新築マンション内覧会ガイド

「新築マンションの内覧会って、どんな流れで、何を行ったら良いの?」
初めて内覧会に行かれる方はどなたもきっと、こんな風に思われるのではないでしょうか。これまでに数多くの「新築マンション内覧会(お披露目会)立会い・同行サービス」を行ってきたさくら事務所のホームインスペクターが内覧会について知っておきたいことをまとめました。ぜひご活用ください。

〜〜〜 目次 〜〜〜

引き渡し前の内覧会で、新築マンションをしっかりチェックしておきたい理由

新築の分譲住宅の購入者は、アフターサービスして引き渡しから一定期間、定められた事象について売主に無料で不具合を直してもらえる権利があります。それゆえ、不具合は引き渡し後でも直してもらえると思われる方も多いようですが、実際に引き渡しを受けた購入者の中には、気づいた施工不良を無料で直してもらえなかったケースもあります。

売主が対応すべき不具合をきちんと直してもらうためにも、契約した建物は引き渡し前にしっかりチェックしておくのがおすすめです。

家具の設置後に気付いた不具合は直してもらえないことがある
新築マンション内覧会

「自分で持ってきた本棚のあたりの床が、壁に向かってものすごく傾いている気がする」と心配になっても、売主のアフターサービス担当者に“家具の重みで少し床が沈んでいるだけ。異常ではないので修理対象外”と回答される可能性も。実際に重い家具を置いたことで床が少し沈むこともあるからです。

もし引き渡し前に大きな傾きがないことを把握できていれば、家具の重みによるもので施工不良ではないと安心できるでしょう。

期限切れにより無料で直してもらえないことがある
新築マンション内覧会

入居当時から浴室換気扇の音が気になっていたところ、ご近所のお宅と比較したときに自宅の換気扇がおかしいことに気づかれた場合、売主に連絡をするとアフターサービス規準書に書かれた保証期間内の連絡(通知)であれば、無料で直してもらえる可能性があります。しかし、売主への不具合通知がアフターサービス期限以降だと、原則として全ての修理が基本的に有料となってしまいます。

使い方の問題とされ無料で直してもらえないことがある
新築マンション内覧会

アフターサービス期間内に無料で直してもらえるものは、普通に使っていたにも関わらず発生した「所有者に責任がない」不具合。

「普通に使っていたのにおかしくなった!」というものについて、売主が「これは建設時からの不具合とは認められないのでアフターサービスの対象ではありません」と回答されてしまうケースもあります。

新築時の状態を把握しておくことで、将来わかる不具合に備える
新築マンション内覧会新築マンション内覧会

たとえば地盤や基礎、建物構造体に不具合が潜んでいたとしても、建物がすぐに大きく傾くことは少なく、多くは数年経ってから建物に異変が起きて変化に気付きます。

ただ、それらの異変が実は当初からあったものに気付いていなかったのか、後から発生したものなのかわからないということは珍しくありません。

「もしかしたら引渡しされた時からこうだったのかも」と迷っているうちに、実は問題となる不具合事象が起きていて、不具合が進行してしまうということもありますから、できるだけ建設当時の状態を把握しておきたいものです。

引き渡し前の内覧会で、施工不良がないかどうかのチェックはもちろんのこと「建物の標準の状態」もしっかりチェックしておきましょう。

その建物大丈夫?新築マンションの正常な状態とは?

スライドで見る!3分でわかる新築マンション内覧会チェックのコツ

『新築マンション内覧会』の流れ

新築マンションの内覧会の進め方には一般的に大きく2種類の方法があります。

1.売主や施工会社が立ち会うケース

このケースでは、各種設備機器類の説明などが行なわれ、その後、指摘事項の内容を確認しながら質問などにもすぐに対応して頂けます。

2.誰も立ち会わないケース

このケースのほとんどは大規模物件で、立ち会いのあるケースと違い、各種設備機器等の説明はありませんし、指摘事項は当日手渡されたチェックシートにご自身で記入しなくてはなりません。

新築マンション内覧会

『売主や施工会社が立ち会うケース』の内覧会の一般的な流れ

  1. 【進め方の説明】
    エントランスにある受付で部屋番号と名前を伝えると、売主担当から内覧会の進め方や流れの説明が行なわれます。
  2. 【進め方の説明】
    施工会社担当が紹介され、売主担当とともに契約したお部屋へ。
  3. 【室外設備の使用説明】
    部屋の前に到着。まず廊下にあるメーターボックス内の説明。
    終了後、いよいよ部屋の中に入ります。
  4. 【室内設備機器の使用説明】
    部屋の中では、まず売主担当による各設備機器類の使い方説明や、各所の動作確認。
    設備機器類の説明が終わると、ようやく内部の確認が始まります。
  5. 【室内のチェック開始】
    各部屋をまわりながら気になる個所があれば、施工会社に伝え『内覧会シート(指摘シート)』というチェック用紙に指摘内容と指摘した場所を記載してもらいます。
  6. 【指摘事項と再内覧の確認】
    1階のホールに戻り、売主担当と指摘事項の記入漏れがないか確認します。
    ここでは再内覧会の日時を決め、内覧会シートにサインと印鑑を押すとチェックシートの写しをもらえます。(次回の再内覧会時にはこの写しを持ってきます)
  7. 【共用部分の説明】
    売主担当の誘導でエントランスドアの開け方や宅配ボックスの位置等を確認しながら、駐車場や駐輪場などの共用部分の説明を受けます。

※その後、たくさんある設備機器類のファイルを渡され、一つ一つ内容を確認する物件もあります。説明書がたくさんあるため意外と時間がかかります。70m2程度のお部屋の場合、概ね2時間程度を予定するとよいでしょう。

新築マンション内覧会チェックポイント

  • 間取り図との相違
  • 床や壁などの水平垂直精度
  • 建具や水栓などの動作
  • 取り付け物の固定状態
  • 給排水設備などから水漏れがないか
  • 換気扇などが正常に機能しているか

⇒さくら事務所が「新築マンション内覧会(お披露目会)立会い・同行サービス」で使用する、オリジナルの内覧会チェックリストはこちら

当日持っていきたいもの・事前に知っておきたい豆知識

~当日持参したいもの~

  • 間取り図の写し(間取りやコンセントなどの取り付け位置に間違いがないか確認するため)
  • 長さ50cm程度の水平器(床や壁、棚等の水平垂直精度を確認するため)
  • 脚立(小さいもので可、高い位置のものを確認するため)
  • デジカメやビデオ(指摘個所を記録するため)
  • メジャー(家具やカーテンなどの採寸に利用するため)
  • スリッパ(靴下の汚れ防止のため)
  • 懐中電灯・ライト(戸棚の中や部屋の隅、床下や天井裏のチェックのため)
  • フェイスタオル(水やお湯を流し給水・排水機能のチェックの水を拭き取るため)

内覧会はこれがあると便利!


~内覧会当日はできるだけ予定を空けておこう~

  • チェックのために、お部屋に2時間くらいいさせてもらえるよう、事前に売主に依頼
  • 外が明るいほうがチェックしやすいため、開始は15時より前がおすすめ (希望すれば開始時間を変更してもらえることも)
  • お部屋の内覧だけでなく採寸や各種手続等にも時間が掛かるので、多めに時間をとっておきましょう

~内覧会当日はこんな服装がおすすめ~

  • 冬の内覧会はかなりお部屋が冷え込んでいることがあります。室温に合わせ調整できる服装を
  • フローリングが冷たく足元から冷えてしまうことも。底が厚いスリッパや厚手の靴下をお持ちになると便利です

~設備機器のチェックポイント~

  • 水まわり・換気扇は実際に動かしてみて正常に動作するか確認できるよう、事前に売主に依頼しておきましょう
  • 浴室天井の点検口からダクトが外れていないかなど、天井裏をチェックしてみましょう

~お子様と一緒の内覧会~

  • 2時間の内覧会でしっかり仕上がり状態をチェックし、お子様と楽しく過ごすためには「おもちゃ・お菓子」「お手伝いしてもらうチェックポイント」などの準備をしておくと良いでしょう

参考:『お子様と一緒に内覧会を楽しむための5つのコツ』

nairan2015
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