今回お伺いしたのはなんと築45年の木造一戸建て。建物の市場価値はもちろんゼロでした。調査のご依頼者は、この物件を買ってリフォームやリノベーションで再生し、再販売するか賃貸物件として運用するか検討しているようです。さてその結果は。
結論的には、もうまったく問題ありません。もちろん古い建物ですから、設備はそれなりに交換が必要ですし、床下も狭く入りづらい状況でした。
それでも建物本体はしっかりしており、構造的なゆがみもほとんどありません。
雨漏りや腐食の形跡もほとんどなく、ある程度のメンテナンスを施せばまだまだ十分に住めそうです。この建物は見事に再生することでしょう。
このような建物には本来、ある程度の価値をつけてもまったく構わないはずですし、実際に価値があります。ところが築年数で一律に価値付けをする現在の中古住宅市場におけるこのようなギャップがある現在は、大きなチャンスが転がっているともいえます。