新築だから大丈夫?建売戸建で後悔しない!契約から引渡しまでのチェックポイント

  • Update: 2019-02-18
新築だから大丈夫?建売戸建で後悔しない!契約から引渡しまでのチェックポイント

一戸建て…特に建物が完成済みでいつでも入居できる建売住宅は、不動産会社や工務店の決算シーズンということもあり、毎年2月・3月に販売活動が盛んになります。購入するファミリーの皆さまにとってもお子様の入学・転校のタイミングも良く、3月末引っ越しはありがたいもの。年度初めから新居で生活できるのは嬉しい半面、疑問や不安もお耳にします

「3月末までの引渡しなら大幅値引きすると言われた。品質は大丈夫?」
「大きな買い物なのに、こんなに大急ぎで契約や引渡しが進んで不安」など。
こうした疑問にお応えして、新築建売戸建の見学・契約・引き渡しのスケジュールがタイトになるときの注意点をご紹介します。

新築・建売戸建 契約前のチェックポイント

急かされても慌てて契約しないこと

特に年度末は「他のお客さんに取られるので、早く契約してほしい」と営業担当者に言われることが多いもの。確かに建物はひとつしかないので、他の検討者がいれば急がなくてはいけません。

ただここで注意したいのが、不動産購入はいきなり「契約書に署名・押印」するわけではないということ。必ず「申込み」「手付金支払」「重要事項説明」「売買契約締結」というステップがあり、引き返すのにペナルティが発生するのは「売買契約締結」からです。

「慌てて契約し、後悔している」という方には、「売買契約書の署名押印を急がないと他人にすぐ取られてしまう」と迫られた方もいるようですが、申込書を提出し、手付金を支払った段階で申し込みは法的にもしっかり確立されます。契約締結前でも容易に人に取られることはありません。

いたずらに契約日を延ばす必要はなく、ご自身が納得できればすぐに契約しても構いませんが、「もちろん購入する意思はしっかりあるが、あまりに不動産会社側のペースで言うがままに進めることが不安」という場合は、営業担当者に申込書提出、手付金振込などを順次進めたいと伝えましょう。

なお、住宅ローンを利用する方は契約前に「事前審査」を受けておくのが原則です。契約後にローンが使えないとなれば契約解除になってしまうからです。

安心・ベストはホームインスペクション

もし申し込みから契約締結までに「数日~1週間程度」の時間が取れるようなら、その間にホームインスペクション(住宅診断)を入れると安心です。契約前に建築士であるホームインスペクター(住宅診断士)から建物の施工状態を客観的に説明してもらえるため、納得して契約に進める上に、もし直してもらうべき施工不良があれば、売主にどういった対応をしてもらえるか確認のうえで契約することができます。

後に紹介する「内覧会立会い・同行」のステップを前倒しできることもあり、スケジュールが組みやすくなります。

新築・建売戸建 契約後のチェックポイント

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引渡し前に建物をしっかりと調べる

売主によっては内覧会(竣工検査・完成検査)という、契約者が建物の仕上がりをチェックできる会を設ける場合はありますが、「設備機器の説明」「引き渡し前の最終見学」程度の見学会で終わってしまう物件も少なくありません。

いずれの場合でも、必ず「適切な施工がなされているか」を契約者としてしっかり調べることをお勧めします。

このとき大事なのは、生活空間から見えづらい床下や天井裏といった表層ではわからない空間。新築建売住宅は、引き渡し後2年は一定程度のアフターサービス保証があるため直してもらえるものも多いのですが、床下や天井裏といった隠蔽部の不具合はなかなか居住者も気づけず、「知らぬ間に保証期間を過ぎていて・・・後悔している」という声も聞かれます。

これらの隠蔽空間で見つかる施工不良は「構造材の施工間違い」「断熱材取付忘れ」「配管の水漏れ」といった、耐震性低下やカビやシロアリを発生させるトラブルが多いことから、注意が必要です。

こうした空間は、建築知識がないと見ただけでは施工不良に気づけませんので、内覧会(竣工検査・完成検査)立会い・同行などを利用してホームインスペクター(住宅診断士)にチェックを依頼されることを強くお勧めしています。

新築・建売戸建 引渡し時のチェックポイント

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書類をしっかりチェック!

内覧会で見つかった施工不具合などの工事完了状況を必ず確認してから引渡しを受けます。このとき、補修が引き渡しまでに終わっていなければ、それらがいつまでに終了予定なのか、工事会社や販売会社に書面を作成してもらいます。
そのほか「建物や設備機器の保証書」「設備機器の取扱説明書」「建築確認関連書類」、あれば「住宅性能評価書(設計・建設)」なども受け取って、内容を確認しましょう。

見学から引渡しまでが大急ぎになりやすい建売住宅の契約は、タイミングごとの注意点をしっかりチェックして、のちのち後悔することがないようにしましょう。