見落としがちな中古住宅の盲点

  • Update: 2014-01-24
見落としがちな中古住宅の盲点

建物の問題の多くは「水」にまつわることであることが多いもの。つまり「雨漏り」や「水漏れ」です。そしてこれらの事態でたちが悪いのは、目に見えないところでジワジワと進行しがちであるということです。

木造物件の雨どい↓↓↓

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典型的な水漏れの原因です。近くに広葉樹があり、雨どいに落ち葉がたくさん入りこんでいます。このまま時間が経過すると、落ち葉が腐って土のようになり、雨 水がスムーズに雨どいを流れなくなります。行き場をなくした雨水は、建物内部に徐々に入り込み、木部を腐らせるのです。

こういった、たわいもない原因から建物がだめになることがありますので注意が必要です。

やはり木造物件の写真↓↓↓

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1 階と2階の間の点検口をのぞいたところ。配管の接合部から徐々に水漏れが浸透し、周辺の木部の腐食が進行しています。それでもまだこの程度だったからよ かったものの、発見が遅れて腐食がもっと進行していると大変。工事そのものも大規模になり費用も莫大にかかってしまいます。

できれば6カ月に一度、最低でも1年に1回は床下や天井裏の点検口を開けて、雨漏りや水漏れがないか確認しましょう。早期発見、早期治療なら手間も費用もかからず修復でき、建物は長持ちします。