新築工事チェック(建築途中検査)同行記:中野 健編 ~後編~

  • Update: 2016-08-13
新築工事チェック(建築途中検査)同行記:中野 健編 ~後編~

前回に引き続き、中野さんの新築工事チェック(建築途中検査)に同行してきた際のレポートです。

今回は、建物内部の断熱の確認です。

住まいの温熱環境を左右する大事な「断熱」

断 熱は、建物の温熱環境を左右する大事な要素です。十分な断熱が施された建物は、外気からの熱の伝わりをなるべく小さくし、室内環境を一定に保とうとしま す。冷暖房の効率もアップし、光熱費を削減しつつ快適な温熱環境を実現。結露を抑えることで、ダニやカビの発生による家族の健康被害も防ぎます。

ですが、現場では施工不良もしばしば見られます。きちんと固定されていなかったり、中には部分的に施工忘れなんてことも・・・。

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今回の物件、外壁に面する壁や天井内には、ロックウールという断熱材が隙間なく充填されていました。天井や壁によって、必要な断熱材の厚みも変わってきますので箇所に応じた厚みの断熱材が図面通りに入っているか確認していきます。

高断熱の建物にするには断熱材が確実に施工されているか、また、気密が確保できているかが大切なポイントになってきます。今回も全部屋、小屋裏のロフトまでしっかりと確認しました。

現場監督にチェック箇所をご報告、補修の相談

全ての調査が完了したら、施工会社の現場監督と一緒に指摘箇所を周っていきます。是正の必要な個所をお伝えし状況確認とともに補修方法等を相談します。

すぐに補修できる場合もありますが、後で改善してもらう場合には、施工会社からその結果を報告をしてもらうようお願いします。

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指摘事項をもれなく現場監督さんへ伝え、今日の検査は終了です。

ご依頼者様へは翌日までに、検査状況をお伝えし、詳しい調査報告書を4日後にお送りします。現場を見ていないご依頼者様にもわかりやすくお伝えする事が報告書の重要な役割です。そのため、現場調査が終わってもホームインスペクターの仕事は続きます。

中野さんの検査は的確かつスムーズで、現場監督さんや職人さんとのやり取りも和やかに進みました。指摘事項も監督さんに正確に伝わっていたようです。

次回の検査もスムーズに進み、工事も精度よく適正に進むことと思います。