木造住宅というのは簡単にいえば、木材を金具でつなぎとめることで成立しています。今回の事例は【金具はちゃんとあるんだけどさあ】というもの。
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ボルトが、あるにはあるのですが、しっかり留まらずに中途半端な状態です。ちなみにこの物件の場合、それが一箇所ではなく、たくさんの場所に見られます。全体がユルユルということです。なぜこんなことになってしまうのか?
理由はおそらく【仮どめのままにしてしまった】です。
一つ一つを取り付けていく際に、一箇所をいきなり締め付けずに遊びを持たせ【仮どめ】の状態にしておき、最後にしっかりと全体を留めていくつもりだったのを忘れたのでしょう。
これは、このままだと本来の耐震性能を発揮できませんが、金具全体を点検してきちんと締めてあげればOKです。
【忘れ】といえば、天井裏や床下にはいろんな忘れ物があります。空き缶くらいならかわいいものですが【のこぎり】とか【かなづち】が忘れられていたり【携帯電話】が見つかったこともあります。建物の性能やコンディションとは関係ありませんけどね。
「だから中古は怖い」というような見解は、このケースには当てはまりません。だって、新築のときからこうだったんですから。