※地盤・災害および建物の専門家による、建物の個別構造を加味した個人向けの災害リスク診断サービスとして国内唯一のサービス(2026年6月時点、さくら事務所調べ)



東日本大震災の津波震災遺構「仙台市荒浜地区住宅基礎」
津波警報・注意報の種類(気象庁HPを参照して作成)
では、それぞれの発表ではどのような被害が想定され、私たちはどのような行動をとることが求められているのでしょうか。
津波の伝わる速さと高さ(気象庁HP「津波発生と伝播のしくみ」より)
・津波警報・大津波警報では? 津波警報・大津波警報を聞いた際は、津波で避難をする必要がある地域から、すぐに避難を始めることが重要です。このため、海の近くに住んでいる際、引っ越す際はもちろん、できれば遊びに行く際なども、津波ハザードマップ等を見て、避難をする必要がある地域の中に行くのか、知っておくことが望ましいでしょう。 併せて、避難をする際の最寄りの津波避難場所となる高台等や津波避難ビルへの避難経路を確認しておきましょう。 津波は、川など低くなっているところに入り込んで押し寄せたり、狭くなっていく湾の奥などでは高さが高くなりやすい傾向もあります。津波から避難をする際は、”より遠くへ”ではなく、”より高いところへ“を意識して、近所に高台等がない地域では、津波避難ビルなどに避難しましょう。津波避難ビルは、下の写真のような津波標識が掲示されていますので、大津波警報・津波警報を見聞きした場合には避難してください。
津波避難ビルの例(仙台市若林区)
津波から避難する際、車による避難は原則禁止とされており、徒歩での避難が基本です。しかし、最近では地域の高齢化や津波リスクの実情などを考慮して、自動車での避難を検討していきている地域も増えています。地域のハザードマップ等で、避難が必要なエリア、避難避難先だけでなく、ルートや避難方法についても確認をしておきましょう。 津波からの避難では、「避難は速やかに、逃げたら物を取りに戻らない」ということも重要です。北海道南西沖地震の津波避難では、「それこそパンツ一枚で高台に向かって走った人や、風呂上がりでバスタオルを羽織ったまま家を飛び出して逃げた人、ご主人と二人、まるで短距離競争のようにして走った人たちは、きわどいところで助かっている」 「反対に、亡くなった人たちのことについて生存者に聞いたところ、着替えの後、物を探していて逃げ後れたらしい人、車の鍵を探すのに手間取って逃げ後れたらしい人、歩いて避難したり、後れて車で避難したために、波に追いつかれたと思われる人たちの話」などが残っています(津波の恐怖−三陸津波伝承録山下文男(2005/3))。速やかな避難と、逃げたら戻らないということの重要さがわかります。