2023年10月25日(更新日:2026年08月23日)

友田 雄俊

監修者:友田 雄俊

さくら事務所 執行役員CCO/プロホームインスペクター

大手リフォーム会社にて、木造戸建て住宅リフォームの営業・設計・工事監理に従事。外壁塗装などのメンテナンス工事から、フルリノベーションまで幅広く手掛ける。その後、株式会社さくら事務所に参画。テレビ出演にて専門家解説や各種メディア取材協力多数。

ホームインスペクションの費用相場は?オプション価格や格安サービスの注意点も紹介

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ホームインスペクションの費用相場は?オプション価格や格安サービスの注意点も紹介

この記事はプロのホームインスペクターが監修しています

ホームインスペクションの費用は4~10万円前後が相場ですが、住宅の種類や調査範囲などにより、大きく変わります。さらに、実施している会社によって、調査精度や報告書の質などにも差が出ることもあるため「費用が安いからお得」とは限りません

そこで本記事では、ホームインスペクションの基本料金から、オプションなどの追加費用の相場、会社を選ぶ際の注意点まで、わかりやすく解説します。ホームインスペクションの種類やオプションの必要性についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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目次
  1. 【一目でわかる】ホームインスペクションの費用相場一覧表
  2. 【オプション】調査・サービスの費用
  3. 【格安は注意】ホームインスペクション会社を選ぶ際のポイント
  4. 【事例あり】ホームインスペクションで発見された不具合
  5. 【中古住宅向け】各種制度に関する審査や証明書発行の費用
  6. ホームインスペクションの費用は誰が払う?
  7. ホームインスペクションに関するよくある質問(FAQ)
  8. 累計実績8万組超え|ホームインスペクションはさくら事務所にお任せ

【一目でわかる】ホームインスペクションの費用相場一覧表

ホームインスペクションの費用は、物件や検査の種類によって変わります。種類ごとの費用相場は、以下の表のとおりです。

【ホームインスペクションの種類別の費用相場】

ホームインスペクションの種類一般的な相場さくら事務所(税別)
【新築一戸建て】工事中ホームインスペクション5~20万円6万円~
【新築一戸建て】完成検査・内覧会立会い4~8万円6万円~
【中古一戸建て】ホームインスペクション5~10万円7万円~※写真付き詳細報告書あり
【新築マンション】内覧会同行サービス3~6万円5.5万円~※写真付き詳細報告書あり
【中古マンション】ホームインスペクション4~8万円4.5万円~

※一般的な相場は弊社調べ
※さくら事務所は首都圏の費用となります。北海道・関西・九州などはこちら

上記費用のほかに、面積超過など特殊な条件による追加料金、交通費、キャンセル料などが生じるケースもあります。調査にかかる費用以外に発生する可能性のある料金がないかも、確認しておくと安心です。

さくら事務所も、エリアによっては出張交通費がかかることがあるため、その際は別途お見積りいたします。キャンセル料は、実施日の5日前でご利用料金の30%、4日前~前日で40%、当日で100%です。

以下で、ホームインスペクションの種類ごとの費用相場と具体的な内容について、詳しく見ていきましょう。

【新築一戸建て】工事中ホームインスペクション

<費用相場>
一般的な相場:5~20万円程度(総額20~60万円程度※検査回数による)
さくら事務所「新築工事中ホームインスペクション」:検査単価6万円~(税別)/コース(5項目から)36万円~(税別)

工事中ホームインスペクションは、新築一戸建ての工事中でしか確認できない重要なポイント(基礎や構造、防水、断熱など)について、工程に応じて段階的に調査するものです。完成後には確認が難しくなる箇所を調査し、不具合の早期発見につなげます。

工事中ホームインスペクションの金額は、基本的に検査の回数で決まります。複数の検査がパックになったコースやプランを用意している会社も多いため、費用を確認する際は、検査の内容や回数も確認しましょう。

さくら事務所はコースもありますが、自由に検査項目を組み合わせることも可能です。

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【新築一戸建て】完成検査・内覧会立会い

<費用相場>
一般的な相場:4~8万円程度
さくら事務所「新築一戸建てホームインスペクション(完成検査・内覧会立会い)」:6万円~(税別)

完成検査・内覧会立会いとは、新築一戸建ての工事完了時や建売住宅の購入時に実施される内覧会(施主検査)に、インスペクターが同行し、検査を行うものです。

さくら事務所では、室内(廊下や水まわりを含む、全居室が調査対象)・屋根裏・床下など大きく分けて7箇所について、100以上の調査項目を基に、内覧会に同行し、調査を実施します。

深刻な不具合が見つかることが多い、床下や屋根裏の詳細調査が含まれたお得なコース(税別10万円~)もおすすめです。

施主検査については、こちらの記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。

施主(竣工)検査の完全ガイド|新築の欠陥を防ぐ準備・チェック項目・不具合事例を紹介

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【中古一戸建て】ホームインスペクション

<費用相場>
一般的な相場:5~10万円程度
さくら事務所「中古一戸建てホームインスペクション」:7万円~(税別)

中古一戸建てのホームインスペクションは、宅建業法で定められた建物状況調査(インスペクション)をベースに、住宅の状況をより詳しく確認します。

新築一戸建てのホームインスペクションでは、おもに施工の不具合を点検しますが、中古一戸建ては、加えて、経年劣化による不具合も確認するため、新築よりも費用が高い傾向です。

さくら事務所では、建物状況調査の約40の調査項目のほか、全室の傾斜確認や水漏れなどの設備確認も実施し、写真付きの詳細報告書を追加費用なしで発行しています。

詳細は後述しますが「瑕疵保険付の保証」や「フラット35」の現場検査(審査)も調査項目に含まれているため、ご利用を検討中の方はご相談ください。

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【新築マンション】内覧会同行サービス

<費用相場>
一般的な相場:3~6万円程度
さくら事務所「新築マンション内覧会立会い」:税別5.5万円~(税別)

※専有面積によっては追加料金が発生することがあります。さくら事務所では、100㎡超え150㎡以下の場合、1㎡あたり500円(税別)です。

新築マンションの内覧会同行サービスは、新築マンションの契約後、引き渡しを控えた方が対象のホームインスペクションです。

契約物件の内覧会に住宅診断士が同行し、専有部(床の水平や壁の垂直、設備動作、床下・天井裏など)を点検します。

さくら事務所では、下記のような写真付きの報告書も追加費用なしでお渡ししています。

新築マンション内覧会立会い詳細報告書(サンプル)

【中古マンション】ホームインスペクション

<費用相場>
一般的な相場:4~8万円程度
さくら事務所「中古マンションホームインスペクション」:4.5万円~(税別)

※専有面積によっては、追加料金が発生することがあります。さくら事務所では、100㎡を超える場合、別途お見積りとなります。

中古マンションホームインスペクションは、中古一戸建てと同様に、施工時の不具合に加えて経年による劣化状況も確認します。目視で確認できる範囲で、マンションのコンディションを把握できるため、購入後に高額な修理費用が発生するリスクを最小限に抑えられます。

さくら事務所では、単なる点検作業だけでなく、将来的に「いつ」「どこに」「いくらの」修繕やメンテナンスが必要になるのかもアドバイス可能です。

また、マンション管理士が、マンションの管理状況を調査するオプションサービス「マンション管理インスペクション【契約前】」(税別2.5万円~)もご利用いただけます。

【オプション】調査・サービスの費用

ホームインスペクションでは、オプションサービスが用意されている会社も多く見受けられます。一般的なホームインスペクションのオプションサービスと、その費用相場は以下の表のとおりです。

調査・サービス一般的な相場さくら事務所(税別)
床下詳細調査2~3万円3万円
屋根裏詳細調査1~2万円2万円
サーモグラフィーカメラによる調査1~3万円2万円
ファイバースコープカメラによる調査2~4万円4万円
鉄筋(基礎配筋)検査0.5~1万円0.9万円
写真付き詳細報告書0.5~1万円1万円
※中古一戸建て・新築マンションは無料
指摘事項の再確認1~3万円3~6万円

※一般的な相場は弊社調べ

一部のオプションサービスが基本料金に含まれていたり、対応できないサービスがあったりする会社もあります。オプションの内容も踏まえて、希望するサービスが受けられるのか事前に確認し、総額を押さえておきましょう。

ここからは、上記の調査およびサービスを以下3つに分類して、内容を紹介します。

  • 見えにくい箇所の詳細調査
  • 専用機材を使用した調査
  • 調査後のサービス

順に見ていきましょう。

見えにくい箇所の詳細調査

内容一般的な相場さくら事務所(税別)
床下詳細調査2~3万円3万円
屋根裏詳細調査1~2万円2万円

※一般的な相場は弊社調べ

床下詳細調査と屋根裏詳細調査は、インスペクターが点検口から中に進入して点検します。

ホームインスペクションは、基本的に目視できる範囲での調査になるため、点検口から覗くだけだと見えない部分の不具合は、発見できません。しかし、床下や屋根裏など見えない部分にこそ、重要な不具合が隠れていることがあります。

たとえば、床下では、シロアリ被害・漏水・基礎のひび割れなど、屋根裏では、換気ダクトの接続不良・雨漏り・断熱材の設置忘れなどです。気が付かずに放置していると、深刻な被害に発展する恐れがあります。

専用機材を使用した調査

内容一般的な相場さくら事務所(税別)
サーモグラフィーカメラによる調査1~3万円2万円
ファイバースコープカメラによる調査2~4万円4万円
鉄筋(基礎配筋)検査0.5~1万円0.9万円

※一般的な相場は弊社調べ

サーモグラフィーカメラは、壁や天井内部の温度変化から、断熱材の施工不良や漏水の可能性を調査できる人気のオプションです。

さくら事務所の統計では、2025年の利用者数が前年の約2倍となっており、断熱性能や住宅品質への関心の高まりがうかがえます。

ファイバースコープカメラによる調査は、点検口からCCDカメラを入れて、壁・天井・床などの狭い部分や細かい部分をモニターで確認するオプションです。いずれも、屋根裏や床下に進入できない時の補足調査として利用するのがおすすめです。

鉄筋検査は、探査機を使用して、建物を支える基礎のコンクリート内の鉄筋の有無を調べられます。基礎コンクリート内の鉄筋は、耐震性を確保する上で非常に重要です。

しかし、旧耐震基準で建築された建物の中には、鉄筋が入っていないケースも散見されるため、耐震性能に不安がある方は、検討したいオプション調査の一つと言えます。

調査後のサービス

内容一般的な相場さくら事務所(税別)
詳細報告書(写真付きなど)0.5~1万円1万円
※中古一戸建て・新築マンションは無料
指摘事項の再確認1~3万円3~6万円

※一般的な相場は弊社調べ

基本サービスでも報告書をもらえるケースが大半ですが、書式や内容は各社で異なります。写真付きなど詳細な報告書があれば、ホームインスペクションで発覚した不具合や、気になる箇所をわかりやすく正確に残しておくことができ、後から確認する時に便利です。

また、売主や施工会社への補修相談などを交渉する際に客観的な資料として活用したり、将来の修繕計画を立てる際に参考になったりと、ホームインスペクションの結果を最大限に活用できるでしょう。

指摘事項の再確認は、ホームインスペクションで補修を依頼した箇所が直っているかを、インスペクターがチェックするオプションです。とくに新築住宅では、安心して引き渡しを受けるための最終確認となるでしょう。

【格安は注意】ホームインスペクション会社を選ぶ際のポイント

ホームインスペクションは、調査費用の安さを重視して会社を選ぶのは少し危険です。ここではその理由と会社選びのポイントを紹介します。

サービスの質や内容で選ぶ

ホームインスペクションの費用は、住宅の種類や規模だけでなく、以下のようなサービスの質や内容によっても変わってきます。

  • 基本料金の調査範囲
  • 調査に要する時間
  • 調査報告書の内容
  • アフターサービス

例えば、調査時間が短い、床下や屋根裏の確認が含まれていないなど、調査の精度に影響する理由により、安い費用でサービスを提供されているケースもあります。調査費用の安さを重視したあまり、重大な不具合を見逃してしまっては、ホームインスペクションを依頼した意味がありません。

また、報告書が簡易的で状況を十分に把握できなかったり、状況説明だけで具体的なアドバイスがなく、かえって不安になってしまったりすることもあります。

そのため、会社選びの際は「誰(保有資格や実績)がどこまで調査するのか」「どのような報告書をもらえるのか」「調査後の相談に対応してもらえるのか」まで比較しましょう。

下記記事ではおすすめのホームインスペクション会社を8社紹介しているため、会社選びで悩んでいる方は参考にしてください。
【2026最新】ホームインスペクションのおすすめ会社8選|失敗しない選び方・費用相場を紹介

第三者性のある会社を選ぶ

ホームインスペクション会社を選ぶ際は、第三者性があるかも重要なポイントです。

なかには、リフォーム工事の受注や提携先のリフォーム会社への斡旋を前提として、格安でホームインスペクションを提供している会社もあります。このような場合、指摘内容が工事の受注につながるため、ホームインスペクションの結果に第三者としての中立性が十分に確保されているとは言い切れません。

ホームインスペクションは、住宅の状態を客観的に把握することが目的の一つのため、売買や工事の利害関係を持たない第三者の立場で、調査しているかどうかも確認しましょう。

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【事例あり】ホームインスペクションで発見された不具合

ここからは、さくら事務所のホームインスペクションで実際に発見された、高額修繕(数百万円~1,000万円超え)のリスクがある不具合を5つ紹介します。

  1. 外壁のチョーキング現象
  2. 雨漏り
  3. 断熱材の施工不良による結露
  4. 床の傾き
  5. シロアリ被害

順に見ていきましょう。

1.外壁のチョーキング現象

外壁 チョーキング現象

チョーキング現象とは、塗膜が紫外線や雨風によって劣化し、外壁表面を触ると白い粉が付着する現象です。

チョーキング現象が生じているからといって、すぐに雨漏りに発展するわけではありません。しかし、塗膜の防水性能が低下し始めているサインの一つであり、外壁塗装を検討する時期の目安となります。

35坪程度の戸建ての場合、外壁塗装の費用は150万前後が相場です。外壁塗装が直近で必要になることを把握していないと、購入後の思わぬ出費に資金計画がくるってしまったり、塗装のタイミングを逃して雨漏りに発展してしまったりするリスクがあります。

2.雨漏り

雨漏り

上の写真の壁にあるシミのようなものは、雨漏りです。雨漏りといえば、天井から水が落ちてくる様子を想像するかもしれませんが、壁や窓周り、ベランダから雨水が浸入してくるケースのほうが実は多く見られます。

中古住宅の場合は、家具や荷物で隠れた場所に雨漏りの跡があり、売主も把握していないケースが少なくありません。

雨漏りは時間が経つほど被害が拡大します。柱や梁といった構造材が腐ってしまうと、周辺の壁を一旦壊して入れ替えるなど大がかりな工事が必要となります。過去には1,000万円を超える費用がかかった事例もありました。

構造材まで被害が及ばず、外壁や開口部(窓などとの取り合い)の修理で済む場合でも、修理費用は100~200万円程度かかることがあります。

3.断熱材の施工不良による結露

サーモグラフィー

上記の写真は、サーモグラフィーカメラで撮影された、中古一戸建ての天井部分です。カメラ画像から照明器具の周辺や壁と天井の取り合い付近の温度が、他と比べて低くなっていることが分かります。

注意点として、サーモグラフィーカメラでは、温度差が生じている原因までは特定できないため、原因を追究するには目視や含水率計などの機材を用いた調査が必要です。

カメラ画像を基に調査した結果、本事例では、断熱材の施工不良による結露が発生していたことがわかりました。

天井裏や壁の内部で結露が繰り返されると、柱や梁といった重要な構造材の腐食につながり、になる可能性があります。雨漏りと同様に大規模な工事が必要

また、結露した場所にカビが発生すると、アレルギーなどの健康被害を招く恐れもあるため、見逃せない不具合です。

4.床の傾き

床 傾き

上記の写真は、レーザー墨出し器と呼ばれる専用機材で床の傾きを計測している様子です。

一般的な基準として、中古住宅では1000分の6(1mで6mm)、新築住宅では1000分の3(1mで3mm)傾いていると、構造的な問題を抱えている可能性があると判断されます。

傾きの原因は、施工不良や地盤沈下、シロアリ被害による構造材の腐朽などです。地盤沈下が原因の場合は、地面に穴をあけて基礎を下から支える、ジャッキアップなどの大規模な工事が必要となることがあり、数百万円~1,000万円ほどの費用がかかります。

5.シロアリ被害

シロアリ被害

上記の写真は、床下への進入調査で発覚した、柱のシロアリ被害です。シロアリ被害に遭うと、部分的な補修でも数十万円、柱に空洞がある状態になっている場合は、数百万円の修理費用がかかることがあります。

在来種(ヤマトシロアリなど)の活動領域は、床下中心です。しかし、外来種やイエシロアリは、床下にとどまらず、2階や屋根裏まで到達し、最悪の場合は、建て替えが必要なほど甚大な被害をもたらします。

今回、紹介したような不具合があることを知らずに、売買契約を締結したり、引き渡しを受けたりしてしまうと、不具合を発見した時期や契約内容によっては、すべて自己負担で修理しなければいけない可能性があります。

ホームインスペクションの費用は、床下や屋根裏の調査を含めても税別12万円前後(さくら事務所の場合)です。一方で、購入後に発覚すると、数百万円、ときには1,000万円近い修繕費が必要になる不具合を事前に発見できる可能性があります。

そのため、わずかな調査費用の差だけで依頼先を選ぶのではなく、調査の質や第三者性、実績などを踏まえて信頼できる会社を選ぶことが重要です。

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住宅の状態と費用の目安
プロが診断します。
  • お急ぎの調査にも対応

【中古住宅向け】各種制度に関する審査や証明書発行の費用

中古住宅では、ホームインスペクションと合わせて、以下の各種制度に関する審査や証明書の発行などを依頼できる会社もあります。

  • 「一戸建て瑕疵保険付き中古住宅保証」~購入した中古戸建ての引き渡し後、雨漏りなどの構造的な不具合が見つかった際に、補修費用などの一部をカバーする保険
  • 「フラット35(中古購入)適合証明」~住宅金融支援機構の長期固定金利ローン「フラット35」を利用する際、物件が機構の定める技術基準に適合しているかを証明するための審査
  • 「耐震診断・耐震基準適合証明書」~旧耐震基準の住宅の耐震性能を調査し、現行の耐震基準への適合を証明するためのサービスで、地震による倒壊リスクの把握に加え、住宅ローン控除などの税制優遇を受ける目的でも利用される

それぞれの費用相場は以下のとおりです。

各種制度に関する審査や証明書一般的な相場※単独一般的な相場※オプションさくら事務所(税別)※オプション
一戸建て瑕疵保険付き中古住宅保証現場検査:5~8万円
保証:4~10万円※期間・面積などで異なる
現場検査:0~2万円保証:4~10万円※期間・面積などで異なる現場検査:0円保証:6.8万円~
フラット35(中古購入)適合証明証明証発行審査:3~6万円
証明書:1~3万円
審査:0~2万円証明書:1~2.5万円審査:0円※旧耐震は1万円証明書:2.2万円
耐震診断耐震基準適合証明発行耐震診断:10~15万円
証明書:2~5万円
耐震診断:4~6万円証明書:1.5~3万円耐震診断:3万円証明書:1.5万円
※一般的な相場は弊社調べ

上記の3つは、ホームインスペクションと同じ会社に依頼すると、現地調査が一度で済むなどの理由から、単独で別の会社に依頼するよりも、数万円単位で費用を抑えられます。

ただし、対応していない会社もあるため、希望する方は事前に調べておきましょう。

ホームインスペクションの費用は誰が払う?

ホームインスペクションの費用負担について、法律上の明確な決まりはありません。原則は「調査を依頼した側(主体となった側)」が負担することになります。

しかし「誰が費用を払うか」によって、調査の目的や得られる安心の度合いが大きく異なるため、下記で詳しく紹介します。

買主が費用を負担

さくら事務所のホームインスペクションのご依頼主様で、約8〜9割を占めるのが「買主」です。 

買主が自ら費用を払う最大のメリットは「完全な第三者性」「自分(買主)の視点で調査してくれる安心感」です。買主自身が、信頼のおけるホームインスペクション会社を選べるため、売主や仲介会社に忖度のない客観的で厳しいチェックが可能になります。

本来、ホームインスペクションは「買主が将来にわたる安心と納得を得るための制度」であるべきです。床下や屋根裏など目に見えないリスクや将来の修繕コストまで見据えた価値のある調査にするためには、買主側が主体となり信頼できる第三者に依頼することが重要になります。

売主が費用を負担

売主が費用を負担し、建物調査を実施したうえで売りに出すケースもあります。

売主が費用を負担する目的は、建物に問題がないことを証明して買い手を安心させることです。また、引き渡し後のトラブルリスクを軽減する目的もあります。

売主が費用を負担する調査の多くは、国が定めた最低限の調査である「建物状況調査(インスペクション)」です。2024年4月の標準媒介契約約款の改正により「不動産会社が建物状況調査のあっせんを行わない場合、その理由を書面に明記すること」が義務付けられたことがその要因として考えられます。

しかし、建物状況調査は、あくまでも最低限の調査であり、ホームインスペクションよりも調査範囲が限定的です。スムーズな売却を目的とした売主のための調査という側面が強いため、買主が本当に必要な情報までは網羅されていないケースもある点に注意しましょう。

建物状況調査とホームインスペクションの違いは、下記記事で解説しているため参考にしてください。

建物調査とは?必要なタイミングや費用相場、依頼先の選び方を解説

買主と売主で折半

ホームインスペクションの費用は、売主・買主のどちらが負担しても構いません。両者で折半する方法もあり、負担割合にも決まりはないため、仲介会社を介して相談し、双方が納得できる形で決めましょう。

仲介会社が負担

仲介会社が費用を負担し、売主・買主への無料特典としているケースもあります。買主や売主は自己負担がなくなるため、一見お得に感じられますが注意が必要です。

仲介会社が費用を負担する場合、その多くは、仲介会社が提携する会社が建物を調査します。仲介会社の目的は「売買契約を成立させること」です。そのため、仲介会社から仕事を受注した調査会社は、契約の妨げになる厳しい指摘を出しにくくなるなど、第三者性が確保されにくい構造的なリスクが懸念されます。

利害関係のない第三者による中立な調査結果やアドバイスを求めるためには、買主自身が独立した第三者機関を選ぶのが理想です。

ホームインスペクションに関するよくある質問(FAQ)

ホームインスペクションに関するよくある質問をまとめました。

Q:築年数や規模でホームインスペクションの費用は変わる?

A: 提供する会社によって異なります。

さくら事務所のホームインスペクションは、築年数で料金が変わることはありません。面積など他の条件が追加された場合は、必ず事前にお見積りいたしますので、ご安心ください。

Q:ホームインスペクション費用は値下げ交渉できる?

A: できる可能性もありますがおすすめしません。

会社によっては、ホームインスペクションの値下げ交渉が成功するケースもあるかもしれません。しかし値下げに応じる代わりに、調査項目や時間を減らすなど、調査のクオリティを下げざるを得なくなる可能性もあります。

さくら事務所は、原則として値下げ対応は行っていません。その代わり、調査の品質を維持するための適正な価格設定を徹底しています。

Q:ホームインスペクションを実施するタイミングは?

A:理想は「申し込み後~契約前」です。

「申し込み後~契約前」でホームインスペクションを依頼すると、売主への補修交渉や価格交渉、購入を検討する際の判断材料になります。

ただし、契約前に間に合わなくても、手遅れではありません。契約後だからこそ得られるホームインスペクションのメリットもあるため、まずは相談してみましょう。

ホームインスペクションを実施するタイミングについては、下記記事で詳しく解説しているため参考にしてください。

契約前にホームインスペクションできない!対処法や契約後に行うメリットとは

累計実績8万組超え|ホームインスペクションはさくら事務所にお任せ

さくら事務所は、1999年に日本で初めて個人向け不動産コンサルティングをスタートして以来、不動産会社や工事会社と利害関係を一切持たない第三者の立場を貫いています。そのため、住宅購入や住まいに関する判断において、中立・公正なアドバイスを受けられる点が大きな強みです。

また、ホームインスペクション業界で唯一(2026年6月時点)、品質管理の仕組みが国際基準を満たしていることを示す、品質マネジメントの国際規格ISO9001認証を取得しています。

さらに、年間5,500件以上、累計8万組以上(2026年8月時点)の豊富な実績を基に、単なる調査にとどまらない、長期的な資産価値やリスク回避まで踏み込んだアドバイスが可能です。

加えて、調査後も半永久的に相談できる「永年アフターフォロー」を提供しており、住まいのかかりつけ医として長期的な安心を支えています。

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