多摩川氾濫から約2年…
増加する大型台風、内水氾濫、
都市にいま、何が起きているのか?
近年私たちの想像を越えるような『都市型』水害と呼ばれる深刻なリスクを伴う水害が毎年のように続いています。しかしながら、この頻発する『都市型』水害のリスクについて、皆さんはしっかり把握出来ていますでしょうか。まだまだ把握出来ていない場合が多いと思います。
そこで今回4名の専門家が、それぞれの専門分野からこの『都市型』水害のリスクについて詳しく解説します。4名のコラムを読めば、『都市型』水害のリスクを網羅出来ます。
コラムご紹介
水害リスク・見るべき土地と自治体の情報とは
IPCC (気候変動に関する政府間パネル)第5次報告書によると、今後も世界全体で水位は上昇、地表気温も21世紀にわたり上昇すると警告されています。日本でも今後「想定外」の風水害が来ることは想定が容易であり、事前に把握するべき水害リスク・土地や自治体の情報についての見解をご紹介します。
長年住んでいて水害がなかった場所でも、被害が発生する理由
従来の農地などが広がっていた土地利用から、人口増加によって都市が発展により、「都市型水害」と呼ばれる水害の発生が問題視されるようになりました。下水処理能力の限界による内水氾濫、堤防決壊や水が堤防を超えることで発生する外水氾濫など、都市特有の水害の発生メカニズムについて解説いたします。
知らないでは済まされない! 恐怖の水害事例【マンション編】
まだ記憶に新しい武蔵小杉(神奈川県川崎市)駅の浸水被害。タワーマンション群が停電などの大きな被害を受けました。今後「想定外」の風水害が増えると考えられる日本の都市では、マンションだから大丈夫と安易に考えるのは危険です。「知らないでは済まされない」 マンション水害の危険と対策をご紹介します。
知らないでは済まされない! 恐怖の水害事例【戸建て編】
外水氾濫に内水氾濫。水害の種類を問わず、「個人の住居への被害」という意味で言えば、圧倒的に危ないのが地面に接して建つ戸建て住宅です。水害に対して、マンション以上にシビアな対策が求められることは間違いありません。戸建て住宅で起こり得る水害を知り、必要な対策を講じていくことが必要です。
PROFILE各専門家のプロフィールをご紹介
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地盤災害ドクター
だいち災害リスク研究所 所長横山 芳春地形と地質、地盤災害の専門家。災害が起きた際には速やかに現地入りして被害を調査。広島土砂災害、熊本地震、北海道胆振東部地震、山形県沖地震、逗子市土砂災害等では発生当日又は翌朝に現地入り。 現地またはスタジオから報道解説も対応する地盤災害のプロフェッショナル。
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さくら事務所会長
同所 上席研究員長嶋 修1999年、『人と不動産のより幸せな関係』を追求するために、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社『株式会社さくら事務所』を設立。 『中立な不動産コンサルタント』としてマイホーム購入・不動産投資など不動産購入ノウハウや、業界・政策への提言を行なう。著書・メディア出演多数。YouTubeチャンネル登録数は5万人を超える。
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ホームインスペクター
同所 研究員田村 啓大手リフォーム会社にて、設計・施工管理・営業と常に住宅を購入する一般ユーザーに接する業務へと幅広く従事。 その経験とコミュニケーション力を活かし、ホームインスペクションはもちろん、ご依頼者様の住まいに関するお悩みに応える。
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さくら事務所
マンション管理コンサルタント土屋 輝之不動産仲介営業から新築マンション販売センター長を経る間に、不動産売買及び 運用コンサルティング、マンション管理組合の運営コンサルティングなどを幅広く 長年にわたって経験後。不動産関連資格も数多く保持し、深い知識と経験を織り込んだコンサルティングで 支持される不動産売買とマンション管理のスペシャリスト。