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マンションの各部屋の外に面した壁に設置されている「給気口」は、外気を室内に補給するために新築住宅では取り付けが義務付けられています。
この給気口、内覧会立会いなどで点検にお伺いすると、たまに修繕が必要なものに出くわします。
ここでは、給気口のチェック方法と施工不良の事例をご紹介します。
※物件により壁ではなく天井に設けられていたり、機械を介して外気を補給している場合もあります。
まずは開閉がスムーズかチェックしましょう
給気口のフタが閉じられた状態です。
この物件は四角型ですが、丸型もあります。
給気口が外に面した壁に取り付けられている場合は、まずはフタがちゃんと開け閉めできるようになっているかを確認します(機械を介して給気している物件はフタがない場合があります)。
フタの開閉方法は製品によって異なります。
間違った方法で勢いよく開け閉めしようとすると壊れる場合がありますので、施工会社に開け閉めの方法を聞いてみるとよいでしょう。
一般に各部屋に1つずつ給気口があり、全箇所で開け閉めしてみればその製品の「標準的な開け閉めの固さ」がわかります。
特定の給気口だけ動作が固い場合などは施工会社に修繕を依頼しましょう。
続いて本体を引っ張ってみましょう
本体(給気レジスターなどと呼びます)が壁にきちんと固定されているかを確認します。
フタを取るかまたは開けるかして、レジスターを手でつかんで軽く引っ張ります。
このようにレジスター本体が壁から抜けてしまうと、フタを開けたいときにいつもレジスターも一緒に抜けてしまいます。
施工会社に固定を依頼しましょう。