Q
万が一内覧会当日に気づかず、もしくは気にしなかったが、再内覧で気づいたり、やっぱり気になった点や、内覧会当日はOKだったが、確認会で異常があった場合指摘可能でしょうか。
- A
再内覧会の日に気付かれたものは指摘されても大丈夫です。基本的にお引渡しまでの間に気付かれたものは施工会社に修繕してもらうことが可能です。
といいますのも、内覧会で指摘した箇所を修繕するために、職人が道具や資材を部屋に運び込むため、修繕作業時にそれらによって壁や床に傷がつけられてしまうことがあります。ですから、内覧会当日には存在しなかった傷や汚れが新たに発生していることもあるのです。
ですから、再内覧会時は指摘箇所の修繕確認だけでなく、玄関から修繕箇所への動線となる廊下や、修繕を行なった箇所の周辺の壁や床、ドアなどに傷や汚れが新たに発生していないかも、併せてご覧いただくことをお勧めいたします。
再内覧会のときに内覧会指摘箇所の修繕状態が思わしくない(例:傷を直してはいるが遠目からでも修繕箇所がはっきりわかってしまう)場合は、修繕完了を了承せず、再補修を依頼することも可能です。ご遠慮なく施工会社に補修をご依頼ください。
ただし、引渡しまでの間は、なるべく人を部屋に入れないようにできたほうが傷や汚れの発生を防ぐことができます。そういった意味では、もし見つけた傷や汚れがさほど気にはならなかったり、ご自身で入居後に簡単に清掃できそうなものであれば、修繕時の傷・汚れ発生の被害リスクとを天秤にかけていただき、あえて指摘しないという考え方もあります。
引渡し日以降については、通常、傷・汚れはアフターサービスの補修対象とはなりません。引越し屋さんだったり、購入者の方が室内に入ることで、その傷や汚れが施工会社関係者がつけたものかどうかの特定ができなくなるからです。しかし、設置物の緩みや動作時の異音など、使って初めて気付くような不具合については、アフターサービス規準の範囲内で補修してもらうことができます。
早急に手直ししなくても大丈夫なものは定期補修の時期にまとめて修繕してもらったり、早く手直しが必要なものについては随時、売主(不動産会社)のアフターサービス窓口までご相談されてみてください。