テレビで取り上げられるような、衝撃的な【欠陥住宅】は私たちもめったにお目にかかりません。ホント、よく見つけてくるものだと感心します。とはいえ【中小の問題が“何もない”建物】というのも、めったにお目にかかることはないのです。これは新築も中古も同じです。
大切なのは【建物の現状をきちんと把握すること】です。ホームインスペクション(住宅診断)は、何もあらさがしをするためにやるわけではなく、建物の現時点でのコンディションを把握することが主な趣旨です。
たいていの場合、何らかの手を打てばOKで、補修・修繕費用もそんなにかかるものではありません。
現 状把握をせずそれをそのまま放置しておくと、建物の寿命が短くなる、後になって余計な修繕費用がかかるなどのデメリットが露呈します。もちろんひどい欠陥 住宅をつかまないということも大事ではありますが、主な目的は、その建物を永く大事に使っていくための手段であるということです。
新築であれ中古であれ、私がこれから住宅を購入するなら必ずホームインスペクション(住宅診断)を入れますし、親兄弟にも必ず薦めます。