さくら事務所関西🌸
大森代表、星野取締役インタビュー

さくら事務所は、ホームインスペクションを誰もが当たり前に利用できる社会の実現を目指し、全国でサービスを提供しています。
関西、北海道、福岡では、それぞれ加盟店の仲間たちがサービスを展開中です。
関西エリアでは、「ユニオン設計株式会社」が「さくら事務所関西」として運営を担っています。
今回はさくら事務所関西のユニオン設計の歩みを振り返り、
代表取締役社長・大森敞彦と、実妹で取締役の星野美保による対談インタビューをお届けします。
- 大森敞彦
ユニオン設計株式会社(一級建築士事務所) 代表取締役社長
一級建築士
設計者として『SDレビュー2019』に入選した実績あり。
作品名:「かぎりなく本設に近い仮説…」(SDレビュー2019, ユニオン設計+浅野・出江建築事務所)
▼SDレビュー2019に入選した作品詳細はコチラ
https://www.union-ao.co.jp/img/common/sd-review.pdf設計業務にとどまらず、BIM(Building Information Modeling)事業も積極的に推進し、「建築技術の総合笑社」を目指しています。
- 星野美保
ユニオン設計株式会社(一級建築士事務所) 取締役
先代である父の声かけがきっかけでユニオン設計に入社。兄・大森(現社長)と共に会社を支え続けています。
立ち上げ時期
―― Q.ユニオン設計の事業内容を教えて下さい。
大森:
設計事務所なので、建築の設計監理、これがやっぱメインの事業ですね。
その設計の中にBIM推進支援事業が含まれているという形。
さくら事務所のホームインスペクションとマンション管理組合向けのコンサルティング業務。
この4つが業務内容としてはありますね。
4つの事業の規模感でいうと、
・建築の設計監理とBIM推進支援事業で半分
・ホームインスペクション、マンション管理組合向けのコンサルティング業務で半分
の比率になりますね。
BIMに集中していきながら、設計監理を落としていく。
なので、BIMとマンション管理向けのコンサルティング、それからホームインスペクション。
事業は4つだけど、この3つの柱で今やっていきたいと考えてます。
また、お客さんは全部民間。官公庁系はないですね。
昔、父の時代を遡っても、民間を対象に設計監理一本でかなり幅広くやっていた。
当時もパチンコ屋からマンション・住宅系、倉庫や工場、スーパーマーケットなど色々やってましたね。
31mを超えるような超高層以外の建物はやった感じかな。
―― Q.「ユニオン設計」の名前の由来を教えてくれますか?
大森:
ユニオン設計の前は大森建築事務所という会社名だったんだけど、ユニオン(union)は連合・団結・共同体を示す言葉。
やっぱり共同で、みんなで作っていくんだ!という意志を込めたもの。
個々が強い人たち、技術を持っている人たちの集合体であるというイメージを込めてます。
―― Q. 大森さんがユニオン設計を継ごうと思ったきっかけは何ですか?また、星野さんが入社を決意した理由についても教えてください。
大森:
父がユニオン設計を立ち上げ、私が2代目として引き継ぎました。
基本的には高校ぐらいの時から引き継いでいこうと決めていましたね。
父がやってましたから、私はもうその当時から「社長になるんだ!設計で行くんだ!」と思ってたので、割と自然な流れでやりましたね。
学校ももちろん建築関係で学んで、ユニオン設計に入る前はゼネコンで現場監督を2年半ぐらいやって、そしてユニオン設計に入社したという感じですね。
星野:
私は大森さんの実の妹なんです。なので社長が実の兄なんですね。
私が入社したのは、先代の父がまだいて兄の大森が社長になる前のことなんです。
実は社内の方々が一斉に辞められる時期があったんですね。
そのときに父から「ちょっと手伝ってくれないか」って声をかけられてユニオン設計に入ったんです。
その頃は割とのんびりしてたんですけど、大森さんが社長になってからは、のんびりなんてできなくなっちゃいました。笑
正直、最初は「ここに入りたい!」とか「ここがいい!」って思って入ったわけではなかったんですけど、これも縁ですね。
今は「いい会社にしていきたいな!」っていう気持ちで毎日取り組んでいます。
大森:
とてもいい妹に恵まれました。
―― Q.もともと設計監理一本であったというお話しがありましたが、ホームインスペクションの事業をやろうとした理由をお伺いしてもいいでしょうか。
大森:
ホームインスペクションっていうものを知ったのは今から12年前です。
当時、耐震診断などをやっていて、地道だけど社会に貢献できる仕事が自分に合ってるなと思ってたんです。
それでホームインスペクションも、自然に自分と馴染む感じがあったんですよね。
その頃は、まだ誰もホームインスペクションを本格的にやってなくて、さくら事務所が業界のパイオニアでした。
でも、周りの人に聞くと「ホームインスペクションなんてそんなの知らない」「設計事務所がやる必要はない」という反応ばっかりでした。
でも、逆に「だからこそやるべきだ」って思ったんですよね。
それで、さくら事務所創業者の長嶋さんに会いたくて東京まで行ったんです。
振り返ると、自分にはデザインとかクリエイティブな分野よりも「誰もやってない分野で勝負したい!」って気持ちが強かったんだと思います。
それで長嶋さんに会いに行って声をかけてもらって、今がある。
当時はまだ誰もホームインスペクションに興味関心が無かった時代に乗り出したおかげで、事業が順調に成長しています。
本当にあのときの決断は正解だったなって、今でも思いますね。
価値観について
―― Q.ユニオン設計が大切にしている価値観を教えて下さい。
大森:
社長の言葉として当社のホームページにも載せてるんですけど、「ともに働き、ともに笑い、そしてみんなで幸せに」というメッセージを掲げています。
とにかく独り占めじゃなくて、みんなで一緒にやろうっていう思いですね。
これが、やっぱりすべての軸です。さくら事務所の「五方良し」にも通じる考え方だと思っています。
(※五方良し:さくら事務所グループが掲げる方針。自分、ご依頼者、会社、業界、社会の五方すべてが良い)
昔は「自分さえ儲かればいい」という考えの人も多かったけど、そうじゃなくて、ちゃんと真面目にやって、みんなで笑い合える環境を作ることが大事だと思っています。
そのためには、やっぱり、しっかりと仕事をして、ちゃんとした座組を組むことが必要ですよね。
結局のところ、価値観としては、みんなで一生懸命働き、同じ釜の飯を食べて、笑い合い、語り合い、そうやって幸せになっていく。
そういうのが理想だと思っています。
―― Q. 大切にしている価値観が活かされた具体的なエピソードを教えて下さい。
大森:
ユニオン設計は一人ひとりが強い集団なんです。ひとつの会社で社員を抱えるというよりもっていうよりも一人ひとりが本当に素晴らしい才能を持っていて、パートナーとしての関係性に近いです。
基本的には個人で動く一人親方みたいな人たちの集合体なんです。
魅力的でちょっと変わった個性あふれる人たちばかりで、そんな方達がすごい仕事をしてくれる。
そこをうまく調整するのが私の役目なんです。
例えば、設計では建築家の方たちから仕事をいただいたときには彼らの個性を引き出していくことを大切にしています。
僕自身はどちらかというと、見積もりとか請求書の作成が好きで、そういう裏方をやりながら、プロジェクトを回していく感じです。
いわばプロデューサー的な立ち位置で、プレイヤーにはどんどん仕事をやってもらう。
その結果、いいものを作ってお客さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいですね。
設計にしてもホームインスペクションにしても、僕自身は所属してくれているメンバー個々の才能を伸ばし支えていく、潤滑油のような存在になりたいと思っています。
組織や求める人物について
―― Q.大森さんと星野さんはどんな役割分担になっていますか?
大森:
まず組織としては社員は7人で、あと今回募集させていただいているような協力パートナーの皆さんがいて30人前後の規模感の組織です。
先程の話しにもなりますが、僕自身はどちらかというと、営業や見積もりとか請求書の作成で、そういう裏方をやりながら、プロジェクトを回していくことを担っています。
星野:
「大森さんがアクセルで、星野さんがブレーキ」みたいな関係だとよく言われます。
あともう一つ、「星野さんは猛獣使い」って言われます。
大森さんが魅力的で個性豊かないろんな猛獣を連れて帰ってくるんで、その人たちがポテンシャルを発揮できるように、思う存分仕事していただける環境づくりをするのが私の役割なんです。
大森さんがブルドーザーみたいにバーッと道を切り開いていくイメージで、私がその後ろを整地していく、そんな形ですね。
―― Q. 社員が一斉に辞めてしまったというエピソードをお伺いしましたが、それ以外にこれまで大きな経営危機はありましたか?
大森:
最初の頃はもう本当に危機だらけでしたね。
仕事が足りなかった。
ホームインスペクションもやってましたが、当時はそんなに量が多くなくて、常に支払いと仕事のバランスが悪い状態でした。
一番ひどいときは、通帳の残高が数万円になったこともあって、本当に恥ずかしい話なんですけど、それが現実でした。
設計事務所は、仕事が入ると嬉しくて一生懸命やるんですけど、その間に営業がおろそかになり、次の仕事がなくなって仕事の谷が来るんですよ。
その繰り返しで、なかなか安定しなくて。
でも、そういう経験があるからこそ、今があると思うんですね。
お客さんに「ホームインスペクションやりませんか?」って提案できたり、そういう人たちのお手伝いもできるようになったのは、この経験があったからだと思います。
特に、ホームインスペクションが広がってきて、それが事業のエンジンになったのが大きかったですね。
ホームインスペクションが軌道に乗ってくると、設計の仕事もうまく回り始めて、「ああ、これがマネジメントってことか」ってやっと気づきました。
ここ5~7年ぐらいでようやく人並みの経営者になれたかなって感じています。
本当に、最初の頃はお金もない、人もいない、仕事もないっていう危機だらけの毎日でしたね。
星野:
「私たちは設計事務所なんだ」という固定観念が、昔は自分たちにもあったと思うんですよね。
特にホームインスペクションを始める前は、「ホームインスペクションなんて設計事務所がやることじゃない」という考えが、自分たちにも、周りの設計事務所や設計士さんたちにもあったと思います。
今でもそう考えている方はたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。
でも、その固定観念を柔軟に変えて、「私たちだからこそできることだ」と考えられるようになったのは、さくら事務所創業者の長嶋さんに会いに行き、この事業にチャレンジしたからだと思います。
もしあの時、チャレンジしなかったら、今も危機だったなと思います。
発想の転換ができなかったとしたら、それが一番の危機だったんではないかと思いますよね。
その当時は、たとえ設計士の方がジョインしてくれても、「設計の仕事を取ってこないとダメだ」という考えがありました。
だから、できることが限られていたんですよ。
一般的な設計事務所のように、確認申請を出したり、事務的な書類を揃えたり、確認の電話をしたりといったことです。
今みたいにホームインスペクションはマンション管理のコンサル業務やそれに付随するフロント業務など、そういったことは一切やっていませんでした。
その頃は、正直、自分たちの仕事すらほとんどなかったんです。
でも、今は設計士さんたちが実力を発揮できるような基盤を作るのが自分の仕事になっていて、それがすごく面白いなと思います。
―― Q.ユニオン設計さんはいわゆる同族経営だとは思うのですが、組織や社員さんに対して何か意識されていることはありますでしょうか?
大森:
実は私は、過去は完全にズブズブの地元経営者みたいなところがあったんです。
本当に昔は、「会社の金=俺の金」みたいな意識が極端に強かったんですよね。
「今まで俺が一生懸命やってきたんだから、いいだろう!」っていう感じでした。
ただ、そこが僕と星野とのまさにブレーキとアクセルの関係で、星野からは「絶対にそういう経営はしないでください」ときつく言われました。
今はもう、そんな考え方からは脱することができました。
星野:
私たちの給料は、まず売り上げの中から皆さんにお支払いすることが最優先で、その残りを私たちが使う、そんな意識で経営しています。
また、この会社を子どもや家族に継がせるとか、そういうことは一切考えていなくて、この会社をより良くしてくれる人に引き継いでほしいと思っています。
今、さくら事務所のホームインスペクション事業は東京の本部が主導して形を整えてくれているので、それを今まで以上に良くしてくれる方に所属していただきたいねと大森とは話しをしています。
また、ホームインスペクションの他にBIMに力を入れていて、その事業を牽引してくださる方を探しています。
私たちは、例えいろんな事情で右腕が消えたり、左腕がなくなったりしても、また新たな右腕や左腕をつなぎ合わせながら前に進む形を目指しています。
腕が短くても長くても、動けるのであればそれでいいと思っているんです。
完璧な体で進むというよりも、ちぎれたり不完全な部分があっても、それぞれのパーツがうまく機能して進めればいいなと考えています。
それを社長である、兄にも話していて、少しずつ前に進めているところです。
―― Q.ズバリ!ユニオン設計で求める人財は?
大森:
心と体、両方にガッツがある人です。
僕の好きな「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉があるんですけど、やっぱり体が元気な人は心も元気だと思うんです。
そういう意味で、気持ちが強くて、すべての面でガッツがある人。
元気がないと、どうしても後ろ向きな思考になりがちじゃないですか。
でも、心に秘めたガッツがある人は元気に前向きに進める。
僕にとっては、それが一番大事なんですよね。一言で言うと「ガッツのある人」です。
私は学歴とかは特に関係ないと思っています。
高学歴の方もガッツはありますし、学歴がそれほど関係ない人も、また違う形のガッツがあると思っています。
大事なのは、何か一つのものに向き合うときに、そのガッツをどう発揮できるかです。
例えば、今やっているホームインスペクションやマンション管理組合向けの仕事では、複数人でいろんな局面に対応することが求められます。
時には対応することが難しい局面も出てきます。そういう時こそ、その人のガッツや信念が生きてくるんですよね。
普段はそこまで意識しなくても、局面が悪くなった正念場でそのガッツを発揮できるかどうか。
それが一番重要だと思っています。
例えば、マンション管理組合向けのコンサルティングをやっていると、なかなか成果が見えにくかったり、難しい状況が続くこともあります。
そんなときがまさに「ガッツが問われる時」だと思います。
こういう正念場で、力を発揮できるガッツを持った人を求めています。
もう嫌で嫌で仕方ないときってありますよね。でも、そのときにどうするかが大事なんです。
ガッツのある人は歯を食いしばって踏ん張るんですよね。そういう人は、知識や経験、いわゆる知見を活かすだけじゃなくて、他の人の力を借りる勇気も持っていると思います。それが大きな違いなんだと思います。
だから、ガッツがある人は、ただ自分だけで頑張るんじゃなくて、必要なときに周りを頼る力や勇気も持っている。
そういう人が、どんな局面でも乗り越えられるんだと思いますね。
ユニオン設計には、どんなときでも頼れる方がたくさん所属してくれています。
そんな仲間と一緒に苦楽をともにしていくことは、何物にも代えがたい人生経験になると思っています。
そういう意味では、星野は本当に、いつも僕のそばにいて、一緒にやっているんですけど、まさに僕の真逆の存在だと思っています。
太陽と月みたいな感じですね。
僕が燃えるガッツを持っているとしたら、星野は「クールなガッツ」を持っているんです。
用心深くて、冷静に物事を進めてくれる。だからこそバランスが取れるんだと思います。
フロントで目立つ人たちが光だとしたら、星野やその周りの人たちは影の部分をしっかり支えてくれる存在ですね。
そういう人たちの頑張りや努力には、もっと称賛や感謝を伝えたいと思っています。
僕が光の部分で動いているとしたら、影の部分を完璧に補ってくれているのが星野なんです。
だから、逆の立場で活躍しているガッツを持った人たちは、僕にとって本当に大切な存在です。
常に感謝の気持ちを忘れずに接しているつもりですし、正直、僕に足りないものをすべて補ってもらっていると感じています。
本当にありがたい存在ですね。
今後について
―― Q. 5年後、10年後のユニオン設計の姿をどのように描いていますか?
大森:
実は最近、星野と共通して好きな言葉があるんです。
ダーウィンの言葉なんですけど、「最も強いものが生き残るのではない。
最も賢いものが生き残るのでもない。
唯一生き残るのは変化できるものだ」という言葉です。
この考え方が、2人の共通認識になっているんですよね。
だから、5年後や10年後にこうなりたいっていう具体的な姿を決めるよりも、その時々に応じて変化して、常に未来に対応していけるようにありたいと思っているんです。
当然、今まで話してきたような意思とか理念はしっかり守っていきます。
でも、時代の変化に応じて、その時々でちゃんといい仕事をしていくことが大事だと考えています。
もちろん、会社としての目標や売り上げもありますけど、それより優先するのは、同じ志を持つ人たちと一緒に心を通わせながら仕事をすることです。
どういう未来を描いていますか?って聞かれると、今と変わらず、一緒に仕事をして、一緒にご飯を食べて、一緒にお酒を飲んで、みんなで笑って幸せになっている姿を思い浮かべます。
規模が大きくなっていたらそれはそれでいいですけど、それ以上に大事なのは、そうやって一緒に笑っていられることですね。
―― Q.5年後、10年後にホームインスペクションってどうなっていくか、その市場やニーズがどう変わっていくか何かイメージお持ちのものがあれば教えて下さい。
大森:
12年前にホームインスペクションを始めたときは、ホームインスペクションを知っている人すらほとんどいない状態でした。
でも、僕はその頃から「ホームインスペクションが当たり前の社会になるべきだ!」と信じて取り組んできました。
たとえば、中古物件の売買をするなら「ホームインスペクションを入れるのが当然」という社会です。
それは、欧米では当たり前のことなんですけど、日本もその方向に近づいてきていると思います。
今はまだ売り手主導のホームインスペクションが主流ですが、これからは買い手主導のホームインスペクションがもっと普及してほしいと思っています。
12年前、さくら事務所創業者の長嶋さんやさくら事務所社長の大西さんが描いていたような、ホームインスペクションが当たり前の社会。
その未来が、少しずつ形になってきていると感じています。
それを信じて、この12年間ずっと取り組んできましたし、これからもそれを目指していきたいと思っています。
星野:
私はホームインスペクションそれ自体というよりも、これからの時代、住宅や建物に対する考え方自体が大きく変わるんじゃないかなと思います。
日本でも人口が減少してきている中で、家や住宅の捉え方がガラッと変わる可能性がありますよね。
投資目的で家を買う人も増えてくるでしょうし、所有者が必ずしも日本人とは限らない時代になっていくと思います。
今は多くの方が、安心・安全のためにホームインスペクションを利用されていると思いますけど、将来的にはそれが資産としての指針になるような位置づけに変わっていくんじゃないかなと思います。
そう考えると、ホームインスペクションに建築士という枠組みが必ずしも必要ではなくなるかもしれません。
たとえば、10年後を考えると、アメリカのように設備に重点を置いたホームインスペクションが主流になる可能性があります。
住宅自体が高性能化していく中で、建物そのものというよりも、その性能や機能性をチェックする方向にホームインスペクションの役割が変わっていくんじゃないかと私は感じています。