人気急上昇の中古マンションは、建物や管理の状況に注意が必要
中古マンションは新築と比較して立地や価格面に魅力があり、近年人気が急上昇しています。
一方で、築年数が経過している分、建物や管理の状況が不透明になっているケースもあり、不安を感じて購入をためらう方も。
しかし、見極めるポイントを押さえておけば、条件面からみてお得な物件を購入し、内装も自分好みのリフォームを施せば、魅力的なマイホームを手に入れることができるでしょう。
物件見学ではココをみろ!管理状況をチェックする簡単な方法
マンションをお探しの方であれば、一度は目にする「マンションは管理を買え」というフレーズ。では管理状況はどのように調べるのでしょうか。
それは、まず、物件見学のとき『駐輪場』『掲示板』『ゴミ置き場』を見ることです。
整理整頓されていなかったり、過去の掲示物が貼られたままだったり、ルールが守られていなかったりする場合は注意が必要。
管 理会社の管理が行き届いておらず、かつ管理組合もそれに対して対策を講じていない恐れがあります。中古マンションは新築と違い、共用部分などマンションな らではの管理状況がわかることがメリットの一つでもあります。物件見学では、お部屋の中をだけチェックするのではなく、ゴミ捨て場や駐輪場、駐車場などの 共用スペースもチェックするようにしましょう。
管理組合の活動状況を知ることができる書類6選
管理状況をより把握するには、
(1)重要事項報告書
(2)管理規約および使用細則
(3)定期総会議案書
(4)定期総会議事録
(5)理事会議事録
(6)長期修繕計画(案)
を取得してください。
これらを確認すると、そのマンションの管理組合が直近で抱えている課題や将来の方向性をよりリアルに読み取ることができます。
リフォームに向けて物件見学でチェックすること
リフォームを前提に中古マンションを探している方も多くいるかと思います。希望のリフォームの実現に向けて建物面での制約はないか、物件見学のときにある程度確認しておくべきでしょう。
図面を片手に、壊せる壁かどうか、天井の実質的な高さ、ブレーカー容量などを実際の物件を見ながらチェックしてください。
見学時にみておくポイントはたくさんあり、ご自身でマンションの状態を判断できると、後々のトラブルを未然に防ぐことにつながります。