中古一戸建て(中古住宅)ホームインスペクション(住宅診断)

  • Update: 2014-01-24
中古一戸建て(中古住宅)ホームインスペクション(住宅診断)

中古一戸建て(中古住宅)ホームインスペクション(住宅診断)の実例です。

築20年程度の RC(鉄筋コンクリート)物件。このくらいの築年数になると、物件ごとに劣化具合が大きく異なります。工事の品質や前オーナーの手入れの具合にバラツキが あるためです。ところがこのようなバラつきは価格に反映されていないことがほとんどで、ホームインスペクターから見ると価格づけが大雑把に感じます。

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7年前に外壁の修繕をひと通り終えたということで、外壁タイルは浮き音部分が少なく良好でしたが、モルタル部分には白亜化(チョーキング)が見られました。

白亜化とは、塗装表面の表層樹脂が、紫外線・熱・水分・風等により劣化し、塗料の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって顕われる現象や状態をいいます。ただちに塗装のやり替えが必要とは言えませんが劣化の一事象であることは違いがありません。

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屋 根面に関しては、塗料などが消失しているところがあり、コケの発生も。塗装の仕方が甘かったのでしょう。その他、シーリングもずいぶん早く硬化してその性 能を発揮できていません。全体として、建物本体には大きな問題はなさそうなものの、7年前に行なった修繕の質が悪く、そう遠くないうちに外壁や屋根を全体 的にやり変える必要がありそうです。