、新築工事チェックのサービス説明をオンライン(zoom・Skype)で行っています。

 

私の場合、実際にご依頼者様と顔をあわせてお話する唯一の機会です。

ご依頼者様が緊張せずに、ご不安な事や検討されている事を話しやすように、身振り手振りを添えて、なるべく丁寧にわかりやすく、明るい雰囲気を作るように心掛けています。

今の仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?

さくら事務所にお問合せ頂く方の中には、住宅に関して、ご不安を抱えられ、悩まれている方が多くいらっしゃいます。

ご相談を受ける中で、技術的なご質問いただくことが多いのですが、アドバイスをした際に「話をお聞きして安心しました。

ありがとうございます!」とおっしゃって頂けることがあります。

そんな時は、安心していただけて本当に良かったと思います。

 

新築工事チェック(第三者建築中検査)のサービス説明の際には、最初は緊張気味だったご依頼者様の表情が柔らかくなり、声も明るくなり、笑顔でお話してくださるようになったとき、心を通じ合えたような気持ちになり、嬉しく、やりがいを感じます。

 

さくら事務所で新築工事チェックに関する事例をインスタグラムで発信していますが、それをきっかけに新築工事チェックをお申込みいただいた方もいらっしゃいます。

私も事例を投稿したことがあるので、参考にしていただけたことが本当に嬉しかったです!

さくら事務所の仕事はご自身の仕事にプラスになりましたか?

さくら事務所の企業理念でもある「五方良し」の言葉を自分の中に落とし込んで、しっかり周りを見て仕事をすることを意識するようになりました。

今まで深く考えていませんでしたが、言葉使いやメールのやり取りなど丁寧になったと思いますし、人の話をよく聞くようになったと思います。

何を望んで、何を求めていらっしゃるのか、自分はその課題をどう解決して差し上げられるのか、よく考えるようになりました。

 

これは仕事だけでなく私生活にも役に立っていると思います。

このお仕事をされる前と後で、仕事に対する考えの変化はありましたか?

私が個人で行っている仕事は、設計事務所さんから頂く住宅の確認申請の図面を作成する業務が多く、実際にそこに住まわれる方にお会いすることは、ほとんどありません。

今までは淡々とこなしていただけですが、申請図面をより見やすく書いて、円滑に申請がおりるようにと工夫したりと、丁寧に作業するよう意識が変わってきたように思います。

 

ここに住まう方はどんな家族だろう?などと想像してみたりもするようになりました。

ご自身のお仕事やプライベートと組み合わせやすいと思われる点はどんなところですか?

基本的に月曜日~金曜日の決められた時間で仕事を組んでいただいているので、その他の時間は自由に使えるので非常に働きやすいです。

 

急な用事や体調不良で稼働できない場合は、本部スタッフの皆さまが対応して下さるので、その時々で相談させていただきながら働けるので、非常にありがたいです。

現在、フルリモートでお仕事をされていますが、どう対応するか困ったときのサポート体制はいかがですか?

正直、始めるまでは、フルリモートでここまで充実して働けると思っていませんでした。

しかし、「Slack」というアプリで仕事の依頼が来たり、分からないことの相談などがすぐに出来るので、1人で悩んだり作業が進まなかったりすることはありません。

 

難しい案件や対応方法に迷った際は、電話で本部の方に教えていただいたり、実際に対応する場面に同席できたりして、学ぶことが出来ます。

本部の方々やパートナーさん達にはリアルでは一度もお会いしたことがありませんが、信頼して様々な事を相談できる存在であり、安心した中で仕事を行える環境だと感じています。

ご依頼者のご不安な気持ちや期待に、耳を傾けて、明るい雰囲気を作りながら対応している安部さん。これからも素敵な笑顔で人と不動産の幸せな関係を築いていってください!

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