見えない箇所こそ重要!新築マンション内覧会のポイント

  • Update: 2015-09-29
見えない箇所こそ重要!新築マンション内覧会のポイント
※戸建の内覧会(注文・建売)に関してはこちらをご覧ください。

表面だけにとらわれてはいけない

新築マンション引渡し直前に行なわれる「内覧会」では、壁紙やフローリングといった表面的なキズ・汚れの指摘に終始してしまいがち。
もちろん表面部分もチェックしておきたいですが、と同時に「見えない箇所」も重要なのです。

目に見えないところが実は重要・・・

キッチンや洗面台、トイレなど、水が出るところの「通水確認」をしましょう。
「通水確認」とは、流した水が水漏れすることなく排水されているかどうか?を確認すること。
給排水管は、日頃目にすることのない壁の中や床下に隠れており、水漏れは見えないところで起きている可能性があるからです。

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このように、ただ近くにある点検口を開け、内部の排水管の状態を確認することで意外と簡単に見付けられるのです。

換気設備の確認方法

設備機器のひとつである「換気設備」が、しっかり機能しているかどうか確認する方法をご説明します。
このとき、スイッチを入れて「ブーン」と音がしただけで「よし、正常に機能してるな!」と満足してはダメ。
換気扇の役割は汚い空気をきちんと吸い込むこと。
ですから、本当に空気を吸い込んでいるかどうかを調べてみないと、確認したことにならないのです。
下記の4ステップに従って確認してみましょう!

(ちなみに、たまに見かける不具合として、「ブーン」と音がしているのに、汚い空気を吸い込むどころか反対に空気を吐き出している……なんてことがあります。)

【確認方法】

① レンジフード内の蓋を開いてみる

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② 蓋を開くとこのような網状のパネルが見えるので、換気扇のスイッチを入れ、A4程度の紙を当ててみる

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③ 少しすると換気扇が勢いよく空気を吸い込むので、紙がパネルにへばりつく

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④ スイッチを切るとこの紙が落ちてくるので、これで空気をしっかり吸い込んでいることが確認できる

以上をもって、換気扇が空気をしっかり吸い込んでいることが確認できました。
その次は、吸い込んだ空気がしっかり外部に排気されているかどうかも確認しなければなりません。
そこで、共用廊下やバルコニーに出て、外部に設置された排気口から空気がしっかり排気されているかどうかを確認してみましょう!

しっかりと自分の目で内部までチェック!

いかがでしたか?
新築マンションの内覧会では、しっかり水が出るか確認すると同時に、見えないところで水漏れがすでに起きていないかも確認することが大切なのです。
給排水管が隠れている部分には、日頃の点検やメンテナンスを考慮し点検口が設けられている場合が多いので、新築マンションの内覧会時にはあらかじめ点検口を開けておいてもらい、場所を確認しておくこともポイント

そして、換気設備の確認はただスイッチを入れるだけではなく、汚い空気をしっかり吸い込み、しっかり外部に排気されているかどうかまで確認することでしっかり機能していることが分かります。

内覧会のときには、ぜひ普段隠れている箇所のチェックを試してみてください!