Q
壁の巾木と床との間にすき間が生じています。見栄えの点に加え、室内の水蒸気が侵入して壁内結露の原因になる可能性があるのではないか心配ですが、放置しておいてもよいものでしょうか?
- A
まず、湿気が巾木と壁の隙間から壁内に入ってしまわないかという点についてですが、通常、巾木は壁の表面に貼られているため、特に隙間を埋める目的でつけられていません。 つまり、もし巾木を取った場合であっても、壁の裏側に室内の空気が大量に流れ込むような懸念はありませんので、特段湿気の影響などは心配されなくていいでしょう。
巾木と床の間に生じた隙間ですが、冬季は空気が乾燥することと暖房による室内の乾燥により、幅木が縮んで反り、床とのすき間が大きくなることがあります。
収縮・反りの発生は抑えることができませんが、どうしても見た目に床との隙間が大きくて気になる場合は、定期補修の際に、巾木の調整(補修)をご依頼されてみてください。隙間が目立ちにくいように改良してもらえる場合もあります。